『宇宙の再構成プログラム』

次元変容の旅を通して … 見えてくる世界とは!

ジャミッソン・ネルダ博士の第五のインタビュー(その3)

2021-10-01 00:49:40 | ウイングメーカー

ジャミッソン・ネルダ博士の第五のインタビュー(その3)


サラ:この宇宙の中の誰もが、その幻想の一部だというのが私には理解できません。  


ネルダ博士 :私たちの宇宙全体が、創り出されたものなのです。「真の宇宙」がそうだとは、私は言っていません。私が言っているのは、私たちが「宇宙と呼んでいるもの」のことであり、私たちが観察している宇宙に関する限りにおいて、それは私たちの意識のフレームワークとヒューマン・インターフェイス内部にインプラントされたホログラムの一部なのだということです。私たちのマインドの意識が、私たちが見ている全てのものに対して時空間的な関係性を確立していて、前に述べた通り、それが私たちのプログラムの一部なのです。そして、それには宇宙も含まれているのです。  


何故、この惑星上の最高の知性たちが意識を定義することができないのだと思いますか? 潜在意識や無意識は言うまでもなく? そういう風にプログラムされているのです。アヌは、私たちにそれを理解させたくないのです。私たちは、神経の情報を見ることができ、それが何千通りにもスライスし得ると想定することはできます。しかし、それでもそれがどのようにして「経験」しているのか、説明できないのです。  


アリストテレスは二千三百年程前に、こう言いました。「我々が知覚していることや考えていることを意識することは、我々自身の存在を意識することだ!」と。これは、「I AM」の良い説明です。それでは私たちは、外部の別々の世界に直面している孤立した生命体なのでしょうか?  


いいえ。私たちは、すべてと繋がっています。それが 、「I AM WE ARE」が私たちのアイデンティティの重要なインセプション・ポイントである理由です。この中で自身の信念を固めていない存在はどのようなものであっても、現実の世界を認識していないのです。その存在がどこにいようと、どんな器を着ていようと関係はありません。その存在が、人類を救いたいと思っているかは関係ありません。存在はまず、インセプション・ポイントから行動する必要があるのです。  


宇宙とは、その見かけ通り計り知れないものであり、すべての人間が現実であると同意しているプログラムされた実存の内部にあるホログラムなのです。その同意が、無意識に情報を与えます。無意識は、アヌが創造したヒューマン・インターフェイスの一部です。そして、多かれ少なかれ、同じような方法で私たちすべては集合的に私たちの宇宙を見ているのです。  


私たちは、生命が住む惑星が何兆個もあると教えられてきました。宇宙の、多様な次元の中に生命が溢れているのだと。しかし、私たちが知っているのは、ここだけです。地球だけしか知りません。形があり、目に見える地球だけです。他の生命はどこにいるのでしょうか? 勿論、私は彼らを見たことがあります。しかし、彼らは人類を救うでしょうか?  


彼らには、人類を救うことはできません。サポートすることができるだけです。私たちを救うのは、人や物ではありません。それは再定義化のプロセスであり、それぞれの個別化された実体(エンティティ)の内部でしか起こりません。それは、保護された高次元へと光の中を上昇することではありません。それは、物理的な身体の中で成されるでしょう。それは、人間としてなされ、人間によって、人間のためになされるでしょう。  


サラ :博士がどんな風に今の最後の回答を述べたのか、紙の上でのインタビューでは伝えることができないと思います。それを、紙の上で表現できればいいのですが。博士の様子を見ることができれば理解の助けになるのですけれども。      


ネルダ博士 :言葉だけで十分です。     


サラ :どうして、博士なのですか? ウイングメーカーは何故、博士と接触でき、そしてこの情報を公開するように頼んだのだと思いますか? どうして、フィフティーンとも接触しなかったのでしょうか?      


ネルダ博士 :第一に、私だけだというわけではありません。しかし、ラビリンス・グループ内に限って言えば、私はウイングメーカーの情報にある種の共鳴を持っていて、それがラビリンス・グループ内の他の人には無かったため、私が選ばれたのです。情報を公開するという点においては、この情報を公にするために、ACIOを脱走するといった過激なことをするのは多分、私だけだったのかもしれません。      


私自身は、自分を際立った存在のようには見ていません。この情報を外に出すことに携わっているのは自分だけであるといったような感覚はないのです。この変容のプロセスを支援している多くの物理的、非物理的な存在がいるのです。ウイングメーカーは、その哲学論文の中で、二つのポータルについて言及しています。     


サラ :グランド・ポータルについてのお話だけ聞いてきましたので、その二つの内のひとつがグランド・ポータルなのだと思います…      


ネルダ博士 :ええ。グランド・ポータルが、人間の魂の科学による反駁不能の発見として、ウイングメーカーの文学の中で語られるでしょう。その点において、それは真実なのですが、それが話の全部というわけではありません。      


二つのポータルは、「裂け目(クラック)」と「壁の解体」として定義されています。      


サラ :それについて、ご説明して頂けると嬉しいのですが …      


ネルダ博士 :分かりました。「裂け目(クラック)」が第一のポータルです。それは、二つの世界の間をつなぐポータルです。それは、ひとりの人間であり、今の時点でそれが私が知るすべてです。     


サラ :それは、どんなことをする人なのでしょうか?      


ネルダ博士 :その人間は、二つの世界の間を行き来することができます。何千人もの人々が天国を訪れたことがあると主張していることを私は認識しています。それには、有名人すら含まれていますが、ウイングメーカーの書物によると、それは真実ではありません。彼らは「アストラル界」を彷徨ったのであり、アストラル界には多くの次元があります。しかし、そのアストラル界はアヌの創造の一部なのです。私たちのプログラミングという観点から言って。     


私たちの真の次元の存在は、アヌの創造や方程式の中にはありません。ヒューマン・ポータルが、無限の存在である種族としての私たちの起源と、この世界である幻想のホログラムの間をつなぐ、コミュニケーション・ポータルとなるでしょう。      


サラ :「壁の崩壊」についてはどうなのでしょうか? 博士はそう呼んでいらっしゃいましたが。      


ネルダ博士 :(※)グランド・ポータルが、壁の崩壊です。「サヴァリン・インテグラル・プロセス」を理解しようとする、すべての存在の努力を通じて、壁の崩壊が起こります。そして、それによって、すべての人間が自分の無限の自己、つまり「生命の本質(ライフ・エッセンス)」へと歩みでることが可能となるのです。  


(解説):多くの人が「サヴァリン・インテグラル・プロセス」として、真実の自己に目覚める行動を起こしたとしたら、徐々に壁の崩壊が起き始めてグランド・ポータルを発見します。    


サラ :では、順序としては、最初にヒューマン・ポータルがきて、次にグランド・ポータルなのでしょうか? 時期タイミングという観点から、博士は何か言えることはありますか?      


ネルダ博士 :(※)ヒューマン・ポータルが、グランド・ポータルのために地球上にインセプション・ポイントの碇をおろします。それは、約十年以内に起こるでしょう。グランド・ポータルは、その約七十年後です。これが、私が教えられたラフなタイムフレームです。しかし、その時期はシフトしたり、変更されたりすることがあり得ると、常に規定されています。  

(解説):ヒューマン・ポータルとは、個人の中で「サヴァリン・インテグラル・プロセス」を実践した最初の人間です。まずは、その人間がこれから起こるであろうグランド・ポータルのために、地球上に人類の着火点(インセプション・ポイント)となる碇をおろします。    


サラ :それについて、科学はどう言っているのでしょうか?      


ネルダ博士 :科学ですか …? どの観点で?      


サラ :宇宙が、私たちの頭の内部で創造されたホログラム、つまり幻影であるという概念全体についてです。      


ネルダ博士 :科学は、それを説明することができません。宇宙の反論理的な性質によって、量子の振る舞いという点で、説明することが不可能なのです。一部の科学者は、隠れた変数があるとして、妥協した説明をしています。しかし、ざっくばらんに言って、ウイングメーカーが説明しているのは、私たちは、アヌが提供したヒューマン・インターフェイスを通じて宇宙を創造していて、それは私たちの五感を通じてサウンド・ヴァイブレーションを再解釈することによって行われているということです。      


サラ :でも、それは何の意味をなしませんよ … どんな仕組みによって、私が月を見て、まったく同じ様にして二歳の子供がそれを見ることができるというのでしょうか? どうして、同じように見えるのですか?      


ネルダ博士 :それが、無意識が「ヒューマンVer.2.0」のインターフェイスに提供しているものなのです。無意識は、月のサウンド・ヴァイブレーションの解釈を収集していて、それは長い時間の中の何兆回もの、月の目撃体験に基づいています。      


その解釈は、環境的な状況に基づいて進化・変更されますが、(※)月が銀色をしているという一般的な概念や一般的なサイズがDNAと無意識というシステムの中に貯えられて共有され、それが文化や家族や教育によって補強されるのです。これが、普遍的な共有フィールドなのです。人間を相互連結させている振動を通じて情報を転送しているのですが、それがフィールドの効果なのです。 


(解説):これは、天文学的な解釈として、月とは「こうである!」という一般的な概念が定着するため、そこに共通認識の土台が生まれるのです。これら、共通認識が定着する原因として、DNAと無意識というシステムの中に貯えらた月という概念が万人に共有され、文化や教育によって、更に科学的な理解という形で補強されるのです。それら、月という共通認識の振動を通じて、多くの人々が相互に連結した情報を転送し合っているため、誰もが月を見ることが出来ているわけです。それがフィールド効果なのです。


(考察):これは思うに、月という人類の共通認識によって概念が出来上がり、その概念が一つの元型として、アカシック・フィールドに納まるのです。余談になりますが、これと似た現象が太陽系についても言える訳です。要するに、地球的な太陽系という地球人独特の概念が作られ、それは地球という村の法律で宇宙を観ているようなものです。このことが原因して、宇宙人コンタクトでもよく起こる話として、彼らの住む金星の環境は、植物が生い茂り、川や山、湖がある美しい環境であると告げられます。しかし地球人の一般的な金星の概念では、高温多湿であるため、とても人間が住める環境ではないと思うわけです。そのように、認識のズレが生じてしまうのです。しかし、彼らの波動と同調することで、彼らが見ている景色がそのまま目に飛び込んできます。同様にUFOの目撃体験についても、空を見上げて同じ方向を見ているにも関わらず、見える人と見えない人が出てきます。これも、同じ現象が背後で起きていると考えられます。




サラ :たぶん、今のお話を理解するのに、しばらく時間がかかりそうです。博士のご説明を聴いていましたが、私にはまったく意味を成しません。少し、話題を変えましょう。仮にすべての人生が前もってプログラミングされているのだとしたら、何故、私と博士はこのことを話しているのでしょうか? 要するに何故、私たちはこの話題を議論することができるのでしょうか? どうして、マルドゥークのプログラムは、この情報をほんのわずかでも垣間見ることを許すというのでしょうか?      


ネルダ博士 :良い質問ですね。恐らく、この話を理解するための最良の方法は、思考実験をしてみることでしょう。私たちの宇宙が、泡であると想像してみてください。 そのバブルは、分離という邪悪なヴィジョンをかつて経験したことがなく、それ故それに対する防衛を想像することができなかった存在を対象に、ある存在のグループが詐欺を用いることによって創造されました。本来、その両者は対等の存在でした。  




「幻想のホログラム」の図を参照     


 そのバブル宇宙は完成されていて、そして常に拡大しているように見えました。多くの点において、その宇宙は生命にとって理想的なプラットフォームであり、それでいて、その無限に近い広大な宇宙の中のちっぽけなひとつの惑星の上にだけ、知覚生命体が存在しているように見えました。      


その同じバブルの内部に、宗教界において天国や地獄、精神世界やサイキックたちによって、エーテル界とか、アストラル界と呼ばれている振動次元が存在していました。それらの次元は、バブルの内部に存在していますが、五感という人間のインターフェイスでは目に見えません。このバブルを、「バブル・1」と呼ぶことにしましょう。      


バブル・1の外側に、別の宇宙、実存の次元があると想像してください。それは広大で、完全にバブル・1を包含しています。この第二の、より大きなバブルの内側は、私たちの本来の「生命の本質(ライフ・エッセンス)」がバブル・1に組み入れられる前から存在していた次元です。      


そして、バブル・2内の存在は、バブル・1の中に入り、それを完全に経験することができます。しかし、彼らが地球と呼ばれる人々が住んでいる惑星に近づき過ぎて、あまりにも長く滞在したため彼らは物質化してしまい、バブル・2に戻れなくなります。     


地球は、バブル・1のフォーカス・ポイントです。自らを神々と騙る存在たちは、バブル・1の他にさらに沢山のバブルを創造しています。彼らは他の種族たちを、同様の幻想のパラダイムの罠にかけ、バブル・1に類似した新たなバブル・2から姿を投影させることができます。      


本質的に、それらの存在たちは、自分たちのためにバブル・2を乗っ取ることを計画しています。以前はバブル・2を共有していた彼らと同等の存在を奴隷化し、自分たちをバブル・2の支配者たる神々として崇拝させることでそれを行います。      


その一方で、バブル・2を取り囲んでいる、もっと大きなバブルがあります。それを「バブル・3」と呼びましょう。ここまでは、宜しいですか?     


サラ :大丈夫だと思います。      


ネルダ博士 :分かりました。そして、バブル・3は、バブル・2を包含し、バブル・1に関連しているすべての小さなバブルも包含しています。バブル・3の中に、他のバブルで行われている詐欺行為に気付いている存在がいます。そして、彼らの中に無限の存在ではあるものの、忍耐強く、好奇心が強い存在たちがいます。      


彼らは、その幻想の構造がどのように生み出されているか知りたいと思いました。ワンネスと等価性だけが知られている次元においては、物理的な形態の中の分割という概念が興味深かったのです。      


サラ :それで、人間は惨めにも、ただ実験に参加させられていたってことですか?      


ネルダ博士 :「人間という機械(ヒューマン・マシーン)」は、本当の姿ではないことを思い出してください。それは、人工的な知性と知覚反応システムを備えた宇宙服に等しいものです。私たちはその中の宇宙飛行士なのです ─ つまり、私たちは、無限の存在です。それは、殺されたり、傷つけられたり、破壊されたりすることができません。      


人間の視点から見れば、この実験は惨めですが、他の多くのレベルでは学びたいという意欲に満ちています。その内のひとつは、このような詐欺が二度と起こらないようにすべての存在の意識を再構築することです。      


相互次元生物の意識システムは、バブル・1、バブル・2、バブル・3の三つのバブルの間をネットワーク的につないでいます。人間の無意識のシステムはそれと類似したシステムの中に存在していますが、相互次元生物のシステムは、人間の無意識のシステムよりも、もっと飛び抜けて洗練された仕様を有しています。このシステムが、広大な時空の世界と量子時空の世界の中で等価性とワンネスの保持を可能とさせているものなのです。      


さて、この思考実験を通して、時空の次元が、ひとつの宇宙よりも、より多次元的であることがお分かり頂けたかと思います。多くの存在たちが、これらの多様なバブルの中に存在していて、自分たちの創造の実験を行っているわけです。      


しばしば、この実験の中で、彼らは分離と幻想の構造を通じて奴隷化を画策してきました。食糧難、種の保存、決断から生じた予期せぬ結果、真実に仕える代わりに自己に仕える、このような人類の問題に伴って奴隷化は起こります。これらの要素のすべてが、アヌとその共犯者のシリウス人たちの行動方程式だったのです。      


ある時点で、教訓を学びます。実験全体が、最早それ以上、圧縮できないほどに凝結化が進むと、その時点から、その実験の価値が急速に失われるのです。それが起こると、存在たちの介入が始まるでしょう。      


私たちの場合は、この現実に警告するため、人類が戻ってくるという形式で介入が行われています。すなわち、ウイングメーカーの介入です。私たちが話している理由については、シンプルです。マルドゥークが、プログラムができる唯一の者ではないからです。      


サラ :それは、どういう意味でしょうか?      


ネルダ博士 :今日の世界では、そのコードのユーザーを、ある経験から次の経験へと導くことができるプログラマーたちがいます。そのコードは、ユーザーたちをA地点からB地点へと移動させることができるのです。プログラミングには、時間がひとつの要素となっています。それは、方向性をもったプロセスです。      


私たちは、ハッカーの存在を知っています。ハッカーには、あらゆる種類がいます。今年の初め、十五歳の子供が米国空軍をハックしました。マイクロソフトですらも、NTのOSをプロテクトするのは不可能だと知っています。ハッカーという概念もまた、分離が発現したものです。      


分離とは、両極性です。一種のマインドのゲームは、エゴや貪欲さをもってしばしば完結します。大半の場合、どんな要塞にでも弱点があることを知るべきです。マルドゥークが生み出したプログラムは、現代のソフトウエアのプログラミングの概念と類似しています。ただ、無限に複雑で洗練されているだけです。しかしながら、どのようなハッカーでもそう語るように、正しいテクノロジーとスキルがあれば、どんなものでもハック可能なのです。      


私たちのプログラムは、ハックされてきたのです。私たちは、変容しているのです。私たちは、先ほどバブル・1と私が呼んだ、このホログラムを支配するグリッドに同じ方法で接続されてはいないのです。      


サラ :誰が … 誰がハッキングしたのですか?      


ネルダ博士 :名前をお教えすることはできません。私も知らないのです。しかし、壁に裂け目(クラック)を入れるために使用できる多くのリソースがあることを教わっています。(※)そして、壁の内側から- 私たち、人類の手によって、集合的に壁を押し倒し、この監獄から外に出て行けるのだと。  

(考察):壁の内側から- 私たち、人類の手によって、集合的に壁を押し倒し、この監獄から外に出て行けるのだと。この現象は、卵から雛が孵化するように、卵の内側から突いて、壁という殻に裂け目(クラック)を入れる現象に似ています。このことは、人類の有機体が成長の臨界点を迎え、いよいよ「出産」という時、破水する現象と理解することが出来ます。これは、身体のテンプレートであるアダムカドモンの受肉化が完成しつつある段階に達したことを意味し、それにより幻想の壁が打ち破られるわけです。    


サラ :私にはそんなボランティアをした記憶はないです。      


ネルダ博士 :申し訳ないことですが、私にもありません。      


サラ :分かりました … 少し対話の内容を変えたいと思います。土曜日の私のメモには、次のように書いてあります。      


人間が順応している三次元五感覚の領域が、私たちの知性の僅かな部分のみしか使用していない理由であるとウイングメーカーは主張している。      


タイムカプセルが、三次元五感覚の領域から、多次元七感覚の領域へとつながる橋となるだろうとウイングメーカーは主張している。      


このメモの内容が、今夜の対話とどんな関係があるのでしょうか? それから、タイムカプセルとは一体何なのですか?      


ネルダ博士 :タイムカプセルとは、「ウイングメーカー・プロジェクト」の内容です。それが時間をシフトさせるために介入するよう、設計されているため、「タイムカプセル」と呼ばれているのです。それが「カプセル」と呼ばれているのは、人々を彼らのグリッド・ライン、すなわち事前にプログラムされた人生経路を解除するのを支援するようデザインされた情報の配送システムであるからです。そのグリッド・ラインの中では、人々は行動の内容をプログラムされた人生経路を歩むわけですから、本質的にそれはヒューマン・ロボットです。      


ウイングメーカーが、彼らの介入のこの局面(サラのメモ:『ジャミッソン・ネルダ博士の第五のインタビュー』)を公開するまでは、彼らの言葉の背後にある本当の意味を公開することができません。改めて言うならば、彼らは自分たちの言葉を、ニューエイジ、新世界秩序、スピリチュアリズム、宗教、哲学など、この世界のルールに関連するものを基準として受け入れられる言葉の中に、真の意味を隠しているのです。この理由により、彼らは匿名であることを受け入れているのです。結局のところ、ウイングメーカーは、ひとつの神話としてすべてが表現されているのです。神話には、アヌが検閲を加えたり、反撃を与えたりすることができるものは何もありません。      


ウイングメーカーは、言葉の曖昧さをテストし、アートや詩、音楽のような他のフォーマットの中に活性化のための要素の幾つかを配置することを決定しました。つまり、報復の懸念があるために、彼らが何かをはっきりと述べることができない場合、彼らはアートの中にそれをコード化するでしょう。      


サラ :しかし、博士はこのインタビューの公開を差し控えることを私に依頼しました。仮に、リリースされなかった場合、どうなるのでしょう?      


ネルダ博士 :もし、そうなった場合、このインタビュー5の情報は必要なかったことになります。      


サラ :しかし、そうなれば、残りのマテリアルの真実の姿が失われてしまうのではないでしょうか?      


ネルダ博士 :そうなれば、直接的ではなく、曖昧なものになるでしょう。あなたのご指摘については、そうですね、このインタビューのフレームワークなしではウイングメーカーの真実は減じてしまうという意見に私も賛同します。      


サラ :これらのマテリアルは、誰に向けたものなのでしょうか? 要するに、最初の四つのインタビューを博士が述べたとき、開かれた心で、このインタビューに耳を傾けることのできる私の知人は片手で数えるほどしかいないと思っていたと、博士に今、そうお伝えしたいです。私の友人たちや家族には … 四つのインタビューの内容を話すことはできないと思います。しかし、このインタビューについては、誰にも伝えたいとは私は思いません。一人も聴く耳を持たないでしょう。正直に言って。      


ネルダ博士 :きっと、その通りなのでしょう。壁の裂け目(クラック)を調べようとする人の数は、非常に少数になるでしょう。人口全体から見れば、極少数です。しかし、グランド・ポータルの真の定義とは、その裂け目(クラック)を十分な数の人々が調べ、その向こう側にもっと多くの世界の存在があることを認識することです。彼らは、その壁を共同で押し倒すでしょう。      


壁の倒壊が起こるとき、無限の存在が人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)の内側から歩みでて、人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)の操縦を開始するでしょう。人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)を無限の存在と別々のものとしてではなく、彼らがユニフォームのように着ているものや、器としてではなく、彼らは、そのインターフェイスとファンクショナル・インプラントから人間の身体を解放し、その内側から操縦を開始するのです。      


サラ :それは、彼らはバブル・2やバブル・3へと次元上昇はしない、という意味でしょうか?      


ネルダ博士 :彼らはここ、地球に留まるでしょう。彼らは、無限の存在として、身体の中でここに留まるでしょう。殻によって自分自身を奴隷化することが終わるのです。      


サラ :この介入に、他の存在も関わっていると博士は仰っていました。その情報を公開することはできますか?      


ネルダ博士 :その情報がまもなく公開されるだろうという事以外は、何も言わないでおきたいです。この人類の奴隷化の実像の全体は、六人の盲目の人が、象を触る話に似ています。多くの人々が、象の各部位の手触りを感じ、自分が触っている場所について描写しますが、盲目の状態では、全体を描写することは非常に難しいのです。      


サラ :その「盲目の人たち」とは人類のことでしょうか?      


ネルダ博士 :はい、勿論その通りです。彼らは、この奴隷化の一部を見ており、何かが起こっていることを知っています。何か、正しくないことが起こっていることを知っているのです。殺人、レイプ、児童虐待、戦争のようなことと同調しておきながら、この地球の上を神のような存在が歩くことはできません。彼らはこの分離と幻想を感じていないのです。何かが、とんでもなく間違っているのです。どうして、私たちはこんなことが起こるのを許しているのでしょうか?      


ウイングメーカーによると、「アウトライアー」とでも呼べる人々が現代に転生してきているそうです。この用語をご存じでしょうか?      


サラ :いいえ、知りません。      


ネルダ博士 :この用語は、一般的に統計学で使用されています。「異常値」のようなものと考えてください。そのインターフェイスに一時的な機能不全とでも呼べるものが発生した人は、その故障によって、壁の裂け目(クラック)を見ることができます。それは、一秒か二秒程度しか続かないかもしれませんが、彼らは壁の向こう側にあるものを垣間見るのです。念を押しておきますが、アストラル界について話しているのではありません。それは、幻想のホログラムのより希薄な世界に過ぎないのです。      


そういった一時的な機能不全をもった人々は、しばしば自閉症と診断されます。極端な場合では、統合失調症とみなされるのです。しかし、その機能不全が一時的なものであるため、彼らはゆっくりとヒューマン・ホログラムへと再融合していきます。いずれにせよ、彼らが見たものの背景的な意味を理解することに欠いています。彼らは、忘れることを学ぶのです。プログラムによって、彼らは連れ戻されるわけです。     


しかし、彼らが忘れる前、普通の信念体系へと戻る前、薬漬けとなり隔離される前に、自分の体験を無意識と共有しているのです。そして、それが文化を通じて表現され始めます。     


それは、映画、本、演劇、アート、詩などの中に出てくるでしょう。そして、それらの表現の多くが、無意識を養うのに役立つでしょう。それが、私たちの監獄の規模が光、科学、天使、神さえも含んでいる可能性に目を向けさせるのです。      


サラ :このインタビューがリリースされた時、私たち自身がターゲットとなるのでしょうか? つまり、この情報が外に出たとき、アヌは私たちを殺そうとするでしょうか?      


ネルダ博士 :その点については、私も調査を行ってきました。リスクはあります。しかし、どの程度のリスクなのかは分かりません。ウイングメーカーの説明によると、この計画の作成者たちが介入に自分たち自身が従事することを決めたのですが、この地球における彼らに対応する者たちが、自分たちが予想したよりも、活性化されていないのだそうです。彼らを活性化させる方法を見出すはずですが、それには時間がかかるでしょう。      


サラ :今からグランド・ポータル … 壁が倒されるまでに、何が起こるのでしょうか?     


ネルダ博士 :私が言えることは、三位一体の権力は、どんどん強固になっていくだろうということだけです。マネー・システムは、多くの人々の手から離れ、少数の者の手に徐々に移っていくでしょう。それは、元々プログラミングされていたものの一部で-      


サラ :それは、アヌの帰還に関係しているのでしょうか?      


ネルダ博士 :ええ。アヌは歩み出て、世界の諸問題を解決し、聖油で清められるでしょう。アヌは生物学的なシステムにテクノロジーを集積させるため、金融システムの中央集権化を利用するでしょう。その生物学的なシステムとは、バブル・1- 地球の中で自分たちが永遠に存在することを可能とさせるものです。そうすれば、自分がこの世界の中で、永遠に神でいることができるかもしれないとアヌは推論したのです。      


しかし、私が先に言ったように、この計画はその永続性という意味において完璧ではありませんでした。アヌは、バブル・3やバブル・3の外側の存在を過小評価したのです。      


サラ :以前に、それは試みられたことがあるのでしょうか?      


ネルダ博士 :何がでしょうか?      


サラ :壁の裂け目(クラック)を叩いて、壁を壊したことはあるのですか?      


ネルダ博士 :いいえ。私たちの世界ではありません。これは、人類を解放するための初の共同的な試みです。     


サラ :しかし、イエスや仏陀はどうなのでしょうか?      


ネルダ博士 :ウイングメーカーによれば、彼らはそうするためにこの惑星に招かれた(※)「アバター」でした。人類は、「彷徨える存在」だと説明されました。この説明は、私たちの惑星の外側の存在の領域で、どのように私たちが文字通り定義されているかを示しています。高次元の生物が、地球を訪れると物質化すると私が言ったのを覚えていますか?      


(解説):アバターとは、真実の教師が転生したものです。      


サラ :はい …      


ネルダ博士 :それが、そのアバターたちが地球にやって来た方法だったのです。彼らは出産のプロセスを経ずにこの地球にやってきました。彼らは文字通り、彼らの次元の意識をそのまま持った状態で地球の世界に物質化したのです。彼らはこの世界に生まれたいとは思っておらず、人間の身体の中に住みたくはありませんでした。何故なら、自分が眠ってしまって忘れることを彼らは知っていたからです。アバターたちは、ダイレクトに物質化する必要があったのです。      


問題は、民衆が彼らを恐れ、距離を置き、古いシステムのガーディアンのように振る舞って、アバターたちを殺そうとすることでした。アバターたちを自分たちの救世主と見なす人々が、中にはいました。それが、宇宙に「発展・救済モデル」を生み出したものだったのです。      


「発展」とは、ここで定義されているように、救われて罪から解放されるプロセスです。罪人は、信奉者へと発展し、その信奉者が教師へと発展する。そして、その教師は教師と指導者たちの階層(ヒエラルキー)へと発展するのです。      


救済とはシンプルに言えば、外部のフォースやアバターが個人を罪や非難される行為から救い、光やスピリット、神と彼らをつなげることを意味します。救世主とは、個人を悟りの光へと接続させる階層(ヒエラルキー)の仲介者だったわけです。      


サラ :それで … そのアバターたちは、裂け目(クラック)を破ったのですよね?     


ネルダ博士 :ある程度は。しかし、その大部分は、人間という器の中に本当は何が存在するのかを説明するためでした。それは、民衆を率いて宗教を作る目的で奇跡を見せるためではなかったのです。      


例えば、「復活」は神の息子としてのイエスの独特の名声を強調するための劇の一部ではありませんでした。彼は、そのような者ではなかったのです。それについては、後でお話しましょう。イエスの人気が高まるにつれ、アヌとマルドゥークは人間の文化におけるアヌの力を強化するために、イエスを利用することが可能であると分かりました。そして、アヌを愛すべき神 ー イエスのような偉大な存在の父として人間の文化の中に再配置したのです。      


アバターたちは、一般的にアヌに厄介者としてみなされていました。通常、彼らは殺されるか、衰えて死ぬまで幽閉されました。アヌを賛美するための物語が作られるか、あるいはアバターたちは貶され、悪魔サタンだとみなされました。アバターたちとの妥協点は一切なかったのです。イエスはアヌが最初に本当に受け容れ、世界宗教を作るために決めたアバターだったのです。      


その他の世界宗教は、キリスト教を手本としたものですが、その創始者は厳密に言えばアバターではありませんでした。アバターは極めて稀な存在なのです。アバターたちは、この世界にやってきて壁を壊したいと思っていたのですが、彼らには壁全体を破壊するために大勢の仲間が必要だったのです。      


裂け目(クラック)は、十分な大きさではありませんでした。また、仮にアバターが単にヒューマン・ユニフォームの内側にいる、無限の存在の性質を示すために来た場合、彼らの周囲に宗教が発生するリスクがありました。その宗教はやがて、ドームのように人類の上を覆っているホログラムで出来たマルチ・レイヤーの幻想を作り出します。それらの幻想は、やがて分厚いベールとして、仮に裂け目(クラック)を入れても再びアヌによって溶接され修復されてしまうのです。      


ウイングメーカーは、「至高の実体(サヴァリン・エンティティ)」と呼ばれる新しい存在のタイプについて言及しています。それはサヴァリン・インテグラルの前段階ですが、階層(ヒエラルキー)から抜け出す能力が埋め込まれていて、そこから抜け出すことによって、他の人が攻撃したり無視したりする情報を調査する力を得ることができます。不幸なことに、人々を自由にする情報こそが、攻撃されるようプログラムされているのです。      


サラ :「階層(ヒエラルキー)」という用語を使っていらっしゃいますが、正確には何について言及されているのでしょうか?      


ネルダ博士 :ウイングメーカーは、複数の次元の中、すなわちバブル・2の中におけるアヌをそのトップとする指導体制と交換可能の用語として使用しているように見えます。そして、地球における彼の指導体制は、三位一体の権力の形態を取っています。      


サラ :このことを誰も知らない理由を理解できるよう助けて欲しいのですが … つまり、今、この地球の上を歩いている(※)六十億人以上の人間がいるわけですが、いったい何人の人間が人類の歴史全体を知っているのか見当もつきません。知らなければならないはずじゃないですか。何十億人もの人間をどのようにして騙すことができるというのでしょうか?      


(解説):このインタビューが行われた一九九八年当時の地球の総人口は約六十億人でした。     


ネルダ博士 :それは生命の表現の数ではなく、恐らく、存在の数ですね -      


サラ :輪廻転生のことを言っているのですね?      


ネルダ博士 :ええ。しかし、あなたのご質問にお答えすれば、それは人間の器というインターフェイスを通じて行われています。そのインターフェイスを、大概の人は自分だと思っているのです。それが自分の意識であると。そのインターフェイスは、物理的な身体とそれに生命を吹き込んでいる多次元的な存在を融合させているのです。「魚が最後に気付くのは、水である」という古いことわざがあります。これはまた、私たちの状況を説明するのに適切な表現です。      


人間は、自分が最初に創造されて以来、人間の身体というこの意識の中に生きています。それが、私たちが知っているすべてのことです。そして、この幻想の根底にある巧妙なテクノロジーによって、私たちは幻影に次ぐ幻影の中へと放り込まれ、すべてが幻の一部であるという可能性を絶対に考えたことがないのです。すべてが幻なのです。      


一千億の生命が存在し、その中に誰一人として壁の裂け目(クラック)を覗き見た者がいないというのがあり得ないことのように思えますが、それは生物発光する魚類が存在する深海に行って、暖かい光の世界が存在することを説明するようなものです。     


その世界のことを彼らが耳にして、深海から数名が冒険に出て、彼らが体験したその奇妙で不思議な世界のことを説明したことがあったのかもしれません。しかし、彼らが住む深海の上の方に、大地と大気からなる完全な世界が存在し、そこにはまったく異なった性質の生物が乾いた土の上を歩いて呼吸をし、十億光年先の星の瞬きを見ているなど絶対に想像できないでしょう。      


人類は、その深海魚たちと大いに似ているのです。     


サラ :分かりました。そのアナロジーは理解できました。でも、本当に誰もいないのですか?     


ネルダ博士 :裂け目(クラック)の向こう側を、一瞬だけ垣間見た … それがすべてです。この世界に化身しているアバターたちは、この惑星の上で私たちの真の性質に最も近い状態で活動しているのですが、出産の過程を経て生まれて、人間のDNAを持った人たちは、そのインターフェイスの中に閉じ込められるか、すぐに取り除かれてしまいます。      


サラ :火曜日、博士はルシファーと彼の創造物であるアニムスについて詳細に渡って語ってくださいましたが、この話の中で、どのようなファクターになるのでしょうか?      


ネルダ博士 :昨日の夜まで、このインタビューが行われるか分かりませんでした。グランド・ポータルを深く話して欲しいのだと分かっているのですが、どのレベルまでそれを公開して良いのか私には分かりません。      


それは、厳重に秘匿された情報なのです。それは、「ブレイクイン」と「ブレイクアウト」の両方です。「ブレイクイン」は、人間に対してこの惑星の上で行われている情報操作と幻想の中で展開するのは困難です。      


ルシファーと堕天使たちは、エデンから追放されて堕ちた人間たちを受け入れました。それは、同じ目的をもった同じ物語です。すなわち、人間の意識システムの中における反乱の恐れを収めるためです。その物語を無意識の中に強烈に植えつけ、ルシファーとサタン、悪魔を三位一体の神 - 父と息子、精霊に対応する鏡として確立させることです。     


アヌは、彼の被造物である人間を自分の道に傾倒させる一番の方法は、彼の王国への道を歩むには、高潔で道徳的な特性を備えることが望ましいように見せかけることだと認識していました。そして、それを行うにはどうすれば良いのでしょうか? それは、人間を奴隷化し、人間が道徳的な道を歩むのを妨害する悪魔の中に悪を具現化させることです。      


この構図は、神の王国へ向かって行進する人間の中に完全な二極性を生み出し、悪魔は人間を誘惑し、奴隷化します。天使とアセンデッド・マスターが、目指すべき王国への道を示すガイドでした。東洋の伝統では、半神半人やマスターたちの階層 、瞑想を用いていますが、これもまったく同様の両極性に基づいています。つまり、これらは最も基本的なレベルでは、光である善、闇である悪に基づいているのです。      


こういう背景があるわけですが、ルシファーとアニムスに関するあなたのご質問に戻りましょう。ルシファーの物語は、舞台の上の小道具のようなものです。劇におけるルシファーの演目は、非常に危険なものです。人は、それを非難するでしょう。人は、道徳的に高潔で神を恐れる人間から非難と責任の目を反らすでしょう。人は、ルシファーやサタンを崇める悪魔たちによって奴隷化された者たちが自分たちの敵であると推測するでしょう。      


これが摩擦を生み出し、戦争につながります。そしてそれが、摩擦の歴史を生み、何世代にも渡って摩擦の種が播かれ、人々は先祖が生み出した摩擦の中で生きているのです。こういった、あらゆる状況の中で、神は名声と重大さをもって成長します。あらゆる人が、自分の側に神がついているのだと主張します。  

(考察):正義には、それぞれの立場の正義があることから、対立構造を生む原因にもなります。特に、それが国家間の宗教対立であった場合、一神教的な神の絶対性から「勧善懲悪」的な意識に発展し、最悪「第三次世界大戦」へと繋がっていく可能性が大いにあります。アヌがこのように、世界の三大宗教である三つ巴(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)を地球上に作ったのだと考えられます。特に、ヴァチカンなどは、神の絶対性である『聖書』が全てであり、神の存在に反する宇宙人の存在や人類の起源などを公式で発表することを極端に恐れています。これも、アヌが背後で洗脳し幻想のマトリックスをより一層、強固にする一枚岩となって阻む原因にもなっています。

*「勧善懲悪」とは、「善を勧め、悪を懲らしめる」ことを意味します。    


ルシファーは、神の重大性を拡大するための触媒のひとつでした。誰もアヌの姿を見たり、その声を聞いたり、味覚や嗅覚で彼を感じたり、触ったことが一度もないにもかかわらず、人間をアヌに依存させるためです。アヌは、無意識の対極に存在するユニバーサル・フィールドに居たのです。この構図はプログラムされたものであり、宗教文化はそれをさらにリアルなものに感じさせただけでした。      


(※)アニムスは、アヌによって想定された「ヒューマンVer.3.0」の軌道上に存在し、人類に対するアヌの無限の覇権をサポートするものでした。アヌの目標は、テクノロジーと人類を融合させることでした。アニムスとは、潜在的な未来における私たち自身だったのです。まさに私たちが今、これを話している時、この同じ目標を共有する政府機関や企業体および研究所が存在しているのです。  

(考察):アニムスとは不死による永遠性を実現させるため、人間とテクノロジーの融合、すなわち「トランスヒューマニズム」を模索する人々のことを言っています。    


サラ :すべてのことを公開されないような決定が、どのようにしてなされたのでしょうか?      


ネルダ博士 :ウイングメーカー・マテリアルは、広大であると私はお伝えしました。二十四の哲学論文が存在するのですが、四つだけが公開されるでしょう。私たちが以前に行った四つのインタビューは、お伝えした通り、公開されるでしょう。一度にすべてが公開されないかもしれませんが、四つのインタビューについては、許可されています。      


このインタビューと、残りの二十の哲学論文については、ある条件が満たされるまで公開されないでしょう。その条件が何であるのかは、私は知りません。私の想定は、「ポータル」の発見にそれが関係しています。私が述べた「ヒューマン・ポータル」です。それが、この世界の中で、壁の裂け目(クラック)の拡大を成し遂げます。インセプション・ポイントが確立されて足場ができれば、恐らく他のマテリアルが公開されるでしょう。      


どのようにして決定がなされたのかについては、はっきりさせて頂くと、それは私の決定ではありません。ウイングメーカーによって決定されたのです。タイムトラベラーによる介入は、非常に繊細なオペレーションなのです。数多くの変数を考察し、評価する必要があるのです。      


サラ :ここでちょっと無礼な質問を許して欲しいのですが、どのようにして博士はウイングメーカーがその幻想全体の一部ではないと分かるのでしょうか?      


ネルダ博士 :ある時点において、人は自分のフィーリングや直感を信頼しなくてはなりません。さもないと、すべてがただの無意味な頭の体操になってしまいます。自分に100%の確信があると言うことはできません。ひとりの科学者として、私は疑い深い性質なのですが、私が読み、研究したすべてのものが、ウイングメーカーが設定した目標に対して一貫性を持っています。その目標とは、この特定の時代における人類に対して新しいインセプション・ポイントを確立することです。      


ウイングメーカーの最初の情報開示(ディスクロージャー)は、希望によって覆い隠されたメッセージです。それは、この惑星のマスターや組織、階層、信念から距離をおいたスピリチュアルな哲学にエネルギー的に再接続させるものです。そして、それは行動的知性を持つスピリチュアル・アクティビスト、つまり実践者になることに焦点を置いています。その実践によって、人類の進化の範囲を理解することができる「プレ・サヴァリン・インテグラル」たちが活性化され、彼らによって人類がサヴァリン・インテグラルの方向へと舵を取ることが助長されます。      


次の、第二の情報開示は、ヒューマン・ポータルの活性化になるでしょう。まだ私はそれがどのように展開されるか知らず、比較的すぐにそれが起こるのだということだけが分かっています。      


第三の情報開示は、第五のインタビューと、他のマテリアルになる可能性があります。第五のインタビューが公開された時、それはインセプション・ポイントが既に成されたというシグナルです。ウイングメーカーによれば、それはグランド・ポータルがこの惑星で起こることを意味します。一度、新たなインセプション・ポイントが固定されると、計画が展開されていくでしょう。      


第二の情報開示がもし起こったならば、その計画に自分が100%同意するだろうと決心しています。私は自分がウイングメーカーと共にあり、彼らの洞察とガイドに従って行動すると伝えているものの、第二の情報開示が起こるのを見るまでは、私の心の中には常に疑いがあります。      


サラ :誰もこの話を信じなかった場合は、どうなるのでしょうか、ネルダ博士? この第五のインタビューがいつか未来に公開され、誰もこの話に関心を持たず、あるいは博士が示唆したように、これを読んだ人々が博士の話を攻撃したとしたら、どうなるのでしょうか?      


ネルダ博士 :そうですね。私は、こう教わりました。インセプション・ポイントが一度固定されれば、すべての計画が展開されていくだろうと。      


サラ :では、誰もこの話を信じる必要はないと … ただ、それが起こるわけですね? そんな風には思えないのですが。      


ネルダ博士 :この情報は、アンダーグラウンドに留まり続けるでしょうが、ウイングメーカーによれば、科学がこの情報を実際に証明する上で助けになるそうです。      


サラ :どんな風に?      


ネルダ博士 :科学が、壁を発見するでしょう。壁の発見によって裂け目(クラック)の存在が発覚しないかもしれませんし、それが必ずしも壁の解体を助長しないかもしれませんが、科学は壁が存在することを暴露するでしょう-     


サラ :しかし、博士はLERMがACIOによって発見され 、ACIOは、それを神か普遍的知性のようなものであると考えていたと仰っていました。     


ネルダ博士 :ええ。しかし、人類に仕掛けられた狡猾な詐欺であると、科学が幻想のホログラムを定義すると私は言うつもりはありません。無限の存在を奴隷化し、恐怖に基づいた自己萎縮の有限な存在として振る舞わせることを目的とした詐欺であるとは科学は言わないでしょう。      


私が言わんとする要点はそれではありません。しかし、壁の裂け目(クラック)の周辺に立つ、「至高の存在(サヴァリン・エンティティ)」がその内に潜んでいる科学者たちは、それがホログラムである可能性を立証させることができる適切な情報ソースからの支援を必要とするでしょう。科学が、そのホログラムに対して、善・悪のラベルを貼ったり、幻想・二極性・分離などといったような哲学的な含蓄をそれに吹き込むとは私は予想していません。      


ヒューマン・ポータルの活性化が達成された時期の前後に、インセプション・ポイントを支援する理論を携えて、大きな名声を得た一人の科学者が出現するとウイングメーカーは説明しています。こういったことのすべては、科学者や他の人々のプログラムにハッキングすることによって促進されていきます。      


サラ :その科学者の名前はご存じなのでしょうか?      


ネルダ博士 :いいえ、知りません。      


サラ :その科学者が博士ご自身であると、お考えでしょうか?      


ネルダ博士 :それはありません。私には名声などありませんから。誰も私の名前など聞いたことがないはずです。科学界の有名人である可能性が高いとウイングメーカーは言っていました。      


サラ :それがどのようにして起きるのか、私はまだ分かりません … 壁が崩壊するなんて。博士が言うように、物事が混乱した状態にあれば、人々は自分たちに仕組まれたプログラミングに従うでしょう。人々は、自分たちが現実で真実であると教わったもの全てを手放すのに、とてつもない恐怖を感じるはずです。そんな過激なシフトを人々が起こせるとは私にはまったく思えないです。      


ネルダ博士 :私もあなたの意見に同意します。人々は、現在の状況の中では、そのシフトを起こすことはできません。しかし、現在の状況も壁の一部であり、それは崩壊するのです。その崩壊を取り繕うことは不可能です。魔法の杖を振りかざして、それが存在しないフリをすることなどできないのです。人種間、宗教間、階級間における闘争、地政学的な問題で発生する戦争、あらゆる領域における争いは、救世主やETによって赦免され得るものではありません。     


現在の状況 - 古き「正常なるもの」、居心地の良い歪曲された世界観は、取り除かれるのです。何故ならば、現在の状況の上に新たなリアリティの滴をただ落とすことによって、地球上に天国を構築することはできないからです。それは、摩天楼の上にグランドキャニオンを載せるようなものです。高層ビルは、それを支えることはできません。      


サラ :やってくる変化の度合いが、凄まじいわけですね。




(続く)