*温陽温泉のせつない思い出・・・の巻!
韓国5日目、ふと「温陽温泉(オニャンオンチョン)に行ってみようかな」と思った。今から15年ほど前、初めて韓国へ旅した時にも訪れた温陽温泉へ・・・
その15年前の韓国の旅は恩師のY先生に誘われてだった。とある理由でどうしてもソウルに行きたくなったY先生、いきなり「おい、ぴら!。大韓航空のチケットを取れ!」ってエラソーに。おまけに、「オマエと2人っきりじゃつまらないから(こっちだってそうだよ!)、誰かもう2人くらい誘え!」とムチャクチャな。かと思えば、「あのな、韓国でのメシはオレが全部払うから心配するなよ、板門店のツアーに行きたいんならそれも持つ」ってヘンな所が太っ腹だな。で、集まったのが同じくY先生の教え子のMさん、それとぴらにあと腐れ縁のSで合計4名。そんなオヤジ1名、女子1名、男2名の不思議なメンバーで韓国へ乗り込んだ。1日目はY先生のオゴリでプルコギ&カルビ食い放題。2日目の午前中はソウル市内バスツアーで、「オレは用事があるからオマエらだけで行け!」とY先生、「それとな、夜になったら○○ホテルまで迎えに来い!」って勝手放題じゃん。まぁ、スポンサーなんだからしょうがないけど・・・(ホントに全食事&おやつをご馳走してくれた)
バスツアーは昼で終わり、夜まで時間があるから「郊外の温陽温泉まで行ってみない?」とぴらにあが提案すると、「まぁ、いいんじゃないの?」ってMさんとS。当時、この2人を含めて同級生数人で温泉巡りをよくやっていたから、外国とはいえ当然の流れだと思った。しかし、行きのムグンファ号の中でもあんまり盛り上がってない2人、Mさんは単に眠いだけかも、しかしSの方は特にムスッとしてる。温陽温泉の共同浴場に入って出てくると無言でどこかへ行ってしまったS、帰りの列車の時間には駅に戻ってきたけど、やっぱり機嫌がすこぶる悪い。で次の日、ソウルタワーでSの怒りが爆発した。「オレはこんな事のために韓国へ来たんじゃね~!」と・・・
「ナニを怒ってるの?」と顔を見合わせるぴらにあとMさん、「買い物に行ってくる!」とプンプン怒りながら去っていってしまったS。どうやらSは一言も口に出さなかったけど、「韓国に行ったらショッピングをしたい」とずーっと思ってたらしい。それなのに、行きたくもない田舎の温泉なんかムリヤリ連れて行かれて、帰りのムグンファ号はメチャ混みで座る事も出来ずにヘトヘトになって。ぴらにあは外国の満員列車なんて滅多に乗れないからそれなりに面白かったけど、Sにとってそうゆう(彼にとっては)ムダな時間が許せなかったみたい。でもさ、ぴらにあとSはいわゆる親友なんでしょ、「2日目の午後は自由行動にしようよ」って遠慮無く言えばいいじゃん、水くさいなぁ・・・
それから数年後、Sは二度と戻れない遠い所へ一人で旅に出てしまった、ぴらにあは誘われたって絶対に一緒に行かないけど。直接の理由は未だによく解らない。彼の部屋には飲みかけのビールとつまみ、それと明日の仕事の準備が整ったカバンが置いてあった。Sの部屋で泣きはらす彼の妹に掛ける言葉は持ってなかった。あのさ、何か気に入らない事があるんなら、「ふざけるな~!」って口に出して言えばいいんだよ。「オレはソウルで買い物に行きたいんだよ!」って、それくらい気心が知れた仲間なら理解してくれるよ。ホント、遠慮するふりしてカッコつけすぎなんだよオマエ。文句があるんなら今夜化けて出てこいよ、このヤロ~!。でもまぁ、温陽温泉に巡礼の旅に行って少し心が落ち着いた・・・(少々取り乱しまして、今回のは軽~く読み飛ばして下さい)
【韓国南部方面行き(釜山行きを除く)の列車が発着する龍山駅。初日にムグンファ号に乗った清涼里駅が新宿なら、こちらは上野って感じかな・・・】
【龍山~温陽温泉は初体験のセマウル号(特急)で約1時間半の旅、料金は9,600ウォン(750円)でまたも激安。ムグンファ号と違う無骨なディーゼル機関車がステキ・・・】
【セマウル号の客車をバックに、母娘二人旅の韓国美女と一緒に記念撮影。韓国を旅行していると、ホントに仲のいい女性同士のペアをよく見かける。お手々つないでデレデレして、日本人から見るとちょっと気持ちが悪い時も・・・】
【なんと!、田んぼの真ん中で思いっきり田舎の駅だった温陽温泉駅が立派な高架に?、15年の時代の流れは長かった。そりゃ、ぴらにあもオヤジになって子供の2人も生まれるさ・・・】
【15年前の当時、こんな立派な道路と豪華なホテルは無かったと思う。狭いホコリだらけの駅前広場に、どこから集まってきたのかタクシーばっかりたむろして。あぁ、あの景色は夢か幻か・・・】
【駅前の観光案内所でもらった地図(全部ハングル)を駆使して、とりあえず駅に一番近かった共同浴場へ。内部は日本の銭湯とほぼ同じ、大人3,000ウォン(250円)、ちぴらは半額、タオルは無料で貸してくれた・・・】
【温泉から出て裏通りの市場へ、この風景はちょっと見覚えがある、怒ったSに捨てられてMさんとさまよった記憶が。ティギン(天ぷら)の屋台で一休み・・・】
【屋台で買ったホットック(甘いおやき)6枚と、イカゲソのティギン5本で3,000ウォン(250円)のランチ。ホットックはもの凄く熱い黒蜜が入っていて、口の中をヤケドしたぴらにあ・・・】
【温陽温泉での滞在時間は1時間48分、帰りのキップを龍山駅で買おうとした時、駅員さんに「乗れない!」みたいな事を言われてなかなか売ってもらえなかった。帰りのセマウル号は先頭車両にも座席がある編成でカッコイイ・・・】
【ちぴらがどうしても欲しかったKTXmini(韓国版しんかんせんくん)のぬいぐるみ、16,000ウォン(1,200円)は今回の旅で一番高かったオミヤゲ・・・】
韓国5日目、ふと「温陽温泉(オニャンオンチョン)に行ってみようかな」と思った。今から15年ほど前、初めて韓国へ旅した時にも訪れた温陽温泉へ・・・
その15年前の韓国の旅は恩師のY先生に誘われてだった。とある理由でどうしてもソウルに行きたくなったY先生、いきなり「おい、ぴら!。大韓航空のチケットを取れ!」ってエラソーに。おまけに、「オマエと2人っきりじゃつまらないから(こっちだってそうだよ!)、誰かもう2人くらい誘え!」とムチャクチャな。かと思えば、「あのな、韓国でのメシはオレが全部払うから心配するなよ、板門店のツアーに行きたいんならそれも持つ」ってヘンな所が太っ腹だな。で、集まったのが同じくY先生の教え子のMさん、それとぴらにあと腐れ縁のSで合計4名。そんなオヤジ1名、女子1名、男2名の不思議なメンバーで韓国へ乗り込んだ。1日目はY先生のオゴリでプルコギ&カルビ食い放題。2日目の午前中はソウル市内バスツアーで、「オレは用事があるからオマエらだけで行け!」とY先生、「それとな、夜になったら○○ホテルまで迎えに来い!」って勝手放題じゃん。まぁ、スポンサーなんだからしょうがないけど・・・(ホントに全食事&おやつをご馳走してくれた)
バスツアーは昼で終わり、夜まで時間があるから「郊外の温陽温泉まで行ってみない?」とぴらにあが提案すると、「まぁ、いいんじゃないの?」ってMさんとS。当時、この2人を含めて同級生数人で温泉巡りをよくやっていたから、外国とはいえ当然の流れだと思った。しかし、行きのムグンファ号の中でもあんまり盛り上がってない2人、Mさんは単に眠いだけかも、しかしSの方は特にムスッとしてる。温陽温泉の共同浴場に入って出てくると無言でどこかへ行ってしまったS、帰りの列車の時間には駅に戻ってきたけど、やっぱり機嫌がすこぶる悪い。で次の日、ソウルタワーでSの怒りが爆発した。「オレはこんな事のために韓国へ来たんじゃね~!」と・・・
「ナニを怒ってるの?」と顔を見合わせるぴらにあとMさん、「買い物に行ってくる!」とプンプン怒りながら去っていってしまったS。どうやらSは一言も口に出さなかったけど、「韓国に行ったらショッピングをしたい」とずーっと思ってたらしい。それなのに、行きたくもない田舎の温泉なんかムリヤリ連れて行かれて、帰りのムグンファ号はメチャ混みで座る事も出来ずにヘトヘトになって。ぴらにあは外国の満員列車なんて滅多に乗れないからそれなりに面白かったけど、Sにとってそうゆう(彼にとっては)ムダな時間が許せなかったみたい。でもさ、ぴらにあとSはいわゆる親友なんでしょ、「2日目の午後は自由行動にしようよ」って遠慮無く言えばいいじゃん、水くさいなぁ・・・
それから数年後、Sは二度と戻れない遠い所へ一人で旅に出てしまった、ぴらにあは誘われたって絶対に一緒に行かないけど。直接の理由は未だによく解らない。彼の部屋には飲みかけのビールとつまみ、それと明日の仕事の準備が整ったカバンが置いてあった。Sの部屋で泣きはらす彼の妹に掛ける言葉は持ってなかった。あのさ、何か気に入らない事があるんなら、「ふざけるな~!」って口に出して言えばいいんだよ。「オレはソウルで買い物に行きたいんだよ!」って、それくらい気心が知れた仲間なら理解してくれるよ。ホント、遠慮するふりしてカッコつけすぎなんだよオマエ。文句があるんなら今夜化けて出てこいよ、このヤロ~!。でもまぁ、温陽温泉に巡礼の旅に行って少し心が落ち着いた・・・(少々取り乱しまして、今回のは軽~く読み飛ばして下さい)
【韓国南部方面行き(釜山行きを除く)の列車が発着する龍山駅。初日にムグンファ号に乗った清涼里駅が新宿なら、こちらは上野って感じかな・・・】
【龍山~温陽温泉は初体験のセマウル号(特急)で約1時間半の旅、料金は9,600ウォン(750円)でまたも激安。ムグンファ号と違う無骨なディーゼル機関車がステキ・・・】
【セマウル号の客車をバックに、母娘二人旅の韓国美女と一緒に記念撮影。韓国を旅行していると、ホントに仲のいい女性同士のペアをよく見かける。お手々つないでデレデレして、日本人から見るとちょっと気持ちが悪い時も・・・】
【なんと!、田んぼの真ん中で思いっきり田舎の駅だった温陽温泉駅が立派な高架に?、15年の時代の流れは長かった。そりゃ、ぴらにあもオヤジになって子供の2人も生まれるさ・・・】
【15年前の当時、こんな立派な道路と豪華なホテルは無かったと思う。狭いホコリだらけの駅前広場に、どこから集まってきたのかタクシーばっかりたむろして。あぁ、あの景色は夢か幻か・・・】
【駅前の観光案内所でもらった地図(全部ハングル)を駆使して、とりあえず駅に一番近かった共同浴場へ。内部は日本の銭湯とほぼ同じ、大人3,000ウォン(250円)、ちぴらは半額、タオルは無料で貸してくれた・・・】
【温泉から出て裏通りの市場へ、この風景はちょっと見覚えがある、怒ったSに捨てられてMさんとさまよった記憶が。ティギン(天ぷら)の屋台で一休み・・・】
【屋台で買ったホットック(甘いおやき)6枚と、イカゲソのティギン5本で3,000ウォン(250円)のランチ。ホットックはもの凄く熱い黒蜜が入っていて、口の中をヤケドしたぴらにあ・・・】
【温陽温泉での滞在時間は1時間48分、帰りのキップを龍山駅で買おうとした時、駅員さんに「乗れない!」みたいな事を言われてなかなか売ってもらえなかった。帰りのセマウル号は先頭車両にも座席がある編成でカッコイイ・・・】
【ちぴらがどうしても欲しかったKTXmini(韓国版しんかんせんくん)のぬいぐるみ、16,000ウォン(1,200円)は今回の旅で一番高かったオミヤゲ・・・】