割引市外通話で悩む・・・

　前から使っていた００１の市外通話サービスが終了すると通知が来た。ＫＤＤＩはＫＤＤ（００１）とＤＤＩ（００７７）が合併して、両方の番号で市外通話サービスをやっていたけど、国内通話は００７７に、国際通話は００１に統一するらしい。ぴら家は短い通話が多いから、１秒単位で計算される００１が好きだったけど、どうせ３ヶ月合算の請求で数百円にしかならないから、何だって別に困らないんだけど・・・

　でもせっかく資料を送ってくれたから、しげしげとパンフを見てみる。最近はちぴらが東京のじじ・ばばに電話する事も多いし、もしかしたら少しでも電話代をケチる方法があるんじゃないかと思った。案の定、今まで気にしていなかったけど、色々な割引料金が設定されているんだとか。ネットで００８８（日本テレコム）の方も調べてみると、やっぱり最大５０％引きとか、かなり安くなるらしい。でもこの仕組みってば、月額２００円程度の定額料が必要なんですよね。３ヶ月で６００円も取られたら、普通に払う通話料より高くなる可能性もある。「どうにかならんか？」とさらに調べると、定額料が無料になるワザもあるらしい。両方の会社（００７７・００８８）とも、同じ系列の携帯電話かプロバイダを使っていると、割引サービスの定額料が無料になる。でもコレって、携帯電話やプロバイダの乗り換えを阻止する、ミエミエの作戦じゃないの？

　もっと手っ取り早いのは、『マイライン・プラス』という設定を付けると、無条件に定額料が無料になる。これは、意図的に他の電話会社の認識番号をつけてダイヤルしても、強制的に契約している電話会社を通して接続されるというモノ。ようするに、『絶対に浮気をせずに、一生あなたとつき合っていきます！』という宣言だ。う～ん、電話料金が安くなるのは魅力的だけど、ぴら家でそこまでする必要ってあるのかな・・・

ようこそおおちまへ！

　年度替わり民族大移動の後半が始まった。今度は去年のぴら家と同じように、大島へやって来る人たちを迎える番だ。ぴらにあの職場も、上司を含めて引っ越しの手伝いに忙しい。みんなで港へ迎えに行って、そのまま各地の社宅へ分かれて向かう。ぴらにあの担当は、小学校５年生のいるご家族連れだ。ぴら家の近くの集落（社宅がある場所）へ向かう途中、「近くにお店ありますか？」と聞く奥さん。「スーパーならありますけど、閉まるのは６時くらいですよ。コンビニは島内に一軒もありませけど」と伝えると、「私、コンビニって毎日利用してたんですよね・・・」とさらに不安になった様子だ。「確かに不便ですけどね、東京じゃ経験できないような楽しい事もありますから・・・」とお為ごかしを言ってみたけど、暗い顔は変わらない・・・

　このまま社宅に行ってもつまらないから、ちぴらお気に入りの港のコロッケ屋にご案内する。「わ～、私の子供の頃にあったような店ですね！」と少し明るくなる奥さん。坊ちゃんは、「トトロに出てきそうな所だね～！」と喜んでいる。揚げたてアツアツのコロッケを頬張りながら海を眺めると、透明な水の中には、スイスイお魚が泳いでいるのが見える。「観光地に住めるって、幸せですね！」とポツリという奥さんの顔は、だいぶ明るくなっていた。夜真っ暗なのも、台風がものスゴイのも、お店がないのも、リスがチョロチョロするのも、ムカデがモゾモゾするのも、みんなすぐに慣れるから大丈夫。そんなリゾートアイランドおおちまへようこそ！