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ポレポレタイムスのぽれーっとした日常

ポレポレ隊員による映画や写真、時にはよもやま話など。現在「水になった村」を広めつつ新作「バオバブの記憶」(仮)制作中!

監督です(東中野と設楽町)

2009年04月30日 00時11分59秒 | 水になった村
本日、東京の東中野と愛知県の設楽町で、水になった村が上映になりました。
それぞれお手伝いしてくださった、みなさんありがとうございました。
僕は東中野に行ってきました。久しぶりの映画館での上映後トークで、やや混乱状態で話してしまったせいか、たどたどしさが表に出てしまったような気がします。観に来てくださったみなさん、ごめんなさい。
明日はうまくやります。
新しく出る本も少しばかり宣伝させてもらいました。
本屋の注文票も一緒に配ったのですが、実は本がまだできていないので心配になってしまいました。
また徳山村のことを考える時間が増えたことに感謝します


監督です(長江に生きる)

2009年04月26日 00時09分07秒 | 水になった村
4月29日から5月1日までの3日間、ポレポレ東中野で、『水になった村』の上映があります。
レイトショーで夜9時から始まります。その3日間は、上映後に少し長めの挨拶に伺います。
最終日の5月1日は対談形式です。ドキュメンタリー映画『長江に生きる』の配給元の藤岡朝子さんとです。
『長江に生きる』は5月30日からポレポレ東中野で再び上映が始まります。
僕はこの映画を見る機会を逃していました。しかし本日送っていただいたDVDで拝見しました。(自慢の100インチのプロジェクターなのですが、6畳の部屋なので、酔いそうなんです)
素晴らしい映画でした。
世界最大の三峡ダムで移転を迫られる家族の話しなのですが、切なく、あまりの国家権力を振りかざす役人の存在に腹が煮えくり返るような場面もありました。
僕の知っているダムで苦しむ人たちの顔が思い浮かばれました。
実は僕は三峡ダムに行った事があります。川を600キロ下り、これから沈む街に立ち寄ったりと、思い出深いものがあります。その写真もたくさんあり、あまり発表していませんが、もう水没しているところばかりです。
あの人達はどうなったかなとか、活気ある街のことを思い浮かべるいい時間でした。
しかしくやしい!なぜあんなダムを造ってしまったのか!
日本とまた条件は違いますが、人の心はまったく同じなのだなと、心底思いました。
ぜひともポレポレ東中野に足を運んでください。

監督です(徳山村に生きる!)

2009年04月22日 18時57分35秒 | 水になった村
写真絵本『徳山村に生きる 季節の記憶』がもうすぐ完成します。
本作りには何度も見直しがあります。
初校(本番の印刷のゲラ刷り)から再校(初校で戻した原稿をもう一度、見直す)までの行程が終わり、明日、印刷所に戻します。連休を挟むため、どうしても間があいてしまい、5月11日と12日の二日間で印刷所に詰めて、すべての印刷を終える予定です。それから製本をして、市場に出発するわけです。
先日小西さんの家に伺ったら、家族でこの本のゲラ刷りを見るために待っていてくれました。
とても喜んでくれました。『懐かしい、懐かしい』と。
徳山は無くなってしまいましたが、残せる本ができたことがうれしいです。
記憶を形に残せる幸せは感じつつも、二度と戻らない大地を考えれば、切なく思います。


監督です(苫田ダム)

2009年04月20日 00時28分06秒 | 水になった村
岡山県鏡野町に行ってきました。鏡野町は津山市から倉吉方面に車で約30分の街です。
ここには苫田ダムと言う数年前に完成したダムがあります。僕は水没前の13年ほど前からここに通っています。
仲のいい一家がいて今回もそこに泊まらせていただきました。
苫田ダムは徳山ダムと同様、ながい計画ののちに完成したダムです。
もめたダム計画でした。100万円を配ったり、それでも落ちない村民に対し500万円を配ったり、今の時代では考えられない歴史があります。当時の村長もお亡くなりになりましたが、僕は生前のころにインタビューをとっていました。
「村長である私の耳にもダム計画は聞かされていなかったんです。山陽新聞の朝刊で知ったんです。ひどいもんです」と。
今では大きな湖になってしまいました。
お世話になっている方と、湖面を歩きながら話しをしました。
「お金をもらって裕福になった気になったが、別にそのお金をもらわなくてもこの集落なら問題なく暮らせていけたんだよ。街に移転してしまったから、お金が必要な生活になってしまったが、自給できる村だったんだよね。いい村だった。暮らしやすくて、気を使わなくて」
本当に苫田ダムは必要であったのか。もう一度振り返らなくてはならないだろう。

監督です(ポレポレ東中野)

2009年04月13日 23時42分53秒 | 水になった村
水になった村が東中野に帰ってきました!
本橋成一監督3作品(ナージャの村、アレクセイと泉、ナミイと唄えば)とプロデュース作品(水になった村)1作を、ポレポレ東中野で上映します。
水になった村は29日~1日の21時からで、この3日間、上映後、舞台挨拶に伺います。
どうか観に来てください。よろしくお願いします。
水になった村は2007年8月4日から、この映画館で封切られました。日本中を旅した感じですが、また充電しに帰って来ました。めったにないことですので、またお会いできることを楽しみにしています。
この日に、新刊が間に合いませんでした。本日、印刷所に行き、初校を見てきました。やっと本の形がはっきりと見えてきました。うれしい限りです。
実は年内にもう一冊、本を出す予定なのです。ダムとはまったく違うのですが、また近づきましたらお知らせします。
明後日から岡山に行きます。精神科病院の取材ですが、久しぶりに津山にも足をのばし、苫田ダムにも行ってこようと思います。



監督です

2009年04月07日 00時30分07秒 | 水になった村
最近になって、いろいろなダムの専門家の方々とお会いする機会が多くなり、こちらも勉強しなくてはならないなって思う毎日です。
徳山村はもちろんですが、全国のダムの現場にもう11年くらい通っています。
ひとりで作業している分、なかなかまとめることができず、今も暇を見ては作業にようやく取りかかろうとしています。
ビデオテープが150時間以上あり、フィルムも600本弱。
徳山村より多くなってしまいました。
本日も夜に突然、昔の写真を焼きたくなって、暗室を始めました。
みんな引っ越してしまって誰もいない集落の写真でした。
ダムになってしまったところもあったり、猛烈に反対していたが、亡くなってしまったり、人の暮らしの写真が大半です。
みんなどんな暮らしをしているのだろう。
と引き延ばし機にかけたフィルムを見ながら考えていました。
いつかきちんと公開したいと考えています。
10年以上かけた大切な話しばかりですから、それぐらいの時間をかけてまとめていきたいとのんびり考えています。


監督です(本日、あとがき終了!)

2009年04月04日 00時37分11秒 | 水になった村
写真絵本『徳山村に生きる~季節の記憶』が、ほぼ書き終え、編集者がデータ入稿をしてくださったようです。
表紙もラフの段階ですが、デザインの鈴木氏のところで見せていただきました。
写真絵本なのに、ほとんど大人の本の印象だなって、笑っていました。たしかにその通りです。
小西さんに電話したら、とても楽しみに待っていてくれていました。
最近、パソコンに向かい、徳山の原稿を書き直したりしながら、一日中、徳山やダムのことばかり考えています。
その中で、やはりダムはできることなら造らない方がいいと思うのです。
しかしそればかり言っていても、通じないところがありますが、僕自身、国やダム屋ばかりが悪いのでなく、当たり前に消費するエネルギーに対して、使う人が意識しなくなってしまったことに、一つの原因があるようにも思うのです。
僕は徳山村の暮らしを見ている中で、自分の暮らしの足元を見たと言うのか、何に対して反対してゆくのだろうということを考え続けました。
今朝、近所の人にキュウリをもらってハッとしたんです。
農業をやっている僕には、この時期あり得ない野菜だったからです。
僕の身体は、そのキュウリをまったく欲していなかったのです。
そのキュウリのために、どれだけの労力を使ったのだろうと思いました。
徳山ダムはそのエネルギーを作る源の一つだったと思います。
便利さは無限に広がっていきます。しかしその裏側で、消えてゆくものもあるのです。

監督です(本も終盤)

2009年04月02日 01時21分45秒 | 水になった村
徳山村の写真絵本の編集も終盤になってきました。
昨日は僕を含めた関係者が全員集まりました。表紙もデザインが出来上がり、期待感は増すばかりです。
今が一番、本作りで楽しい時期ですね。
さて、最近は何をしているかと申しますと、月刊「ガバナンス」(ぎょうせい)という公務員が主に読んでいるかたい雑誌があるのですが、そこの巻頭グラビアが4ページで、一年間撮影することになりました。
とは言っても、すでに4月号が発売になりました。
テーマは比較的自由なんですが、人~つながりといったタイトルで、実はいろいろなジャンルにあてはまるのです。
今月は草木染め職人。来月は長崎県石木ダムについてです。
しかし毎月テーマをセットし、撮影、取材、原稿をすべて一人でこなさなくてはならないので、その大役にやや緊張気味です。何かいい企画はありませんか。農業でも、職人でも。せっかくの機会ですので、あらたなこともやってみたいと考えています。是非ともよろしくお願いします。

監督です(本の話し)

2009年04月01日 00時28分07秒 | 水になった村
今度の本の出版で忙しくしていました。
いろいろ決まったのでこの場で発表します!(出版社の許可もでましたので)
タイトル 『徳山村に生きるー季節の記憶』 写真・文 大西暢夫 (農文協)
定価はまだ決まっていませんが、多分1500円以上2000円以下でしょう。
発売は5月20日ころになると思います。
ご期待下さい。
中にイラストで、徳山村の絵地図を片観音開きで描いてもらいました。イラストレーターのキモトアユミさんです。
なんと彼女は徳山村出身、東京在住です。以前、僕の写真展や映画を見てくださり知り合いました。
デザイナーは鈴木康彦さん。おばあちゃんは木になった(ポプラ社)、ひとりひとりの人(精神看護出版)もデザインしてくれた僕の一番信頼しているデザイナーです。贅沢なスタッフに囲まれ、本がまもなく完成です。
印刷も高柳さんといって、たくさんの写真集を手がけている職人中の職人。ひとりひとりの人でお世話になり、僕は2冊目になります。
そして編集者の阿部さん。苦労をかけました。とにかく会社の中での話し合いはすべて阿部さんですから、僕らのわがままを聞きながら会社と掛け合ってくれる、サンドイッチされた存在で文句一つ言わずに進めてくれました。
この本は、2006年に主に撮影したもので、映画に出てくる小西さん一家の一年を追いかけたものです。この後、すぐに徳山村には行けなくなり、水没してしまいました。ですから水没前のぎりぎりの写真になります。
どうかたくさん目にしてもらえるように、僕も働きかけます。どうかこのブログを読んでくださっている方々も手に取ってください。ではラストスパートを頑張ります。
また報告します。