『宇宙の再構成プログラム』

次元変容の旅を通して … 見えてくる世界とは!

ジャミッソン・ネルダ博士の第五のインタビュー(その2)

2020-11-10 01:42:05 | ウイングメーカー

ジャミッソン・ネルダ博士の第五のインタビュー(その2)


 ウイングメーカーは、「等価性のトーン・ヴァイブレーション」について書きしるしています。(ネルダ博士は、この時点で何枚かの紙を取り出しました。)ウイングメーカーが選択した正確な単語は、次の通りです。  




  「生命のあらゆる発現が、純粋にファースト・ソースの断片化した表現であると知覚されたとき、すべての生命形態の根底にある等価性のヴァイブレーションが、人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)に知覚可能となる。   初め、生命はソース・リアリティの延長物として現れ、次に形態を纏った個別化されたエネルギー周波数となった。その振動は、それが純粋な非時間の状態において、すべての生命の発現に対して、まさに正確に同一のものである。  


これが、すべての生命が共有している共通の土台である。これが等価性のトーン・ヴァイブレーションであり、すべての生命形態の内に見出されるものだ。それは、ファースト・ソースと呼ばれる存在の基盤に対して多様性というすべての表現を統合するものなのである。」  




サラ :あまりにも抽象的過ぎます。それが何の助けになるのでしょうか?  


ネルダ博士 :恐らく、何の助けにもならないかもしれません。それは私には分かりません。しかし、この幻想から抜け出すために事態を変えるには、私たち一人ひとりが目を覚まし、目覚め続けた状態にあることが必要になります。言葉を読むことによっては、この状態を変えることはできないでしょう。この状況を変えるのは、新しい行動体系が持つ深遠な性質です。その行動体系が、真の私たちの姿と分離の状態との違いを無意識のレイヤーで理解していることのシグナルとなります。私たちは、「I AM WE ARE ─ 個であり全体である」という在り方を実践する必要があるのです。  


サラ :その物語には、(※)インキュナブラやイルミナティが加わる余地はあるのでしょうか?  


(解説):三位一体の権力の中で、インキュナブラがそのキャップストーン(ピラミッドの頂上に置かれた四角錐状の冠石)です。インキュナブラはエリートのキャップストーンであるとも呼ばれています。  




ネルダ博士 :そのご質問については、後ほどお答えしましょう。もう少々、話を続けさせて頂きたいです。  


サラ :分かりました。  


ネルダ博士 :「ヒューマンVer.2.0」と地球の高密度化は続いています。私たちは、ますます三次元的になっているのです。私たちは今、かつてないくらいに高密度化しています - 物理的な観点からみて。四十年ほど前、エイリアン種族たちは意図的に宇宙船の姿を隠していると私たちが考えていた時期がありました。しかし最近になってから、大半のエイリアンたちが物理的な存在ではないことを私たちは発見しました。  


エイリアン種族たちは地球を観察していて、彼らの宇宙船は実際に地球の核(コア)の重力場に引っ張られています。その影響によって、彼らの宇宙船は三次元空間に物質化しているのです。宇宙船の建造に使用されていた多くの物質が持っていた化学的な特性によって、彼らの宇宙船は地球の大気に触れると高密度化する傾向がありました。  


サラ :そのすべての原因が、地球の核(コア)にあると博士は仰っているわけでしょうか? 何がそんなに特別なのですか?  


ネルダ博士 :地球の核(コア)に関連している磁場が独自のものなのです。ウイングメーカーの言葉の中では、それは「生きている」と表現されています。私たちが推測できるのは、「生きている」とは、知性があるということだけです。  


しかしながら、この点においては、あらゆるものが高密度化しています。圧縮されているのです。ある理由によって、その圧縮は起こっています。ある臨界点にまで高密度化が達すると、古いシステムが一斉に崩壊するからです。そして、その崩壊が未来に起ころうとしているものなのです。  


サラ :それはいつ起こるのですか?  


ネルダ博士 :まもなく起こる! 私にはそうとしか言えません。私はそれについて、日付や時を定めたくありません ─  


サラ :でも、博士はそれを知っていらっしゃるのですか?  


ネルダ博士 :範囲については知っています。  


サラ :その範囲とは、十年以上あるのでしょうか?  


ネルダ博士 :はい。  


サラ :二十年以上先ですか?  


ネルダ博士 :私が言えるのは、ウイングメーカーの用語では、それを 「S I N」、(※)サヴァリン・インテグラル・ネットワーク ( Sovereign Integral Network )と呼ぶということだけです。  


S I Nとは、新たなシステムの定義のことです。ウイングメーカーが言うには、それは適切な状況が整いさえすれば、瞬時に出現するそうです。不明瞭なのは、グランド・ポータルと「ヒューマンVer.3.0」の後にどのようにしてS I Nが発展していくのかです。  


(解説):サヴァリン・インテグラル・ネットワークとは、「人類が永遠の自己を発見するプロセスが波及していく」ことであり、その時期が、グランド・ポータルの発見と「ヒューマンVer.3.0」の出現後に起こることをウイングメーカーが予想しているという。


サラ :今、初めて「ヒューマンVer.3.0」という言葉が出てきましたが、それは何なのでしょうか?  


ネルダ博士 :人間が、「ヒューマンVer.2.0」として幻想の監獄に囚われており、ホログラムの宇宙に対する彼らのインターフェイスが自分たちが囚われている理由だとしたら、前へ進むためには新しいモデルが必要です。「ヒューマンVer.3.0」は、その新しいモデルです。それは、自己実現の方程式です。その新たなモデルとは、構築された宇宙、つまり現実の外へと歩み出し、「I AM WE ARE - 個であり全体である」という自己を表現しながら生きることです。「ヒューマンVer.3.0」が、サヴァリン・インテグラルなのです。私はそれを「ヒューマンVer.3.0 (※)SI」と呼んでいます。  


(解説):ヒューマンVer.3.0のあとに「SI」と付けたのは、、サヴァリン・インテグラル( Sovereign Integral )「SI」とは、S:サヴァリン(自立)と、I:インテグラル(統合)を体現させ、ワンネスへと導くこと。 そこには、「永遠なる自己」、「I AM WE ARE ─ 個であり全体であるもの」。これらについて、古代インドの聖典:『ウパニシャッド』では、真我(アートマン)と全体(ブラフマン)との融合を「神我一体」の境地という。


  


宜しいですか。グランド・ポータルは、(※)新たな「起源点(インセプション・ポイント)」に人類を同調させる方法です。人類はその地点をもって、ワンネスと等価性、自立(サヴァリン)と統合(インテグラル)を体現して生きていきます。つまり、人類は「I AM WE ARE - 個であり全体であるもの」として生きるのです。それが、人類が分離から脱することができる方法なのです。分離 - それは前のインセプション・ポイント、「ヒューマンVer.1.0」と「ヒューマンVer.2.0」が誕生したときから始まったものです。「ヒューマンVer.3.0 SI」には、新たなインセプション・ポイントが存在するでしょう。そして、グランド・ポータルの存在意義は、そのインセプション・ポイントと人類が同調することを可能とすることにありました。人間が同調することができなければ、等価性とワンネスのネットワークをどうやって構築することができるというのでしょうか?  


(解説):新たな起源点(インセプション・ポイント)とは、グランド・ポータルに人類を同調させ、全体へと波及させる着火点(起点)となり得る働きをいう。


サラ :それでは、魂(ソウル)とは何なのでしょうか?  


ネルダ博士 :魂(ソウル)とは、人間の「リアリティ・プログラム」の一部となったアイディアであり、世界認識(パラダイム)のひとつです。魂(ソウル)とは、「ヒューマンVer.1.0」や「ヒューマンVer.2.0」である人間としてのあなたが持っているすべての記憶を含んでいる、あなたの一部です。私たちの多くにとって、それは広大な貯蔵庫(アカシック)です - それを扱うにはあまりにも巨大な意識のフレームワークです。つまり、魂(ソウル)とは、個々の存在のためにその情報を保持しています。  


魂(ソウル)とは、有限の世界の中において、無限を表現する世界認識(パラダイム)です。しかし、その世界がプログラムされた世界であるならば、有限の世界の中で無限の存在になることはできません。従って、魂(ソウル)は人間の意識にパワーを与えるライフ・フォースではありません。(※)真のライフ・フォースは、サヴァリン・インテグラルです。すべての錯覚、幻想、制限、暗幕、機能的な埋め込み(ファンクショナル・インプラント)の化けの皮を剥がした時、私たちの一人ひとりが目覚めるのが、サヴァリン・インテグラルです。そして、それには魂(ソウル)も含まれるのです。  


(解説):真のライフ・フォースは、宇宙の源であるグランド・ポータルから齎される力であり、それは生命に息吹を与える原動力となるのです。それがサヴァリン・インテグラルです。一方の魂(ソウル)は、サヴァリン・インテグラルの受容体として働きます。その意味で、サヴァリン・インテグラルが目覚めることで、魂(ソウル)もイキイキとしてきます。この場合、サヴァリン・インテグラルが、神我(アートマン)としての5次元純粋知性であり、これをキリスト意識とも言います。そして、魂(ソウル)は四次元としての個人の記憶(アカシック)とも言います。

サヴァリン・インテグラルは、人間のアイデンティティの再定義であり、「I AM WE ARE ─ 個であり全体であるもの」の体現です。人間という視点では、ウイングメーカーは人類を劣った存在であるとは見なしていません。ただ単に、肉体の中に閉じ込められた「ヒューマンVer.1.0」や「ヒューマンVer.2.0」の時に起こった前回のインセプション・ポイントによって、奴隷化された存在に過ぎないのです。そして、それによって人間が無価値であるとか、悪いとか、罪深いとか、貧しいとか判断されるわけではないのです。  


人類はそのどれでもないのです。人類には、新たなスタートが必要なのです。人類は、あるひとつの認識と同調することができ、そしてそれが「I AM WE ARE」の体現なのです。行動をもって、その言葉を生きるのです。  


サラ :創造主のアヌ … 「現実」の神は、どこへ行ってしまったのでしょうか? アヌがいるのに、どのようにして私たちは、その一種の幻想の中で生活し、活動することが許されるというのでしょうか?  


ネルダ博士 :ウイングメーカーは、「変容・支配マスター・シップ モデル」について話しています … ちょっと待ってください。(ネルダ博士は、自分が持っていたフォルダーの中のあるページを参照しました)。ウイングメーカーは、それをこう表現しています。  


「階層」の優勢モデル(「発展・救済モデル」)が、ソース・インテリジェンスの優勢モデル(「変容・支配マスター・シップ・モデル(原型)」)と統合される時が来ようとしている。  


この統合は、「実体(エンティティ)」のレベルでのみ達成することが可能である。それは、(※)「人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)」という背景や「階層(ヒエラルキー)」の局面からは起こることはできない。ソース・インテリジェンスが吹き込まれた内的次元における(※)独立(サヴァリン)性の全体性たる「実体(エンティティ)」だけが、その二つの存在モデルの統合を支援し、完全に経験することができるのである。  


(解説):「人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)」とは、五感で感じとり、機能させることのできる身体を指すため、それは有限の世界でのみ適応できる。同時に「階層(ヒエラルキー)」も、幻想の一部であるということから、有限の世界であるため、この二つには変容は起こり得ない。


(解説):"独立(サヴァリン)性の全体性たる「実体(エンティティ)」だけが、その二つの存在モデルの統合を支援し、完全に経験することができるのである"。ここで言う「二つの存在モデル」とは・・・ 

1.「階層」の優勢モデル(「発展・救済モデル」)と、

2.ソース・インテリジェンスの優勢モデル(「変容・支配マスター・シップ・モデル(原型)」)の二つのモデルである。この二つを統合を支援し、完全に経験することができるのである。

これは、始めにソース・インテリジェンスの優勢モデル(「変容・支配マスター・シップ・モデル(原型)」)が「主としての働き」を持つことにより、それに続いて「階層」の優勢モデル(「発展・救済モデル」)が「従としての働き」を担う。そして、徐々にその二つのモデルが統合されていく。はじめに言ったように、「人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)」と「階層(ヒエラルキー)」では、絶対に変容を起こすことはできなかったが、独立(サヴァリン)性の全体性たる「実体(エンティティ)」が作動することによって、「人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)」と「階層(ヒエラルキー)」にも影響を与え、分離の状態からワンネスと等価性という位置へと変容を起こすことを可能とする。


サラ :それが、私の質問とどんな関係があるのでしょうか?  


ネルダ博士 :一人ひとりに、それに対する責任があるのです。神や宇宙的知識(ソース・インテリジェンス)が天から降りてきて、人間の欠陥や障害を修正することはありません。人間が、それに対する責任を負う必要があるのです 。  


サラ :しかし、真面目な話、どうやってそれをすればいいのですか? 私たちはとんでもなく多層構造の幻想に包まれているのですよね ─?  


ネルダ博士 :それは、簡単ではありません。ウイングメーカーは、この時代の人々のための行動的な規範として、「ハートの美徳」について語っています。その「ハートの美徳」を、ただ頭の中に価値のある概念として仕舞ってあるのではなく、人生の中で応用して生きる術を述べています。  


サラ :「ハートの美徳」という言葉をこれまで聞いた覚えがないのですが。それはどんなものですか?  


ネルダ博士 :それは、感謝、同情としての慈愛、謙虚、寛容としての許し、理解、勇気です。「ハートの美徳」とは、現在性(ナウネス) ─ 「今」に存在していることの結合体であり、これらの言葉を私たちの行動の中で応用することです。  


サラ :それを行うと、何が起こるのでしょうか?  


ネルダ博士 :無意識は、すべての生命へとつながっている「扉」です。これらの行動は、すべての生命に向かって放射されます。それが、「サヴァリン・インテグラル・ネットワーク」と「ヒューマンVer.3.0」の構築を支援するのです。そして、それが「ヒューマンVer.2.0」の分離意識に取って代わります。つまり、これは(※)「挿入可能な行動」という形をとった、一種の「アプリケーション」なのです。要するに、自分の人生の現在性(ナウネス)の中に、それらの行動を挿入するわけです。「ハートの美徳」が、行動を選択する際の「絵の具(パレット)」になるのです。  


(解説):「挿入的行動」、すなわち現在性(ナウネス)の中に、「挿入可能な行動」を取ることによって、一種の「アプリケーション」となり得る。これは要するに「ハートの美徳」によって行動を選択する際、無意識の中に挿入された一種の「絵の具(パレット)」となります。これが、「アプリケーション」としての働きをするのです。これにより、すべての生命へとつながり「サヴァリン・インテグラル・ネットワーク」と「ヒューマンVer.3.0」の構築を支援し、強い影響力を与えることができるのです。   


この方程式の残りの半分は、分離への(※)「抵抗(レジスタンス)行動」です。その抵抗行動により、分離と幻想を支えている行動から離れ、それを止めることができます。そうすることによって、分離と幻想に対して積極的に抵抗することができます。批判を一切加えず、分離を助長している自分自身や他人の行動に対して「ノー」と言うのです。  


(解説): 「抵抗(レジスタンス)行動」とは、具体的に言うと幻想のホログラムを見破ることであり、それに対して抵抗するのです。世界は、幻想というホログラムであり、それら虚構を受け入れている自分に対して、ノーという意識を養うことなのです。  


このケースでも、ハートの美徳の実践という「挿入的行動」と「抵抗的行動」の両方のモードで活動するとき、それが人類全体に影響を与えることができます。ワンネスと等価性、「I AM WE ARE」を支援することもできますし、現状維持を望んで自分たちの世界の実情を知りつつ、分離と幻想を支えることもできます。  


それを行動し体現するスタート・ポイントは、(※)「今」の中にあります。このスタート・ポイントは、創造のパワーを持った中枢神経のようなものです。どんな一瞬の「今」であっても、この世界の中で、ワンネスと等価性を支え、「ヒューマンVer.3.0」とサヴァリン・インテグラル・ネットワークの誕生を助けることができるポテンシャルを持っています。  


(解説):それを行動し体現するスタート・ポイントが、「今」の中にある。とは、多くの人は日常の出来事に奔走し、未来の目標や過去の囚われに日々悩まされています。それら、出来事という幻想に振り回され、妄念妄想に付き動かされている訳です。しかし、一旦ハートの中心に意識を向けることで、「今」を感じ取ることができ、内的な意識化が起きます。それを始めることで、目の前の幻想という囚われの条件反射から開放され、徐々に自己の本質を意識化することによって、覚醒が起きてきます。覚醒することで、幻想という眠りから目を覚まし、ハートの中心へと意識の座が移行していくのです。そこは、囚われの外の世界と違って、内側は静寂と安らぎに満ち溢れています。  


サラ :それには、いつまでかかるのでしょうか? つまり、それが起こるのにどのくらいの時間がかかるのですか?  


ネルダ博士 :グランド・ポータルによって、サヴァリン・インテグラル・ネットワークの構築が可能となります。ウイングメーカーは、二〇八〇年頃であると示唆しています。その頃が「ヒューマンVer.3.0」が出現する理想的なコンディションのようです。しかしウイングメーカーによれば、それは遅かれ早かれ起こると規定されています。  


サラ :なぜ、神であるアヌはただそれを止めることができないのですか? それから、マルドゥークがそのような驚くべき精度でプログラムできるのというのなら、どうして「ヒューマンVer.3.0」が誕生することができるというのでしょうか? マルドゥークが「ヒューマンVer.3.0」の誕生を望んでいない限りは不可能なのではないでしょうか?  


ネルダ博士 :その点については、状況に干渉する事態が「介入点」という形で発生してきました。アヌとシリウス人の仲間たちは、「ヒューマンVer.1.0」と「ヒューマンVer.2.0」のヒューマン・ユニフォームに注意を傾けているその一方で、彼らは地球と「人間という器」の相互作用に対してさほど注意を払っていませんでした。  


地球は、それ自体が例外的な惑星です。地球の重力場が、すべての生命と相互作用していることを思い出してください。非物理的な存在であっても、十分に地球に接近し、長期間滞在すれば、この実存の世界の中に物質化することができます。アヌは、この次元の中に物質化することを望んでいません。アヌは、この実存の世界に短い間に限ってのみ現れるでしょう。恐らく、一日か二日程度でしょう。  


この時代、つまり現代の今は、アヌンナキはこの世界に入ることができません。彼らは締め出されています。地球次元は、あまりにも高密度なのです。従って、アヌが介入できない理由はひとつな訳です。アヌが、自分が創造した者たちと直接交流する能力は、縮小されているのです。  


第二の介入点としては、非物理的な存在たちがこの奴隷問題に目を向けてきたことです。彼らは、それがいかにすべての者に影響を与えるかを理解しています。人類の奴隷化は、部分的には容認されていました。アヌンナキとその協力者たちは強力な存在で、他の種族にとっても脅威だったからです。  


しかしながら、無限の存在の奴隷化という考え方は、ひとつの概念、つまりインセプション・ポイントとして、すべての存在に感染しました。その概念は、恐怖を基盤とした分離基盤のアイディアであったため、存在たちはやがてその概念を「存在を退化させるフォース」として見始めるようになりました。存在の本来の状態 - それには時空も非時空も含まれるのですが、それはワンネスと等価性の状態にあります。明らかに、奴隷化状態は、分離を基盤としたパラダイムの中にしか存在し得ません。  


第三の介入点は、ウイングメーカーです。彼らは人類の一部だった存在で、アトランティス人とも呼ばれていたのですが、アトランティス人が種族として存在する以前から、彼らは純粋な状態の遺伝子テンプレートの中に存在していました。そしてその遺伝子がやがてアヌによって、部分的ではありますが「ヒューマンVer.1.0」と「ヒューマンVer.2.0」を創造する上でアヌによって利用されたのです。  


「Ver.2.0」の時ですらも、その純度は落ちていました。アヌンナキとシリウス人の遺伝子がより多く導入されたからです。しかし、ここで私が言おうとしている点は、ウイングメーカーは「ヒューマンVer.3.0 SI」という人類の未来を体現した人々であり、私たちの時空に入り、この監獄の世界の殻に裂け目(クラック)を入れてきたということです。  


第四の介入点は、私たち一人ひとりで、「サヴァリン・インテグラル・プロセス」を実践することです。  


サラ :その「ヒューマンVer.3.0計画」全体に対して、インキュナブラやイルミナティが何か言いたいことがあるのではないでしょうか? あるはずですよね?  


ネルダ博士 :ええ。三位一体の権力は、エリートたちの用語でどのようにそれを定義しようとも、彼ら自身の「ヒューマンVer.3.0」を創造するようにプログラムされています。そのヴァージョンは、人間という器がファンクショナル・インプラントを、さらに迎合できる状態へと生物学的な機能強化を支援するテクノロジーが集積することを前提としています。  




その目標は、地球次元での永遠の人間を作りだすことです … つまり、不死による永遠です。人間とテクノロジーの融合、それを「トランスヒューマニズム」と呼んでいる人々もいるのですが、それが目標です。従って、三位一体の権力の「ヒューマンVer.3.0」は、ウイングメーカーが想定している「ヒューマンVer.3.0 SI」とは、まったく異なるものです。  


宜しいでしょうか。トランスヒューマニズムというものは、分離の極限状態なのです。トランスヒューマニズムによれば、私たちは脆くて弱く、限界を持ち、野蛮で病気がちで … 不完全です。テクノロジー・インプラントや認識強化といったあらゆるアイディアが 、 ACIOのアジェンダの一部でした。  


サラ : ACIOが「ヒューマンVer.3.0」を構築しようとしていたのですか?  


ネルダ博士 :ええ。(※)トランスヒューマニスト・モデルが重要な要素でした。それは、「SIヴァージョン」ではありません。宜しいですか。「超越(トランセンド)する」というアイディア全体が、分離へのインセプション・ポイントにリンクしているのです。それは、 「I  AM」つまり、「個」の究極のモデルなのです。そのモデルが説くのは、ファンクショナル・インプラント(機能強化)が永遠に存続するような方法で人間という器が強化でき、また強化されるべきだということなのです。  


(解説):この二種類の「ヒューマンVer.3.0」と「ヒューマンVer.3.0 SI」とでは、全く正反対な方向としての不死性を実現することを目的にしています。つまり、ACIOが目指している「ヒューマンVer.3.0」とは、トランスヒューマニズムという技術、要するに科学技術によってファンクショナル・インプラントを強化し、それが永遠に存続可能にする措置として考案されました。一方の「ヒューマンVer.3.0 SI」の方は、「サヴァリン・インテグラル」としての真実の自己に目覚め、幻想のマトリックスから抜け出すことを目的にしています。

ウイングメーカーによれば、見落とされている点が幾つかあります。ひとつは、無意識は連続する種族間のデータ・ストリーム(データのやり取り)を包含することができません。二つ目としては、真の生命の源としての 「WE ARE」つまり「全体としての私たち」という側面の探求が、テクノロジーによる強化によってますます不明瞭になるだけだからです。  


「IAM WE ARE」の体現は、テクノロジーによって実現されるものではありませんし、テクノロジーによって個人レベルで加速されるものでもないのです。それは、自己学習と行動によるプロセスであって、それ以上でもそれ以下でもありません。  


サラ :つまり、トランスヒューマニストたちは、テクノロジーを通じて、人間の苦しみや無知、死を超越したいわけですね。そして、ACIOはそれを行うためのテクノロジーを幾つかを提供してきた。しかし、そのテクノロジーに誰がアクセスしてきたのでしょうか?  


ネルダ博士 :勿論、エリートたちです。しかし、それは分離を加速し、強化するだけです。それは強化を刺激し、同時に無力化も刺激するわけです。トランスヒューマニストたちが拡散した経済モデル - ラビリンス・グループ内でそう呼ばれていたものは、あまり広く認識されませんでした。インキュナブラだけが、唯一の例外です。  


サラ :彼らはそのテクノロジーを人々が利用できるようにしようと計画していたと博士は思いますか?  


ネルダ博士 :彼らは二つの角度から、その計画を見ていました。そのテクノロジーが出産時に適応できれば、健康や教育問題のコストを削減でき、その後に発生するコストと相殺できるかもしれません。しかし、それは政府が施行するサービスである必要があるでしょう。  


どのような民間企業も十分な信頼性を確保できませんでした。そのような理由により、グローバルなステージにトランスヒューマニズムを導入できるような世界の組織を、国連を通じて構築することが、必要不可欠な要素でした。  


第二の角度は、階級意識と自由市場が、最終的にそのテクノロジーを人々に不可避なものにし、その後、政府の補助金を使って、そのテクノロジーを普及させるコストを十分に下げることが可能になるだろうというものでした。  


このストーリーのすべてが、実に利他的なものに聞えるかもしれませんが、それらのテクノロジーには、様々な性質のものが含まれるでしょう。エリート階級は、より関連性の高い遺伝子に高品質のインプラントを結合することに成功するでしょう。  


この流れは、エリートのトランスヒューマンから構成される政府が定めたシステムに迎合させ、それに対する不平や抵抗を殲滅しようとする人類の社会をただ生み出すだけでしょう。  


テクノロジーは、「外側の非個人的なもの」から、「外側の個人的なもの」に進化し、そしてそれが今度は、その個人向けのものが「集積したもの」に進化し、その後、「個人の内側に関するもの」に進化するでしょう。トランスヒューマニズムは、最終局面であり、エリートたちが移行しようとしている局面なのです。  


「内側の個人的なテクノロジー」は、現在の人間の状態が今直面しているまったく同じパラダイムに基づいています。はっきり言うと、人間は自分の肉体に不可欠なプログラムされたインターフェイスを持っていて、そのインターフェイスは、実は無限のソースによって動力を供給されているのです。  


人間は、無意識ながらに「自分たち自身のアヌ」になろうとしているのです。ウイングメーカーによれば、それはプログラムの一部なのだそうです。人類は、自分たち自身の神を演じるようになるでしょう。その神は、より良い人間とより良い文明を設計しようとするでしょう。  


人類は、シンプルな行動を通じて自分自身を救うことが可能であり、その行動によって実現可能なものを想像することができない故に、そんな行いをするのでしょう。人類は、テクノロジーと融合するようにプログラムされているが故に、そう振る舞うでしょう。  


これは、ウイングメーカーが回避しようとしている道です。人類が自分たちの意識のフレームワークの外へと歩みだし、そのシステムにエネルギーを実際に供給しているものが何であるのか、そして人工的に作り上げられたリアリティとそのプログラムされた存在を認識した時、人類は完成されるとウイングメーカーは書いています。人間の内側でテクノロジーが統合されれば、その人類の完成がより困難になるだけでしょう。  


サラ: 博士が水曜日に仰っていたことを思い出しました。人工の種族が人類を征服するという予言の存在です … 博士の今のお話は、その予言のように思えます。  


ネルダ博士 :(※)フィフティーンは、同じように感じていました。彼は、アニムスを地球外のエイリアンであると想定したことは一度もありませんでした。その予言は、遠い未来のタイムラインの中の「ヒューマンVer.3.0」というトランスヒューマニストを見て、それをエイリアンだと思ったのかも知れません。  


(解説):フィフティーンは、先進コンタクト諜報組織 (Advanced Contact Intelligence Organization - ACIO)というラビリンス・グループの天才的なリーダーです。  


サラ :軍隊については、どうなのでしょうか?  


ネルダ博士 :あなたのご想像の通り、軍事分野がテクノロジーが最初にテストされる場所です。現実に存在する人の内側に関わるテクノロジーに基礎を置く心理工学の包括的な分野があり、そこからそのテクノロジーが軍隊へと流入します。  


テストを目的とする場合、そこであれば適切な保護が得られるため、最初に軍隊にテクノロジーがリリースされるわけです。一度そこで実績を上げることができれば、そのテクノロジーは、エリートたちが提携している個人向けの「集積テクノロジー・プログラム」へと収束していくでしょう。  


サラ :「個人向けの集積テクノロジー」と博士は仰っておりますが、具体的にどのような意味なのでしょうか?  


ネルダ博士 :テクノロジーの小型化によって、体に身に着ける(ウェアラブル化)が可能になります。それはまだ人体の内部のものではありませんが、衣服や眼鏡、時計、宝石などのように体の一部に装着する端末です。  


サラ :少し私の話に付き合って頂きたいのですが、率直に言わせてもらいたいです。「ヒューマンVer.1.0」は、神のような存在による被造物だったのでしたよね?  


ネルダ博士 :それは違います。アヌは、私たちやアトランティス人と同じです。彼は知的なわけでも神のようでもありません。彼は騙すのが上手いのです。それだけが、唯一の違いです。  


サラ :分かりました … でも、アヌは「ヒューマンVer.1.0」を創造し、そして「ヒューマンVer.1.0」が自分自身と非常に類似した能力があることに気付き、彼らがいつか、アヌンナキによって奴隷化されたアトランティス人であったことに気付くのを恐れていた。そして、彼はその発見の帰結に懸念を抱いた。そのため、(※)彼は惑星規模の洪水をもって「ヒューマンVer.1.0」を洗い流した。  


(解説):ここで言う、惑星規模の洪水とは、『旧約聖書』の物語に出てくる「ノアの大洪水」を指します。

ネルダ博士 :ウイングメーカーによれば、洪水が殲滅プログラムの一部でしたが、何発もの核兵器が惑星上に投下されたそうです。しかし、その多くは隕石の衝突として誤魔化されました。しかし、ウイングメーカーの文献では、洪水から逃れた人々に対して使用された高度な兵器があったそうです。  


サラ :分かりました。「ヒューマンVer.1.0」がどのような方法で消滅させられたとしても、彼らは「ヒューマンVer.2.0」に置き換えられたわけですよね。そしてその際に、自己再生産のような高度なプログラムのアップ・グレードも施された。そして、そのプログラムの中心となるものは、アヌが神であるという概念と、アヌがその被造物の元へ戻るというものでしたよね?  


ネルダ博士 :ええ。  


サラ :そして「ヒューマンVer.2.0」の次のアップ・グレードは、道路の分岐点のように枝分かれとなっている。「3.0」のヴァージョンのひとつは、テクノロジーの集積 … つまりトランスヒューマニズムの道を進む先にある。別のヴァージョンは「3.0 SI」で、それはもっと有機的なプロセスで、そのプロセスを支える行動体系を実践して「3.0」、サヴァリン・インテグラルとなり、それがそのサヴァリン・インテグラルのネットワークを形成する。こんな感じでしょうか?  


ネルダ博士 :はい、大まかには、そんなところです。  


サラ :そして、三位一体の権力は、テクノロジーが集積した道を辿る「ヒューマンVer.3.0」を望んでいる。何故なら、そういう風に彼らはプログラムされているから … (※)彼らの神、アヌを模倣するために。  


(解説):「彼らの神、アヌを模倣する」とは、アヌは機械宇宙の世界を創り上げた初の存在者だからです。

ネルダ博士 :その通りです。  


サラ :そうだとすると、人類は一種の岐路に立っていることになりますね。一方の道は、三位一体の権力がプログラムされている道で、「ヒューマンVer.3.0」を発展させます … 私の感覚だと、それはサイボーグですね。そして、もう一方の道は、人類の未来の存在で、私たちを内部から駆り立てるものです。それは、行動を伴うプロセスを通じ、ひとりずつ発達していくものです。  


私にとって、分からない部分はグランド・ポータルの役割です。それは不明瞭なままに思えます。それはテクノロジーだと私は思っていましたが … 人間の魂の存在を、科学的に反論できない形でその実存を証明するテクノロジーです。この話に、どんな風に関係してくるのでしょうか?  


ネルダ博士 :ここに、新たな無意識のデザイナーとなる人々がいます。彼らは、惑星上のいたるところに存在する人々が等価性とワンネスを感じ、それを表現するための架け橋となります。それが、分離の意識に代わって、「I AM WE AREの意識」の中に人類を結びつけるでしょう。それは、階層(ヒエラルキー)に基づくものではないでしょう。その階層(ヒエラルキー)の幻想は、崩壊するでしょう。  


私の四つのインタビューを含む、すべてのマテリアルの中で決して公開されてこなかったもののひとつは、ある情報が伏せられているということです。幾つかの情報が、三位一体の権力の怒りを買わないように、隠されたままになっていたのです。この情報のインタビュー5は、先の四つのインタビューと同じタイムラインで公開されることはないでしょう。  


サラ :それはどうしてでしょうか?  


ネルダ博士 :「ヒューマンVer.3.0」の新たな無意識のレイヤーのデザイナーたちが今、惑星上にいるからです。彼らは、人類を移行させるために要求される、ある種の準備を行っています。彼らが、次の四十年から五十年以内に分岐点を前にするでしょう ─ 「I AM WE ARE」の道を選ぶために。  


サラ :私は、このインタビューを公開することができないという理由があるのでしょうか?  


ネルダ博士 :いいえ、そうではありません。公開するタイミングの問題です。その時がきたら、あなたに連絡するつもりです。  


サラ :幾つかの情報が「隠されている」と仰っていましたが、どういう風に隠されているのでしょうか?  


ネルダ博士 :一九九八年の現時点において、ウイングメーカーは情報の一部に限って公開するでしょう。この時点での情報は、それ程革新的な印象を与えるものではないはずです。それ程、過激な内容ではありません。ウイングメーカー・マテリアルは、それ自身の言葉を用いて、人間のインターフェイスと交わり、彼らの声に耳を傾けるための意欲を刺激することが必要でした。例えば、彼らは自分自身を描写する際に、「ウイングメーカー」という言葉を使っていますが、それは天使的なイメージとのつながりがあることを知った上でその言葉を使っているのです。  




サラ :でも、博士はウイングメーカーとは、人類の未来を表していると仰っていました - このインタビューを考慮すると、ウイングメーカーとは「ヒューマンVer.3.0 SI」のことなのですよね?  


ネルダ博士 :その通りです。しかし、ヒューマン・インターフェイスの内部に、ひとつのシステムとしてネットワーク化された機能的な挿入物(ファンクショナル・インプラント)がプログラミングされていて、そのプログラムにより、特定の情報に耳を貸さないようになっています。人によっては、それに耳を傾けるにしても、それを実行に移すことはないでしょう。  


彼らはそれを耳にするでしょうが、それに異議を唱えるでしょう。耳を貸すかもしれませんが、それを共有しようとはしないでしょう。それらのプログラムは、作り出されたものであって、もともと存在したものではないのです。しかし、それらのプログラムはアップ・グレード可能なのです … 新しい命令を伴って。それが、この世界に裂け目(クラック)を入れるのです - 本当は何が真実であるのか、それを白日の下に曝すために。これは非常に困難な命題なのですが。  


それが、ある程度の隠密(ステレス)性が要求される理由です。この世界の中の幻想は、非常に厚く、不透明です。この監獄の中に入り、壁に裂け目(クラック)を入れようとする人々もまた、幻想の形態を用いてそれを行います。  


サラ :どうしてでしょうか?  


ネルダ博士 :プログラミングが存在するからですよ!サラ。仮に、真実な情報が与えられたとしても、その情報が普段社会通念として教えられてきたものと矛盾する場合、それらにもとづき、論理性がなく合理的でないものに誰が耳を傾けるというのでしょうか?  


ウイングメーカーのプログラムは、特定の人々をウイングメーカーの情報フィールドの内部に連れ込み、目覚めさせる必要があったのです。真実のウォーミング・アップをするためです。相当な人数の人々に、それを行う必要があります。  


サラ :私はどうなのですか?  


ネルダ博士 :現時点でのあなたは、その相当な人数の中には入っていません。それを味わい始めているに過ぎません。  


サラ :ラビリンス・グループ内の人々は全員、それを知っているのでしょうか?  


ネルダ博士 :ええ、程度の差はありますが。  


サラ :しかし、彼らはトランスヒューマニズムの道を進んでいます。この情報によって、彼らの考え方は変わらなかったのでしょうか?  


ネルダ博士 :それはありません。だから、私がここにいるわけですよ。  


サラ :先程、「私はそれを味わい始めているに過ぎない」と仰っていましたが、後から公開される情報が、まだ沢山あるということなのでしょうか?  


ネルダ博士 :はい。  


サラ :しかし、博士はそれがいつになるのか教えるつもりはない … そうなのですよね?  


ネルダ博士 :その通りです。  


サラ :ラビリンス・グループの知性と認識をもってしても、どうしてこの情報が彼らの考え方を変えないのでしょうか?  


ネルダ博士 :私にはウイングメーカーと直接交流が持てた、という利点がありました。私の仲間は、誰もそれを行ってはいませんでした。それが、この情報に基づき、行動する上で私の意欲の違いを生んだものです。それによって、私が直面している世界と矛盾するものとして、単純に切り捨てることができなかったわけです。  


サラ :これって、とんでもない話ですよね?  


ネルダ博士 :どの部分がですか?  


サラ :全部ですよ。すべて、とんでもない話だわ!… みんな、そう思うと思いますよ。  


ネルダ博士 :それが何であったとしても、その幻想の背後にあるものを知ることが重要です … 真実に対して醒めた眼をもって見るために。確かに、美しい構図ではないかもしれません。しかし、大局の真実を知る前に、どうやって自分自身の真実を知ることができるというのでしょうか? ですから、それがどれ程、とんでもないものに見えたとしても、個人が自身を再定義するために必要なのは、インセプション・ポイントなのです。  


人間の身体の中にある魂という、幻影の中にいた方がましなのでしょうか? そして、神によって魂は救われ、天国に昇天し、竪琴(ハープ)をかき鳴らす天使たちと一緒に過ごす方がいいのでしょうか? 一度、真実を知ったとたん、その全体のアイディアに反感を覚えます。その構図は、分離と利己主義に基づき、共感と理解に欠けています。あるいは、単にすべてが巨大な幻であると言うこともできます。その幻には、私たちが無限の存在であるという概念も含まれ、人が死んだら、それでおしまいということになるわけです。  


この新たな構図の明るい部分は、私たちは抑圧され、奴隷化されているという事実にも関わらず、私たちは無限に存在しているという点です。そして、私たちは自分の思考や行動を通じて、人間という存在の再定義を支援する上で役割を演じることが出来ます。そして恐らく、最も重要なのは、私たちにはウイングメーカーがついているのです ─ 私たちの未来の姿が。ウイングメーカーは、私たちに「I AM WE ARE」が人類に敷衍したという証拠を提供しています。  


私がそれらのマテリアルを初めて読んだとき、いくらか希望の感覚を与えてくれるものがありましたので、価値があるか分かりませんが、それをあなたと共有したいと思います。  


サラ :ありがとうございます。前の四つのインタビューで博士が私に教えてくださったすべてのものが、この新しい情報によって書き換えられるわけですよね?  


ネルダ博士 :ええ。あらゆるものが、この情報によって影響を受けます。  


サラ :ひとつ例を挙げてください。  


ネルダ博士 :日曜の夜、私は(※)LERM( Light - Encoded Reality Matrix )について言及しました。 LERMは、ラビリンス・グループの考えでは、証拠という観点からみて神でした。しかし、実際に発見されたものは、アヌのエッセンスであり、すべてを包含する観察フィールドとしてこの世界の中で、どのようにして彼が活動しているかでした。その観察フィールドは、地球と呼ばれるこの実存の世界に対する私たちの意識のインターフェイスをも内包しています。  


(解説):LERM とは、意識における遺伝学に相当し、意識とは知覚を備えた生物の現実を構成する設計図に相当するからです。つまり、LERM が理解出来れば、非時間と非空間で作用している因果関係のシステムを理解することが出来ます。

そのシステムが、時空とエネルギー、そして物質とが構成する現実というフレームワークを基本的に創り上げているのです。LERM 内で作用している量子物質は、このテーブルや椅子のような大きな物質とは完全に異なった実在の仕方をしています。


サラ :ETについてはどうなのですか? 彼らはそのことを知らないのですか? この状況から私たちを救うために介入することはETたちにはできないのでしょうか?  


ネルダ博士 :私たちの宇宙の内側にある、ありとあらゆるものが、その幻想の一部であることを思い出してください。彼らがそれを知ろうと知るまいと、関係はありません。存在には、四つのクラスがあります。

一つ目は、その幻想を知っていて、幻想を積極的に支えているクラス。

二つ目は、その幻想を知っているものの、それに対して何もしたがらないクラス。

三つ目は、その幻想を知らず、無意識に幻想を支えているクラス。

四つ目は、その幻想を知り、幻想の外側へと積極的に歩み出そうと努力し、あらゆる人々にそれと同じことを行うためのプロセスを設計するクラスです。  


この四つだけです。その存在が、物理的であろうと非物理的であろうと関係はありません。この四つのカテゴリーのひとつに、すべての者が当てはまります - 私たちが存在する宇宙のどこにいるかに関係なく。  


グループ3の存在たちが、目覚め始めています。彼らの中では、宇宙のある部分の幻想が、すべてに影響を与えることを理解しています。この事態には、修正処置が必要です。こういった事態が二度と起こらないことを確約するために、集合的な理解が必要です。




 ( 続く )