わき目もふらず一心不乱に
りんちゃんの前あしをスンスンしていたらってくん
だったのですが…
突然プイッと
逃げていき、急いで向かったのは
お水のおさらが並ぶ水飲み場。
もう無我夢中でお水を飲んでいます。
『ちょっとちょっと、にゃんだか失礼じゃありませんかにゃ。
あれじゃまるでお口直しじゃないですかにゃん
りんこの前あしの、この馨しい香りが理解できないにゃんて
ホントにらっちゃんたら粗野なねこですにゃ
きっと青二才の生意気らっちゃんには
この趣深さはわからないんですにゃ~よ。
違いの判る大人のりんこの前あしですからにゃ~』
が、しかし、
その違いが判る大人に該当するねこも
…
…
水場に急行
『こんなにあからさまってどうかと思いますにゃ~よ』
そうよね~
でもね、
彼女の名誉のためにお断りしますが
りんちゃんの前あし、走って逃げるような刺激の強い匂いはしませんよ。
念のためね。
りんちゃんのマイブーム、まだまだありまして
ここもお気に入りの今日この頃。
狭いので飛び降りるときに必ずと言っていいほど
頭を打っているのですが
平気なのかしら?
それでもここに詰まっているりんちゃん。
どうしてそんな所に入っているの?
『それは勿論
そこに隙間があるからですにゃ~よ』
そうか、なるほどね。
でも隙間と自分のサイズのミスマッチには
そろそろ気が付いても良い頃だとは思いますよ。