RAKUGAKI

私の絵日記

栃の実

2015年09月14日 | Weblog
近所の並木道の樹木、栃の木だ、とつい最近まで知らなかった…。
風が強かった夜の翌日、歩いていたらなんか落ちていた。フットボールみたいな、でも赤ちゃんの握り拳みたいな…。誰かわざわざ踏んづけたらしいのも有って。三角形の堅そうな外皮が散らかっていた。ぽつんと栗の実みたいなもの、でも栗より色が濃い。なんとなく気になって拾ってみた。家に帰る道々「これ、栃の実ってヤツじゃない?」と、気付いた。
以前泉中央へ出るバス路線が、今と違って遠回りしていたことが有って。ある日隣に座ったご婦人に「ここ、栃の木が並木になってるんですよねぇ」と話しかけられた。そこは我が家からは離れた団地内。「そうですか?」と言うと「そうなの。この実を田舎じゃ餅にするんですよ。ここにその木が有ると知って来てみたんです」「はぁ…」って感じで、物好きな人も居るもんだ、と思っただけ。もう夜で並木の、木自体見えなかった気がする。
そんな事、忘れていたけど。最近まで新聞に載ってた小説に「栃餅同好会」と言う言葉が出て来て「あら、本当に栃餅って世の中に有るんだわね?」と思った。「古い机をかじったような味」とも書いてあった。「へ~、そんなの食べて嬉しいんかねぇ?」と、素人は思いましたよ。
でもね、落ちてる実見ると、何かせずにいられない気がして。「これ、どうにかして食べられないの?」って。検索してみたら鬼殻剥いて、実も皮剥いて灰汁抜きして、もち米と蒸して搗くらしい。灰汁抜きが非常に厄介で手間がかかるんだと。で?出来上がるのが「古い机をかじる味」って…。勿論やりませんよ!でも、何処か温泉場とかで「栃餅」見かけたら買いたいかも。「まず~い」と言いつつ古い机の味噛みしめるかも…。
拾った実はもう捨てよう…結構眺めて楽しんだし。色変って来たから、虫とか出て来ても嫌だからねぇ。栃餅…。いつか巡り合えるかも、ね。
栃って言えば昔、栃錦ってお相撲さん(ってか横綱だけど)居たわねぇ。父が贔屓でテレビで観るだけ、だったけど。だから私も好きだった、って小さい頃の話。今も栃って付くお相撲さん一杯居るわね。だから何だ?って訳じゃないけど。
秋は木の実やら葉っぱやら、いろいろ楽しめるねぇ~、と思って。
それもこれもお天気良ければ、の話。雨も洪水まで行っちゃうと、ねぇ…。
昨日我らがベガルタは、山形帰りの広島と練習試合やったそうですが。後半5分で雨の為中止になったとか。意地悪な天気です。
私も今日、降らないうちにと、生け垣剪んだり、切った木の枝片づけたり。
明日はボランティアの関係で出かけなければ、だし。
秋を感じるように、今夜は栗ご飯にしよう。手指が痛いので、剥き栗買って来ちゃった>^_^<
コメント
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