Blog=「Sawacchi抄」

日々の出来事をニュース&コラム形式で「Sawacchi!」がお伝えします。

自然災害と凶悪事件

2004年11月10日 | Weblog
新潟の地震被害や台風の豪雨災害の被災者の皆様には、連日の復旧作業に注力頂いていること誠にご苦労様です。

さて、ふと感じたことであるが、この一連の災害が起ってから何故か凶悪で凄惨な事件がなりを潜めている気がする。痛ましい事件と言えばイラクで殺害された香田さんの事件が思い当たるくらい。しかしこの事件は国内の凶悪で凄惨な事件とは少し異なる。
昨日は東京で女性店員が刺殺された事件と、広島で幼児虐待死で逮捕のニュースがあった。大変不謹慎な表現だが「久しぶりの凶悪事件」に心が痛む。

実際のところどうなのだろう。
連日の災害報道でただ陰に隠れていただけなのか事件が本当に無かったのか。
なんとなく思うことだが、大きな災害が立て続きに起きると人間の行動パターンに変化が見られるのではないだろうか。
阪神大震災が起きた平成7年は、1月の地震の後3月にオウムの地下鉄サリン事件が起きている。
イラク戦争やアラファト議長のこと、北朝鮮問題など国際的にも大きな変化がみられる。日本が飲み込まれなければ良いのだが。

作家で天台寺住職の瀬戸内寂聴氏はよく「無常」という言葉を使われる。
ものごとや世の中は常でなく、いつも変化している。
だから苦しみも一生続くものではない、というような事のようだ。
「超無常」という言葉は適当でないかも知れないが、今まさにそういう状況において、内的にも外的にも気をしっかり引き締めたい気持ちだ。

最新の画像もっと見る