体の調子が悪い日が続く
長々とある 私のブログ
ちょっと整理したくなって 過去を覗いていたら
どこかで拝借した記事が再び目に入った
こころ 洗われるよう
2年前から ここへ連れて来ました
朝から家事をしながら、
頭の中をある言葉が、
ぐるぐると駆け巡っています。
昨日大学病院のタリーズで、
ブログの記事を書いてアップした直後。
駐車場のエレベーターへ行く、
細い通路で一人のおじいさまが、
私の前を歩いていました。
おじいさまは松葉杖です。
片足はありませんでした。
少し後ろを歩いていた私に、
「先に行きな」
と仰ったので、
軽く頭を下げて追い越すことに。
すると直ぐエレベーターのところで、
また出会いました。
エレベーターのボタンの前にいた私は、
「どちらに行かれますか?」
と聞きました。
ちょっと伝わり辛かったようなので、
ちょっと伝わり辛かったようなので、
「ごめんなさい
言葉が不自由なので…」
と言うとおじいさまは、
「ほー!そうなんだ
僕は足がなくて40年」
とても長い間ご苦労なさっているんだと、
私は年数を聞いて驚いた。
私がデビューする前からということだ…
「でもね
こうなってからも
ドライバーをやっていた事もあるんだよ」
「凄い!」
おじいさまは私の目を真っ直ぐに見て、
前に乗り出して毅然とこう言いました。
「人間はね
やれないことを数えるよりも
やれることを数えてね」
「そうやって生きていく方がいいんだよ」
私は胸が熱くなり、
込み上げてくる涙を堪えます。
「生きていくうえでその方がね
絶対にいい!」
「僕はね
そう思って生きてきた!
あなたも頑張りな
子供はいるんでしょう?」
「はい」
と私は大きくうなづきました。
「じゃあなおのこと
頑張りなよ!」
「はい」
「またいつか会えるといいね
それまで頑張りましょう」
5分ほどの会話でした。
エレベーターは、
とっくに私たちの階に着き、
扉は閉まっていました。
おじいさまと別れて、
自分の車に乗った途端、
涙が溢れ出して止まりません。
ハンドルを両手で持ちながら、
肩を震わせて泣きました。
何分か思いっきり泣いてから、
「ヨシ!」
とハンドルを両手で叩いて。
エンジンをかけて、
病院の駐車場を出ました。