◆ありがとうございました、リサイタル、がんばって演奏してきました

先日、 2月23日（月）の夜に、東京文化会館における ピアノ・ソロ・リサイタルを終えることが出来ました。 ご来場の皆様、応援下さった皆様に 深く御礼申し上げます。 日が少し経って、 あらためて、あの日の演奏会は自分にとっての、 時を追うごとに、大きなものであったことが実感されます。 同時に、 あのような演奏会は、 これからの自分の人生において 同じような密度の濃いものは・・・ そう簡単 . . . 本文を読む

◆リサイタル、がんばって演奏しますので、がんばって聴いて下さい！？

昨日、鎌倉生涯学習センター ホールにて リサイタルを行ってきました。 鎌倉という、歴史深く・文化の薫り高い地にて 演奏させていただきましたのは、日本人として、 なんとも感慨深いものを感じました。 ご来場の皆様には、 この場をお借りして御礼申し上げます。 ありがとうございました！！ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨日のプログラムは、 数日後の2月23日（月）東京文化会館 におけ . . . 本文を読む

◆ドイツ人にとって音楽すること・サッカーすることは「Arteiten（アルバイテン）」

先日、ぼんやりと テレビのニュースを見ていました。 スポーツのコーナーに入り、 サッカーJリーグの浦和レッズの監督が新しく変わり、 フィンケ氏という、ドイツ人の監督が チームを取り仕切っているとのことらしいですね。 放映されていたインタビューを見ていると、 ドイツ語をしゃべりながらの字幕付きで、 ドイツ留学をしていた私にとっては、ドイツ語が聞こえてくる時は、 リハビリのチャンスでもあり！？ . . . 本文を読む

◆ショパン《スケルツォ第2番 op.31》における中間部のテンポの問題

ピアノの詩人F.ショパン作曲 《スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31》は、 数ある彼の手による名曲の中でも、 一二の位置をしめるであろう有名曲にして、 ピアノを弾く多くの人々にとっての憧れの曲でもあります。 古今東西の実に多くのピアニスト達がこれを弾き 多くの録音も残され、また今日においても、 多くのステージ上で演奏されていることでしょう。 ゆえに、 名曲というものは、 実に聴く人々 . . . 本文を読む

◆ショパン《ソナタ第2番op.35》第4楽章は「亡者のおしゃべり」！？

先日の記事には、 ショパン《ピアノソナタ第2番 変ロ短調 op.35》の 第3楽章《葬送行進曲》について なんだか長い（・・・無駄に？）記事を書いてしまいましたが、 それにちょっと引き続き、 あの、 不可思議な第4楽章「Presto」について ちょっと考えてみたいと思います。 ショパン自身がこの作品《ソナタop.35》について 言及している文章を今一度見直してみますと・・・ ーーーーーーー . . . 本文を読む

◆ショパン《葬送行進曲》は、自分自身のための葬列の行進！？

先ほど、 ショパン作曲《ピアノソナタ第2番 変ロ短調 op.35》の第3楽章、 《葬送行進曲》を練習していました。 《葬送行進曲》は、 ショパンの作品の中でも、最も有名な曲のひとつ といえるのではないでしょうか。いや、 もしかすると、 この《葬送行進曲》が「ショパンによる作曲」と知っている人は、 一般的には案外少なかったりするのかも！？しれませんが、 いずれにしろ、 このメロディーをどこかしら知 . . . 本文を読む

◆ベートーヴェンの「強い思い入れ」を「楽譜の指示」に見る

西洋クラシック音楽においては、 楽譜に記された色々な指示が 大きな意味を持っているものです。 実に多種多様な指示があります。 ●「Cantabile（カンタービレ）」 とくれば、 「歌うように」 ●「dolce（ドルチェ）」 とくれば、 「甘く、やわらかな」 ●「espressivo（エスプレッスィーヴォ）」 とくれば 「表情豊かに、感情を込めて」 このような指示は それぞれ単独 . . . 本文を読む

◆《ピアノソナタ第29番op.106“ハンマークラヴィア”》第4楽章“フーガ”の構成

ベートーヴェン後期の大作 《ピアノソナタ第29番　B-Dur　変ロ長調　op.106》 俗称“ハンマークラヴィア・ソナタ”の終楽章は、 後期ベートーヴェンの作風を象徴する「フーガ」の音楽となっております。 フーガとは対位法の音楽、この 《ハンマークラヴィア》第4楽章のフーガにおいて、 ベートーヴェンはありとあらゆる対位法の技法を駆使します。 そして、 このフーガはAllegro risoluto . . . 本文を読む

◆祝200歳！！今日はF.メンデルスゾーンの誕生日

今しがた、 昼食をとって、町を歩きながら 本屋へ寄って帰ろうとしたところ、 音楽情報誌『ショパン』が目に入って、そこには 「メンデルスゾーン生誕200年によせて」 というの大見出しがあり、 そうか、今年はそんな大事な年だった！！と 再確認したのですが・・・ 帰ってきて記事内容を読みながら、 びっくりすることがあったのです・・・ （最近はびっくりすることが多いです、先の記事では ピアノの低 . . . 本文を読む