病気を消すには
“肉体”という人間なる生命(いのち)の“産物”がいくら病気しとったって、
貴方は病気していないことになるんです。
その肉体は心の影なんだから、病気している現象を見て“病気”“病気”“病気”と心に念じたら、
念じる通りに現われるから、いつまで経(た)っても病気は消えないということになる。
そこで、その病気の現象みたいなものを見ないで、不完全な現象を見ないで、
現象を超えて実相を観(み)る。「神の子」なるものを観る。
“ここに神の生命(いのち)が生きている” “すでに円満完全である”ということをですね、
それを観るんです。そしたら、その自覚を深めるに従って病気なんか消えてしまうんです。
だから皆さんは常に、「私は神の子である。円満完全である。健康である」ということを
念ずるようにすると宜(よろ)しい。念じなければいかんですよ。
いくら神の生命が宿っておっても、仏の生命が宿っておっても、
念じないのでは、抽斗(ひきだし)の中にはあるが、その抽斗あけて出さないのと同じことである。
“中にある”だけじゃ駄目である。
何でも良いものがあれば、それを抽斗の中へ納(しま)っておいて
忘れてしまっているんじゃ役に立たぬのであって、
その抽斗を開けてそれを出して来て実用に使わなくちゃいかん。
宗教というのも、「人間・神の子」の自覚を単に抽斗の中へ入れておいたんじゃ何の功徳も
ないのであって、それを抽斗の中から出して、実用に供しなければならないのです。
つづく・・・
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