株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
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その73.消えた台本

2012-11-28 06:13:27 | 制作会社社長の憂い漫遊記
5泊6日の高松地元スタッフとの格闘を終えても、私には休みはない。
岡山の入社案内ビデオの編集をしなければならない。
がしかし、がしかし…大阪に戻ったにも関わらず、
金毘羅の神は私に七難八苦を与える。


(このブログに三度登場の金毘羅の神)

岡山の入社案内ビデオには4人の男達が登場する。
うち2人については、高松出張前に完成させており、
残り2人についても部分的に編集を済ませ、
台本としては半分ほど完成していた。
しかしその台本がパソコンから消えてしまったのだ。
台本消失。あの試行錯誤の日々が一瞬にして台無しとは…
どうやら私が高松の現地休を利用して台本を仕上げるために、
USBにコピーした際に誤って消したようなのだ。
昔はPCの性能が悪く、よく落ちてデータが消失したものだが、
最近は性能アップでほとんどトラブルはない。
あるのは人的ミス。便利になればなるほど人的ミスは増加する。
台本用紙にシャーペンで書いていた頃も、
私はせっかく書いた台本の原版を時々電車内で紛失したが、
一旦書くと頭にしっかり入っていて比較的記憶を呼び戻すのは容易かった。
しかしキーボードで打つようになり、原稿を一旦無くしてしまうと、
記憶の復帰は至難の業になってしまった。
PCから消失したことが判明したのは高松に入った夜だった。
夜中にふと目が覚め台本に追記しようと持参したPCを開いてみると、
入っていているはずのUSBに台本がない!なんで?なんで?なんで?


(これが問題のUSB。
 見かけは年季が入っているが使用頻度は極めて低い)

翌日、会社に電話して復旧作業を社内に通達したが、
夕方の返信メールでは「復旧の見込みが立たない」と、にべもない。
ただでさえ記憶をたどるのが困難なのに、
6日間も高松に出張したのでは記憶もクソもない。こりゃ絶望的だ。
前向きに!あくまでも前向きに!消えたものは仕方ない。
せめて編集したものが残っていたのは幸いだ。
編集したものを見れば必ず記憶が蘇り復旧できる。
前向きに!あくまでも前向きに!
私は「せっかく書いた台本だったけど、あの台本はイマイチだったんだ」
と呪文のごとく唱えた。唱えるたびに悔しさが湧き出てくるが、
呪文を唱えて、プラス思考を試みた。
「そうだ、イマイチだから消えたんだ。次に書くともっと良くなる」
言い聞かせた。
そしてとにかく編集したものを見ながらポイントは何で、
どのように構成したか、記憶をたどる旅に出てみることにした。
不幸中の幸いなことに携帯に16日までに書き貯めた文章は残っている。
これもまた記憶を辿る道標になる。
あまり悠長にしている時間はない。
今週中には編集をアップさせねば…
24日夜高松から戻り、25日は休養なく台本復旧作業に取りかかる。
大丈夫ですよ。そのうち立て直します(笑)


(編集を見ながらの台本復旧作業)

1日かけてようやく台本復旧作業を終えた。
といってもフリダシに戻っただけのこと。しかし何だか微妙に違う。
編集したものにナレーションをあてはめるが収まらないところや、
逆に間が空いたりする。
「えーい、ままよ」とばかり、台本に合わせて編集し直し、
カットを追加したり逆に減らしたりと、
完全復旧というよりは別物になってしまった。
これもまた推敲のひとつと、前向きに捉えて本日終了。

現在の心境をセリフにすると、さしずめ
「なぁに俺がいれば心配ない」「心強いわ」
「勝ち目はありますかね」「あるさ、心配ない」
こんな感じです。

明けて26日。編集快調。この調子でいけば今週中にメドは立つ。
と思うと矢も楯も入られず、「来週、試写しませんか!?」と電話をかける。
どこまで自分を追い込むねん。
ということで今週は毎日4時起きです。
何が何でも今週中に編集を完成させます!お約束です!

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