観音めぐみのひとりごと

観音めぐみの感じたこと、あれやこれや・・イベントの裏話も・・?

少年刑務所にて

2006-12-22 20:44:01 | ひとりごと
12月20日。朝8時
盛岡少年刑務所に行ってきました。
この日は一年に一度のカラオケ大会の日。原田幸二先生と観音めぐみがカラオケの審査員とゲストを依頼され行ってきました。いつも厳しい生活を送っている皆さんがこの日ばかりは歌を通して気分転換できたんでしょうか??

私が盛岡少年刑務所を訪問するのは今回で4回目になります。
デビュー前にも一度(歌の勉強中の時)訪れたときがあります。初めて行ったときの印象はなんか怖い~という感じでしたね。(もう10年以上前のことですから・・・)

盛岡少年刑務所では朝・夕一日2回、皆さんが合唱している曲があります。
「心はいつでもあたらしく」という、高村光太郎先生の言葉が収容者の皆さんの更正への大きな励みの言葉となっている・・・ということを知り感銘を受け昭和60年6月に作られ寄贈されたのだそうです。
作詞:浅沼肇(花巻慕情や海峡恋しぐれの作詞の先生でもあります)作曲:黒川たけし そして歌っているのは、原田幸二先生です約20年も皆さんに歌われているんですんね。

刑務所は一つ一つ鍵を開けては閉めで、控え室までたどり着きます。
体育館のような広い会場でカラオケ大会が行われ、今回は14名の方が代表で歌われました。
皆さんの歌を聞きながら、表情を見ながら、いろんなことを考えました。(この人はどんな罪を犯したのだろうか・・・とか,被害者の方のことを考えたり・・・とか)

歌った曲はやはり今の歌ですね。桜坂、しあわせになろうよ、アゲハ蝶など(どんな気持ちでしあわせになろうよ を歌っていたのでしょうね。良い方向で考えましょう)でも皆歌が好きなんだということは感じました。

所長さんと帰りにいろいろな話をすることが出来ました。このようなイベントに参加する人はまだいいそうで、一般社会に戻ることが遅くなるのが解っていながら「独房」にいたいという人が最近少なくない現状なのだそうです。最近のいわゆる「オレオレ詐欺」の罪で収容されている人もいるそうです。

一般社会でも一日中自分の部屋に閉じこもり、パソコンゲームの中で生活をしている人が多くなってきているというのですから将来そんな人たちはいったいどうなってしまうのでしょうね。ご飯を食べさせてくれる人がいるうちはまだいいでしょうけど、ご飯を食べないと生きてはいけないのですから

 ストレスが多い社会で生きることは大変ですけど、自分の生きがいとか何か輝けることを見つけられたらいいですよね。

みんなオンリーワンなんですから頑張りましょう。
世界に一つだけの花という素敵な曲もありますしね


私も2曲「夢ごよみ」と「陽は昇る」という曲を歌ってきましたが、会話はすごく気を使いますね。言葉の一つ一つに神経を使います。難しいです。歌で何か感じてくれて少しでも更正に役立ってくれたら・・・と思います
 
でも、こんな世の中ですから殺人事件とかのドラマよりアットホームな(人間っていいなと思えるような)優しいドラマや思わず涙がでるような暖かい番組が多いといいなと思います








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