Club  Atletico  Pistachos ぴすたちお  フッサル!  

いつかは競技フットサルに足を踏み入れたい、そんな人たちです。

なるほど、イベルメクチンを欲しがるひとのロジックが、なんとなく。ドラッグラグの捉え方だな。

2021-10-02 14:56:53 | 日々の活動
メルクの経口薬の治験が有効中止になったらしい。承認が近いな。

こりゃいい。

でもイベルメクチンが良かった人たちは不満のようだ。

塩野義が、飛ばされたとか言いますね。


先ずは日本の製薬会社の開発力の問題と、ドラッグラグのことがなかなか、理解されていない様子。

かねてから有効性の高い海外のお薬は日本で承認されていないものがたくさんあり、難病や小児の希少疾患などで、どうして海外のお薬を保険適応してくれないのか。とずーっと問題視されてきて、その声はどうしても小さく扱われてきた経緯があります。家族や、患者さんは当事者であり、病気と行政を2つ相手に挑むことは非常に負担が大きい。

だからなんとか開発費用を抑えて、小規模の臨床試験でもたくさんできるようにプラットフォームを私達は準備している。開発のスピードアップと省力化のために電子化しようとしている。


さらにグローバル試験に日本からも参加して、世界で同時期に承認されるような努力もしている。

もちろん日本発で素晴らしいコンパウンドがあれば、グローバル試験に載せて世界で使えるようなスキームもできてきたし、やってきている。


一番大事なのは有効性と安全性が、検証された良い薬が世界中で使えるようになることが重要であって、どこの国が、オリジネーターなのか、高いのか安いのか、なんて優先順位は低い。

よく効いて副作用が、少ないものが最高。
きちんと計画された、無作為化された大規模試験でコントロールアームに対して統計学的な有意差をバッチリ示せればよい。イベルメクチンもそうあるべき。

なんで海外の薬剤ばかり早く承認するんだ、という前に海外の薬が使えずに長く苦しんできた、難病の人や小児ガンの子どもたちを思い出してほしい。

ドラッグラグが、なくなることは良いこと。

良い薬に国籍は関係ない。日本で良い薬を世界に先駆けて作るのは不可能ではないが、競争は非常に厳しいということ。まったくサボっているわけではなく、日本発の成功例もあるし、沢山の失敗もある。

しかも世界中の科学者や研究者が、協力しあっている。

ぜひイベルメクチンを、きっかけに他の疾患の治療薬にも関心を持ってほしい。






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