
(左:カムデンモデル 右:シアトルモデル)
MOSS TENTのアンコール(Encore)というモデル。メッシュスクリーンが両側面、Vesica piscis(ベシカペシス)と呼ばれる円弧から成る優雅な形状をした天上部、背面、そして入り口にあり、暑く湿気を帯びた季節に最適なモデルではないでしょうか。ベシカペシスを配するところは同社の有名なスターゲイザーと同じで、一見、それの大きいバージョンに見えないわけでもないですが、スターゲイザーには両側面のメッシュが無く、換気性能はアンコールが勝っています。

当方は、こちらシアトルモデルを常宿として使用しているのですが、陰干しを兼ねて久々にカムデンモデルをたててみることにしました。

ちなみにシアトル、カムデンともに、今では貴重なMade in USAです。

こちらカムデンモデルのベシカペシスとよばれる天窓からの眺め。幕内で寝転びながら雲の動きを見てると飽きないですね。メッシュスクリーンに囲まれた空間は大人が普通にたってられる高さがあり、非常に快適です。
カタログ値には外寸高さ6.1フィート(約186センチ)、直接測ったわけではないですが、180センチくらいの身長の方でも頭が触れることなく立てると思います。

両サイドにあるメッシュスクリーンは広く、フライシートをしてもこのサイドメッシュを覆うことがないので、とても風通しがよく、梅雨~夏に快適なテント生活ができます。

左がカムデンモデル、右がシアトルモデルです。


でかいとはいえMHWスペースステーション(高さ3m)内では犬小屋のようです。カムデンモデル。

椛の湖オートキャンプ場にて、カムデンモデルとMSRボードルーム。ボードルームもモスの配色で出して欲しかった。

戸隠イースタンにて、カムデンパラウィング19ft越しに眺めるシアトルアンコール。

カタログにもあるようにパラウィング19ftとの相性は抜群ですね。これが一回り小さい12ftだと多分バランスが良くないかな。
余談になりますが、自分はこのアンコールを手にするまで、同社のオリンピックという背の低い山岳用のを長らく利用してきました。別にテント内で起立する必要なんかないやん! 寝るだけやし!と山屋的な頑固一徹だったわけです。
車に詰められる限りの品を持ち込んで巨大なロッジ型テントで不自由無く過ごしているオートキャンパーらを横目に、食料も道具もザックに背負えるだけの物しか持ち込まない、というところに美学を感じていたわけです。
しかしこのアンコールを手にして世界観が変わりました。無理することはない、のです。
これをきっかけに、一気にオートキャンプへとシフトしてゆくことになります。
その後、アンコール→パビリオン→スペースステーションへと装備が巨大化してゆく最初の一歩がこのアンコールでした。

両サイドにあるメッシュスクリーンは広く、フライシートをしてもこのサイドメッシュを覆うことがないので、とても風通しがよく、梅雨~夏に快適なテント生活ができます。

左がカムデンモデル、右がシアトルモデルです。
アンコールの快適さはこれまで窮屈な思いをしていた自分にはあまりにも衝撃的で、そうすると一生こいつを定宿にしようとスペアが欲しくなり2張揃えることになりました。こうゆう買い方はもうしてません。若気のいたりです。
写真ではわかり難いですが細部に目をやるとカムデンのほうが、プロダクトとして手間のかかった作りをしています。カムデンはポールスリーブがバーガンディ色が落ち着いた感じでいいですね。


シアトルのポールスリーブは朱色で、今っぽいといいますかスノーピークっぽい配色です。個人的にはカムデンのバーガンディ色が好み。

こちらはカムデンのフライ造形。美しい。。テント好きとしてはこの眺めだけで一杯やれます。テンションを調整すれば、しわなくビシンと張ることもできます。

シアトルの側面。こちらも捨て難いですが、カムデンよりややアンバランス。

カムデン側面、フライ無し。目にこれ以上優しないだろう落ち着いた配色。


シアトルのポールスリーブは朱色で、今っぽいといいますかスノーピークっぽい配色です。個人的にはカムデンのバーガンディ色が好み。

こちらはカムデンのフライ造形。美しい。。テント好きとしてはこの眺めだけで一杯やれます。テンションを調整すれば、しわなくビシンと張ることもできます。

シアトルの側面。こちらも捨て難いですが、カムデンよりややアンバランス。

カムデン側面、フライ無し。目にこれ以上優しないだろう落ち着いた配色。

カムデン。このビンテージモスの色合いが個人的にはグッときます。やっぱカムデンは美しい!

カムデン。正面。
横の張りとバランスがシアトルよりも自然な形状で絶妙です。

シアトル。正面。やや横につっぱったのがシアトルの特徴です。つっぱらさない張り方もできますが、そうすると横の張りにサイドポールによる角ができる。ほんとよく見ないとわからないくらい微妙な違いですが、カムデンと比較するとバランス的に見た目が劣るように思えます。

カムデンをフライ無しの状態で正面から。メッシュパネルを開けるジッパーが横方向と縦方向それぞれ1つずつ計2つになります。

シアトル。フライ無し。メッシュパネルを開けるジッパーは1つで一気に開けるようになってます。
これはコストを抑えるためでしょうか? それとも軽量化なのでしょうか。

シアトル、裏正面。三角形のメッシュウィンドウがあり、テント内側から閉じることが可能なところはカムデンと同じ。
ここから雨が入ってきた経験はありません。微妙に張り出して覆っているフライが効果的なんでしょうね。

フットプリント。見ておわかりいただけるように、フロアは長方形で場所選びが楽です。
思わず一畳六歩ですり足してしまいそうな縦横比率ですね。

軽井沢アウトサイドベースにて、シアトルモデル。こうして横のウィングを閉じてダラ~っとたてると、スターゲイザーに瓜二つ。
ただしアンコールのほうが圧倒的にでかい。

カムデン。正面。
横の張りとバランスがシアトルよりも自然な形状で絶妙です。

シアトル。正面。やや横につっぱったのがシアトルの特徴です。つっぱらさない張り方もできますが、そうすると横の張りにサイドポールによる角ができる。ほんとよく見ないとわからないくらい微妙な違いですが、カムデンと比較するとバランス的に見た目が劣るように思えます。

カムデンをフライ無しの状態で正面から。メッシュパネルを開けるジッパーが横方向と縦方向それぞれ1つずつ計2つになります。

シアトル。フライ無し。メッシュパネルを開けるジッパーは1つで一気に開けるようになってます。
これはコストを抑えるためでしょうか? それとも軽量化なのでしょうか。

シアトル、裏正面。三角形のメッシュウィンドウがあり、テント内側から閉じることが可能なところはカムデンと同じ。
ここから雨が入ってきた経験はありません。微妙に張り出して覆っているフライが効果的なんでしょうね。

フットプリント。見ておわかりいただけるように、フロアは長方形で場所選びが楽です。
思わず一畳六歩ですり足してしまいそうな縦横比率ですね。

軽井沢アウトサイドベースにて、シアトルモデル。こうして横のウィングを閉じてダラ~っとたてると、スターゲイザーに瓜二つ。
ただしアンコールのほうが圧倒的にでかい。

でかいとはいえMHWスペースステーション(高さ3m)内では犬小屋のようです。カムデンモデル。

椛の湖オートキャンプ場にて、カムデンモデルとMSRボードルーム。ボードルームもモスの配色で出して欲しかった。

戸隠イースタンにて、カムデンパラウィング19ft越しに眺めるシアトルアンコール。

カタログにもあるようにパラウィング19ftとの相性は抜群ですね。これが一回り小さい12ftだと多分バランスが良くないかな。

アンコールとパラ19ftのある風景

更に先ほどのサイトを遠景にしてMSRパビリオンと。

モスのアイデンティティを継承したMSRですが、このパビリオンにいたってはどの辺も直線的でモスに見られるような曲線美というのは感じられません。これも時代による好み流行りに対応した変化なのでしょう。
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臭いにつられてやって参りました!
アンコール羨ましいです!
それも2張り!カムデンとシアトル!
あとオリンピックやビッグディッパーまで・・。
琵琶湖にて変態の方々とキャンプに参加されている事は伺っておりました(笑)
また遊びにきます。
コメントありがとうございます~
ブログ拝見しましたら、ちょくちょくグーグルの網にかかって
吸い寄せられてるところでしたよ(^^)
いつかその変態さまたちとのキャンプでご一緒できますこと、楽しみにしております