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音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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◆シューマン後期作品《ヴァイオリン・ソナタ op.105 》 ~ 年齢を重ねたフロレスタン

2010年08月27日 | シューマンRobert Schumann
シューマン、後期の作品
《ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ短調 作品105》


作品番号の数からしても、
これが後期の作品であることは想像されます。


シューマンの若い頃、
20代~30代には、執筆活動も盛んに、
有名なシューマン自身を象徴する二人の人物
オイゼビウスとフロレスタンがよく登場しますが、
彼らの名は、
シューマンが歳を追うごとに
次第に直接は姿を現さなくなるようです・・・


でもしかし、
彼らは確実に、どんな時でも
シューマンと供にいることが、
今、
後期の作品《ソナタ op.105》を聴きながら
分かるような気がしました。


シューマンと供に年齢を重ねたフロレスタンの姿が、
この音楽から聴こえてきた気がするのです。


暗く、不気味に走りまわるフロレスタン・・・


彼は一体、どこへ向かって走ってゆくのでしょう・・・!?








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