はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

珠城りょうくん退団・・・からの昨今の宝塚への想い  。

2020-03-20 20:58:00 | 雑感
衝撃のニュースからしばらく経ちましたが・・・じわじわと寂しさが来ています。
 
思い出の「グランドホテル」の再演でお披露目・・・若いトップスターの誕生はこちらもドキドキものでしたが、開演後、そんな不安は吹き飛んだことが、昨日のことのように思い出されます。
 
 
(以下敬称略)
同じ月組の、若きトップスター 天海祐希 と常に比較されるという、正直気の毒な宝塚生活になってしまいましたね。(特にマスコミから)
 
天海ゆりちゃんも、2番手・3番手に上級生という、今までなかった変則的な構図ができ、就任当時は批判されました。はぎおはいわゆる「推しメン」がいないので、この構図でも、バランスよく感じて、すごく好きでした。一番見ていた時代です。
 
「年功序列」というのは、この頃から変わってきたような。
 
そうそう、今は、ファンにも仲間にも愛想よくしないと、批判の的にされますが、当時のトップたちはそうでもなかった印象が。別におごっているわけではく、特に、ゆりちゃんは、目の前のことに精一杯で、楽屋入りも「恥ずかしい」といって不愛想だったなぁ。淡々と、でも心の中は人一倍熱く。今では宝塚ファン自慢のOGだけど、当時はアンチも多かったはず。
 
話は少しそれましたが・・・
 
この4年間、舞台上の姿からはもちろんのこと、インタビューやトークの言葉の端々に、真摯に、ひたむきに、一生懸命に、男役を究めようと、組をまとめようとしていた姿に、とても好感を持っていました。
ただ、先日の会見は、あまりに意外で驚くとともに、こちらまで泣けてきました。
4年間、大きな重圧と批判に耐える日々がこちらの想像以上だったようで、張りつめていたすべての重圧から解き放たれたかのような表情は、記憶する限り見たことがないです。
これまで相当のプレッシャーと、批判に耐える日々が、想像以上だったと痛感し、とても寂しく悲しくなりました。
 
 
 
珠きちは、トップになるべくして生まれた人です。
下級生の頃から大人っぽく、ガタイも良くて、若いけどわりと完成された男役でした。
本人も戸惑う中での早いトップ就任は気の毒だったと思いましたが、お披露目見たとき、月のトップで大丈夫だ!と確信しました。
全くタイプの違う上級生の2番手美弥ちゃん、経験豊富な下級生トップ、愛希れいかちゃんとのバランスもとても良かった。そこへ、雪から月城くんもやって来て、組全体が若くても、芝居巧者ぞろいの月組は「盤石」と、楽しみで仕方なかったです。(これも、ゆりちゃん+久世+麻乃+真琴時代を彷彿とさせますね)
 
期待されてトップになっても、「代表作」に恵まれないまま退団していった人も多かったように思いますが、珠きちは下級生時代からトップ時代まで、作品にも恵まれましたよね。これは幸せなことです。
 
「月雲の皇子」に始まり、「グランドホテル」、「All For One」、ショーの衝撃作「BADDY」に、肉体派と呼ばれた「エリザベート」・・・彼女のすべての出演作を見てきたわけじゃないですが、劇団からの期待の大きさも感じるし、それに応えてきた珠きち&月組もこの4年間頑張ってきたと思います。
 

それを、執拗な批判と、意味不明な某雑誌の人気投票でますます追い込まれたことは、言い過ぎではないと思います。
これから渋みも増して、いい男役になっていくんだろうな・・・と思ってたから、本当に残念で。(ゆりちゃんも2年駆け抜けて、惜しまれながら辞めちゃったし)
 
 
 
以前も書きましたが、好みは人それぞれ。「宝塚」は、「夢の世界」を描く作品を楽しむとともに、生徒の成長をみんなが見守るのが楽しいはずだったのに、今は個人攻撃が増えて残念。
昔の作品を見ると、結構「これはひどい」と思わず笑っちゃうような棒読みの人とか、普通に舞台に出てます。良くも悪くも大らかな時代だったなぁこういう時代が一番好きでしたが・・・

過去、いろんなトップがいましたよね。三拍子そろってる人もいれば、ヴィジュアル重視の人、どれか一つが際立ってる人・・・性格も個性的だった最近は皆さん「品行方正」ですけど 
ただ、大人気でも、実力があっても、ツボにはまらない人・トップもたくさんいました。それでも、作品が面白そうなら見に行ってみようかな~と思ったり。そういうラフな観劇が「はぎおの楽しみ方」。みんなそうなら、もっと気軽に行けるのに、今はファン同士の競争が目立ってきちゃって、敷居が高くなりつつある。
 
 
花のトップになって大人気だった明日海りおさんだって、月の「準トップ」という謎のポジションになり、トップと役替わりで主演してた時は、みんなあまり納得してなかった。ダンスが苦手なみりおちゃんが花のトップに決まった時も、好意的ではなかった。その後の人気ぶりに、みんなそれを忘れたのかしら・・・と苦笑するくらいで。
 
 
話はいろいろ逸れましたが、今までの宝塚への思いも含めて書いちゃいました。
「発表が早い」と言われましたが、自分の退団後、メンバーも若いので、今まで以上に一人一人頑張れという組へのエールは、「自分のように苦労しないように」という、実体験から来た優しさ溢れた思いだと。
 
あと1年と覚悟を決め、いろんな重荷も脱ぎ捨てて、「集大成」を見せてくれると信じています。「ウエクミ先生」の作品にもとても興味があります。れーこちゃんとの関係性、「月雲の皇子」のように、ちなつ先輩との対立構造があったら・・・期待度がますます上がります。なんとしても、チケットを取りたい!!
その前に、初舞台生を迎えた公演が無事開演し、千秋楽までできることが一番の願いです。
 
 
彼女にとって、今までの苦労が報われるような、幸せな1年になるよう、願うばかりです

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