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阿波人形浄瑠璃を贅沢に楽しんだ『徳島城内小屋掛公演』

2009年10月15日 | 徳島の祭景
徳島県の伝統芸能の一つに『阿波人形浄瑠璃』があります。
木偶(でこ)と呼ばれる人形が演じる
「お鶴」と「お弓」の掛け合い
「ととさんの名は、阿波の十郎兵衛と申します…」の
名台詞で知られる外題『傾城阿波の鳴門 順礼歌の段』を
ご存じの方も多いと思います。

そんな阿波人形浄瑠璃の祭典が、県をあげて開催されています。
『阿波人形浄瑠璃月間 ジョールリ100公演』
(平成21年10月3日~11月3日)ですが、
10月10日、11日には徳島中央公園内で『小屋掛公演』が行われ、
多くの観客で賑わいました。

人形浄瑠璃の公演といえば、
地域集落に設けられた農村舞台が中心的なステージですが、
小屋掛はそうした舞台のない場所でも、
即席公演が楽しめるように作られた簡易舞台として、
きっと昔から人気を集めていたのでしょう。

2日間にわたり開催された『小屋掛公演』当日は、
伝統的な外題(木偶が演じる各種物語)も各種演じられ、
また福を運ぶえびす舞や箱廻し、襖(ふすま)からくりなど、
初日は夜8時まで、2日目は朝から夕方6時近くまで、
ふんだんに贅沢に披露されました。

今回のイベント名に「ジョールリ100公演」とあるとおり、
これからたくさんの阿波人形浄瑠璃公演が各地域で開催されます。
ピジョンズ・パーク読者の皆さんも
この機会に、ぜひご覧になってみてはいかがでしょう。

木偶が演じる役所はもちろん、
三味線や太夫さんの時に熱く、時にしみじみとした語り、
そして長い歴史を重ねてきた農村舞台そのものや
屋外公演にただようのんびりとした雰囲気など、
存分に楽しめますよ。


▲小屋掛公演の初日は、夜の部がメーンだった


▲次の公演を待つ幕間の時間も楽しいものだ


▲めでたい恵比寿の舞が披露されていた


▲2日目も秋晴れに恵まれ、多くの観客が公演を楽しんだ


▲楽しげな雰囲気に、公園のさくらも早く咲いてしまったようだ

This program is presented by PIGEONS-PARK.

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