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ルンピア いろいろ

2024-04-04 | フィリピン

ルンピア

ルンピアはフィリピン料理の春巻き。フィリピンの人気料理で、お祝い事や集まり、家族団らんの席で前菜として出されることが多い。

ルンピアは、中国の春巻きから派生した料理で、原産地は中国の福建省だが、中国の貿易商によって東南アジアに持ち込まれたのは、

7~13世紀のスリヴィジャヤ帝国時代、後の13~16世紀のマジャパヒト帝国時代だといわれる。

改良を加えながらフィリピンの伝統料理となった。

現在では、ヨーロッパのルンピア、インドネシアのルンピア、ベトナムのルンピアなど、世界中にいくつかの種類がある。

ルンピアがこれほど広く普及していることから、料理にもいくつかの種類がある。

但し、ルンピアに共通する材料がある。国の違いこそあれ、ルンピアは小麦粉か米でできた皮に肉や野菜を詰め、卵でとじたものだ。

ルンピアを揚げるのが一般的だが、生のまま出されることもある。

ルンピアに使われる肉は牛肉と豚肉が一般的だが、肉を一切使わないベジタリアンメニューもある。

フィリピンのルンピアは、薄い紙のような生地に様々な具材を詰めて作る。

ルンピアン・サリワ(Lumpiang sariwa)と呼ばれる生食用も人気だが、通常は揚げて食べる。

ルンピアン・サリワは文字通り「新鮮なルンピア」という意味で、台湾、マレーシア、タイ、シンガポールなど多くのアジア諸国で

人気を博している福建・東南アジア風ルンピアとよく似ている。

ルンピアはフィリピン全土で人気があり、さまざまな形態がある。

ルンピアン上海は最も一般的なもののひとつだ。豚ひき肉、タマネギ、ニンジン、レーズン、その他の野菜を炒めたものが入っているのが一般的だ。

名前とは裏腹に、上海や中国のどこが発祥の地というわけではない。

ルンピアはほとんど何でも作ることができ、たいていは主な具材の名前を取る。

フィリピンのルンピアで最もポピュラーなものには、ルンピアン・ウボッド(ヤシの心臓)、ルンピアン・ティナパ(魚の燻製)、

ルンピアン・トゲ(もやし)、ルンピアン・グライ(野菜巻)などが一般的である。

フィリピンの飲食店では、チーズ入りのルンピアや、長いピーマンを詰めたルンピアもよく見かける。

チーズ入りのルンピアは通常「チーズスティック」と呼ばれ、ピーマン入りのルンピアは「ダイナマイト」と呼ばれる。

何であろうと、揚げたフィリピンのルンピアには酢ベースのソースまたはバナナ・ケチャップが添えられるのが普通だ。

ルンピャン・ダイナマイト

長い青唐辛子の中に好みの具が詰める。角切り肉やマグロのぶつ切りでもいい。一番シンプルでおいしいのはスライスチーズ。

なぜダイナマイトなのか?唐辛子だから、口の中でダイナマイトが爆発するようなものだ。種を取り除かなければ、文字通り爆発する。

トゥロン

トゥロンはルンピアのデザート版。スペインのお菓子トゥロンに由来する。

ルンピアの皮に包まれているのは、サバという名のバナナ。サバは熟しているほどおいしい。

揚げる前の皮の内側と外側の両方には、三温糖がまぶされる。ジャックフルーツを加えると風味が増す。

最近では、ムラサキイモやウベのジャム、ピーナッツとチョコレートを混ぜたものもある。

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