ポレポレタイムスのぽれーっとした日常

ポレポレ隊員による映画や写真、時にはよもやま話など。現在「水になった村」を広めつつ新作「バオバブの記憶」(仮)制作中!

「水になった村」海外へ

2008年08月22日 14時31分25秒 | 「水になった村」ニュース
「水になった村」の上映会、
全国各地で開いていただいているのですが、
今回、なんとブラジルで上映されることになりました!
イマージェン・ドス・ポヴォスという映画祭です。

ブラジル移民100周年ということで、
日本の映画を何本か上映するそうです。
「水になった村」を推薦してくださった方のおかげで、
映画祭参加が決まりました。
ありがたいですね~。

お近くの方はぜひ!
というわけにはいかないのが残念ですが、
どのように観ていただけるか楽しみです。

ちなみに映画祭の情報は以下です。
http://www.imagemdospovos.com.br





岐阜大学での上映会

2008年08月12日 10時29分08秒 | 水になった村
8月30日(土)に岐阜市で上映会があります。
上映スタッフの方の上映告知情報をそのまま転記しますね。

以下




8月30日に岐阜大学において、上映会を開催します。
岐阜市では、初めての上映会となります。
*****************************
私たちの生活はヤジロベエで、ややもすれば簡単に墜落します。
そんな生活に不安を抱え、仕事に追われて疲れ果てたとき
ふと思い出されたのが、おばあちゃんの手でした。

おばあちゃんが住んでいた田舎の村。
久しぶりに訪ねてみると、子供の頃に走り回った村は
おばあちゃんと共になくなり、すっかり都会と化していました。
この映画は、そんなどこにでもあり、いまは消えた村を追ったドキュメンタリーです。

☆会場 岐阜大学地域科学部101講義室
☆日時 2008年8月30日 13:00~16:30
☆ゲスト 大西暢夫監督ほか
☆料金 1500円
☆プログラム
 13:00 開場
 13:30~15:00 「水になった村」上映
 15:00 休憩
 15:15~16:30 大西暢夫監督を交えてトークショー

主催 水になった村岐阜自主上映会(藤村良弘・榎本淳・サトウマキ)
協力 ポレポレタイムス社、岐阜大学地域科学部
「水になった村HP」
http://web.mac.com/polepoletimes/

☆お問い合わせ/ご予約先
1.お名前
2.電話番号
3.人数
4.現地までの交通手段
上記を明記のしてmizu@19hz.orgまで。
担当/佐藤(090-5031-6020)
※だいたいの参加人数を把握したいので、参加していただける方は
ご一報いただけるとうれしいです。

監督です

2008年08月07日 23時42分59秒 | 水になった村
最近になって10年分の貯まってしまった仕事に手をつけ始めました。どうして僕はいつもこういう仕事の仕方なんだろうと後悔しながら気付く。相変わらず、ダムの村の話しだ。徳山村だけがダムの村ではないのは、みなさんもよくご存知のことでしょうが、相当の数のダムが日本はまだ計画されている段階です。
98年頃から北海道から九州までダム計画地の村を訪ね、今も写真を撮っています。実は昔、共著で「山里にダムがくる」(山と渓谷社刊)という本を出版したことがあります。それからずっと同じ事を続けているのですが、いつしかフィルムは徳山村よりもはるかに多く、記録として撮ってきたビデオテープも125本と「水になった村」の記録よりもはるかに多くなっていたのです。さてどこから手を付けようか?
まずはアナログテープをデジタル化するためにダビング作業を始めました。それは将来的に再生できなくなるかもしれないという恐れからです。昔の撮った内容を何となく覚えていましたが、ぼーっと見ていたらなんて貴重な記録なんだろうと思いました。記録というものは、ねかせた時間が面白くさせるということもありますね。しかしその内容は暮らしてきた場所からまもなく移転しなくてはならない気持ちをしゃべっている内容でした。北海道夕張市に建設中の夕張シューパロダムに沈む場所に暮らしていた夫婦です。「とにかく不安、不安。また新しい土地に引っ越してきたら一年生からやり直しなのよ。しかもこの歳になって」そのご夫婦とは夕張に行ったら,必ず逢うことにしている。もちろん今は引っ越してあたらしい生活を始め何年にもなるが、やはり故郷を忘れたことなど一日も無いと、よく一緒に昔の場所に行きます。
亡くなってしまった人や引っ越してしまった人や、ダムが完成した土地や、それぞれが時間とともに変わってきました。
なんとか貯金した記録を吐き出さないといけないですね。頑張ってみます。

さいたまエコシアター

2008年08月06日 11時27分55秒 | 水になった村
埼玉での上映第2弾!です。
8月25日(月)に、さいたま市で「水になった村」の上映があります。
「さいたまエコシアター in Summer 2008」というイベントの一環で、
東京ガス埼玉支社のみなさんが主催して、
市民や行政、企業が一緒になって地球環境を考えようというものなのだそう。
「水になった村」の他にも、地球環境映像祭の入賞作品など、3本の映画
全て無料上映です。
大西監督もこの日は上映後のトークで参加します。


□■□■□さいたまエコシアターin Summer2008□■□■□

日時:8月25日(月) 12:00~18:00
場所:浦和コミュニティセンター(コムナーレ10F・浦和駅東口パルコ上)
   多目的ホール・第6集会室


第一部  12:30 「水になった村」
     14:10 大西監督トーク

第二部  14:45 「雪渡り」
     15:00 「ブタペスト・ワイルド」ー街の生き物たち
     15:45 ミニトーク「みんなでひろげよう”エコハピ”の輪」

第三部  16:20 「赤貧洗うがごとき」ー田中正造と野に叫ぶ人々


申し込みが必要です。
映画の詳しい情報や申し込みはこちらです。  

東京ガス埼玉支社HP
http://www.tokyo-gas.co.jp/area/saitama/ecotheater2008.html


一年になりました

2008年08月05日 00時47分39秒 | 水になった村
水になった村が公開して、ちょうど一年になりました。あたかも覚えていたように聞こえますが、そうでなく、友人がそう話してくれました。
本当に忙しかった一年前ですが、楽しかったです。徳山村の映画を作ったおかげで、たくさんの人と出会いました。
そして、この一年間、徳山村のことを考えなかった日が、一日もなかったことの幸せが、カメラマンとして監督としてあります。こんな環境を作ってくれた皆様、そしてスタッフの皆様に感謝します。
どうかこれからも水になった村を育ててやってください。お願いします。
僕は、最近ダムの現場に足を運んでいないと、過去の写真を見ながら思っていました。徳山以外の北海道から九州のダムの現場の話しです。設楽ダムの方々や僕の写真に映ってくださった人達のことを思うと、やらなあかんな!って思うのです。やはり僕はダムの現場にずっと行っていたいのです。何ができるかわかりませんが、姫田忠義先生がこんなことをおっしゃってくださいました。
何もなかろうが、どんなことがあろうが、私たちドキュメンタリーを作る人間は、常に現場に立っていなくてはならない。と。本当にそうだと感じています。カメラマンは現場がすべてなんです。