先月7月の下旬に、大変お世話になった長嶺伊佐雄先生が亡くなりました。先生は「カミングヮ 家族を癒す沖縄の正しい家相」という本を出され、正しい家相を広める為に精力的に活動されていた方で、何件もの物件を紹介して頂き、またその都度丁寧にアドバイスして頂きました。
家相からくる様々な難病奇病の相談の為に、あちこちを飛び歩き「大変だよー。宮良君」と言われる事もしばしばでしたが、アドバイスの最後には「頑張ろうねー。よろしくお願いします。」と優しく声を掛けて下さいました。
告別式の広告の中には「次の仕事があると旅立ちました。」とありましたので、今はまた別の形で忙しくされているのだと思います。
残念ながら僕には先生の様な、土地や家の問題点を見つけられる力はありませんが、これまでに教えて頂いた内容をここに残しておきたいと思います。現在家や土地のことでお悩みの方の参考になれば幸いです。
以下、これまでに頂いた内容のメモになります。
・長嶺氏がこの家をお世話しても意味がない。住んでいる人が(お世話になって
いる人)が世話をする。親と同じ。自分が神様を大事にする。
改修することでシビランカの神様が一番喜ぶ。仏様が人間に頼みごとすることは
ない。
人間の体を作ったのは誰か?夫婦ではない。夫婦は神様に体を提供しただけ。
女性は年4回しか来ない。子種の中に子供を作る守護神がいる。
母の羊水の中で、守護神が一人の人としての精密な機械を皮膚で包み隠すまでは
羊水の中にいる。それから空気の中に出る。へその緒を切られてから泣いた瞬間
守護神が脳に宿る。
毎日守護神の世話になっている。目が見える、耳が聞こえる、言葉がしゃべれる
心臓と肺が24時間動く、恥ずかしがる羞恥心、こわがる恐怖心、トイレの大小を
よりわけて教えてくれる。痛みかゆみ、謙虚な志、皮膚の段階から守ってもらっている。
守護神の居心地がよければ、家族の和が取れてくる。
床の間に朝日がはいると悟りがもらえる。自然治癒力がもらえる。
2階に床の間をおく場合、全部掃き出しにすると恩恵をもらいやすい。
言うことは言うが、出費は大きい。壊すのも金、作るのも金。
◎便器を取り除くとき
誰でもいい。工事に携わっている人誰でもいい。
「フールの神様、常日頃お世話になっています。(お父さんの名前を言う)
私達作っていけない所にトイレを作ってごめんなさい。神様の
御無礼にならない所に増改築しましたので、今日便器を取り除くので
フールの神様は驚かないで、便器を取り除かして下さい。新しい所に
行ってください。」
便座(フタ)を持って、はずして便器を横倒しにして新しいトイレの所に走る。
経路はどこからでも良い。
「フールの神様、オイデメンソーリ、オトモサビラ」
「今日からここがトイレヤイビーグ、ここから家族を見守ってください。」
元のところにゴメンナサイをすればいい。酒をトイレに入れる。
線香等は自由。
◎床の間を移動するとき
「作っていけない所に作った訳ではないけれど、上座の方に、朝日が入る様に
床の間を設けましたので、新しい上座の方にお供しますので移ってって下さい。」
「私、(自分の名前を言う)お供しますので、床の神様は驚かないで
朝日の入る床の間に移動してください。よろしくお願いします。」
と言って、掛け軸を持って新しい所に掛ける。飾り物を移動する。
人形はよくない。生きた人間が欲しい。人形はいらない。床の間には物を
あまり置いて欲しくない。壷とかをおいてお供えをする。
「床の神様、今日から私達家族に悟りを下さい、ひらめきを下さい、
ここに居心地良く見守ってください。私達家族のやることなす事を
すべていい方向に向けてください。よその人に勝るいい仕事を
させて下さい。アバイディンカラモウキラシピンソー(最後のこれは
言わなくていい)」
朝日が入らない所は暗くなる。失礼に当たる。子供たちの目先をとる事に
なる。帽子を深くかぶると歩きにくくなる。
・人間がおおらかになる。神様の居心地が良くなると、人間まるくなる。
4柱の神様 シビランカの神様(骨組みの段階から宿る)、床の神様(完成時)
台所の神様・トイレの神様(使って初めて宿る)
最後に、長嶺先生のご冥福を心よりお祈りいたします。