ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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(077)576-2236大石ピアノ

BEATLES リマスター

2009-09-11 22:44:09 | Weblog
昨日、注文しておいたBEATLESリマスターBOXが届きました
昨日は車の中で聴く為に2枚のMDに自分の好きな曲を録音しながら
クリアになったし演奏がイキイキしてるな~と思って聴いてました

今日は本格的にサージェントペパーズを中心に
旧CDと聴き比べをしました

中でも明確だったのが、「シーズ・リーヴィング・ホーム」
ストリングスのボーイングの弦を摺り引いてる緊張感が聴こえます
弦がスタカートに入る部分が凄く心地良い
ハープの弦をはじく音もよく聴こえる
クラシックのCDのようにオケが綺麗です
このストリングアレンジが非常に素晴らしいと改めて思える

ボーカルもジョンのパートの「欲しい物は与えたのに・・」
などと後追いで歌ってる部分全域で
ボーカルがダブルトラックになってるのですが
真ん中やや左に定位されてるボーカルは
語尾で、ややウィスパーで歌っているのがよく分かります
後のジョンのソロアルバムの「心の壁愛の橋」で歌われている
#9Dream のような感じでウィスパーで歌っていて
これが実に素晴らしい、前のCDではこれが聞き取りにくい

全体にボーカルのエフェクト処理(エコーなど)が
非常に聞き取れるので面白い
「フィクシング・ア・ホール」では
プレートリバーヴ系の左右があまり振られてない
ボーカルによく使われる、ちょっと遅れてリバーブが掛かる設定にされている
結果、硬めのボーカルになるのだけど
へ~この曲にこんな処理をするんだと勉強になる

「ルーシー・インザ・スカイ」のサビ終わりの
「ウィズ・ダイアモンズ、アーーーー」と入る「アー」の部分の
エコー(リバーブ)が「ドーン」と後ろに落ちてゆくのもカッコ良いし

「MR・カイト」の歌終わりの部分も同じようにリバーブ処理されていて
おおっ!と思える
このアルバム、エフェクトをかなり神経行き届かせたんだと
この時代にここまでやるスタジオワークの素晴らしさに感心した

ジョージの「ウィズイン」は取り立てて思う事は無し、笑

「フェンアイム64」は少しベースが効きすぎてます
この曲も中央に残るリヴァーブが前よりよく聴こえる

今回、音ひとつひとつが非常に聞き取りやすくなったようだ
特に書いてきたようにボーカルのエフェクトが非常によく聴こえる
ボーカルとストリングス系が非常に綺麗になったのが
今回のリマスターの大きな特徴じゃないでしょうか