フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

フィリピンディバ

2024-09-13 | フィリピン

フィリピンにおける「フィリピン時間」とは何を意味するのか?

なぜ多くの外国人がフィリピン国内でビジネスをしたり、観光をした場合この現象に不満を言うのか?

誰かと特定の場所と時間に会う約束をし、時間前に到着するために特別な努力をしたのに、約束した人が遅れていることに気づくことが何度もあります。

メッセージで「 on the way」あるいは短縮し「OTW」などと知らせてくる。しかも約束時間を過ぎてからが多い。

相手が向かっていることが確認され、新しい到着予定時刻は漠然とした推定値にすぎず、変更される可能性が高い。

午後 3 時に会う約束をした場合、相手が向かっていて午後 3 時 15 分までに到着するというメッセージ、次に午後 3 時 30 分に到着するというメッセージ、最後に午後 4 時に到着するというメッセージが届くことも多々ある。

「フィリピン時間」とは、遅刻や約束の時間に遅れることを意味するために、フィリピン人や外国人が同様に例える。

思うには、スペイン人植民者の貴族的影響によるもので、植民者は、女性に化粧をしすぎたり、あらゆる種類の虚栄心の強い製品を塗ったりするなど、ほとんどの時間を無意味なことに費やし、男性はお祭り騒ぎや酒飲み、ギャンブルに多くの時間を費やしていたと言われる。フィリピン人は植民者のこのような態度にならされていたため、その過程で徐々に適応し、かなり長い間それに慣れてしまったのか。

このような無意味なことをしていると、価値のある約束や会議に使うべき時間のほとんどが無駄になります。全てが真実ではありません。

しかし、工場に勤務する工員、特に派遣で勤務する工員はその多くが勤務先へ最低でも30分あるいは1時間前くらいに職場へ到着していることが多い。また、フィリピンの田舎に行くと、漁師や農民が職場の多くの用事を終わらせるために午前4時という早い時間に起きていることが分かる。

フィリピンは新興工業国なので、ほとんどのフィリピン人は分単位、秒単位の時間計算にそして得る収入がある場合、特に派遣工の場合は解雇を恐れ勤怠はある程度しっかりしている。しかし、正社員になったとたん、だらしなくなる傾向が強い。また、業務ではなく休日の約束、第三次サービス業従事者、特にカラオケなどの女性の場合、異常と言えるほど時間にルーズな面が多くみられる。それがフィリピン人に偏見がつきまとう理由とも言える。ただし、大いにそのような傾向が見受けられるだけで、全てのフィリピン人がというわけではない。

フィリピンの公共交通機関は、決まったスケジュール通りに運行されていないことが多い。バスは午後2時に出発する予定であっても、十分な乗客が乗車するまで停車することが多く、午後2時半まで出発しないこともある。道路によってはひどい渋滞が発生する場合があり、運が良ければ5km を30分で移動できるかもしれないが、別の日には同じ移動に 60分以上かかることもあり、公共交通機関に関しては全く時間が読めないこともある。

同じことがローカルのイベントやショーにも当てはまり、開始時間が遅れることが多い。

フィリピン時間はどのように対応するのか?

誰かとコーヒーショップで待ち合わせる予定があるときは、時間通りに到着することは稀である。そして多くの遅延理由は「トラフィック」で済まされてしまう。

コントのような話であるが、カラオケのおねーさんと午後2時に同伴約束をした。

コーヒーショップで待てど暮らせどこない。溜まりかねて電話をする。「 OTW今ジープで向かっている」などの返事が送信後しばらくしてから返信されて来る。

対応策は、午前中の約束は極力さけ、午後にする。

午後2時にあう場合。約束時間を1時にする。プラス食事を餌に約束時間を設ける。1時半から2時には来ることが多い。なかには、約束時間の2時に起床した。これからシャワーして向かう。などと冗談はいい加減にして下さい。と言いたくなることも多々ある。

但し、ビジネスでの打ち合わせなどの場合には比較的到着遅延は、途中で雨が降らない限り大幅に遅れることは少ない。

飛行機に乗るなど、重要な用事でどこかに行かなければならない場合は、予定より少なくとも 3 時間早く出発し、空港にも早めに到着する。どれだけ早く到着しても、チェックインの時間が異常に長いのと、見越した客がすでに長い列ができていることが多く、集合時間より早すぎることが多い。

フィリピン時間は、決められた時間に会うことに慣れている外国人にとってはイライラするかもしれない。しかし、時間が経てば慣れてきて、30分遅れて到着した人は遅刻とはみなされなくなることもある。

 

長年の経験から、約束する相手へ30分以上遅れてきた場合、約束は放棄、帰社あるいは帰宅する。と前もって相手へ伝えておくと遅延率が少ない。

フィリピン人と約束する場合。時間を守らない相手を信用しないことです。時間に厳しいと言われようが、時間厳守を徹底させることです。時間を守らなければ待つこともないので、約速を取り消すくらいの心構えが必要です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 台風13号沖縄へ | トップ | マニラの市町村の歴史31 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フィリピン」カテゴリの最新記事