ポレポレタイムスのぽれーっとした日常

ポレポレ隊員による映画や写真、時にはよもやま話など。現在「水になった村」を広めつつ新作「バオバブの記憶」(仮)制作中!

監督です(十日町)

2009年03月29日 23時33分23秒 | 水になった村
十日町シネマパラダイスに行ってきました。
28日、29日の二日間、上映の舞台挨拶でした。
館長の岡元さんをはじめスタッフの皆さんにはお世話をかけました。ありがとうございました。
十日町シネマパラダイスのそもそものきっかけは20年近く付き合いのある、信濃毎日新聞社の名物記者のここではS
氏としておきますが、その方が、『水になった村』はどうですかと投げかけてくれたおかげなんです。
そのひと声がなかったら、今日と言う日は無かったかもしれません。
今日もわざわざ長野から来てくれました。そのまま高崎の映画館に行ってしまいました。一体いつ仕事をしているのだろうと、S氏を知っている方々は、いつも不思議がっています。支える妻のKさんはすばらしい!
さて十日町ですが、多くの方々が見にきてくれました。十日町はよく知る街で、布に興味のある僕は、2年ほど前から実は個人的に写真を撮りにきていました。そこで知り合いになった人が、多く見にきてくれたわけです。全国の精神病院にも長く取材しているのですが、新潟の病院の看護婦さんたちもわざわざ花束をもって駆けつけてくれました。
本当に新潟県の方々には感謝しています。
この一週間は水になった村が続きます。どうか、見に行ってください。よろしくお願いします。

監督です(バオバブの記憶)

2009年03月27日 00時23分49秒 | 水になった村
僕の写真の師匠でもある本橋成一氏の最新作映画『バオバブの記憶』が、東京の東中野駅前のポレポレ東中野と、渋谷の青山学院大学近くのイメージフォーラムで公開されています。
お恥ずかしながら僕は昨日見に行きました。一度ラッシュは見ていましたが、すっかり変わって、本橋さんらしい、いい作品に仕上がっていたと思います。これからいろいろな街での上映が予定されていると思いますが、ぜひとも見に行ってください。
本橋さんは昔からバオバブの木のことを話ししてくれました。僕の知っている時代はパリダカールラリーで、立松和平チーム(チーム/ドライワークス)のカメラマンを本橋さんがやっていたのですが、そこで道中、バオバブの写真をたくさん撮ってきていました、頭の中でずっと今の映画のことを考えてきたのだと思います。
そのまま、僕は京橋の試写会場にいき、小林茂監督の『チョコラ』を見てきました。今度渋谷のユーロスペースで始まります。
小林さんは、新潟県の阿賀野川を舞台にした『阿賀に生きる(故:佐藤真監督)』のカメラマンです。
僕もよく知る尊敬している一人です。何を尊敬しているかというと、カメラマンである小林さんの生き方です。謙虚で前向きで。つねに一生懸命に人と向き合う目が好きなんです。
今回も病気を持ったまま、ケニアに行き、路上生活する子供達にスポットを当ててきました。相変わらずパワフルな作品でした。本橋さんにしても小林さんにしても、あの年で、あの作品を作り出すエネルギーに脱帽です。僕の回りにはすごいおっさんがいるのです。
本日、徳山村の新しい写真絵本を印刷所に入稿いたしました。まだ完全な入稿ではありませんが、5月中旬頃に書店に並ぶかなと思っています。お楽しみに。その進行を随時、このブログで報告します。

監督です(十日町)

2009年03月23日 11時18分28秒 | 水になった村
今月28日から新潟県十日町市で水になった村の上映があります。
28日と29日は十日町シネマパラダイスさんに呼ばれていて、上映後のトークに伺います。
お近くの皆さん、是非とも来てください。
先週、20日に新潟日報でインタビューを受けた内容が掲載されています。
それと、明日か明後日かの掲載だと思いますが、十日町新聞に記事を書かせていただきました。
僕は3年ほど前から、十日町に通っていることがあり、知人も多くいる街です。
十日町は雪の多い所で、教科書でよくかまくらの写真が出ていた印象があるのですが、今年は市内ではかまくらはできるのだろうかと言う量しか雪が積もりませんでした。なんだか怖いことですね。
新潟は奥三面(おくみおもて)の記録映画が残っていて、僕の尊敬する姫田忠義さんがお作りになった映画です。先日も十日町の隣の松之山で上映がありました。
みなさんを映画館でお待ちしています。
追伸:徳山村の本は順調?だと思います。もうすぐ印刷所に入校します。

監督です(長崎県)

2009年03月15日 22時43分27秒 | 水になった村
長崎県の石木ダムに来ています。
今日は午後1時から石木ダム建設絶対反対同盟の年に一度の集会があった。
100人ほどの人が集まり、マスコミも20人ほど来ていた。木造の小さな公民館には反対同盟の旗や新聞記事や写真が飾られ、物々しい雰囲気を漂わせていた。
最近、長崎県はこの石木ダムの建設計画で報道が各誌注目をしている。
先日、長崎県知事、佐世保市長、川棚町長が来て、反対派の13世帯に対し、説得におとずれた。しかしこちらは聞く耳持たず。15分にわたり帰れコールが響き渡った。そんな中、集会が行われた。そのタイミングを知ってか知らぬか、新聞の広告と一緒に昨日、石木ダム建設推進の広告が市民に配布された。税金を使っての広告を市民はなんと考えたことだろうか。
今日は4時半までみっちりと各人、報告や応援演説で盛り上がった。
女性たちはおかずを作り、今も宴会をしている。
このダム建設には僕なりの意見がある。知事や県のプライドなのか。
どれだけ地元の人を困らせたら気がすむのか。もうこの石木ダムは完全に必要はなくなっている。佐世保市民ももっともっと意識をもってほしい!
今日はダムを考える一日だったので僕も気がやや荒れている。ごめんなさい。
しかしこの疑問や怒りをガバナンス(ぎょうせい5月号)のグラビアで書こうと思っている。なんとしてもこの13世帯を守りたい。だってこの37年間もこの人たちだけで守ってきたのだから、そろそろ手助けがしたい。僕も本当に13世帯の方々にお世話になっていて、みんな10年以上の付き合いなんです。
どうか第二の徳山ダムを造らないように、皆さん賛同をよろしくお願いします。

監督です

2009年03月15日 00時36分51秒 | 水になった村
久しぶりにブログを書きます。
今は長崎県に来ています。とても寒く、雪がちらつきました。
長崎県の川棚町というところで、なじみのある場所とすれば近所にハウステンボスや佐世保市があります。
石木ダムが建設予定の集落からです。
明日は3.14の日といって、年に一度の大きな総会が開かれます。僕はその雰囲気を味わいにやってきました。
先日、長崎県知事、佐世保市長、川棚町長が反対派のいる集落に来て、ダムの受け入れをお願いしにやってきました。もちろん門前払いです。
13世帯が猛反対していて、その意見や考え方に僕も賛同しています。
明日のこともまた報告しますが、とにかく僕はこの場所を全国的に広めていきたいのです。徳山ダムとちがって小さな規模ですが、ダムの問題としては本当に大きな問題を抱え、そしてこの集落の人たちはそれに向き合っている。どうかみなさん、応援してください。僕は長崎県政のやり方を批判し続けます。

監督です(横浜)

2009年03月01日 22時57分24秒 | 水になった村
久々に横浜市に行ってきました。
昨年、夕張から引っ越しをした方の新しい家にいってきました。
新しいマンションで、都会での生活が、まだ落ち着いていないような感じもありました。
ダムで沈んでしまう故郷には、相当な思い入れがあり、僕もこのご夫婦には特別な想いがあります。
今まで撮影してきたビデオをDVDに変換し、それを持っていきました。ご主人とのインタビューや夕張に一緒に行った時の映像、古いものになれば今から11年前の映像もあります。
どんな映像も時間とともに貴重になっていくものだと、感じました。もちろんそれを今も続けていてこそ、その価値はあるとおもいますが。
おくさんは泣いていました。
これから僕は横浜に通い、じっくりと話しを聞き直そうかと考えています。写真は新たなものは撮れませんが、どうしても読み物として書き綴っていきたいのです。書くのは自身が無いが、そうしなければ忘れてしまうなって思うのです。僕もそうですが、世間も。また時間のかかる仕事に取りかかろうとしています。