ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?…素直に見るか?穿って見るか?

2018-10-14 22:47:25 | 映画・DVD

本日、2018年10月14日(日曜日)は…

昨日急に予定がなくなったから帰ってくるといって我が家に帰ってきた娘と私ら夫婦で…

まずは、最近家の近くに新しくできたけど行っていなかった「コメダ珈琲」に行きました。
ここはコメダにしては珍しく全席禁煙店で、いい感じです
他の飲食店は人気がなくて入れ替わりが多い(すぐに閉店しちゃう)地域なのに、店内はほぼ満員。朝の時間なので、たっぷりブレンドコーヒーのモーニングセットを選択。



その後は天気もいいので(天気はいいけど、あんまり時間もなかったので)、近場のグリーンパークまでドライブ。
グリーンパークも天気が良いせいか、お客さんは多かったです(以前行った時は、曇り空で平日だったせいか、私と嫁さんの貸切だったのですが…)。
グリーンパークでは、娘のリクエストで(実に久しぶりに)巨大な温室に入ったのですが、ここはまぁまぁ面白いスポット。
色々な動物はいるし、すげぇ数の蝶々とか飛んでるし。入場料自体も安いのオススメスポットです。
グリーンパークの方が、先日行った「山口ゆめ花博」よりも楽しめた気がします

グリーンパークの後は小倉に戻って平四郎(回転寿司)で食事をした後、娘と別れて帰宅。

(平四郎の写真は撮らなかったのでありません)


帰宅後は、先日から電源が入らなくなっている前のパソコンの中身を開けてチェック。
…するも修理できそうもなく、寿命のようです
今度HDDの接続ケーブルを買ってデータだけでも抜き出せないかと思案中。

そういう感じの過ごし方でした



以下は映画鑑賞記録です
ここ数回は「怪獣映画連続投稿」というのを続けておりましたが、一旦中断
本日は怪獣の出てこないアニメ作品です。



「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
監督:武内宣之
(総監督:新房昭之ということらしく監督よりこちらの名前の方が表に出てくる。なんだこの日本アニメのシステム
出演(声):広瀬すず、菅田将暉、宮野真守
制作年:2017年
制作国:日本
アニメーション作品

TSUTAYA DISCASから「ランペイジ 巨獣大乱闘」と一緒に届いた1本。
数日前、2018年10月7日(日曜日)の夜までに鑑賞しました(ブルーレイ)。



概要
夏休みの登校日で、地域の夏祭りの日の朝、及川なずな(声:広瀬すず)が海岸で不思議なデザインで綺麗な透明の玉を見つける。なずなに思いを寄せる島田典道(声:菅田将暉)は友人の安曇祐介(声:宮野真守)と一緒にプール当番として学校のプール掃除に行くが、そこにはなずながいた。プールで競泳をしようとなった典道と祐介、そこになずなも参加する。なずなは私が買ったら何でも言うことを聞いてもらうと言い、1着で勝利、なずなを見ているうちにターンに失敗し怪我をした典道は遅れ、2着は祐介となる。祐介に対してなずなは、今夜の花火大会に一緒に行って欲しいというが、祐介はなずなを待たず、典道の家に行き、典道に対し怪我を直すため自分の家である医院に行くよう勧め、自身は「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」を調べるという友人らに合流する。祐介の家である医院に行った典道は、そこでなずなと会うが、その後なずなは、母親と母親の再婚相手から連れ戻されてしまう。その場に居合わせた典道は、プールで拾った透明の石を投げると、典道は数時間前に戻っており、同じ時間が繰り返される。



感想
時間改変モノではなくて、ストーリーがふんわりしたファンタジー
あと、いかにも岩井俊二という感じ
かつ、いかにも1990年代のテレビドラマといった趣のストーリー

オリジナルのドラマは観たような気もするし、観ていないような気もする(要は覚えていないのですが)、既視感はありました(多分観ました)。
そういうのもあってなのか()、あーこれ、オチはつかないんだろうなぁと、途中から思い始め、最後は案の定

今回のアニメは、おそらく今の若い人向きに作られたのだと思います。
ドラマが作られた当時、おそらく全盛期の岩井俊二の頃の視聴者層である、今の40代〜50代前半に、未だ岩井俊二ファンなどいるはずもなく(偏見だけど多分正解)、ターゲットはそんな40代〜50代層ではないはず。
なので若い人向きと考察するわけですが、若い世代をこの雰囲気だけで中身のない作品作りが良いものと、騙そうとしている感があるアニメです。

つくりはそつなく、上手いです
キャラクターは魅力的に描かれており、なずなちゃんは大人びた可愛い女の子で、少年らが憧れるに値する魅力を持って描かれています
少年たちも、幼い(ものを知らない)フワフワ感、フワフワと中途半端な友情、発言の度にいい加減なことをいう友人(これはif設定か)、とりあえず集まって歩く馬鹿さ加減など、中高生男子感を上手く描いているように思えました。

坂道の多い町、一両編成の電車、なんか使いづらそうな変わったデザインの学校校舎、風力発電所等(そういえば今日行ったグリーンパークの近くにも海辺の風力発電所がありました)
ロケーションも良く、絵は全般的に綺麗

テンポも悪くない

音楽の使い方も上手く、松田聖子の歌も郷愁を誘う(あら、やっぱり高年齢層がターゲットか

まぁしかし、そこはかとなく漂う「魂が込もっていない」感

今流行りの、新海誠感、細田守感を出しときました

声優に人気俳優充てておきました

主題歌にも人気歌い手採用しました(エンディングのあの歌は悪くはないのだけど、良いから使ったというよりも、人気があるから使った感は否めない)。

電車のシーンは「千と千尋の神隠し」のパロディ

まぁ、よくできているんですよ。
でもね、わざわざ2時間程度の時間を割いて観るオジさんの立場からすれば

「ふわっとしたファンタジーでなく、理屈のあるSFっぽいのであって欲しかった」

「そこまでキッチリしなくとも、主人公の男の子の気持ちだけでも整理して欲しかった」

「打ち上げ花火が丸いのか平面なのかに決着つけて欲しかった」※うそです。あと丸いです。

「岩井俊二感は致し方ないとして、新海誠感、細田守感は排除してオリジナリティの確保に勤めていただきたかった」

等々、多少の不満が残る映画であったということです。


ということで点数は、う〜ん悩みつつ4点弱(5点満点中)
私のような穿った見方さえしなければ、普通に楽しめる良い作品だとは思います



蛇足
主人公の女の子のセリフで途中「お母さんと同じビッチの血が流れている」みたいなのがあるのだけど…
この女の子の、オリジナルドラマでのキャストを調べたら、奥菜恵だったので、それならば間違いなくビッチです。



以上で「打ち上げ花火、鼻から出すか?ケツから出すか?」の映画鑑賞記録でした



では、このあたりで



★当ブログ内映画DVDレビューの検索はこちらで★


最新の画像もっと見る

コメントを投稿