『ヒマですにゃ~』
ピアノの上でダラダラしていたりんちゃん。
退屈してますねぇ。
『ヒマヒマヒマ~。こんにゃ時は…
ふざけちゃいますにゃん
ちょうど隣に…
もか姐が居ますにゃ~よ、うっしっし』
そりゃいますけれども…。
この前ふざけて怒らせて、勝手にパニクって大騒ぎしてたじゃないのよ。
もかちゃんに向かってふざけるんじゃありません
などと云う忠告をおふざけりんちゃんが聞く訳も無く…
絶賛おふざけ中
『もかちゃ~ん。
りんこ、おなかを出すと思ってるですにゃ~。
ブッブ~
出しませんでしたにゃ~ん』
自分でウケてニヤニヤしているりんちゃんですが、
残念。
もかちゃんのリアクションは思いの外薄いので…
ちょっと詰め寄る。
それでも尚…
相手にしないもか姐さん。
完全無視のもか姐さん。
『む~
もかちゃんたら、りんこのモーションを完全にスルーするにゃんて失礼この上なし。
こうにゃったらりんこは…、
りんこは…、
もっとふざけちゃいますにゃ~よ』
ごろんごろんしながら
ちょっとずつもかちゃんに近づくりんちゃん。
ご覧下さい、このふざけ顔を
『もかちゃ~ん、見て見て~
りんこのおしっぽ、オモシロイかたちですにゃ~よ~
ほら~、小っちゃい丸も出来ますにゃ~。
コレはおしっぽの先で作るバージョンですにゃ。
で、こうすると…
根元で作るバージョンですにゃ。
ほらほらもかちゃん、
この丸で何してあそびますかにゃ?
もかちゃんの前あしを丸に通しますかにゃ?それともおしっぽ?
それよりもかちゃんが
尻尾の輪潜りしちゃいますかにゃ~、にゃんちゃって
…
…
…ん?
…
…もかちゃん?もしかしてもしかしたら…
いらっとしてらっしゃるのかにゃん?』
振り向いたもかちゃんのイカ耳を見て、やっと空気を読んだりんこさん、
『あわわわわわわわ~』
大慌てで体制を整えて…
何事も無かったかのようにオスマシ。
『間一髪、マジ切れされるところでしたにゃ。
もか姐はユーモアを理解できないから困りますにゃ~よ』
いやいや、だからもかちゃんに向かってふざけるのを止めなさいって
ちーのくんのちみちみ対策の為、寝室へのねこ進入禁止になった我が家。
わたしが寝ようとするとワラワラと追いかけてくるのがお決まりだったのに
一週間も経つと「じゃあまた明日~」が当たり前になりました。
でも、実はりんちゃんだけは例外。
ドアのまえでニャーニャー鳴いて空けてもらうのを待っていますよ。
特別待遇でゴキゲンが良くなってくれるんじゃないかしら?という
淡い期待を抱いたのですが、
全く効果はなくて、相変わらず唸っています。
それでも寝室のりんちゃんは嬉しそう。
あんまりはしゃぐので自分でも何をしたら良いのか判らなくなっちゃって
あっちへウロウロこっちへウロウロ。
立ち止まってはフミフミしたりスリンスリンしたりしながら大音量でゴロゴロ言っています。
そうかと思うとわたしの手のひらの下に頭を突っ込んで「なでれ!!」のリクエスト。
ちょっと撫でられたらもう一度ウロウロが始まる…、って感じでエンドレス。
安眠妨害もいいところなんですが、りんちゃんはホントに嬉しそうにしているので
ガマンガマンです。
でもこんなに喜んでいるのなら、もうちょっとご機嫌よく過ごしてくれればイイのにねえ