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フィリピン通貨 黙示録ー8

2005-12-17 | フィリピン
100ペソ札

最近ARROYOのY部分がVにミスプリントされた札。現政権への皮肉なのかな?
発行された紙幣を探していますが、現在のところ入手できず。

表面の肖像 第三共和制の大統領マニュエル・ロハス Manuel A. Roxas
(1892-1948)。日本敗戦を受け1946年7月4日フィリピンはアメリカから独立し、その最初の大統領を務めたのがロハス。表面には、アメリカ国旗とフィリピン国旗が描かれ、裏面は、フィリピン中央銀行の建物。1997年新札発行

マニュエル・ロハス

第5代大統領。コモンウェルス(独立準備政府)最後の大統領および第3次共和国初代大統領。 1892年1月1日カピス市(戦後ロハス市に改名)生まれ。1913年フィリピン大学法学部卒業。 トップの成績で司法試験に合格してフィリピン法科大学の教授となり、後に最高裁判所長官秘書官となる。 1917年故郷のパナイ島カピス市の市会議員として政界入り、1919年から1921年までカピス州知事を務める。1932年に下院に当選、11年間下院議長を務める。ラウレルの親日政府では日本軍の穀物調達を担当したが、裏で米国とつながっていたともいわれる。 1946年、オスメニャとの対立から国民党を離脱して自由党を結成、コモンウェルス最後の大統領に選出される。同年7月4日の独立宣言、第3次共和国成立時の初代大統領に就任した。 4億ドル以上の復興基金を米政府から得る一方、23カ所の米軍基地を99年間貸与する軍事基地協定、米国人の内国民待遇や28年間の特恵関税などが定められたベル通商法などを結び米政府の強い影響下にあった。また、対日協力者に恩赦を出す一方、共産党の影響下にあったフクバラハップ(フク団、旧抗日人民軍、当時人民解放軍)を非合法化して対決色を強める。 1948年4月15日、クラーク基地で演説中に心臓マヒのため急逝、任期を全うすることはできなかった。

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2 コメント

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ロハスかぁ~ (Cavite)
2005-12-18 02:41:49
彼こそ典型的な比人、比人中の比人である。究極のマヌーバーとでも言おうか。



大戦中、米比軍少佐としてマッカーサと比島コモンウエルス政府の連絡役を務めていたロハス。ミンダナオで日本軍の捕虜となったロハス。



彼の任務は明らかである。マッカーサ撤退後の比島で反日ゲリラ闘争を組織すること。



当然彼を処刑することが日本軍の課題に登るが、その直前、大統領代理ホセ・サントスを処刑したことによる比島民衆の反感が日本軍の反省として残っていた。



ロハスは処刑を免れる。生き延びたロハスは、いかに高く自分を日本に売ることが出来るかを考え始める。それと同時に、米国とのパイプを繋いで置くことも。



ケソンが去った後、ラウエル、アキノと並んで比島政界の若手三羽烏とも目されていた彼の去就はある意味、興味の的であった。ロハスはそれを良く知っている。



病気と称して政界復帰を拒み続けたロハスだが、1943年(昭和18年)6月、新フィリピン奉仕団(カリバピ)全国大会に突然姿を表す、比島独立準備委員の一員として。



米軍が比島を奪還すれば、糾弾されるに決まっているから日本軍政には協力したくない、だけどそれを言明すれば日本軍に殺されるかもしれない、だから病気と称して隠遁生活を装っていた。



だけど比島政界にも未練がある、いま現在日本に協力すればあれこれ旨みもある。そうだ! 日本に協力する振りをしてラウレル親日政権に潜り込もう、そこで得られた情報をマッカーサに売り込もう、これで日本、米国どっちに転んでも俺の身は安泰だ。



小賢しい比人の考えそうなことである。要するにスパイである。そんな自分の行動を恬として恥じないロハスはせっせせっせと知り得た情報をマッカーサへ送り続ける。



その情報を基にしてマッカーサが比島奪還作戦を推進したのは周知の通り。その功が認められてロハスは戦後初の大統領となる、めでたし、めでたし。



比島の醜悪な歴史をまたも飾ったロハス、小賢しくてこずるくて、その場限りが得意という典型的な比人ロハス。戦後の独立比島の初代大統領がこの男、ロハスであったということが、いかにも比島の今日を象徴している。



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Unknown (PP)
2005-12-19 15:07:09
毎回ホローを賜り有難うございます。おっしゃるとおりのロハスです。表部分へのアメリカの国旗。ふざけた紙幣でもあります。この国は単なるコバンザメ国家みたいで、こっちが駄目なら叉違うほうへ。最近は、中国かと思いきや韓国だったり。金を貸してくれる国であればブッシュが何と言おうと、日本からの円借款が90%削減されようが一向に気にしないで銭を貸してくれる国へ尻尾を振るんですね。
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