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【映画】PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__…お父さんの形見の本が「真珠夫人」じゃなくて良かった

2020-10-17 10:13:39 | 映画
本日、2020年10月17日は、早朝に録画していた「推理作家ポー 最期の5日間」を観終えて、そこからダラダラ…現在に至ります😅



以下は映画鑑賞記録です



「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__」📖
監督 :塩谷直義
出演(声):関智一、諸星すみれ、本田貴子
制作年:2019年
制作国:日本🇯🇵
アニメーション作品

TSUTAYA DISCASから「1917 命をかけた伝令」一緒に届いた1本。
2020年10月4日(日曜日)の正午前後までに鑑賞しました(DVD)。



概要
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System」の第3話。
「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」で起きた2116年のSEAUn(東南アジア連合/シーアン)での事件の後、アジアを放浪していた狡噛慎也(声:関智一)は、バーでの乱闘騒ぎの際、傭兵団長のギレルモ・ガルシア(声:磯部勉)と出会う。狡噛は、北にあるチベット・ヒマラヤ同盟王国の内乱の情報を聞き、傭兵としてそこに向かう途中だった。ガルシアに気に入られ、ガルシア部下でおしゃべり好きなツェリン・グルン(声:高木渉)の運転で送られ同盟王国に向かうが、途中、難民の避難バスが襲撃されているところに遭遇、ツェリンと狡噛は避難バスを救出する。その後ツェリンと別れた狡噛は避難バスを運転し同盟王国に到着する。街に入り難民と別れた狡噛だったが、避難バスの乗客の一人で、武装ゲリラに両親を殺害され敵討ちをするため戦う方法を教えて欲しいと言う少女、テンジン・ワンチュク(声:諸星すみれ)に付きまとわれるようになる。



感想
サブタイトルの「恩讐の彼方に」菊池寛の小説📖
この小説📖は未読なんだけど、何となく知っている話。
テレビで何らかの形で紹介されている…NHKのドラマか何かだろうか…のを過去に観たのかも知れないし、そもそも私のフェイバリットスポット(アナザースカイとまでは言わない😅)“青の洞門”を作った人がモデルの話なので、やや馴染み深いもの。





テンジンが、父親の形見として持っていて、狡噛から日本語習いながら読んでいるのがこの本📖で、この小説📖のテーマである復讐が、このアニメの話とリンクとなる仕組み。

「恩讐の彼方に」は最後に復讐心を捨てる話(と認識、読んでないけど😅)で、如何にも色相が回復しそうな本。
こんな本読んでいる人が、潜在犯の可能性ありと棄民されちゃったのは皮肉なもの。
(作中、この辺りの説明はないっすね

また、100年以上前の表現が難しいであろう日本語を、外国人に教えながら読ませる、狡噛の語学力も教育能力も凄いなぁ…と思う次第。
語学といえば…「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」では、実際に使われている言葉という体で、日本語と外国語を使い分けていたと記憶しているのだけど、この「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__」では、全部日本語変換済み。
アレは評判悪かったという事なんかな

「恩讐の彼方に」についての蛇足っぽい話も次で最後にしますが💦…
テンジンのお父さんが形見で残すのが「恩讐の彼方に」ではなくて、同じ菊池寛の小説でも「真珠夫人」だったら、このアニメのタイトルも…
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 真珠夫人__」
と、なっていたので…「恩讐の彼方に」で本当に良かったと思う次第😅


さて、この映画自体の話ですが…
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰」
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian」
の鑑賞から少し時間が空いてしまいました。
すでにこの後の「PSYCHO-PASS サイコパス3」も観終えていますので、2020年現在ある「PSYCHO-PASS サイコパス」の中では、これが一番最後の鑑賞になります。

やっと狡噛慎也が主人公の話。
シュビラシステムがほぼ関係ない(初めての)話で…
放浪している強者(狡噛)が、行った先で人助けをするという、古い西部劇とか時代劇、諸国漫遊ものみたいなエピソードになっていて、「PSYCHO-PASS サイコパス」をずっと観ている私にとっては面白かったけど、これ単体で考えるとどうなんだろう

憎憎しげな悪役、

陽気で味方してくれるやつ、

守るべき未成年キャラの登場、

セクシーでめっちゃ強い味方のお姉さんがいて、

渋い傭兵が実は敵…信じていたやつの裏切り、💦

熱い戦いといえば、列車🚂の上で格闘戦、

…という、ベタなハリウッド映画テイスト満載
これが実写邦画だったらアラが目立っただろうなぁと思うけど💦、そこは流石のProduction I.Gアニメ
上手くまとめていて面白いです

映像も美麗。
チベット風の風景もいい感じ
各キャラも立っていて「PSYCHO-PASS サイコパス3」では、中身がない人形みたいなイメージだった花城フレデリカも良い感じのキャラ

キャスティングも洋画の吹き替えかと思うような豪華キャスト。
敵の黒幕とかは、磯部勉で、信頼できるけど裏切られそうな絶妙なキャスティング。
高木渉も陽気で、比較的弱っちいけど味方してくれるキャラってすぐに理解させてくれるキャスティング。
本田貴子も、花城フレデリカをシャーリーズ・セロンと思って観なさいというお告げ


最後は花城フレデリカが、狡噛を外務省の部隊にスカウトして、狡噛が日本🇯🇵に戻ることになるところで終幕。
「PSYCHO-PASS サイコパス3」で狡噛が出てきた経緯も(やっと💦)理解。
まだ宜野座が公安抜けている経緯も、常守朱が幽閉されている理由はわからないですが、このあたりはこれからなんよね

ともかく面白かったです
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System」3本の中では、こいつが一番良くできていたんじゃないかな


ということで点数は5点チョイ(5点満点中)です。


…しかしこの世界、ずっと観ていても、世界中に平和にのんびり暮らせる土地とか全くなさそうですな😅


あと思ったことは…
「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System」3本を通して観て、割と強く思ったこととして…
凛として時雨「abnormalize」と、EGOIST「名前のない怪物」が主題歌だったら、やはり「PSYCHO-PASS サイコパス」は締まるなです。
「名前のない怪物」は、やらかしてますけどね😅


(当ブログ内の関連記事)
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2020年10月15日 【映画】PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰(鑑賞記録棚卸206)…主人公が二人ともキャラ変
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では、このあたりで



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