はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

劇団の「お芝居」楽しみたい

2023-05-13 20:40:39 | 記録:宝塚

またまた宝塚話で恐縮です

 
今年の音楽学校の入学倍率、近年では最低だったようですね。
番組で、入学を目指す子たちのドキュメントを見る限りでは、本当に厳しい狭き門ですが、入学希望者が減っているということは、ジワジワと「宝塚離れ」が進んでいるのではないかなぁと。
 
最近、何度も書いてますが。 2023.1 2022.5 などなど。  
ファンの噂話の域もありますが、やはり、
 
マスコミの書き立て
 
の影響は大きいと思います。
 
演出家の事件?、パワハラ話、そして音楽学校の厳しさ・・・
良いところよりも、なんだか、本業以外の悪い部分が話題になるばかりで、残念で仕方ないです。
 
 
と、ここまで書いたところで。
例の演出家さんが反撃に出たようで。
報道も、スキャンダラスなタイトルで、取り上げた週刊誌に毎回戸惑いますが、あの時劇団からは何の発表もなく、その当時から、記事を鵜呑みして「闇に葬る」ような対応だったのでは無いのかな?と思ってました。その後、生徒が矢面に立った時は、出版社と徹底抗戦する構えだったのに。
結果、「場外乱闘」みたいなことになって、火に油を注ぐ形になりましたねぇ。

とはいえ、演出家の記事は読みません。
裁判はともかく、裁判前に手記を掲載している時点で、こちらもちょっと違うなぁと。
完全に、宝塚の主役である生徒さん達や一生懸命やってるスタッフ、夢を楽しみたい我々が置き去りな感じ。
きっと先生と共に舞台を作ってきた人たちの中には慕ってた人もいると思うけど、これでまた精神的に落ち込まないといいけど(老婆心ながら)
 
どちらが正しいかわかりませんが、生徒より裏方である演出家の方が有名になっていることもどうなのかしら。
 
 
何度も書いてますけど、90年代以降、商業化というか、利益優先的な感じで、グッズやチケットの売り上げでスターが生まれるようなシステムになってしまっている気がします。(もちろん、それだけではない魅力があるのですが)
フィナーレをゴージャスにしすぎて羽問題が起きたしね。衣装が今よりもっとシンプルでも、生徒さんたち自身のオーラで輝ていたじゃないですか。
番手をきっちりしてしまったことも、物品やチケットの売上でスターを作ろうとする劇団側にも問題あり。
だからファンが競ってチケット買い占めたり、出番に文句言ったり。
分からないでもないけど、古くからのファンなので、昨今の騒動がどうもねぇ。
 
 

トップ・主演級頼みのような組、公演があるのも否定できない気がします。
70人もいる座組であれば、もっと活かせる存在があるよねぇ、と。
実力者も、名前を覚えた充実期に退団・・・という負の連鎖が続いているような。
 
 
先日見た、月組公演
どこか、一番夢中になってた80年後半~90年代を思い出す気持ちでした。
お芝居もショーも適材適所、下級生まで役や場面があり、いわゆる「劇団の芝居」を見た気がします。
他の組をあまり見ないので、比較はできませんが、「夢の世界」であっても、こういうバランスのいい「商業演劇」が見たいです。
 



ただ、年を取ったせいか、宝塚に限らず、今のドラマ・演劇含め、セリフ回しも展開もスピーディ過ぎて、初見ではストーリーが入ってこないことも多くなってきちゃって演じる方も、舞台転換やセリフ量も増えて、大変だろうなぁって。
 
それに、ショーなんか、宝塚らしい、燕尾が似合うような振付よりも、男性アイドルグループのようなアクロバティックなダンスも増えてきて、見ている側が心配するような労働力?で。
これでは身体も持たないよねぇ・・・
 
 
見ている側も目が肥えてきているので、「もっとすごいものを」と思ってしまうのかもしれないけど、心配するようなことまでは求めてないです。
正直、難解で、登場人物が少ない大作より、座付作者の居る歌劇団なので、中身が平板でも多くの出演者の魅力を活かしてくれるような、それでいてストーリーにじっくり集中できる「お芝居」「歌」がじっくり観たいのですよ。新たな発見もあるし…
それって、私だけ?
 
 
それに、スケジュールがとにかくタイトすぎる、というか、公演が多すぎる。
滅多に観劇できないものからしたら、大劇場と地方公演、青年館公演くらいでよいのではないでしょうか。
薄利多売・・・とは言いませんが、スター候補が増えすぎるのも、ファンの期待を膨らませるだけで、期待にそぐわない時の反発が大きくて、あまりよろしくないような気がします。
 
 
いつも書いてるけど、稽古はもちろん、基本のレッスン、体や心のメンテナンスが十分できてるのだろうか?
毎回休演者がいるとか、入団時40~50人の同期が、在団20年足らずで全員退団とかって、やはり世間で言うところの「ブラック企業」と言われても仕方ない。
トップや、管理職である組長職に責任を負わせすぎないよう、劇団の演者として集中して活躍できるよう、配慮してほしいものです。
 
 
という時に、星組トップの礼さんの休養のニュース。
特にケガや病気ではない、というけれど、あのような書き方ではみんな心配しますよね。
それこそかつては留学のため休演したり、二番手はトップ就任前半年近くお休みだったこともあったし。
せめて今回も「充電期間」のような表現にしておけばよかったのに
ともかく、それだけ礼さんに重荷を背負わせ過ぎた感は否めません。
 
 
いつも、否定的なことばかり書いてしまいますが、生徒さんたちの心身や、劇団の将来が本当に心配なのです。
「お金払ってるのに」というコメントも見てしまい、とても残念ですが、見る側も、もう少し寛容に「エンタメ」を堪能したいものです。
 
 
ここ2~3年の音楽学校の文化祭を集中して拝見しました。
名前も知らない、入団前の若々しさが伝わってきて、毎年楽しみにして見ています。
それこそ、学校や他の団体でも芸能養成コースもたくさんできましたが、そういうのとは違う「期待度」がね。
いろいろ問題もあるけれど、こういう若さのエネルギーを見ちゃうと、楽しみが先行し、だから辞められないのだけど、今は、この子たちが何年頑張ってくれるのだろうか、という不安もありますねぇ・・・
 

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