フワフワを堪能しながらお昼寝中のりんちゃん
フワフワの正体は
いつものグレーしましま2号
仲は悪いけれどもねんねの時は
しっぽを絡める間柄ですのよ。
シドニー旅行記
8月16日その1
今日はシドニーを離れブルーマウンテンズへのツアーに参加します。
ブルーマウンテンズはシドニーから西に車で2時間弱。
30分ほどすると
市街地とは随分風景が変わってきました。
この道はディーラーさんが並んでいるので
ディーラー通りと呼ばれているっていう
素直な名づけ方はケアンズと変わらぬオーストラリアあるある。
ケアンズと同じユーカリの木の電信柱
実はこう見えてコンクリート造よりも耐久年数がずっと長い。
ユーカリなら沢山あるからユーカリを使うのかと思っていましたが
専用農場で電信柱用のユーカリを育てているのだそうです。
到着しました。
シーニックワールドです。
シーニックワールドは炭鉱の跡地を利用して造られた施設で
3つの乗り物に乗ることができます。
乗り物に乗る時はこのバーコードをかざすと
ゲートが開きます。
まず初めはシーニックレールウェイ。
坑夫さん達が炭坑の入り口まで移動したり
石炭を運んだりするのに使っていたケーブルカーです。
最も急勾配のケーブルカーとしてギネス認定されています。
プラットホームの先
線路が見えないのにお気づきでしょうか?
今はこの、まるでランボルギーニカウンタックのような
ドアが上に跳ね上がるカッコイイ車両ですが
当時の車両はこちらのジェシーちゃん。
これは怖い‼絶対に怖い‼
インディジョーンズのテーマと共にいざ出発
トンネルを抜けながら2分で415mの高さを移動します。
椅子の角度を変える事ができ、最大傾斜角は60度くらいに
なるんだって!
殆ど真下に落ちていくような感じです。
下から見上げるとこんな感じ。
でもスピードはゆっくりなので全然怖くないです。
下に降りると遊歩道で原生林の中を一周りすることができます。
現地の日本人学校の小学生が遠足で来ていて
我々日本人ツアーを見つけて
先生も子どもたちも大喜び。
大きな声で挨拶してくれました。
日本人と会うのは珍しいのかな?
ツアーガイドの城戸くんは北九州市出身。
小学生の頃から野球一筋で
高校大学はスポーツ推薦だったので受験経験は無し。
大学卒業はプロ入りを希望するも
ドラフト会議で名前が呼ばれることはなく断念。
コレっておっさんがよく言う寒いギャグあるあるだと思っていましたが
初めてリアルに話す人に会いました。
社会人や台湾リーグの道もありましたが
人の命を救う仕事がしたいと考えた城戸くんは
某医療機器メーカーに就職。
数年間勤務したのちに
今度は地域と触れ合う仕事がしたいと
某大手コンビニチェーンに転職。
地域の店長さんの指導や相談を受ける仕事をされていました。
ツアーガイドになったのは海外と日本をつなぐ仕事をしたいと考えた…
からだったかな?
ところが城戸くん、
英語はかなづちでありまして
先ずは言葉の問題をクリアせねばと
一年間アジアの某都市の英会話学校に留学しました。
城戸くん曰く、入学時はアルファベットもおぼつかないほどでありましたが
ほぼ一年間敷地から外に出る事が無かったほど
勉強漬けだったという
刑務所の様なその学校でみっちり英語に取り組み
いよいよ渡豪してツアーガイドになったのだそうです。
「スポーツしかしてこなかったので脳まで筋肉です」
とかおっしゃるけれど
いやいや、きっと物凄く地頭が良くて優秀で
適応力や対応力もあるからこそですよね。
ウチの次男にも勉強刑務所への留学を
熱心に薦めて下さいました。
アメリカやカナダやオーストラリアに留学するよりも
相当お安いそうですよ。
炭坑の入り口です。
こんな小さな穴ですが
この先は全長100kmにもなる
坑道が続いています。
100mの間違いかと思ったら
本気でkmなんだそうですよ。
樹皮をはぎながら成長する樹。
ホホバオイルが取れるホホバの木や
ユーカリの特性など
オーストラリアの特徴ある植物の話を聞きながら
歩きます。
ほぼ熱帯だったケアンズとはかなり気候が違うのに
ここでも同じ植物がみられたのが不思議でした。
本来なら上に戻るのにロープウェイに乗るのですが
メンテナンスの為運行しておらず
昇りもレールウェイに乗りました。
それも面白かったです。
今回の旅行は色々と心残りの多かったケアンズにもう一度行って
モヤモヤを解消しようと思っていたのですが
一度予約を取ったもののキャンセルして
行先をシドニーに変更したのです。
何故かというと
オペラハウスやハーバーブリッジを見たかったからでも
趣深い町並みを見たかったからでもなく
(そんな知識まるでなし、でした。
漠然と大都会なんだろうな~って思ってた)
どうしてもコレに
乗ってみたくなったから。
このゴンドラに乗って 谷を渡るのです。
ゴンドラから見たブルーマウンテンズのシンボル
スリーシスターズ。
魔法使いの父親が魔王に襲われそうになった娘たちを
咄嗟に岩に変え
自分はライアーバードという鳥に変身して
難を逃れたものの
魔法の杖を落としてしまい元に戻れなかったという
伝説があります。
どうも元々は7姉妹だったのですが
風化によって3姉妹になったようです。
このまま風化が進むと「おしまい」になるという
城戸くんジョーク。
ブルーマウンテンズを覆い尽くすユーカリの原生林。
そのユーカリから揮発されたオイルが太陽光に反射し
青く霞んで見えることから
その名が付きました。
シドニーは晴天率が高い街ですが
ここブルーマウンテンズは気象が不安定で天気が崩れやすく
霧に覆われることも度々。
急に雨に降られることも多く
こんなに晴れることはかなり珍しいのだそうです。
ブルーマウンテンズのエアーズロックと言われる山ですが
名前は聞き流してしまいました。
度重なるユーカリの森での森林火災が問題になるオーストラリア。
なんと、ユーカリという木は葉に油分を多く含み
あえて発火しやすいようにできているのです。
火災を起こし一面を焼き尽くしライバルの異種の木々達をなぎ払い
それから自分達だけがしれっと新芽を吹きます。
なぜならユーカリは表皮が焼けてしまっても
その下は1000℃の炎にも耐えられるから。
そうしてライバルを蹴落とし築いてきたのがこの
ユーカリの原生林なのです。
イノシシ岩
オーストラリアにイノシシは居ないのになぜでしょうね?
ユーカリの他にも
オーストラリアっぽい植物が沢山。
ユーカリの葉を光にかざすと見えるツブツブのなかに
ユーカリオイルが入っています。
バスで移動し
エコーポイントという展望台に移動しました。
房総の[地獄覗き]のように
張り出した展望台から除いています。
ここからはスリーシスターズが近くに見えます。
左側が長女ですが
よーく見ると橋が掛架かっていて人が渡っています。
トレッキングコースがあり、
長女までは登ることが出来るんです。
でも、それが出来るツアーは
残念ながら見つかりませんでした。
続きます