臨床心理士の第一歩

2015年に臨床心理士(CP)試験に,2018年に公認心理師試験に合格しました。もうすぐ68歳。CP5年目の更新年です。

まだまだ阻止できます!!!(3)

2015-07-23 10:35:05 | 戦争
★以下,昨夜ご紹介した,
大阪・梅田駅前で7月15日に行われた戦争法案反対の集会でのともかさん,スピーチ全文です。

「こんばんは、今日はわたし、本当に腹がたってここにきました。

 国民の過半数が反対しているなかで、これを無理やり通したという事実は、紛れもなく独裁です。

 だけど、わたし、今この景色に本当に希望を感じてます。

 大阪駅がこんなに人で埋め尽くされているのを見るのは、わたし、初めてです。
この国が独裁を許すのか、民主主義を守りぬくのかは、今わたしたちの声にかかっています。

 先日、安倍首相は、インターネット番組の中で、こういう例を上げていました。
『喧嘩が強くて、いつも自分を守ってくれている友達の麻生くんが、
いきなり不良に殴りかかられた時には、一緒に反撃するのは当たり前ですよね』って。
ぞーっとしました。
 この例えを用いるのであれば、この話の続きはどうなるのでしょう。
友達が殴りかかられたからと、一緒に不良に反撃をすれば、
不良はもっと多くの仲間を連れて攻撃をしてくるでしょう。
そして暴力の連鎖が生まれ、不必要に周りを巻き込み、関係のない人まで命を落とすことになります。

 この例えを用いるのであれば、正解はこうではないでしょうか。

 なぜ彼らが不良にならなければならなかったのか。
そして、なぜ友達の麻生くんに殴りかかるような真似をしたのか。
その背景を知りたいと検証し、暴力の連鎖を防ぐために、国が壊れる社会の構造を変えること。
これが国の果たすべき役割です。

 この法案を支持する人たち、あなたたちの言うとおり、テロの恐怖が高まっているのは本当です。
テロリストたちは、子供は教育を受ける権利も、
女性が気高く生きる自由も、そして命さえも奪い続けています。

 しかし彼らは生まれつきテロリストだった訳ではありません。
なぜ彼らがテロリストになってしまったのか。その原因と責任は、国際社会にもあります。
9.11で、3000人の命が奪われたからといって、アメリカはその後、
正義の名のもとに、130万人もの人の命を奪いました。
残酷なのはテロリストだけではありません。

 わけの分からない例えで国民を騙し、本質をごまかそうとしても、
わたしたちは騙されないし、自分の頭でちゃんと考えて行動します。

 日本も守ってもらってばっかりではいけないんだと、
戦う勇気を持たなければならないのだと、安倍さんは言っていました。
だけどわたしは、海外で人を殺すことを肯定する勇気なんてありません。
かけがえのない自衛隊員の命を、国防にすらならないことのために消費できるほど、
わたしは心臓が強くありません。

 わたしは、戦争で奪った命を元に戻すことができない。
空爆で破壊された街を建て直す力もない。
日本の企業が作った武器で子供たちが傷ついても、
その子たちの未来にわたしは責任を負えない。
大切な家族を奪われた悲しみを、わたしはこれっぽっちも癒せない。
自分の責任の取れないことを、
あの首相のように『わたしが責任を持って』とか、『絶対に』とか、
『必ずや』とか、威勢のいい言葉にごまかすことなんてできません。

 安倍首相、二度と戦争をしないと誓ったこの国の憲法は、あなたの独裁を認めはしない。
国民主権も、基本的人権の尊重も、平和主義も守れないようであれば、
あなたはもはやこの国の総理大臣ではありません。

 民主主義がここに、こうやって生きている限り、
わたしたちはあなたを権力の座から引きずり下ろす権利があります。力があります。
あなたはこの夏で辞めることになるし、
わたしたちは、来年また戦後71年目を無事に迎えることになるでしょう。

 安倍首相、今日あなたは、偉大なことを成し遂げたという誇らしい気持ちでいっぱいかもしれません。
けれど、そんな束の間の喜びは、この夜、国民の声によって吹き飛ばされることになります。

 今日テレビのニュースで、東京の日比谷音楽堂が戦争法案に反対する人でいっぱいになったと見ました。
足腰が弱くなったおじいさんやおばあさんが、暑い中わざわざ外に出て、
震える声で拳を突き上げて、戦争反対を叫んでいる姿を見ました。

 この70年間日本が戦争せずに済んだのは、こういう大人たちがいたからです。
ずっとこうやって戦ってきてくれた人達がいたからです。

 そして、戦争の悲惨さを知っているあの人達が、ずっとこのようにやり続けてきたのは、
紛れもなくわたしたちのためでした。ここで終わらせるわけにはいかないんです。
わたしたちは抵抗を続けていくんです。

 武力では平和を保つことができなかったという歴史の反省の上に立ち、
憲法9条という新しくて、最も賢明な安全保障のあり方を続けていくんです。
わたしは、この国が武力を持たずに平和を保つ新しい国家としてのモデルを、
国際社会に示し続けることを信じます。偽りの政治は長くは続きません。

 そろそろここで終わりにしましょう。新しい時代を始めましょう。

 2015年7月15日、わたしは戦争法案の強行採決に反対します。ありがとうございました」

まだまだ阻止できます!!!(2)

2015-07-23 00:58:08 | 戦争
若い人たちみんな,よく考え,自分の言葉で,論理的に戦争法案反対をスピーチしています。

今何もしないで,後悔したくないです。
あの時もっと反対しておけば・・・
なんて言っても,その時ではもう遅い。

きっと誰かが何とかしてくれるだろうとか,
力のある人にはかなわないとか,
一人の力なんて小さすぎるとか,
何やっても流れは変えられないとか・・・
だんだん気持ちはしぼんできそうだけれど,
今こそ一番,黙っていてはいけない時です。

もう何年かしたら,私はあの世にいってしまうでしょうが,
今何も言わずにただ死んでしまったら,死んでも死にきれない。
後悔してもしきれないでしょう。
子どもたちの小さいころの,
満足しきった,可愛い笑顔の写真を前に,
このまま流されてはいけないと強く思います。

地元の自公民の議員にFAX送りましょう!!

SEALDsの若い人たちのスピーチには,心から勇気をもらえます

以下のYouTube案内は,某メーリングリストに流され,転送歓迎とされたものです。

 
★「戦争法案に反対するハチ公前スピーチ」



以下も転送歓迎です。

★大阪・梅田駅前で15日に行われた戦争法案反対の集会での女子学生のアピー
ルすばらしい内容です。

★大阪・梅田女子学生のアピール


★7月17日の国会前SEALDs主催の集会で渡辺治さん(政治学者)が、スピーチ。
以下,長いですが。


みなさん、こんばんは。学者の会の呼びかけ人のひとりである渡辺治です。よろ
しくお願いします。今日はみなさんに、ぜひとも 1つお話をしたいことがあって
来ました。それはこの憲法に違反する戦争法案、衆議院で強行採決をされました
が、本当に廃案にするにはどうしたらいいのか。本当に廃案にできるのか。この
ことについて考えてみたいと思います。

みなさんの中には、怒りでここに結集した、そして同時に、こんな衆議院の強行
採決で国民の声も聴かないような安倍政権のやり方では、もしかしたら戦争法案、
強行採決されるんじゃないか。そういう焦りもあるかもしれません。でもまず第
1に言いたいことは、焦っているのは私たちより安倍政権です。安倍政権は私た
ちの運動の中で、2 つの大きなミスを犯しました。
1つ。意外かもしれませんが、国会の会期を 8 月の初旬に終わらせたいはずだっ
たのに、なんと国会の会期を 95日も延長せざるを得なかったこと。これは私たち
の闘いの中で 6 月 4 日に憲法審査会で 3人の憲法学者が意見(違憲?)を言っ
てしまう。こういうようなことの中で、国会を 8 月初旬に閉じるなんてことはと
てもできない。だから絶対に安全を期すために、なんと9月 27 日まで延ばさざる
を得なかった。

それからもう1つ。意外かもしれないが、強行採決は本当は彼らもしたくなかっ
た。そんなことをやれば国民がさらにこの戦争法案をどう見るかわかっているか
ら、彼らだってやりたくなかった。それをやらないと間に合わない状況をつくっ
た。この2つの誤算が安倍内閣を大きく縛っていると私は思います。

なぜ8月に国会を閉じたかったのか。そのことが一番問題です。8月になると、
もし国会が開かれていると、戦争法案という大きな害悪に加えて、3つの爆弾が
出てきます。1つは何か。8月の中旬に間違いなく川内原発の再稼働が行われま
す。安倍は絶対にこの川内原発の第1号機の再稼働を実現したい。大国をつくる
ために、強い大企業本位の国をつくるために、戦争法案と並んで、彼がどんなに
国民の反対を受けても、川内原発をまず再稼働したい。これが8月の初めにあり
ます。

続いて、8月の 10 日過ぎには、安倍がこれまた執着している戦後 70年について
の談話があります。これも安倍は自分の命をかけて発表したい。そこでは、戦前
の日本の侵略戦争と植民地支配を絶対にお詫びしない。それから絶対に謝罪をし
ない。そうしなければ、これから日本の国を支える若者たちが、この国に誇りを
持てないと彼は思っている。馬鹿げたことだ。戦後70 年の談話は彼は絶対に出す。
しかし中国や韓国だけではなくて、この私たち国民の中からも確実に反発が起こ
る。これが 2 つ目の爆弾です。

3 番目の爆弾は、辺野古の新基地について、前知事が許可をした埋め立て許可を
拒否すると、その決定を翁長さんは 8 月にやると言っている。

この原発、戦後の歴史問題の修正、植民地支配を反省しないで居直る。そして普
天間の基地を強行する。辺野古の基地を強行する。この 3つのことは、戦争法案
がなくても大きな爆弾であり、安倍内閣の命を吹っ飛ばすような、私たちにとっ
て重大な課題。これがなんと 8 月に出てくるんです。彼は 8月の初旬に国会を閉
めて、心静かにゴルフをしたかった。ところがこの運動がそのことを許さなかっ
た。 9 月 27 日まで、つまり 8月の間中、国会の中でまさに原発の問題と、辺野
古の問題と、戦後 70 年の問題を大いに議論する。戦争法案と合わせて、4つの
爆弾を彼は抱えている。

もちろん私たちが寝ていたら、この爆弾は爆発しない。しかし私たちがこの闘い
を大きくすることによって、確実に安倍政権のこの 4つの爆弾で、安倍政権の命
運を左右することができる。これが戦争法案をなくす唯一最大の道です。

みなさん、じゃあいったいこの 4つの爆弾を爆発させるために、私たち・君たち
は何をやったらいいのか。これについて話をしたい。もちろん毎週金曜日ここに
来る。これは前提です。だけどこれだけでは不十分だ。大きな闘いをやるには、
これだけでは不十分だ。私も大学で教えていました。今、夏学期の試験、あるい
は始まるところです。学生みんな来てるんです。そこのところで、まず集会が終
わったら学園に帰って、そこで 1人でも多く友だちを見つける。そして戦争法案
がいかに悪いかということを話して、ここに連れてくる。そしてもっと余力があ
ったら、学習会を開いて、シンポジウムを開いて、大学の中で戦争法案について
議論する。

僕らは喜んで行きます。学者の会は、伊達にあるんじゃない。多くの学生を呼び
たい。少なくてもいい。だけど学者の会に声をかけてほしい。僕は九条の会もや
っています。九条の会にも声をかけてほしい。みんな行きたい。そういうふうに
思っている。ぜひとも学園に帰ってほしい。それが1つ。

もう1つ。もしかしたら夏休みに、地域に帰るかもしれない。郷里に帰るかもし
れない。恥ずかしがることはない。絶対に帰るべきだ。そして地域の中で、学生
諸君は、必ず地域の中で起きている運動に参加してほしい。なぜならば、九条の
会は全国に7500 あります。 7500 あって 10年以上頑張っています。最大の弱点。
中高年なんです。僕と同じ、おじさんおばさんが必死に頑張っている。だから君
らは、地域に帰って、必ず君らの地域に九条の会はある。必ず地域で戦争法案反
対の取り組みがある。ここに行って訴えてほしい。自分たちはこういうことを国
会の前でやっているんだ。ともに闘おう、とぜひ言ってほしい。これは地域の人
びとに、すごく大きな元気を与えます。

これから暑い夏が来ます。安倍さんはこう思っていると思います。このような強
行採決の後の集会も、今は盛り上がっているけれども、そのうち常連ばかりが集
まって、静かな国会がやってくるだろう。彼はそれを切望しています。こんなこ
とは許せない。こんなことは絶対に許せない。じゃあどうするか。それは私たち
が、安倍さんが嫌がるようなそういう暑い夏に、もう嫌で嫌でしょうがない、生
きていられない。そういう夏にしようじゃありませんか。私たちの熱気で、怒り
の熱気で、暑い夏をつくり出しましょう。

この夏が勝負です。この夏は、戦争法案をとおして、国を戦争する国、 70年の歴
史を変えるのか、それとも戦争する国を阻んで、私たちの国をアジアに広げてい
くのか、そういう正念場が今来ています。この夏をもっともっと暑い夏にするた
めに、ともに頑張りましょう。