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音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆2021年ショパン国際コンクール、つい先程終了!!日本人奏者大活躍

2021年10月21日 | クラシック音楽道場
今は2021年10月21日の午前、
ヨーロッパ時間では真夜中になっている頃、毎回深夜にまで及ぶと言われ有名!?な審査会議が終わったそうで、
つい先程!
クラシック業界、そしてきっとマンガ
『ピアノの森』や『のだめカンタービレ』
のファンの方々も大注目の
ショパン国際ピアノコンクール第18回、
全ての演奏が終了し、その
結果が発表されたようです。

日本時間で午前、テレビを付けながら
いつ「速報」のアラームが鳴るかもしれない!?
と、ドキドキゾワゾワする時間を過ごしておりました(笑)
そして、
速報ではなかったものの、
テレビのニュースではしっかりと
新しい情報として取り上げられていました!

反田恭平さん、日本人歴代最高と同列2位、
(この先輩はもちろんあの内田光子先生)
受賞のニュースでした!!
㊗️おめでとうございます!!!

いやはや…
でも正直に言いますと…
我々は日本人初の1位を願ってもいた
その希望が叶うことは、残念ながら
今回もなかったことにはなってしまいますが…
それでも!!!
反田恭平さんの演奏は、
YouTubeでのコンクール動画にて見ることができ、
間違いなく!!素晴らしい演奏、
準備の行き届いた、入魂の、既に
クラシック業界の最前線で大活躍されているその確かな実力が遺憾なく発揮され続けている
もう見事で立派な音楽達でした。
既に、
コンクール入賞よりも演奏者にとっては切実な問題…
今後の演奏活動へのつながり、をも、既に
反田さんはこのコンクール中に、世界のエージェントからのオファーを受けている、という話も聞きました、故に大成功中と言ってもよろしいでしょうか。

そもそもが、指揮者を目指していらっしゃることを公言しているマエストロ反田恭平!
…更に申し訳なく正直なことを言わせたいただきますと…
私のようなピアノを生涯の供としようとしている人間には、一種複雑な思いがあったのも事実です…
指揮者になりたい人が、ショパコンで1位をとってしまったら、ピアノ弾きとしては浮かばれないって(笑)
…いやはや…詰まらない拘りをごめんなさい…

我々日本人の大注目は更に
小林愛実さんにも注がれていましたでしょう。
前回2015年にもファイナリストでいらしたものの、受賞はならずの無念?
満を持しての今2021年大会へのご出場は、
間違っても!!前回より低い演奏なんてあってはならない…凄まじいプレッシャーもあった今日までの6年間(←コロナ禍につき5年毎のはずが1年延長されてしまった故に)
人並外れた強い精神力を持って!!(それは彼女の演奏を見聞きすれば一目瞭然でしょう♪)
しっかりと4位入賞という成果を得ることができました!!
10時間前に小林さんの生中継のコンチェルト演奏を聴くことができましたが、まるでベテラン・ピアニストのような風格で乱れることのない高品質の演奏は、予選の全てのステージにおいても終始一貫していたと思います。そんな極度の緊張状態において、多少のミスがあっても崩れるようなことは一切ない強い精神性!!!…凄い…その人間力に脱帽の思いがいたします…
それでもコンチェルトは最後の方で大変そうだったかも…舞台袖でのご不満なご様子も見られ…
きっともっと上位の賞が欲しかったでしょうが!!
兄弟子でもいらっしゃる関本昌平さんと同位という結果は、
二宮裕子先生門下としての兄妹弟子、仲良く揃って、よかったのかもしれません♪
(兄弟子を超えたいお気持ちもあったでしょうが!)

関本昌平さんは、近年では
様々なコンクールにご自分の生徒達を
次々と高位受賞させているという実力者
とお見受けします。
今大会では惜しくも2ステージで去られた沢田蒼梧さんが関本先生の生徒さんでいらっしゃるとのこと(しかも医学生とのこと!?音大生ではなく!!)。
今朝のショパコン2021の結果を受けて、
なんだか、
関本さんは近い未来に、この
ショパン国際ピアノコンクールにて
審査員のお仕事をなさるのでは!?と、
予想が閃きました、どうなることやら♪

ちなみに、
1位を受賞されたという
ブルース・リウさん(あの伝説的カンフー俳優の名前とカタカナで一文字違い!だから覚えやすい♪)
この方の演奏を私は偶然にも
数ヶ月前の予備予選の際に聞くことができ、
素晴らしいショパン演奏!!!
何者だろう!?
あぁ、ダン・タイソンの生徒さんか、なるほど。
既に沢山のオーケストラとも協演演奏活動なさっているよう、これは確実な実力でいらっしゃるだろう、
と、
勝手に予想していたのですが、
まさかまさかの第1位🏆とは!!
お恥ずかしながら、
ブルースさんの演奏を、本大会になってまだノーチェックなのですが…(ファイナルの協奏曲はつい数時間前の出来事とのこと!日本時間で午前3時半に聴くのもさすがに辛く…)
コンクールの醍醐味の一つ、聞きながら、自分の推しの人を見つけて楽しむ、という、その快感にちょっぴり浸らせていただいてしまいました(笑)

それにしても…
コンクールを楽しむ、と書いてしまいましたが、
私も同じピアノ弾きとして…
このような巨大な国際コンクールには
また正直な悪い気持ちを書いてしまい恐縮ですが…暗澹たる気持ちを持っていなくもありません…
沢山の!!才能ある若い人達が!!どんどんお落とされていってしまい、傷を負うかのような光景は…気持ちの良いものではないです…
とはいえ、
コンクール、大きなお祭り!?
これも、
クラシック音楽業界の活性化につながる
一つの大事なイベントとして、
存在価値がもちろんあるのでしょう、無碍に目を背けてもいけない…
だけど、
本当の健全な音楽とは、
我々の常日頃の生活のそばにある、
人が、音楽するということ、
楽器を奏でるということ、
歌うということ、
演奏を・音楽を聴きに行くということ、
そこにこそ
純粋な喜びと音楽本来の存在意義・価値が
あるであろうことを信じて、
この文章を閉じたく思います。

審査員長のお言葉で、
「ショパン国際ピアノコンクール、全ての参加者の皆様に幸あれ!」と
おっしゃられたとのこと、
その真心を信じます♪





追記
次回2025年?のショパン国際ピアノコンクール、私は牛田智大さんの🇯🇵日本人初優勝🏆を願い、信じてもいます♪今回の1ステージでの演奏を拝聴、それは優勝して然るべし!?素晴らしいショパンの音楽だったと、私には聴こえました♪


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