数日前、ど古い<NHK 今日の料理>
のテキストを見ていたら
<広東風やきそば>というのが目に入りました
やきそばーーーといえば、ソースだよ
なんて思っておりましたが
広東風は、麺を別鍋で焼き付けて
醤油と砂糖のあまからタレをからませた物
早速やってみました
目先が変わってとても美味しかったのですが
ふと、忘れていた記憶がよみがえりました
昔、昔、母の実家に行くと
私に大甘の伯母がいつも決まって
「何が食べたい?好きな物頼んであげるから~」
って言ってくれるのでした
以前にも書きましたが
両親の実家は、両方とも<新潟市>
市内は、なかなか<食道楽>で
高級な仕出し屋さんとかたくさんあるのです
そのような所から出前をとろうと思っている伯母の期待を裏切って
いつもリクエストしていたのが
近所の中華屋さんーーーというかラーメン屋さんなのか
わかりませんがーーー<福泉>というお店からの出前でした
<福泉の焼きそば>が食べたいというと
伯母は「え~、そんな物で良いの?」
と、いつも笑いながら頼んでくれました
その焼きそばは、具の少ない
グリンピースに申し訳程度に刻んだ焼き豚
ーーー後は、たまねぎーーー
だったかな?
あまり、記憶が定かではないのですが
とにかく大したことない中味の焼きそばなのです
ーーーしかし、その味付けが何とも独特でして
一度食べたら忘れられず
くせになる味なのです
と、ここまでの前置きが長くなりましたが
そのNHKテキストの焼きそばを作ってみたら
突然<福泉の焼きそば>が蘇り
(なんて大げさなんだ)
あ~、この味だったんだな
と、思いました
茶色い色は、ソースだとばかり思いこんでいて
お醤油の色だったんだ~
そういえば、<福泉の焼きそば>は
小さなプラスチック容器のソースが付いてきたような~
ソース味にさらにソースは、付けないよね
違う味付けだからこそソースが付いて来ていたのだ~
ああ~、長年の謎が解けた気分
(さらに、大げさ)
こんなに年月が経ってから
出前焼きそばの味付けの秘密が明かされるなんて
人生、捨てたもんじゃないわ
(さらに、さらに大げさ)
これ、大事なレパートリーになる予感
今度は、<広東風>---なんだから
エビやイカなどいれてみてさらに進化させてみましょ
楽しみ、楽しみ~
ところで今、新潟市に<福泉>というお店は、存在しているのでしょうか?
どなたか、ご存じ?