ところで旅行の際に新幹線内で、とくに東京からの帰りに面白いことがあったりするんですけども、
旅行記のなかでそれを書くとなんかムチャクチャ蛇足っぽくなってしまって割愛してるんですけども、
ちょっとここらでいくつか紹介いたしましょうか。
まずは車内アナウンス。
「喫煙室でお弁当の落し物がありました。お心当たりの方は…」
などと、若い男性車掌のアナウンスが流れたんですけど、
それって忘れ物と言うべきとちゃうんかいな、
もしも床に落ちてたんなら落とし物でええんやろけど、
テーブルか何かに乗ってたんならそれは忘れ物のほうが適切とちゃうんかいなって、
そう思ってたら少しして同じ若い男性車掌のアナウンスで、
「先ほどのお弁当の忘れ物は持ち主が見つかりました」
って、ほらやっぱり忘れ物やろ、
誰かに注意されたんやろか、自分で気づいたんやろか、
って言うか持ち主が見つかったって、そんなこといちいちアナウンスせんでもええやろにって、
そう思ってたら続いて若い女性車掌の、運行に関するアナウンスがあったけど、
その声が必死で笑いをかみ殺してるように感じられたのは僕だけでしょうか。
あの若い男性車掌も今では立派に成長して、爆弾を仕掛けられても冷静に対処できるようになってることをお祈りいたします。
お次は見知らぬ先客。
僕は新幹線に乗るときはたいていE席、
3列と2列に分かれてる2列のほう、山側の窓側席をとるんですけど、
あるとき、乗車して予約してあるE席に向かうとなんと、
僕の席に若い男性が座ってるやないですか。
「そこはあなたの席ですか」と尋ねてもキョトンとした表情を浮かべるばかり。
よく見ると東南アジアっぽい顔つきで日本語が通じないようで、
「しょーみーゆあちけっと」と言うと、
彼が取り出して見せたのは自由席のチケット。
「でぃすしーといずりざーぶどふぉーみー」とかなんとか言うと、
席を立って僕に譲るその男。
やれやれと思って席に着くと、
なんと隣のD席に座るその男。
「のーのーゆあちけっといずふぉーのんりざーぶど、ゆーきゃんのっとていくでぃすしーと」
とかなんとか、文法はおかしいかもしれないけどそう言うと、
通じたようで席を立ってどこかへ消えるその男……本当は、
自由席は何号車でそこへ行けとか言ってやれればよかったんですけど、
「車両」というのが英語でなんて言えばいいのかわからなかったんですけど、
後で調べたら「car」でよかったんですって。
そうやったんかー。
さて、これらはいずれもだいぶ前の出来事ですけど、
お次ははっきり覚えてる2021年3月のこと。
例によってE席に座って大阪へと向かってると、
熱海か三島かあの辺で男の子6人のグループが乗って来て、
3月のことなんでたぶん高校の卒業旅行かと思いますが、
その6人、僕のすぐ前方の3人掛けのシート2組に分かれて座るのかと思ったら、
ばたんとシートの向きを変えて、6人向かい掛けのボックスにして座りおったんですわ。
で、もう忘れてる人も多いかもしれないけどこの2021年3月と言えばコロナ禍真っただ中、
感染防止の観点からシートを向かい合わせにすることは禁止されてたんですね。
さあこの後どんな事態と相成りますことやら、
注意する車掌と口論にでもなったりしたらその一部始終を撮影してどこかに投稿でもしたろかいな、
それがテレビで取り上げられたら玉川さんどんなコメントするんかなあなどと思いながら、
スマホに手をかけて手ぐすね引いて待ってると、
やがて車掌さんが来て、注意されるとおとなしく言うこと聞いて、
シートを戻して3人3人に分かれて席に着く6人……と、
なんとも拍子抜けなこの6人でしたけどでもそもそも、
こいつら向かい合わせに座って何をしてたかというと、
それぞれ俯いてスマホだかゲーム機だかに見入っとって、
別に喋りまくって飛沫をまき散らしたりするようなことはまったくなかったんですよね。
だから車掌も杓子定規な対応することないんちゃうんとか思いつつ、
お前ら旅行に来てそれぞれゲームしたりしておもろいんかとか年寄じみたこと言いたくもなったりして、
なんだかなあって感じでしたねえ。
さて、お次は帰りではなく行きの車内で、それもつい最近、
今年の3月のことなんですけど……そう、
まだ書いてなかったけど3月にまた旅行してきたんですわ。
その際のことはまたいずれか来ますけど、その行きの車内でのこと、
例によって僕がE席に座ってると、京都から乗って来た家族4人連れ、
ラテン系おっぽい外国人の若い夫婦とまだ10歳にも満たなさそうな男の子と女の子の4人組が、
僕の前と後ろに分かれて座ったんですね。
ちょうど春分の日の頃やったんでそれしか指定席が取れなかったんでしょうねえ。
それで僕の前に母親と娘、後ろに父親と息子と、分かれて座ってたんですが、
この家族がしょっちゅう席を行き来しおるんですわ。
最初のうちは父親だけが行ったり来たりしとったんですが、
やがて子供たちもずっとじっと座ってるのに飽きてきて行ったり来たり、
そのうち母親も……と、これがもう煩わしいのなんのって、
それで考えたんですよ、僕が席を替わってあげて、
この家族4人を向かい合わせのボックス席に座らせてあげようかって。
ああ、なんて親切な僕なんでしょう。
でも問題は僕の隣のD席ですわ。
もしここに予約してる人がいたらややこしいことになるなあって、
それで躊躇ってたらやがて新富士駅でその家族4人は降りて行き、
その後、前と後ろにそれぞれ別の客が着いたので、
まあ結果としては余計なことしなくてよかったなあってところなんですけども、
でもホンマ、僕って親切ですねえ、
つくづくそう思いますわ、はい。
旅行記のなかでそれを書くとなんかムチャクチャ蛇足っぽくなってしまって割愛してるんですけども、
ちょっとここらでいくつか紹介いたしましょうか。
まずは車内アナウンス。
「喫煙室でお弁当の落し物がありました。お心当たりの方は…」
などと、若い男性車掌のアナウンスが流れたんですけど、
それって忘れ物と言うべきとちゃうんかいな、
もしも床に落ちてたんなら落とし物でええんやろけど、
テーブルか何かに乗ってたんならそれは忘れ物のほうが適切とちゃうんかいなって、
そう思ってたら少しして同じ若い男性車掌のアナウンスで、
「先ほどのお弁当の忘れ物は持ち主が見つかりました」
って、ほらやっぱり忘れ物やろ、
誰かに注意されたんやろか、自分で気づいたんやろか、
って言うか持ち主が見つかったって、そんなこといちいちアナウンスせんでもええやろにって、
そう思ってたら続いて若い女性車掌の、運行に関するアナウンスがあったけど、
その声が必死で笑いをかみ殺してるように感じられたのは僕だけでしょうか。
あの若い男性車掌も今では立派に成長して、爆弾を仕掛けられても冷静に対処できるようになってることをお祈りいたします。
お次は見知らぬ先客。
僕は新幹線に乗るときはたいていE席、
3列と2列に分かれてる2列のほう、山側の窓側席をとるんですけど、
あるとき、乗車して予約してあるE席に向かうとなんと、
僕の席に若い男性が座ってるやないですか。
「そこはあなたの席ですか」と尋ねてもキョトンとした表情を浮かべるばかり。
よく見ると東南アジアっぽい顔つきで日本語が通じないようで、
「しょーみーゆあちけっと」と言うと、
彼が取り出して見せたのは自由席のチケット。
「でぃすしーといずりざーぶどふぉーみー」とかなんとか言うと、
席を立って僕に譲るその男。
やれやれと思って席に着くと、
なんと隣のD席に座るその男。
「のーのーゆあちけっといずふぉーのんりざーぶど、ゆーきゃんのっとていくでぃすしーと」
とかなんとか、文法はおかしいかもしれないけどそう言うと、
通じたようで席を立ってどこかへ消えるその男……本当は、
自由席は何号車でそこへ行けとか言ってやれればよかったんですけど、
「車両」というのが英語でなんて言えばいいのかわからなかったんですけど、
後で調べたら「car」でよかったんですって。
そうやったんかー。
さて、これらはいずれもだいぶ前の出来事ですけど、
お次ははっきり覚えてる2021年3月のこと。
例によってE席に座って大阪へと向かってると、
熱海か三島かあの辺で男の子6人のグループが乗って来て、
3月のことなんでたぶん高校の卒業旅行かと思いますが、
その6人、僕のすぐ前方の3人掛けのシート2組に分かれて座るのかと思ったら、
ばたんとシートの向きを変えて、6人向かい掛けのボックスにして座りおったんですわ。
で、もう忘れてる人も多いかもしれないけどこの2021年3月と言えばコロナ禍真っただ中、
感染防止の観点からシートを向かい合わせにすることは禁止されてたんですね。
さあこの後どんな事態と相成りますことやら、
注意する車掌と口論にでもなったりしたらその一部始終を撮影してどこかに投稿でもしたろかいな、
それがテレビで取り上げられたら玉川さんどんなコメントするんかなあなどと思いながら、
スマホに手をかけて手ぐすね引いて待ってると、
やがて車掌さんが来て、注意されるとおとなしく言うこと聞いて、
シートを戻して3人3人に分かれて席に着く6人……と、
なんとも拍子抜けなこの6人でしたけどでもそもそも、
こいつら向かい合わせに座って何をしてたかというと、
それぞれ俯いてスマホだかゲーム機だかに見入っとって、
別に喋りまくって飛沫をまき散らしたりするようなことはまったくなかったんですよね。
だから車掌も杓子定規な対応することないんちゃうんとか思いつつ、
お前ら旅行に来てそれぞれゲームしたりしておもろいんかとか年寄じみたこと言いたくもなったりして、
なんだかなあって感じでしたねえ。
さて、お次は帰りではなく行きの車内で、それもつい最近、
今年の3月のことなんですけど……そう、
まだ書いてなかったけど3月にまた旅行してきたんですわ。
その際のことはまたいずれか来ますけど、その行きの車内でのこと、
例によって僕がE席に座ってると、京都から乗って来た家族4人連れ、
ラテン系おっぽい外国人の若い夫婦とまだ10歳にも満たなさそうな男の子と女の子の4人組が、
僕の前と後ろに分かれて座ったんですね。
ちょうど春分の日の頃やったんでそれしか指定席が取れなかったんでしょうねえ。
それで僕の前に母親と娘、後ろに父親と息子と、分かれて座ってたんですが、
この家族がしょっちゅう席を行き来しおるんですわ。
最初のうちは父親だけが行ったり来たりしとったんですが、
やがて子供たちもずっとじっと座ってるのに飽きてきて行ったり来たり、
そのうち母親も……と、これがもう煩わしいのなんのって、
それで考えたんですよ、僕が席を替わってあげて、
この家族4人を向かい合わせのボックス席に座らせてあげようかって。
ああ、なんて親切な僕なんでしょう。
でも問題は僕の隣のD席ですわ。
もしここに予約してる人がいたらややこしいことになるなあって、
それで躊躇ってたらやがて新富士駅でその家族4人は降りて行き、
その後、前と後ろにそれぞれ別の客が着いたので、
まあ結果としては余計なことしなくてよかったなあってところなんですけども、
でもホンマ、僕って親切ですねえ、
つくづくそう思いますわ、はい。
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