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アニメ雑感

2006-03-15 04:50:18 | アニメ

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の総集編DVDが発売される事はどこぞのDVD予約ランキングの上位に挙がっていたので知っていたのですが、他の方の記事を読んでみるとどうやらテレビで放送されるらしい。
さらに監督はこれでリベンジしたいともおっしゃってるらしい。
呆れると同時に私が感じたのは、「この人は、アニメの作り手ではなくそのアニメ作品から派生する色々な商品の宣伝マンにすぎないのでは?」という事。
そんな人がこれから売ろうとする商品にマイナスとなる様な事を言うはずがありません。
この作品についての私の感想は、「おっ!」と思わせる場面もありましたが全体的な評価としては良作であったとは残念ながら言い難いです。
逆に話の本筋が見えず、キャラやMSの戦闘といった場面の一部しか印象に残っていないので商品の宣伝の為の作品としか思えないのかもしれません。
アニメを製作していく上で資金が必要です。
その資金を出してくれるのがスポンサー。
スポンサーもタダで資金提供するわけではなく、商品を売って利益を出したい。
その為に商品が売れるように作品の中で効果的な宣伝をしなければならない。
そんな事は、十分承知しています。
でもそういった制約を受けながらも私達に何かを訴えかけてきてくれた作品があったわけで、ましてやガンダムという一時代を築き上げた作品の名を冠しておいてこれはないだろうという思いがあります。
別に昔懐かしの「テーマは愛です」とか「戦争は悪い事です。やめましょう。」といったお題目を並べて作れと言っている訳ではなく、あちらこちらにブレる事なく監督が最初に描きたかったものをストレートに表現して欲しかったです。
それとも私のようなアニメの見方は、もう古いのでしょうか。
オタクの琴線に触れる何かをひとつでも提供出来れば成り立つ物になったのでしょうか。
そうであるのなら、かくいう私も関連の商品を購入してそういった作品が成り立つ一翼を担ってしまっている事になりますね。
残念な事に。