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ポレポレタイムスのぽれーっとした日常

ポレポレ隊員による映画や写真、時にはよもやま話など。現在「水になった村」を広めつつ新作「バオバブの記憶」(仮)制作中!

監督です(NHKラジオビタミン!!)

2009年09月15日 23時32分32秒 | 水になった村
昨日、NHK第一放送のラジオビタミンという番組に生出演しました。
村上信夫アナウンサーと神崎ゆう子キャスターに囲まれて、約一時間のトークでした。とても楽しい時間でした。
村上さんの姿に見入ってしまったというか、プロってすごい!と感心してしまいました。現場でのやり取りは、その場で決める事もあり、的確な判断はスピーディーなものでした。
それとイチローが記念すべき200本安打達成で特報がスタジオに流れ込んで、「大西さん!どう思われますか」と質問された時のあたふたしたド素人の何ともとりとめのないコメントは本当に失礼しました。
話しの内容は、満足のいく内容でもあったし、聞き出すのがうまいせいか、いい環境を作っていただきました。
すぐに村上さんからお礼のメールをいただき、恐縮してしまいました。
こうした出会いも、みなさんが応援してくださるおかげです。
歌の選曲ですが、星めぐりの歌(水になった村のエンディング曲)は当然の選曲でしたが、もう一曲は井上陽水さんの「最後のニュース」を流していただきました。
この選択は皆さんから評価がたかかった。
実は宇宙戦艦ヤマトのテーマとか木綿のハンカチーフとかいろいろ考えたのですが、雰囲気が違うと思い、我慢しました。
NHKを出てすぐに滋賀県に移動しました。というのか、NHKがあったから上京したのですが、また本日から滋賀県の草津市でスタジオ撮影のため缶詰めです。

監督です(埼玉より)

2009年09月12日 23時23分19秒 | 水になった村
埼玉にいったん戻って参りました。
やはり全国的に八ツ場ダムのことが話題になっているんだなと、関西にいても痛感しました。
すごく難しい問題です。新幹線の中で八ツ場ダムの原稿を書いていました。
現場の温泉旅館の方々は、賛成という形をとっています。しかし賛成というのは、本当にダムの推進と言う意味に僕はとれなかったのです。先日、話を聞きにいき、このダムを一つの人生のスタートラインとし、一からまた建て直す事に転じたといったニュアンスに聞こえました。
どこのテレビもダムを中止にした場合と、造った場合のお金のかかり方などと、報じていて未だにマスメディアはこんな表現しかないのかと悲しくなりました。結果は造った方が安いと言っていました。
だから何ですか?その中から何が生まれる訳ですか。
第二の八ツ場ダムを造っても同じ議論の繰り返し。全く学習していないではないですか。
お金の話と政権交代のマニフェスト。その議論は今のはやりみたいなもので、一時の話題でしかない。
地元の方々は、そんな事はどうでもいいと思うのです。とにかく自分たちはここに暮らしていただけ!
地元の声をもっと聞いてみたいです。街の議論はこりごりです。
もう引っ越します。という地権者の言葉は賛成の言葉ではないと言う事です。賛成という形に転じざるおえなかった、国の追いつめ方をもっと国民は知るべきです。
書いていてだんだん怒り口調になってしまった事に反省ですが、最近の報じ方が好きでないのです。

監督です(滋賀県草津市)

2009年09月11日 23時48分07秒 | 水になった村
滋賀県に滞在して一週間近くになります。
明日、撮影があり、夜に埼玉の自宅に一端戻ります。
14日のNHK第一放送の出演依頼があり、そのインタビューにでます。
番組名は『ラジオビタミン』
インタビューは一時間弱とものすごく長い。何を話そうか、今から悩んでいますが、そんな機会はめったにあるもではありません。ですので頑張って参ります。
今朝も、みのもんたの朝ズバ!で八ツ場ダムの事が放送されていました。
わかりやすい内容でしたが、批判するコメンテーターの言う事もわからんでもないですが、簡単に語るな~という印象でした。まあ、スタジオの時間制限など、投げやりなコメントを出さなくてはならないことも多々あると思いますが、あのコメントでは今までのダムの批判とあまり変わらないかなと思いました。
国に対しての批判は当然のこと、しかしまだ上澄みの議論が多いような気がします。国に責任はあるのですが、そればかりの議論では生まれるものは、憎しみしかないと思います。
次なることを考えるためにも、街に暮らす人の、生活の中のダム(エネルギー)という存在を議論した方が、地に足がついているように思うし、一般にもわかりやすいのではないかと思うのです。
ダムの問題は国に任せるだけでなく、個々で感じる時代に突入したのではないかなって思うわけです。どうでしょうか、極端すぎますか。

監督です

2009年09月07日 23時15分00秒 | 水になった村
滋賀県にいます。本日から10月頃までずっと、草津市に滞在します。
昨日、渋谷での上映会を無事に終える事ができました。
二回上映で約60人ほどのお客さんが来てくださいました。
本当にありがとうございました。
あまり宣伝もしていないし、不安でもありましたが、寸前で毎日新聞が記事をだしてくださり、何とか賑やかになりました。
反応は良かったと思います。二回とも終了後、話しをさせていただきました。八ツ場ダムのことを少しお話ししたのですが、やはり、政権が変わった事もあり、水になった村に興味を持たれたお客さんでもあるから、真剣なまなざしで聞いてくださいました。またよろしくお願いします!

監督です(まだ那覇市)

2009年09月02日 00時35分07秒 | 水になった村
朝からビックリしました。携帯に配信しているニュースを読んでいたら、
八ツ場ダム、国交省が入札凍結へ。事務次官「新大臣の指示に従う」概算要求には、194億円を盛り込む!と。
即、メモしました。こんなにも早いとは思いませんでした。
八ツ場ダムの現場は現在、移転地の造成をおこなっている。鉄道も山を切り開き、線路を引いている。国道も造っている。しかし鉄道以外、ほとんど進んでいないのが現状。その進捗状況からすれば、自民党も辞める方向で、惰性で建設を進めていたのではないかと思うほどです。同じ時期に徳山ダムの建設計画もあったのに、徳山は2006年に完成した。もし10年前に自民から民主に政権が変わっていたなら、徳山村も中止になっていた事だろう。政権交代でダムが中止になってしまう事の悔しさというのか、国民一人一人の意識が高まらない限り、根絶はないのだ。もし、再び自民党に政権が変わってしまったら、またダム建設が浮上する可能性がある。現地からすれば蛇の生殺し状態が続くだけだ。ダムはもう造らない!というのであれば、根絶する意味として、国民の意識を高めるしかない。
山のなかにコンクリートの壁を造ってせき止める人間の行為がいいわけない。ダムを造らないために、街を変える必要がある。ダム建設の資金を街の作り方に移行したら、さぞ立派な考え方が生まれるのではないかと思うのです。

監督です(那覇市2)

2009年09月01日 00時10分56秒 | 水になった村
渋谷のモンベルで写真展が始まりました。9月6日にはその写真展会場で水になった村の上映も行います。
写真に囲まれながら映画を見る事は、この機会を逃すとありませんよ!
ぜひとも来てください。時間は13時からと15時半の二回です。上映後に僕の話も聞いてやってください。よろしくお願いします。一応モンベルに予約をしていただけるとうれしいです。
モンベルは渋谷の東急ハンズの目の前のビルです。

監督です(那覇市より)

2009年09月01日 00時02分16秒 | 水になった村
最終便で那覇に到着しました。東京の寒さの感覚で来たものだから、沖縄の夏の暑さにビックリしました。
ついに民主党が政権を取ってしまいました。ダムの業界では大変なことが起こりそうです。
今日も飛行機の中で民主党政権のことと、群馬県の八ツ場ダムのことで原稿を書いていました。
公約ではご存知の通り、中止です。さて簡単に聞こえるかも知れませんが、この中止は歴史に残る、しこりに残る、深い深い問題になると考えています。中止という言葉の暴力もあり、でも中止にしたい気持ちも十分あるし、僕の中でも揺らいでいる事が多々ある訳です。やはり50年以上の公共事業問題は、政権が変わったから、はい!中止って簡単な事ではないのです。
村の方々の気持ちは僕が語る事もできないし、無視する事もできない。
この公約について皆さんの意見も聞きたいです。
今度のガバナンスという雑誌の巻頭グラビアで発表します。

監督です(八ツ場ダム続き)

2009年08月21日 21時46分17秒 | 水になった村
こんばんは。先日行った群馬県の八ツ場ダムのことをもう少し書きたいと思います。
多くの家が取り壊されて、去っていった地元の方々もいらっしゃいました。温泉街もピークの時の軒数からすると半減しました。営業しているのはわずかに8軒。少し寂しい気がしました。観光客も盆開けということもありますが、そんなにはいません。足湯に入っていたお客さんと話していたら、やはりダムの温泉街という認識が高く、沈んでしまうのなら入っておきたいということから訪れていました。
もと旅館経営者の方が、この川原湯温泉からさって、家族でとなり街に暮らしているということで、久しぶりに会いにいきました。皆さんお元気そうで、大変歓迎してくれました。
その方と2時間も話をしました。その中の印象深い話で、「やっと開放されました。楽になりましたよ。毎日のようにあの集落にいると、会合だ話し合いだって、気が休まらなかった。でも今はそれからも開放された」と。
「民主党が政権を取ったとしても、ダムはすぐには中止にならない。数年かかるだろう。しかし僕らは明日もあさってもここで暮らしていかなくてはならないんだ。話し合いをしていこう!と言われても僕らは半世紀も話し合いをしてきたんだ。もうたくさんだ。民主党もいいが、この政権交代はまだわからない。」
政権交代でダムは中止!というのもいいが、長く苦しんできた村民の気持ちは、全てが中止でバンザイという訳ではない。世間とのずれはとても大きく深いものだ。慎重に言葉を選んでいかないと、ダムが中止になってもしこりは残り続けるだろう。それは同じ半世紀はかかると思っている。

今が一番忙しいかも。監督です

2009年08月20日 00時13分53秒 | 水になった村
ブログが書けないほどなんて言うと、逃げているようですが、本当にそれに近いくらい忙しいのです。
なんでだろうか。ダムの現場に行きたい!って常に思っているし、民主党のマニフェストも気になりつつ、こんなときに、現場に行けない自分がつらい!
明日からまた長旅です。愛知,滋賀、大阪、広島、沖縄と来月に帰ってきます。そんなこともあり一昨日と昨日、群馬県の八ツ場ダムの現場(群馬県長野原町)に行ってきました。久しぶりでしたが、とにかく驚くほど村の様子は様変わりしていました。くやしいほど、国はひっちゃかめっちゃかにした感じがし、呆然と立ちすくんでしまいました。
このことはたった一回のブログでは書けないので何回かに分けて書いていこうと思います。
最悪な状態にある現場でした。僕は7、8年前まで通っていた時期があるのです。その時の写真が貴重なほど、村の様子は変わり、引っ越しされた人もかなり多くいたように感じました。
民主党のマニフェストには八ツ場ダムの中止を訴えています。んー。ダム反対派の僕がなぜ悩むという人もいるかもしれませんが、あの公約はうれしいのですが、そう簡単に言えることではないのです。止めておくには、いいと思うのですが、中止にすることの暴力も考えた方がいいとは思います。でも僕は中止にしたい。その複雑な思いが、混ざり合っている場所なんです。すごくぴりぴりしている感じがしました。国はこんにも恐ろしいところなのかと思うし、残酷すぎる。政治というものは信用ならんと言いたくもなります。あの現場では。
また続きを書きます。

監督です(本日15日上映)

2009年08月15日 02時32分29秒 | 水になった村
モンベルのグランベリーモール南町田で行われている、水になった村の写真展会場で、
本日(15日)に映画上映があります。
13時からと15時半の二回です。
写真展の会場で行うのは、よく考えたら初めて試みでした。贅沢と言うのか、一緒に見る事なんかは僕もなかなかできないので、ぜひともお越し下さい。まだまだ空きはあるそうです。
ついでに町田が終れば、次は渋谷です。僕も明日は昼前に着けると思います。ではよろしくお願いします。