たぶん市街地では飛んでても全然見えないぐらいのこの小さなホタルは、石垣に移住してきたお客さんのお知り合いに山に案内してもらって、初めて見てデジカメで写したものです。真っ暗な山の中で群れで飛ぶホタルはなんとも言えず、ひさしぶりに身近な自然を感じる事ができました。
「石垣のいいもの」を地元じゃない方に教えてもらうのはもうしょっちゅうで、移動範囲は家と事務所と現場とPTA行事場所に限られる一般的な地元民には、こういったお誘いは非常にナイスでありがたかったりします。
「地元なのに知らないの?」そんなお言葉と引き換えに、貴重な体験をちょくちょくさせて頂いたりしてますが、降り過ぎるぐらいの紫外線が注ぐここ石垣島では、天然の光より人口の光、「こっちの水は甘いぞ」的な場所に行く方が、題名のごとく島の人には合っているのかなという気がします。
先月のいい日に、棟上(こちらではコンクリート打設)がありました。降水確率10%のところに曇りが続き、コンクリートを打ち終わって少ししてからまたまたちょっとした雨が降りました。「予約しました?」と聞きたくなるくらいのコンクリートに合わせた天気は、日頃の行いが、お客様なのかお祝いに駆けつけてくれた親戚なのか、はたまた施工なのか設計なのかはいいとして、安心の内に工事の半分が終了した事はなによりです。
作業終了後にお客様が準備してくれた「八重山そば、ジューシーおにぎり、ノンアルコールビール」のおかげで、お隣のヤギは「お祝いのヤギ汁」になる難をのがれました。(隣なので、最初から関係ないといえば関係ありませんが。)
さて、この物件はこれで「台風による大被害」の可能性はなくなった訳で、ぶがり直しの落成式に向かって、こつこつと作業を進めていきますよ。