実に久しぶりの(比較的まともな)更新です。
10月は忙しかったのもありますが、なかなか気乗りせず、ブログに手が出ませんでした
…同僚だった人が亡くなったりもした月でもあったので、気持ちも落ち込んでいたのかも知れません
9月の終わりにも少し書きましたが、当ブログは2013年9月29日を以って開設から8周年を迎えております。今後とも宜しくお願いいたします
で、映画観賞記録
「アメイジング・スパイダーマン」
(監督:マーク・ウェブ、出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、2012年アメリカ合衆国)
観賞日時ですが、うっかりしてて観賞日時の記録が無いけど、2012年12月の8日~15日のどこかで観たはずのもの。TSUTAYA DISCASさんから「メリダとおそろしの森」と一緒に届いた一本です(BD)。
あらすじ&概要
マーベルコミック「スパイダーマン」の映画化。
13年前に両親が失踪して以来、伯父夫婦のベン(マーティン・シーン)とメイ(サリー・フィールド)に育てられてきた高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は、ある日自宅で父親の残したカバンを見つける。カバンには父の親友であった生物学者カート・コナーズ博士(リース・イーヴァンズ)の事が書かれたメモが残されており、ピーターはオズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ねるが、そこで遺伝子操作の実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。その翌日からピーターの体に異変が起こり始める。
詳しくは…http://bd-dvd.sonypictures.jp/amazing-spiderman/
ピロEK的感想&点数
本当はサム・ライミ版「スパイダーマン4」を作るはずだったところが色々あって、このリブート版になっちゃったという事情はどこかで読みましたが、この短期間でのリブートが正解だったかどうかは疑問ですかね。映画の出来・不出来に関わらず薄い印象の映画になってしまった感は否めません。
…現に内容はほとんど思い出せないし、少しイケメンにシフトしたピーター・パーカーも、キルスティン・ダンストと比較すれば随分可愛くなったヒロインも結果印象薄。
「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの大成功で、マーベル作品の映画化にノリ気だった製作サイドの気持ちは分からないでも無いですが、「ハルク」が「インクレディブル・ハルク」にリブートしたのとは事情も違うのだと思うのですけどねぇ(「ハルク」と違って、前の「スパイダーマン」があたっている映画だった訳ですから)。
基本的に、映画のコンセプトがイマイチ理解出来ずというか、ぼんやりしているというか…
私の勝手な印象では「スパイダーマン」は、サブカルチャーというよりはポップカルチャー寄りで、Tシャツにデザインされて本領を発揮するタイプのコミックヒーロー(まぁマーベルのヒーローは、概ねこんな感じなわけですけど)。2000年代にアメコミフィギュアブームが起こった際の、あの感じが本質…とか言って伝わるかどうかは分かりませんけど
この点では、サム・ライミ版3部作って、それなりに、そんなポップな雰囲気を再現した良作だったと思います。
一方、「アイアンマン」を筆頭に成功した「マーベル・シネマティック・ユニバース」は、コミック設定に映画なりのリアル感というか、重さというか、いわゆる良質なハリウッド映画の手法を持ち込んで大人の鑑賞に堪えうるように成り立てたモノ(…ゆえに「マイティ・ソー」に多少の違和感があり、「キャプテン・アメリカ」に少しだけのやり過ぎ感も否めず、「アントマン」に至っては不安だらけ…となるわけですが)。「アイアンマン」、「インクレディブル・ハルク」の頃までは、それまでのアメコミ映画とは一線を画す(ように感じた)映画で、そこがヒット要因だったと思われる訳です。
で、この映画「アメイジング・スパイダーマン」は、その両方を得ようとして、結局どっちも得られなかったと言いますか…私としてはそういう印象です。
…大人の鑑賞に堪えうる狙いの部分としては、続編や世界観の広がりも考えた舞台設定…両親の謎やら、影をちらつかせるオズコープ社=オズボーンの存在。スパイダーマンの能力に不自由感が強いのも現代的というかリアル路線狙い…糸は無限に出せる訳じゃない感じとかね…あの装置から出る糸はスパイダーマンの超人性を軽減(個人的には少しガッカリ)。悩みの種は恋愛だけじゃないよ…と、少し影があるように描かれた主人公像もそういう部分な気がしますが、どれもこれも結局在り来たりで、映画が面白くなる材料として上手く機能したとは言えないもの
逆に敵は、結構無制限気味に再生が可能なトカゲ男という、いかにもコミック的ヴィラン
(…この設定って、偶然なのか「アイアンマン3」のエクストリミスとチョイかぶっちゃってますねぇ)
所詮はマンガ…と確実に思わせる設定を何故残さないとイケなかったのかは、作った人たちの意図を知りたいところ。
…このあたり、普通にグリーンゴブリンで良かったんじゃないかなぁ。で、正体はオズボーンじゃないみたいな設定にして次回作に謎を残すとか言う展開とかで…。
映画として全然ダメとかではなくて、むしろまぁまぁ楽しめたとも思うんだけど、上記のどっちつかず感ゆえか、昨今のアメコミ映画の中で、特に優れたものにはなっていない。他のアメコミ映画に埋もれてしまう一本という印象でしょうか。
良いと思った部分の事も書いておきます。
映像的には(…実はあんまり記憶が無いのだけど)、スパイダーマン特有のぶら下がり空中戦(?)は健在で良い感じ。あの質感が盛られたスーツも嫌いじゃない。これは3Dで観た方が良かった(数少ない)映画かも知れないですねぇ(※私は家で2Dで鑑賞)。
ということで点数は4点(5点満点中)。
欲を言わなければ楽しめる映画とは思いますが、アメコミ映画って最近出来が良いですからねぇ…満点とはいかずという感です。
同じスパイダーマンなら、個人的にはBSのディズニーチャンネルとDlifeでやっている「アルティメット・スパイダーマン」の方が好きだったりもします。あっちはアイアンマンやらニック・フュリーやら、映画とそっくりなコールソン捜査官(校長)も出てくるしね
補足・蛇足
この映画のレンタルってTSUTAYA限定らしいですね。
割と大作寄りのこの映画でまで、独占しちゃうのって、良いように解釈すればTSUTAYAさんの企業努力なんだろうけど、一般消費者を無視した独占にも思えたりして…まぁ私はTSUTAYAユーザーだから実害は有りませんけど
では、一旦このあたりで
つまらなくはないけど普通に楽しめたという感じでしょうか。
やはりサム・ライミ版が好きですねー。
続編は一応観ますけれども、、、
テレビ放映などで時々サム・ライミ版が放映されるので、自分もスパイダーマンはまだアメイジングに定着していないトコがありますね^^;まあ1作目だから慣れていないとも思うのですが、それでも今年公開の続編は予告編を観た限りでは期待は出来るかも?なんだかんだでアメコミ作品やっぱり観ちゃいますからねw
前実写シリーズでは設定がかなり変えてあるようですが、エマ・ストーンの役は「3」ではブライス・ダラス・ハワードが演じました。
キルスティン・ダンストの役は「アメイジング~」の続編ではシェイリーン・ウッドリー(ジョージ・クルーニーの「ファミリー・ツリー」の長女役)になるはずでしたが、「アメイジング~2」ではカットされたようです。
娘へのお祝いの言、ありがとうございます。
あんなんでいいって言ってる奇特な方なんで、のしつけて差し上げました。願わくば返さないでね!ですわ。
あはは。
映画は、薄!っていうのはわかりますねえ。
とはいえ、好みのアンドリュー君なんで、点数はあまめです。
今年もどうぞよろしく。
2014年あけましておめでとうございます。
本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます
>つまらなくはないけど普通に楽しめたという感じでしょうか。
>やはりサム・ライミ版が好きですねー。
サム・ライミ版の好き嫌いはあるかもしれませんが、あちらに比べたら今回のは個性の薄い映画でしたね。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
2014年あけましておめでとうございます。
本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます
>それでも今年公開の続編は予告編を観た限りでは期待は出来るかも?なんだかんだでアメコミ作品やっぱり観ちゃいますからねw
続編の予告で思う事は、スパイダーマンがアニメっぽいっていうことです。
映像には力を入れているつもりだとは思うのですが、何かツボを押さえきれていないというか、多少の不安が残ります。
まぁ、実際に観てみないと何とも言えないですけどね。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
2014年あけましておめでとうございます。
本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます
>キルスティン・ダンストの役は「アメイジング~」の続編ではシェイリーン・ウッドリー(ジョージ・クルーニーの「ファミリー・ツリー」の長女役)になるはずでしたが、「アメイジング~2」ではカットされたようです。
「ファミリー・ツリー」は観ていないので、どの女優さんかは全然分かっていませんが、カットされなければ美人のMJになったんですかねぇ(?)…それはそれでまた個性の無い映画になっちゃうという事で、そう考えたらキルスティン・ダンストの個性って偉大なのかも(?)
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
いつもコメントありがとうございます
新年のご挨拶もありがとうございます。
>映画は、薄!っていうのはわかりますねえ。
>とはいえ、好みのアンドリュー君なんで、点数はあまめです。
アンドリュー・ガーフィールドさんもsakurai先生のお眼鏡にかなったとあれば、今後個性派イケメンとして成長株なのかもしれませんね。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。