株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
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その94.運が良ければ待たなくても海路の日和あり

2013-04-24 20:04:04 | 制作会社社長の憂い漫遊記
きっと昨夜の焼き肉が効いたんだ。
泊まりのロケ2日目は晴天。
麦畑は春の朝日を浴びて淡い緑色の葉が光り輝いている。
被写体とは初対面。
この道20年のベテラン社員。真面目で礼儀正しい方だ。
カメラを向けられて緊張しない人はいない。
この方も緊張しているが、真面目に応対してくれる。
1時間もすると社内での活動風景はあらまし撮影しきった。
これも被写体の真面目で真摯な対応からだが…


朝一番の撮影でホワイトバランスをとる山内カメラマンと川村助監督

そんなとき事件は起こった。修理依頼の電話だ。
被写体は修理のプロ中のプロ=サービスセンター長だ。
基本的にはサービスセンターにくる機械を
所員と分担して黙々と整備・修理する。
メッタにないがセールスタッフから緊急要請があれば現地へ修理に向かう。
サービスセンターには修理しなければならない機械が毎日入ってくるので
ほとんどは電話で適切な指示を出すが、原因不明で急ぎ案件は出動する。
実はその出動風景が取りたかった。
しかしヤラセはできない。
起こって欲しかったがいつ起こるかはわからない。
起こるまで1日待つつもりでいたが、待っても起こるという確証はない。
しかし焼き肉は効いた。しかも松阪肉だ。
撮影をはじめて1時間たらずで起こった。起こってくれたのだ。
さすがにプロ中のプロ。出動を一回で、かつ短時間で済ますため、
担当セールスタッフから状況を聞き、
必要と考えられる手だてを打ってから出動する。
しかもとっととやってお客さまを待たせない。
現場につくや診断にはいる。わずか5分ほどで原因を究明。
これにはお客さまが「さすがやなぁ」。
名医は聴診器をあてるだけで病名に当たりをつけて、
まずは痛みを和らげる手だてをとる。
彼もまた名医だ。
人ではないが、機械を直しお客さまの不安を解消する。
問診と触診で故障の原因を究明するので、
絵図ら的には工具を持つこともない地味な作業だが、
やってることは凄い。

こうして最高のシュチエーションを収め、インタビューをして完了。
時刻は11時、本日閉店となった。
さすがに「では本日終了です」とお礼を述べると
「???」と、?マーク3個分のキョトンとした顔。
明らかに「せっかくノッテきたのに、もう終わりかよ」と
無言で訴えていたが、我が社は誰よりも早く現場に入り、
誰よりも早く現場から退散するのがモットーだ。

しかしこれで帰るほど私は甘くない。
せっかくの晴天だ。本社の外観撮影に向かうことにした。
高速をとばせば80キロメートル、約1時間で四日市につく。
いざ、出発だ。


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