このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
今日は宝塚のお話。
星組主演の礼真琴さん。
以前から心配されていましたが、結局休演となってしまいました。
礼さんの念願だった演目「1789」。
東京公演は無事に千秋楽まで・・・と思っていましたが、途中での離脱。
想像でしかないですが、私が観劇予定だった公演の中止も、コロナではなく、礼さんの不調が原因だったのではないか?
他の組が今のところコロナの対応が上手くいっているだけに、なぜ星組だけ?と思っていたので、そう思わざるを得ません。
トップや2番手の休演。
宝塚を見るようになってから、何度か目にしてきました。
ケガでの全休とか、急病での途中離脱とか。
何度か書いてますが、2018年には、実際に代役公演を目にするという事態に遭遇したこともあります。
今回も、結局「代役公演」という形になりました。
結果論でしかないですが、この公演の後「休養」を発表していたということは、すでに不調だったことがうかがい知れますし、最初の公演中止のことを考えると、大劇場は最初から「代役公演」でもよかったのではないかと。
「1789」は礼さん本人の念願の公演だし、責任感の強い方だと聞いているので、どうしてもやりたかったのだと思われます。
すべてにおいて、全力で演じられる礼さん。
この休演は、礼さんの責任ではない。
コロナでの全公演休止、緊張感の中での公演再開。思うようなパフォーマンスができないというストレス。最近のファンもスターに対して期待度・要求が高すぎる。
そしてやはり、酷使してきた劇団の責任も大きいと思います。
経営陣が変わってから、コロナ禍以降表舞台にほとんど出ず、全てSNSで一方的にお知らせ、というのもいかがなものでしょう…
以前から何度も書いてますが、宝塚って「本業以外の仕事」が多すぎるんですよね。
「働き方改革」と言って稽古時間を減らす反面、本業関係ないメディアやイベントへの出演や「スカステ」の正直どうでもいいコーナーがどんどん増えてる。
どうせ出るなら、勉強を兼ねて、外部の舞台やドラマ出演とかしてほしいのに。
「スカステ」は、過去の名作を放送してくれればそれで満足です。コロナ禍で、本来放送されるべきだったものが制作できず、過去の作品を数多く見られて、結構楽しめました。
高額な契約料を払ってるんだから、全ての公演を放送してほしいです。
今回の休演を聞き、2002年、花組の匠ひびきさんの時を思い出しました。
ダンスが得意だった彼女。その彼女が疲れによる体の炎症で思うように動けなくなって、東京公演はほぼ休演。千秋楽だけの出演だったかな?映像でしたが本当に痛々しくて、挨拶も含め、見ているのが辛いほど。お披露目&退団という、今でも謎の公演の最中、誰よりも本人が一番辛いよねぇ。
星組と言えば、全トップ、紅ゆずるさんも、千秋楽での熱演のあまり、声をからしてしまう、という映像を見ました。
体育会系、全力疾走の星組のイメージ、とても良いことですが、体調管理も難しいところです。(星組って、かつてはエレガントな組、というイメージだったんだけどなぁ)
NHKやWOWOW、CSを通して、宝塚の大抵の過去の作品を見ていると自負していた私。
ですが、この作品は、全く知りませんでした。
勉強不足・・・
スカイステージHPより
先日、愚痴のように書いた、中止となった星組公演
またまた宝塚話で恐縮です
お芝居は、「応天の門」
ストーリーはこちら↓
藤原氏が朝廷の実権を掌握しつつあった時代[注釈 1]。平安京の貴族たちの間では、その藤原氏の屋敷から夜な夜な下女が行方不明になるという事件の噂で持ちきりとなっていた。貴族たちは「鬼の仕業」と言い出し、その噂は帝の耳にも届くようになった。都の守護を務める在原業平は、帝の命を受け犯人捜しを始めるが、下女誘拐の犯人として自身の縁者である紀長谷雄が捕縛されてしまう。長谷雄の無実を証明しようとする業平は、捕縛の場に居合わせた長谷雄の学友・菅原道真に協力を依頼し、不承不承協力を約束した道真と共に犯人捜しを続けることになった。捜査の甲斐あって下女の行方不明事件を解決した業平と道真は、以降も都で起こる怪奇事件を解き明かしていくが、次第に事件の背後に関わる藤原氏と伴氏の勢力争いに巻き込まれることになる。(Wikipediaより)
原作はマンガだそうですが、まるで座付演出家の当て書きかのように、若い生徒にまで役、見せ場があり、まさに「芝居の月組」本領発揮!
もうすでに、大分前の話になりますが・・・またまた、宝塚のお話。
今のエンタメ堪能は、もっぱらテレビのライブ放送と、ネットのライブ配信。
配信は5度目になりました。
しかも、前回も宝塚月組東京千秋楽。
やはり、好きなんだね、わたし。
世の中も、気持ちがふさがるような出来事ばかりで辛い。この作品は、ちょっと切ないけれど、とにかく、心が癒されるような、温かなストーリーでした。
映画を見たときの感想、そのまま。
いや、「舞台」という少し現実味のない世界観が、更にファンタジー感を増したような。
それに、映画オリジナルなのに、下級生まで役や見せ場があり、まるで、昔懐かしい宝塚オリジナルみたい。原作ものを、宝塚らしく舞台化できる小柳先生、素敵です。
しかも、まだ映画全盛だった時代の撮影所の「活動屋」たちの様子が、「芝居の月組」ととてもマッチして。
モノクロの古い時代と、徐々にカラーの時代の交錯。
そして、エンディング。モノクロの世界から、二人の迎えた幸せなラストを表すようなカラーの世界へと一瞬で変わっていく魔法のような時間。
この場面は、映画よりも圧倒的迫力で、鳥肌が立ち、涙がこぼれました。
主人公の健司は、冴えない助監督。世間から忘れられた過去の映画が大好きで、閑古鳥が鳴くような上映館に入り浸る毎日。不器用で、繊細な、主人公としては難しい役。美しすぎる新トップ、月城さんなのに、どうしてこういう役が似合うのでしょう。冴えないけど、卑屈ではない。繊細だけど、頑固。「エリザベート」でルキーニを演じていた人と同一人物とは思えない(笑)
雪組出身とはいえ、やはり「芝居の人」なのですよ。月組に来てくれてありがとう。考えてみれば、最近あまりちゃんと宝塚観劇していなかったのに、彼女の作品
「銀二貫」
「THE LAST PARTY」
「エリザベート」
「桜嵐記」
・・彼女の代表作、ターニングポイントであろう作品を(テレビも含め)見てるんですよね。(他にも「Shall we ダンス?」新公とか)そして、彼女のお芝居が好き・・・
次は、あの「グレート・ギャツビー」。雪組初演・月組続演の名作。まさに彼女にピッタリ!その頃には観劇に行けるのかな??
映画の中のお姫様。口は悪いけど品があって、映画の外のカラフルな未知の世界にワクワクしている姿が、こちらまで楽しくなる。白黒の、クラシックな、彼女いわく窮屈な世界から、どんどん現代風に変わっていく姿も素敵でした。衣装もキュートで。まるで、「ローマの休日」のような。上から口調がなぜだか「虹のナターシャ」のナタ公を思い出してしまった😁
海乃さんも、月組らしい「娘役でなくすでに女優の域」感じ。
普段は可愛らしいのに、突如スイッチが入るがごとく、堂々たるお芝居。
映画会社のスター俳優、俊藤。
そうだな~嫌みのない「銀ちゃん」みたいな?いや失礼。
かつてのスターさんって、あんな感じだったのかな?若干面倒だけど(汗)出てくるだけで華やかになる、そんな存在を本当に嫌みなく演じたのは、鳳月さん。
本当に月組に帰ってきてくれてありがとう(何度言ってる?)脇役とはいえ、映画会社にとっては大スター。彼女の登場で、コメディ感が増して、切ないストーリーに終わらないのが良かった。
モノクロ映画の世界の王子役。
浮世離れ(実際離れてるし)した存在感が素敵でした。ダンサーで注目を浴び、早くから抜擢されてきた暁さん。芝居が本当に頼もしくなりました。歌声も素敵。星組でも頑張って!
健司の友人でライバル助監督、山中。
野心とやる気に満ち溢れながら、健司の親友のような存在。
健司との対比が良かった。これはやはり演じた風間さんの巧さか。
ちょっと力み過ぎ感も無きにしも非ずな気もしたけど、やはり頼りになる存在。これからますます期待してます!
キャストも、お芝居の内容も、まだまだ書き足りないですが、長くなるのでこの辺で(笑)
キャストの名前は名優たちから、場面にも、邦画・洋画の名作のオマージュが感じられたり。少し、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」がオーバーラップしてきて、ものすごくお得感というか、二倍楽しめた気がします。
さて、ショーは三木章雄先生。
「FULL SWING!」
「ザ・宝塚」なショーで、畳み掛けるような構成。ジャズがベースだけど、どこか、併演の芝居のテーマ、映画をモチーフにした場面もあったりで、とても良い組み合わせの公演でした
色んな人に見せ場があって、昔はこうだったよね…と。
トップお披露目なので、れいこさんファンからすると物足りなかったかも?ですが、「新生月組」のお披露目でもあるので、なんか嬉しかったな
登場した時、ちょっとチャーリーに面差しが似てるなって。(私だけ?)
さっきまでの健司君はどこへ?
ショーではキラキラ輝いて
風間君はもう押し出しが強くて、本当に素敵。最近珍しいタイプ。小柄だけどパワフルで、パンチのある歌声は、もうベテランの域ですよ。
こちらはどことなくなつめさんに面差しが似てる気がするんだけど
写真ブレブレですけど。暁さんです。
華やかな方です。ショースターですね。本当に。月組で彼女のダンスが見られないのは寂しいけど、星組で暴れてきてください!楽しみにしてます!
そして、鳳月さんですよ。もう彼女の歌声、すらりと伸びた手足。
見てるだけで眼福です。普段はホンワカした方なのに、どこからあのパワフルさが出てくるのか。
月組って、舞台で弾ける系の人、多いなぁ~
中詰めあたり、名曲「マイウェイ」が流れましたが、おじさん達が歌う(失礼)あのお馴染みの歌詞ではなく、オリジナル歌詞だったのかな?
今の世の中、宝塚の現状、そして、組替えになる暁さんに向けての餞のように感じられ、ちょっとジーンときましたね。
また聞きたいのですけど、「著作権」問題になるのかな??
お芝居が少し地味だったので、ショーはとにかく「カラフル」。
ジャズのウキウキするようなリズムで盛り上がれましたよ!
本当に楽しかった!(そうだ、こちらも朝ドラと被ってるなぁ)
「魂のフルスゥイ~ング♪」
独特な振り付けと、忘れられないフレーズの曲、最高
追記:この記事を書いてる頃、「月雲の皇子」で鮮烈なデビューを果たし、「星逢一夜」「BADDY」「桜嵐記」など、近年の宝塚の「名作」と呼ばれるであろう作品を手掛けた、上田久美子先生が退団した、というニュースを聞きました。
今後を担うような存在だった先生の損失は、本当に大きい。留学が理由だと聞いてますが、過去にも留学して戻ってきた先生はいるので、理由はそれだけではないと思われますね。まぁ、転職が当たり前の昨今ですから、仕方ないのかもしれないけど。劇団に物申して・・・ということだったら、残念で仕方ないです。(想像でしかないけど)
もう数年前になるのか、独特な世界観で印象深く、生徒に新しい可能性を感じさせるショーを残してくれた、荻田先生も退団した。脂がのった頃の先生の退団も、ファンとしては寂しいというか、残念でなりません。
荻田先生は退団後、これまで一度も宝塚の演出を手掛けたことはない。生徒は仕方ないとして、先生は線引きは必要ないのではないかと思うのですが、上田先生もそうなるのかな?
演出助手の募集をよく拝見するけど、それよりも、劇団や生徒のことがよくわかっている経験者を使うことも選択肢の一つになっていかなければ、劇団の先行きに不安を感じるのは、私だけだろうか・・・
本格的な春到来ですかね。
卒業、入学シーズン。
宝塚音楽学校108期生も、間もなく初舞台ですね。
タカラヅカスカイステージでは、最近、本当に懐かしいプログラムを放送してくれて、昔のファンとしては嬉しい限り。
(コロナ禍で、これまでのような企画ものや、公演中止で放送できなくなったものなど、番組構成も苦慮されている事かと。。。)
その中の一つ、いまや、劇団を担っている人たちの、音楽学校時代の「文化祭」が放送されていました。
見ている側はありがたいのですが、当事者の方はもしかしたら恥ずかしいかもしれません💦
先日、2004年~2012年までを連続して放送されていました。
当時、見ていたはずですが、正直、当時は知らない人ばかりなので、何となく「この人好さそう」とか「こういう人がスターになるのかな」くらいに、軽く見ていた気がします。
今まであまり語ることのなかった、宝塚時代の思い出話。(ご家族もよくできた方々で・・・初めて知ることばかりでした)
OGがよく出演するイベント的なものにもほとんど参加しないので、彼女にとって宝塚は「過去のもの」だと思っていました。
「あさイチ」では、その当時の話がメインな感じだったので、なんだかうれしくなりました。やはり、大切な時間だったのですね。
そういえば、お友達としてVTRに登場した若村麻由美さんやマツコさん、話題に上った草笛光子さん…皆さん大好き💕それぞれタイプは違いますが、「姉御肌」という共通点、ないですか?
少し前になりますが、宝塚をずっとけん引し続けてきた専科の轟悠さんが、静かに退団されていきました。
退団のニュースは、まさに
「青天の霹靂」
以外の何ものでもなく、今でも信じられない気持ちでいっぱいでした。
組子の時から穏やかでちょっと不器用そうで、他のスターと比べても一歩引いた印象。でも一言一言に芯の強さを感じる、「孤高のスター」という印象でした。
退団の特集で、専科に行ったばかりの頃の20年前のインタビューを初めて見ました。
穏やかさは変わりませんが、専科での今後の立ち位置、残ったことの意味、まだまだ模索中で、どこかピリピリした緊張感があり、決意に満ちた印象を受けました。
舞台上では、決して素を見せない。上演後のカーテンコールでも常に「轟悠」を意識している。それまで見てきた舞台の余韻、「夢の世界」を壊さない、本当にプロ意識の塊の人でした。
今更ながら、強い意志と緊張感を持って長年過ごしてこられたのだな、と頭が下がる思いです。
退団インタビューでは、重圧から解放されて、表情もとてもスッキリした印象を受けました。
存在自体が「THE宝塚」という稀有な人だった。ご本人も、それを目指した年月だったかと思われます。
一宝塚ファンとしては本当に残念でなりません。
一部には「衰えた人は退団が当たり前」みたいな声もあるようですが、彼女のどこが衰えてる
多少声が出なくても、もっともっと増すであろう重厚感のある芝居や舞う姿、立ち居振る舞いをずっと見ていたかった。
彼女の後姿を見て育ってきた後輩たちも、きっと同じ気持ちの人が多いと思います。
ラストも、サヨナラショーでもなく、はかま姿の挨拶もなく、ディナーショーという、一つの「仕事」をこなして、誰にも見送られることもなく静かに去っていった、こだわり、潔さ。
特定のファンに媚びることなく、派手なパレードもなく、「宝塚の一出演者」としての卒業。
カッコ良すぎる。
今後の動向はわかりませんが、第二の人生が幸せでありますように、心から願っています。
珠城りょうさんも退団し、いろんな意味でなんだかポッカリ穴が開いちゃった気分。
どんどん新しいスターが登場するは嬉しく、それも宝塚の楽しみの一つですが、個人的にはちょっと休憩モードかな?
ここからは愚痴になりますが・・・
以前も書きましたが、古い人間は必ず後進に道を譲り、表舞台から去らなければならないのでしょうかねぇ。
意味合いは少し違うかもしれませんが、とっぷより上級生の2番手スターが相次いで退団。これからますます渋さを増すであろう時期だっただけに残念。中堅以上は劇団に残りづらい事情、「肩たたき」が増えてるのかと、勘ぐってしまう思いです。
限度や節度はありますが、多少いろんなことが衰えても、生き方や立ち居振る舞いから学ぶべきもの、得られるものがたくさんあると思うのですが・・・
世の中「45歳定年節」が出てきてるようですが、そうなると、私も隠遁生活を送らないといけませんね
先日誕生日を迎えましたが、最近特に「歳を重ねても、この先何もいいことはないのか」と思うことの繰り返しです
若いか、賢くて要領のいい人が生き残っていく、そんな時代なんですかね。
愚痴っぽくなるって、歳をとった証拠ですが
また最近、長寿番組が次々と終っています。
「ぴったんこカンカン」の終了は、仕方ないこととはいえ、慣れ親しんだ番組の終了は「いいとも」同様寂しい限りです。
46年続いた「アタック25」も、「おしゃれイズム」も終わってしまったし。
視聴率とか関係なく、ユルユルと楽しめる番組がどんどん終わり、リアリティとか瞬発的なスピードばかりが求められる時代なんですね。ダメならすぐ切り捨てる「使い捨て」みたいなことがますます進んでいくのかな?
こういう混とんとした時代だからこそ、じっくりと話を聞くトーク番組とか、のんびりした「ぴったんこ」みたいな番組が必要だと思うのですが・・・
また余談になりましたがとにかく「一時代」が終わりました。
ますます、自分にとっての「良い時代」がどんどん過ぎ去っていくようで、何ともいえない気持ちの、寂しい秋です。
劇団HPより
「桜嵐記」
南北朝の動乱期。京を失い吉野の山中へ逃れた南朝の行く末には滅亡しかないことを知りながら、父の遺志を継ぎ、弟・正時、正儀と力を合わせ戦いに明け暮れる日々を送る楠木正行(まさつら)。度重なる争乱で縁者を失い、復讐だけを心の支えとしてきた後村上天皇の侍女・弁内侍。生きる希望を持たぬ二人が、桜花咲き乱れる春の吉野で束の間の恋を得、生きる喜びを知る。愛する人の為、初めて自らが生きる為の戦いへと臨む正行を待つものは…。
「太平記」や「吉野拾遺」などに伝承の残る南朝の武将・楠木正行の、儚くも鮮烈な命の軌跡を、一閃の光のような弁内侍との恋と共に描く。(劇団HPより)
これはですね、宝塚ファンでなくても、多くの人に見てもらいたい
時代は違いますが、奇しくも来年の大河は鎌倉時代。
ちょっとブームになるかも
個性豊かな月組メンバーと、楠木家をはじめ、南朝それぞれの登場人物がリンクもするし、ドラマの展開が戦の虚しさ、コロナ禍で行き詰った世の中を表現されているようで、本当に切なかった。(千秋楽当日は終戦記念日というのも何かの運命なのかも)
若くして当主となり、不器用ながら、自分の信じた道を進むことを選ぶ、正行役珠城りょう。まさに彼女の宝塚人生だなぁ~
研2で新人公演の主要キャストに選ばれ、その後も抜擢に次ぐ抜擢で、本人も相当苦労したことと思います。お披露目から5年。トップになってからも波乱万丈だったと思いますが、最後まで作品や役に恵まれ、ラストも見事に演じきってくれました。みんなに見守られてからのラスト…いろんな感情があふれて、見ているこちらが泣けてくる。
宝塚随一の「包容力」と「兄貴的気風」に溢れた、大きな存在になりましたねぇ。。。(本人の気持ちに関わらず、勝手に現役時代の天海祐希さんとダブってしまう・・この件についてはまた後日)
見届けたよ!たまきち!という気持ち、でした(何目線?)。
復讐に凝り固まっていたお姫様が、おおらかで真っ直ぐな楠木家の人々に囲まれ、固い心を解きほぐしていく…こちらもさくらちゃんの当て書きだなぁと。
正直、さくらちゃんの魅力がよくわかっていなかったので、圧倒的存在感だった愛希れいかの後任に選ばれた時は、「大丈夫?」「大変だろうな」と勝手に思ってました。その後、あまり公演を見ていなかったのですが、今回、公演を拝見して、改めて、実力はもちろん、天真爛漫で、危うさと色気のある、なんというか、稀有な存在感の持ち主だなと。立場が人を変えると言いますが、最初固かった表情も、サヨナラインタビューでは、本当に楽しそうで。幸せな退団ができて、良かった
明るくさっぱりとした楠木家の三男に月城かなとくん。敵役や大人びた役の多かった彼女にとって挑戦だったと思いますが、次期トップとして頼もしい存在感を見せていただきました。
「エリザベート」でのルキーニ(轟さんに匹敵するほどの男らしさだと思ってます)と、偶然見ることができた繊細なフランツ・・・彼女のお芝居が大好きです。「兄貴分」というタイプではないと思いますが、海乃美月さんとの「大人のコンビ」をこれから楽しみにしています。たまきちから受け取った精神で今後も頑張って!
料理大好き愛妻家の次男に鳳月杏さん。月組に戻ってから初めて拝見しました。笑顔が素敵、所作が美しい…本当に頼もしい!帰ってくれてありがとう!今後も期待しています。
知恵者で武人の尊氏を風間くん、偉大なる父の後継者で繊細な後村上天皇を暁くん、それぞれ存在感ありました。
個人的に、逆の役柄を見てみたかったな。
欲に満ちた高師直に紫門さん。いつも穏やかで高貴な役柄が多かった彼女の驚くような役作りに、「これ誰?」と思うほど。
楠木家の偉大なる前当主、楠木正成に輝月ゆうまさん。余裕の貫禄。
2人ともこれで専科へ異動。月組からいなくなるのは寂しいけど、今後の活躍に本当に期待してます!
幕開きのるぅさん最初の説明ゼリフがお見事で。新公で同役を演じたおだちんが早く見たい!
正行の仲間になる華蘭さん、かつての鈴鹿照さんを思い出しました。月組、宝塚に欠かせない存在です。
まだまだ書ききれませんが、あと一人。佳城葵ちゃん好きだねぇ~芝居も表情もベテランだよ👍
それにしても、若手まで役があって、芝居巧者多くて、やはり月組好きだね~
そして、出番は少なくても、強烈なインパクトを残される後醍醐天皇役のヒロさんこと一樹千尋さま。お見事でございます宝塚の宝です。お芝居だけでしたが、ヒロさんの出演は、ショーを含め公演を上演するにあたり、とても大きな存在だったと思います。
馴染みのない時代なので、全体的に説明ゼリフが多いけど、誰もが流れるように語るので、違和感なく。
短くても、登場人物それぞれに見せ場あり。
様式美がありつつ、大人数口での場面とか、見えを切るとか、若手まで役があるとか、退団者に見せ場があるとか、後任への引き続きシーンとか…かつての宝塚の定番のようで、しかも古臭さを感じない、現代の「The 宝塚スタイル」を見せていただきました。
ラストも「幸せな幻想」ではなく、回想シーンを美しく、どこか淡々と描くことでかえって切なさが増すような印象的な感じで(うまく書けないけど)
芝居の組、月組をこんなに活かしてくれる上田久美子先生に感謝です。
ウエクミ先生には、今後、コメディやスーツものを書いて欲しいなぁ。
ベルばら再演する時は、ウエクミ版で見たいものです。
ちょっとだけ途中離脱しました
また放送時に改めてじっくり見ます!
「Dream Chaser」
今の月組のショーで一番思い出に残ってるのは「カルーセル輪舞曲」と「BADDY」。
どちらも、耳に残るテーマ曲があるので。
追記:全くの偶然ですが、瀬奈さん時代に買ったミーマイのDVDセットの特典だったTシャツを着て見てました…偶然ですよ!でも、根っからの月組好きなのね~
追記2:他の多くのOGさんが、劇場での観劇レポを投稿される中、花組OGの鳳真由さんは自宅リビングでライブ配信を楽しまれたとか。私たちと同じようなファン目線で温かいお人柄を感じ、ホッコリしました💕
先日「激レアさんを連れてきた」見ました。
わき役に徹し、明るいキャラで人気だった、「たそ」こと天真みちるさんがご出演。
自身の宝塚生活を執筆し、話題になっていましたが、この番組でも面白おかしく紹介していました。
お話も上手だし、とにかく話題に事欠かない
そして、嫌みがないのが良いですね。
こんな形で、「宝塚の脇役の重要性」を紹介してくれたら、脇役大好きなはぎおも嬉しいです
でもまぁ、今さらながら、早すぎる退団が惜しまれますね。
挫折から得た経験を、もっともっと劇団で活かしてほしかった。
何度も、なんども、何度も書いていますが、ドラマや映画同様、宝塚も
ベテラン・脇役がいてなんぼ
だと思っています。
煌びやかなスターが輝くには、周りがいてからこそ。
連休明けて、なお、配信にハマってます😝
終わっちゃいましたね、GW。
強風や雨が多くてねぇ。僅かながらの晴天日に洗濯・掃除をチャチャっと済ませて、あとはダラダラ。
納屋にテーブル置いて、お茶したのが、楽しい思い出かしら。
あとは、おなじみのテレビ三昧に、初の「生配信」!
「配信鑑賞」は歌舞伎の「泥棒と殿様」で経験済みですが、今回は生で、しかも無観客。
生観劇と同じように、ちょっと緊張感があって、しかも不思議な感じでした。
初挑戦は、宝塚。人気の「ロミオとジュリエット」。
10年前!雪組で生観劇しましたが、今回は初演から一番公演数を重ねている星組。
他の公演もテレビでほとんど見ましたが、久しぶりということもあって、新鮮な気持ちで臨みました。
正直、無観客で静まり返った劇場ということもあり、足音や息遣いが直に聞こえてきて、最初は残念というか、「無念だろうな」という思いで見ていましたが、それも気になくなるほどの熱演!
素晴らしかったです。
宝塚では、天海さんや水さんの、オーソドックスな演出版を見ていたので、だいたいストーリーは知ってたけど、このミュージカルを見てからは、「ロミオとジュリエット」の世界観、物語の深さを改めて垣間見ることが出来た感じがしていました。
そして今回、集中して見られたせいか、さらに、大人たちの見栄のために振り回される子供たち。彼らの葛藤、成長、愛、友情…そんなことを感じることが出来た、とても良い時間でした。
正直、「エリザベート」ほどハマらなかったのですが、今回の観劇で、だいぶくすぐられたかも😁
(以下敬称略です)
主演の礼真琴。こっちゃんは、これを演じるために生まれてきたような人だと、劇団内外から評価されただけあって、実力はもちろん、経験を重ねても若々しくて、繊細で、見ているこちらが「支えてあげたい」と思うほど。研3だったか、星組の「オーシャンズ11」で「このすごい人誰?」と思ってから10年。ずっと期待されて育てられた星組の御曹司が、その期待に違わずに実力を開花させたなぁと改めて実感(すごい上から目線)素晴らしかったです。
個人的に、皆さんが評価されてるあの髪型と衣装が、必要以上に「甘さ」を感じてしまって。彼女にはお似合いかもしれないけど・・・
ジュリエットの舞空瞳。比較するのは失礼かもしれないけど、可愛いだけでなく、力強さもあって、「将来愛希れいかのように大化けする」と勝手に思ってしまった。もちろん、すでに花開いてますが、もっともっと大人の色気が出て、コンビとしてだけでなく、自立した女性像を演じてくれそうな、そんな気がしました。それにしても、可愛かった~
最後のデュエットダンス。カッコよかったです。
群舞もそうですが、最近ああいう、なんというか、アクロバティックなのが主流なのですね。
王道のダンスが好きなオールドファンからしたら、「ケガないかな?大丈夫かな?」と心配になります・・・
B日程ということで、配役も若干違いました。
敵対する家のリーダー、ティボルトには今勢いのある瀬央ゆりあ。
いいですね~彼女。広島出身ということもあり、応援してますが、なんというか、本当に勢いを感じます。
脇でも主演でも、彼女の個性が豊かで、いろんな経験を積んで今がある、という安心感があります。
ロミオの友人、ベンヴォーリオには、花組から異動の綺城ひか理。花組時代「いい声だけど、ちょっと大人しいのかな?」と思ってましたが、星に来て、秘めていたものを発散しているのかな?
個人的にこの役は、雪組の未涼亜希がとても良かったのですが、彼女は若々しさがプラスされて、また違った意味で良かったです。
乳母役は、有沙瞳。
主演クラスの彼女がこの役をやる意味を考えましたが、歴代の中でもナンバー1だったのではないかと思う程素晴らしかった。作り込み過ぎないで、それでも懐の深さを感じさせるナチュラルさ。歌も素晴らしく、若い頃は「ちょっと力入りすぎ?」と思うこともありましたが、そこは経験を重ねて、素晴らしい役者さんになられました。(またまた上から)
ジュリエットの父役には天寿光希。
いつの間にか、こういう老け役を演じるようになったのですね。
申し訳ないのですが、あの役は一樹千尋さんが素晴らしかったので、どうしても比較してしまったのですが、色気はダダ洩れで、貫禄は感じられました。
そして、「死」ですよ。
愛月ひかる。一時SNSで話題になったという「愛ちゃんの死」を見たくて。
彼女は、こういう「血の通ってない役」というのか、硬質で色気のある役をやると、狂気すら感じるただならぬ雰囲気を醸し出しますね。一時期、彼女のダンスや表情ばかりに目がいってしまいました。
いや~彼女を見るだけでも、チケット買った意味があったかも。
神父には、完全に持ち役になっている専科の英真なおきさん。
雪組では奏乃さんだったので、生観劇はないのですが、温かい人柄と優しい歌声が心に響きました。
公演中断・無観客配信・・・こんな状況下だったから、星組の組子は元組長の存在は、きっととても大きかったにちがいないはず。
他にも、たくさんいましたが、書ききれないのでこの辺で。
非常に浅い感想ですみません
全体的に、過去と比べて若々しい、初々しい印象の「ロミオとジュリエット」でした。
役が少ないけれど、皆さん熱演でした。ありがとうございました。
地方にいると、プラチナチケット取ることはもちろん、交通費もばかにならないから、頻繁にはいけないので、家でライブを見られるのは、コロナ禍で唯一ありがたいと思ったことです。
もちろん、劇場でのライブ感、一体感はありません。それに、落ち着いて座って最後まで見るのは難しい
コロナが少し落ち着いたら、一体感の感じられそうな、映画館のライブビューイングに行きたいな。(本当は今月行く予定だったのに)
それより、いつになったら生の観劇ができるのかしら・・・
また宝塚の話題。退団者や異動がいろいろと発表になりましたね。
少し、10年選手の、これから・・・という中堅クラスの退団が多いのが残念ですが、やはり、コロナ禍でいろいろ考えるところがあったのでしょうか。
そして、専科・轟さんもそうですが、副組長クラスのベテランの退団も相次ぎ、残念です。
どこの世界も「管理職より現場」、一舞台人でありたい、という思いが強いのでしょうか。
推測でしかないですが・・・
本格的に宝塚を見始めた30年前頃、そして、それ以前の作品をテレビて見ていると、風格のあるベテラン専科、「別格待遇」のスターがたくさんいました。
出演は僅かでも、登場するだけで重みが増し、そういう意味では「スター押し」だけではない、「総合芸術」の劇団だったような気がします。
世の中は変わるので、昔の話ばかりしても仕方ないですが、それでも「別格待遇」の人がもう少しいてもいいのではないでしょうか?
いわゆる「路線が外れたら退団」みたいな話題は、劇団内よりも、ファンの間で盛り上がってるみたいで、そういう話を聞くにつれ、残念で仕方ないです。
まぁ、実際そうなってしまうのがアレですが。
舞台は主役だけではできません。ベテランから若手までそろって作品が完成するわけで。
それこそ、経験を活かして各組を回る「専科」として残ってほしいな・・・という人が、たくさんいました。トップでも、主演経験者でも。(最近だと、瀬戸かずやさん、彩凪翔さん、煌羽レオさんたちの退団は、本当に惜しいです。)
ということで、今回、月組から紫門ゆりやさん、輝月ゆうまさんという、芝居巧者のお二人が専科に行くという話。月組ファンとしては残念ですが、専科ファンとしてとても嬉しかったです。(ファンの胸中はわかりませんが・・・)
各組でどんどん活躍していただきたい!
正直、専科は人手不足で、超ベテランの方々が多忙になっていて、心配していました。
皆さん大好きなので、いつまでも在団していただきたいのですが、やはり後継者がいないと不安です。
主演から外れると退団・・・という傾向は、ご本人の想いはともかく、そういう風潮がなくなればいいな。
専科や別格がたくさんいることで、今は出ずっぱりで超多忙なスターの重責は少し軽減されるでしょうし、作品にも変化が生まれるのでは?
この異動が、劇団にとって、良い方向に進むことを願います。
そして、専科に進んでくれる人が増えてくれるといいな。
さて、話は変わりますが、最近「OG公演」が増えましたね。
興味深いし、見てみたい気もするのですが、そちらの方が豪華すぎて、それも踏まえて退団者も増えてる・・・と思うのは穿ち過ぎですか?
OGたちがそろえば、集客もできるし、彼女たちが本気で上演すれば、現役生はどうしても幼く見えて、気の毒な気がします。
音楽学校・劇団指導者としてだけではなく、OGたちが普通に現役生を指導できる環境になればいいのにな。