昨日はレッスンでした。
「水の戯れ」
まず通して弾くのですが、ここでいつもの私の悪い癖が。・・・。
「こうして弾こう、こうして弾かなければ」などと、気をつけて弾き始めるのはよいのですが、それを思いすぎるあまり緊張し、肩が強ばったままで曲に突入。
しかし、弾いていくうちに音楽に乗っていき、次第に緊張も和らいで肩も楽になっていくのです。
昨日もそのパターンで(^_^;、最初の内は音も響かず、速いパッセージはぎこちなく、音もぬけがちになり、それでまた「ちゃんと弾かなくちゃ」と強ばって、ますます弾きづらくなっていくという悪循環・・・。(-_-;)でも、後半になって行くに連れ、音が出るようになり、
コーダでは(右手のアルペジオと左のオクターヴ旋律の交差)、先生にも褒められたのですが、自分でも楽に弾けて、音も良く鳴って綺麗に弾けたのでした。
しかし、最初が・・・。
う~ん、結局また押しつける弾き方で弾いてしまった・・・。σ(--#)
この原因のひとつに姿勢と言うことを言われました。
今の椅子の高さ、まずそれが合っているかどうか、この高さでコーダがあれほど楽に素敵に弾けるのなら、その時の姿勢はどうなのか?
たとえば、丸くなるのが楽な人もいれば、すっと背筋を伸ばした方が楽な人もいる・・・。そういった個人差なども考慮して姿勢を作っていくこと、この辺のことも詳しく教えていただき、もう一度冒頭から弾くと・・・。
あらら・・・、ちゃんと音が響くように。(◎-◎;)ひゃー、姿勢、すごく大切なんだと、改めて感じました。いや、びっくり!
次に、もっと重要な部分とそうでない部分、を弾き分けることの大切さ。
細かい音符の連続、「抜けて軽く弾く」と、頭ではわかっているのですが、いざその箇所に来ると「抜けても音を揃えなくちゃ」しいては「このスピードでこけないようにしなくちゃ」という意識でいっぱいになり^_^;、緊張して「抜けて軽やか」が反対の「緊張してしっかりどころか、重くどっかり(^_^;」になってしまっているのです。
これでは、ずっと緊張の連続で、弾く方も聴く方も疲れるの必至。何より、曲が全然素敵になりません。(--;)
とにかく、気持ち的に「もっと気楽に」ということを言われ、そしてまた音型同士の重さのバランスをよく考えることに立ち返ってみることに。
そのうえで、最初の山の部分をもう一度弾いてみますと・・・あらら・・・
細かい音符も綺麗に揃ってスムーズに、と同時に流れもよくなって、音楽的にもまとまりました。嬉しい!!!(^o^)
そこに、幅の広いcresc.、dim.を作る際の音楽の持って行き方、弾き方も絡めて、ここでも実に詳細に、説明していただきました。
どのように弾いたら、だんだん強く(弱く)聴こえるのか、ただ単に音量を強めて(弱めて)いくことは限界もあり、実は効果的に聴こえない。。。だからどうするのか?などなど。
楽譜で書かれていることを、実際に弾くときには頭の中でもっと詳細にかみ砕いて、結果的に「楽譜通りに」弾いているように持っていく・・・。
「なるほど~!」と、目から鱗。こういうことは、本当に習わないとわからないことです。
あと、同じ音量でのクライマックスが長く続いている部分でも、どこが本当の山なのか、それを見極めて、音量の山、緊張弛緩の山、というバランスを巧く組み合わせて、はっきりとした音楽の形を作ると言うことも。
これも教えていただいた直後に、すぐ弾いたら本当に巧くできて、大きな山がはっきりくっきりと作れました。おまけに、絶えず緊張しているという状態ではなく、音量と気持ちのバランスもスムーズになったので、とても弾くのが楽になって、大きな山を自然にするりと降りてきたような感覚になりました。\(◎o◎)/!
こうした音楽的なことは、先生もおっしゃっていましたけど、自分ではわからなくて当たり前のことが多く、レッスンを受けて初めて納得し、実感できることです。
自分の受けているレッスンの価値が、ズシンと響いてきます。
細かいことを、つぶさに調えていく、そして音楽的に調えると技術も高まり、また技術を調えると音楽も高まる。。。やはり、音楽と技術は別個ではなくて、相高めあって作用していくものだと、感じました。これでまた、「水の戯れ」が一歩前進。とても嬉しいです♪
「エオリアン・ハープ」。
こちらは、大きな音符の弾き方は良くなりました。が、小さな音符の粒がバラバラでした・・・。(^_^;)
私はとにかく、大きな音符をちゃんとつなげよう、きちんと響かせよう、(その意識はとても大事で良いことなんですけど)というのしかなくて、
小さな音符はとにかく、音量を小さく、と言うのしかありませんでした。
結果、小さな音符のひとつひとつの、鍵盤を打つ深さが非常に不揃いで、美しく聴こえないと・・・。(゜◇゜)
自分の気持ちが、ちゃんと演奏にも反映されていたわけですね。(;^_^A アセアセ…
そこで、今度はちゃんと小さな音符も揃えようと言う意識で、少しテンポを落として弾いてみました。完全にできませんでしたが、曲は最初に弾いたのとは全く別の代物になりました。(^^ゞ
思わず力が入ってしまう指、逆に抜けがちで非常に危ない指(私の場合は2の指)など、個人で癖が違うので、そう言ったことも頭に入れつつ、また練習です。
そして、もっと強弱、抑揚をつけることも言われました。絶えず同じ音型で、流れるように美しい曲ですが、ともすれば、ただ淡々と弾いてしまい、つまらない曲になりがちです。全体の曲としてのイメージを保ちつつ、もっとドラマを作る。盛り上がりはもっと盛り上がって、落ち着くところはもっと落ち着いて・・・そう言うのを効果的にできるようになると、この曲はもっと生き生きとして大きなものになるのだそうです。
音の強さ弱さ、そのコントロールは、やはり姿勢から、とのご指摘があり、ずっと指先での当たり具合しか頭になかった私は「そうだったのかああ・・・」とまたもや目から鱗、また新たな道が開けた、と感激しています。
毎度のことながら、内容の濃い、非常に充実の1時間は、あっ(・_・ゞ-☆と言う間でした。
つくづく、私にはまだまだ足りないと感じたことは、
家で何時間練習するとか、必死で難しいパッセージをモノにするとか、よりもそれ以前のもの、椅子の高さや姿勢とか、身体の使い方とか、全部ひっくるめて考えることの大切さです。
でもでも、最初にも書きましたけど、
「水の戯れ」のコーダなんて、しつこくしつこくやってきた成果がちゃんと現れてきました。
正しい方向で、ちゃんとやればある日、ちゃんとできるようになるんですよね。
こうした大きな成果も、小さな成果も、きちんと感じて確認していくのもまた大事だと痛感です。
レッスン体得した感激や驚き、できたときの感覚を大切にして、練習し、
煮つまったら、今までのレッスンでのことを一生懸命思い出して、またレッスンを受けて・・・。(^_^;
焦らずに進んでいきたいと思います。(^^)V
「エステ荘の噴水」「森のささやき」然り、特にアウフタクトだったこともあって、自然にどこからともなくふわーっと始まるというのが、なかなかできなかったですね。
弱音のアルペジオ、難しいよね。エチュードやるのもひとつの手だとは思いますが、その曲の中での弾き方を、先生にきちんと教わるのが一番だと思いますよ。
おくもがんばってるね、いつも励まされます。
私もちゃんとやらなくちゃ。。。(^^ゞ
こんにちは。出だしの苦労・・・で思い出すのが去年弾いたシューマンのアラベスクです。色んなイメージが湧いてしまって意気ごみが先行して、なかなか軽やかな優しい出たしに成りませんでした。先生から「考えすぎないで」とよく言われたのを思い出します。。。
愛の夢、伴奏部分のアルベジオが上手く粒の揃った弱音にならないんです。のわちゃんの日記読んでたら、もしかしてエオリアンとか練習すると効果的なのかな?と思ったので、次回レッスンの時にきいてみようと思いました。
毎回、中身の濃いレッスンを受け、自分が変わることに感激すると、なんかそのまま自分の中にだけ留めておくのがもったいないんですよね。(^^ゞ
それと、やはり自分でもう一度書くことでレッスンで学んだことを咀嚼して、自分で再確認するのはすごくためになります。それでいっそう、自分に染みこんで行くみたいな。。。
はい、出だし、難しいですね。何も考えず始めてもいけないし、考えすぎでもいけないし・・・。(^_^;また、すっごい緊張と大音響とともに始まる曲と、私がやっている曲とでは構え方から何から全部全く違いますしね。
それと、姿勢!一応、自分では、力抜いて「いい姿勢」で弾き始めているつもりなんですよ。(^_^;)で、何か指が廻らない、なんで????
と思ったら、やっぱり家で弾いているのと全然違う姿勢だったりするんですよね。
これが難なく身に付くまで、それこそ練習ですよね。
姿勢が決まると、音も良く鳴るし、何にしろ、弾くのが楽だから、それでいっそう自分の音が聴こえてくるんでしょうね。私も、いっぱい聴こえてくるようになりたいです。(^_^)
本当にいつもありがとうございます。
私も、がんばります。m(__)m
先日は、私のHPにカキコ有難うございましたm(__)mそのお礼に?て訳でもないですが(^_^;)私も久々にコメントさせて頂きます(^^ゞ
『曲の出だし』
ホンマに、難しいですよねぇ。
私も、最初の一音を弾くまでが一番緊張するし、ココをあまり慎重になってしまうと、全体が重~くて、流れていかないんですよね~(-_-;)
『姿勢』
私も、今の師匠になって、物凄く良く言われている事です。そう、乃琶さんのご師匠と同じように「その人に合った姿勢があるんだよ」と。
「常に、体も心も、気楽に!」て、いつも言われています。そうすると、不思議と...「自分の音が聴こえて来る」ようになりました。
しかし、本当に毎回毎回、中身の濃いレッスンなんですね(^^)先生のご指導も勿論の事、先生のお言葉一つ一つをしっかり受け止め吸収されていく乃琶さんも素晴らしいですね!きっと、先生も教え甲斐がある事かと思います。
この記事を読ませて頂いていると『水の戯れ』が、そしてレッスン風景が見えて来るような気がしました。
これからも、応援しています!
...私も、頑張らな(^_^;)