『宇宙の再構成プログラム』

次元変容の旅を通して … 見えてくる世界とは!

「2001年宇宙の旅」ラストシーンの謎!

2009-10-24 17:06:52 | Weblog
 映画「2001年宇宙の旅」のラスト・シーンは、多くの人にとってあまりにも哲学的かつ抽象的であり、未だ多くの謎が含まれ、今日まではっきりと解読できていないのが実情である。そこで今回、「カゴメの原理」からこの謎であるラスト・シーンの解釈を私なりに試みたいと思う。

『2001年宇宙の旅』・・・ラストのシーンでは、宇宙空間を彷徨い、豪邸で食事している老人・・・ボーマン船長本人に出会い、それが彼の目線となり、ベッドに横たわる更に更けた老人を発見、そして目線がまた彼に乗り移り、やがてスターチャイルドとなる。そして目の前にはあのモノリスが不気味に立っている。

超空間を旅した後、双方向の時間が出会う瞬間があると、いったがそれは超未来の自己像である「進化した自分」、あるいは「死に行く自分」と、超過去に遡り「誕生以前の自分」、あるいは「誕生した瞬間の自分」に出会う合一地点がある。

(※)〔カゴメの原理:イラスト1〕 で示したように、鶴と亀が交叉する地点とは、「鏡」の中であり、「鏡」を通してこの二つが出会う。

映画『2001年宇宙の旅』では、この時空の狭間=亜空間が、「白き幻想的な室内」 として、見事に表現されている。私は、そこを 「鏡の間」 として定義付けた。面白いのは、映像の中でも室内の壁に 「鏡」 据え付けられており、一瞬ボーマン船長本人が 「鏡」 としばし向き合うシーンが出てくる。

「カゴメ唄」の中では、”夜明けの晩に、鶴と亀がすべった(出会った)!後ろの正面だあれ!?”というフレーズに対応するシーンである。

ここには、「鶴」である時間的な未来と、「亀」である時間的な過去が出会う(統べる=滑る=交叉する)合一地点があり、まさしく時間のパラドックスが起きる瞬間である。そこは同時に、「生」と「死」の合一地点であり、その結果、永遠性である自己を発見する地点ということでもある。

次に登場する長方形の黒い板である「モノリス」とは、宇宙の創造を司る神々のプログラムを表し、その実行の意思を人類に示している。もともと、宇宙の創造を司る神々の叡智として、宇宙の原理である「イデア」があり、この「イデア」が元で物質の組成である元素~物体の形まで、様々な世界をこれら宇宙の原理に基いて創造してきた。

それがあって、大昔に類人猿から進化して、最終的に人間となり英知を宿してこれたのだ。その英知を人類に与えてきた本家本元の意思こそが、宇宙の神々であり、それをプログラムの神々といって、今回の2012年もこの意思が人類に関与している。

因みに、「モノリス」の幾何学的な解釈として、その比率が1:4:9(1×1、2×2、3×3)という整数の二乗からなる直方体であるが、それらの比率は物質生成の「鍵」を握り、この原理によって物質を生成増殖させ、神々は宇宙をそして世界を創ってきた。進化の過渡期には、この「モノリス」が人類に関与し、様々な「触媒的変化=物質の変成」を起こしてくる。まさしく超科学による「神々の錬金術」である。


[You Tube]  → 『2001: A space odyssey - Ending』
http://www.youtube.com/watch?v=c1IPrx-zC1Y


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