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株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
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その262.全11話改めて全10話になったアニメの件(8)

2016-01-29 06:31:21 | 制作会社社長の憂い漫遊記
12月28日、第9~10話の声優2名の録り直し行ない
映像差替え作業も終わり1月26日ついに、ついに
全10話のアニメーションがHPにUPされた。

実は、この10話のアニメーションは、アニメ化する前に
4頁の漫画をまず作成し漫画チラシを作る。
このチラシはお客さまに配布するなど
営業ツールとして活用する。
次に、その4頁を元にして
約5分物のアニメ台本を作り、アニメ化する。
プロデューサーにとっては「二度美味しいね!」って・・・
そんな浮かれた話ではない。
私はプロデューサー兼ディレクター兼ライターなのだ。
映像畑で育った私にとってアニメーションは近い存在だが、
漫画には漫画家の世界観がある。
その漫画を描くのは、大阪漫画界の異端児・法山氏。
こうして演出にとっては難産の漫画10話を
まず完成させてから、アニメーションに入る。
アニメーションはほとんど私の独壇場なので
これぞVPというオマケ満載、サービス満載となっている。
しかし、漫画が終われば、アニメという自転車操業を半年も続けると
さすがにしんどい!他の仕事もあり、本当にしんどい!
アニメもパラパラではあるが、
アニメーターの荒井さんが頑張ってくれて
パラパラの域を超えた出来映えに、
脚本・演出・プロデュース兼務の私は
名実ともに「VP史上最高の作品」になったと自負する。
しかも最終話である10話のエンディングには、
作詞:私と、作曲:録音部の増南氏が総力を結集して、
なんと三番まで一気に作りあげた。
その曲を今回のアニメ声優4名が歌い上げ、
イケテるテーマソングに仕上がった。
監督である私はさておき、スタッフ全員が
ギャラを超えたノリノリで完成できた10作品。
どの回も甲乙つけがたいが、
脚本・監督である私のお薦めは、
全体像がつかめる第1話と、スピンオフの第7話だ。

これまで35年ほどのVP監督人生の中で、
紙芝居風やフィルムアニメ、CGアニメなど、
VPの宿命である低予算の中にあって、
業界に先駆け実験的VPアニメを
私は果敢にも作ってきた(誰も言ってくれないが)。
しかし今回のように5分×10話連作は
私にとって初めてであり、おそらく業界でも
かなり珍しい試みであったと思う。


  スマホでアップされたアニメを見て悦に入る
  作曲担当の増南氏。その増南氏の背中に心の声で私「ありがとー」

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