憧憬、大艦巨砲主義w

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ロケⅢインプレ③エンジン

2006-03-05 20:34:58 | ロケットスリー
やはり、このバイク最大の特徴はエンジンだ。

試乗しないで、購入を決めてしまった。
かつての3気筒エンジンの体験は、友人のBMWのK75に試乗して以来だ。
K75は中途半端な印象で、「低速域の鼓動感はない」「いくら回しても高揚感もない」やはり、従順な印象だけだった。

走り出しは、やたらにトルクがあるが、わりあい、フツーのバイクだ。個人的には、あまりスキではないのだが、ドンツキも少なく、スムーズな印象だ。
スペック上のトルクは出るのだから、アクセル開けただけの「ゴっ!!」ってな首を後ろにを持っていかれるような感じがあってもいいと思う。エリミ1000がこんな印象でした。こっちは楽しかった!

「フツーに乗れる2300CC」をトラ社はPRに入れているが、どうせ、これだけトガったキャラクターなのだから、「アブナイほど持て余し気味」の思い切った味付けでいいと思う。逆にアクセル閉じたときは「ガクンっ!」とくるのも面白いと思う。このテのバイクのエンジンに「最大公約数」の考え方は要らないと思う。
それとも伝達系がもたないのかな?
ちなみに、持て余し気味なのは、ライディングポジションですな。こっちはカスタムしやすいけど、ライポジこそ「最大公約数」であるべきと思いますよ、トラ社さん。細かいことは今後、UPします。

900RPMくらいで40K。F6(ワルキューレなど)のようなシルキーさはないものの、明確な鼓動はこのエンジンが1本750CCもあることを明確に主張していて、なんか、楽しい。

そしてココからだ。以前、BBCの技術コラムで読んだ「排気量UPに優るチューンはない」ってな話を実感する。5速40Kからアクセルを急開する。ゴリぐりとした感じにややノッキング風味の「ぺたペタッ」ってな音を混ぜながらも、スーパーヘビー級の車体を前方に打ち出す。2600RPM近辺のトルクの山アタリは、まさに、異常な感覚だ。これ、トップギアだぜ!?本当に、息継ぎなしで加速していく。最高速はメーターで230K~240Kあたりか。
詳しくないので、見た目だけの話だけど、「H2A等が、ロケット発射の瞬間に最大の推力を使用し、ある程度の高度から大気圏離脱速度まで一気に加速する」そんな印象だ。

3000RPM以降は明確な力感は薄れてくるが、これは、チカラが落ちてるのではなくて、3000RPMあたりのトルクがことのほか大きいので、相対的にそう感じるだけだ。実際のスピードメーターが上がる勢いは全く変わっていない。200Kあたりから伸びはややその勢いを落とし、220K辺りからは残りチカラを振り絞る様になる。「伸び」はあまり感じない。残り火がどんどん高く伸びていって、最後に「ふっ」と消えるようなワルキューレと対照的だ。

ローからのフル加速に至っては、未だインプレできません。ポジションの時に詳しく述べますが、なんせ、ハンドルにしがみついているのが精一杯。これは、断じてワタシがヘタレだからではありませぬ。エンジンキャラクターとライポジのコンセプトが乖離しすぎているのです(言い訳)。
もう少し、慣れたら、ある程度の、データでお話できると思います。なんせ、命がけっスから。

クルージングは、110K~130K位で楽しく巡航でも楽しめるエンジンキャラです。
平穏でも退屈しない、安心感と力感と「アジ」が同居しているし、アクセル開ければ一番おいしい辺りが楽しめます。バトルごっこでもなければ、交通の流れには充分以上に乗って行けます。

このマシンで一番ホレているのが、この、エンジンです。

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