リリコ雑記

徒然なるままに、思いつき日記。

「功名が辻」第四十八回

2006年12月04日 23時33分42秒 | 大河ドラマ

一領具足の悲劇より、六平太の死が熟年離婚の危機を運んだ
先週号。

っつーか、恨むところ違うじゃん、千代。

という突っ込みはともかく。

敵対していた一領具足の長達がのこのこと相撲大会に出てきた理由を、
自分なりに考えてみました。


あの時分、山内家と一領具足は敵同士。
相撲大会を開いたからといって、ましてや一豊主宰の大会。
彼らがそんな簡単に顔を出すってのは極めて不思議な行為。

では、何故、彼らは参加をしたのか。


ここで一番最適な理由としては、
一豊暗殺を狙っていた。


これが一番近いような気がしました。

一豊の主催なら、必ず彼が顔を出すと踏んだ彼らは、邪気もなく
相撲大会に参加するように見せかけて、隙あらば一豊を暗殺する
という目的で参加したのではないか………。

と思ったのですが。

古今東西、何かの行事にかこつけて暗殺を企てるのは、
よーくある話ですから。(にっこり)


だから、このドラマで沿って話すなら、
六平太は一豊の名前を囮にして、彼ら一領具足をおびき寄せた。

そう考えれば、すんなりとくるような気がするのです。

当然ながら、一豊暗殺には千載一遇のチャンスとばかりに、
他の長達が絶対集まってくる。
(また、敵の顔を記憶しておくなど情報収集に来た長も当然いるでしょう)

そうして、波乱含みの相撲大会は幕を開いた。
そんな雰囲気をおくびも出さずに進行していったのではないかと
私は思う。

一領具足ってのはその武力を持って、反抗していた勢力。
ただただ無邪気に参加したなんて、私には到底考えられない。

こう考えると、種崎浜の悲劇は、もっと泥臭い話になってしまうとは
思うのですが、しかし、
反抗勢力側で考えれば、こういった事を考えないハズはない
と思うのですが……。

式典や祭りなど、暗殺の場面はそういった所に潜んでいますし、
また、一領具足からしてみても、ここで一豊を討ち取れば万々歳。
まさにチャンスだと思い込み、参加したんじゃないかと。

強引ですか?

でも、放っとけば、また新たな暗殺者が一豊と千代を狙ってくるのは
必定だと、私は思うんだけどなー……。



さて、私の推論はここまで。


今週は、どうしても旦那を許せない千代は、古寺に逃げ込み、
養子で出家させた拾を呼び寄せて一緒に暮らし始めました。

って、
女駆け込み寺……?
↑確か、鎌倉時代に出現したんでしたっけ。そういうお寺。


それはそうと、今回一番納得いかねェのが千代の発言

一豊に詰め寄り、
「“あがり”がこれですか。」
って、えええ?

双六のように、今まで出世を楽しみにしてきたって?

自分の旦那を駒にして動かしている感覚だったなんて。
戦で功名を上げる度に、「やれ上手くいった」と高見の見物でも
してたってのかよ。

そういう目で旦那を見てたなんて、なんて高慢な女だ!
って、凄く思ってしまったこのセリフ。

なんだよ。
土佐を手に入れた途端に己の力だと過信し、己の意見など一切
聞かなくなったという妻の嘆きってのは、己の意見を聞かないままに
政治を行おうとしていた旦那に対する嘲りだとは!

つまりは、己の賢さを自慢しており、旦那は己の駒に過ぎぬ
という高慢な心からきたセリフにしか見えない!!


すげーヤな女。

ってゆーかさあ。
なんで双六?

人生ゲーム(戦国版)してたってのかよ
千代おお!!!
↑密かに欲しいかも…。「信長の野望」とか。(おいおい

その「あがり」が一領具足の惨殺事件だって?
そんな馬鹿な!!

土佐はまだまだ改革してかなきゃなんないし、治世のための仕事は
たくさんあるのに、これを「あがり」だって思うなんて、
それはあんまりだよ千代!

じゃあ、今までずっと、命懸けで戦場を駆け抜けてきた
旦那の人生すらもゲームだってのかよ!

「お命の持ち帰りこそ功名」って、そのセリフに繋がんねぇじゃん!

と、今週はドラマ始まってから怒りっ放しの私。
なんかさー。
ここにきて千代のイメージ違うんですけど。

“旦那を支える”、ってことなら、前田のまつ様の方が正解だった
ような気が………。

しかも賢い千代さま。
綺麗ごと並べ立てて、汚いこと旦那にさせてきたんじゃん。

戦国時代の大名の妻にしちゃあ言動軽すぎ。

と、批判ボロボロ状態の私です。
一豊さんは十分に成長してるよ千代ー。
ちゃんと支えてやっとくれよー。

と、後半にきてから随分と一豊寄りな私。
いやあ、旦那さまは素敵ですわよ。


そんな千代と暮らし始めた拾。
両親の仲違いに心を痛めているご様子です。
本当にキミは賢く育っているんだねえ。
立派な姿に感慨深いものが…。(ホロリ)

っつーかさあ。
拾の時もそうだったけど、非情な決断したのなら、今回の旦那の
苦悩を分ってもよさそうなもんだが……。


何故に分らない???


さてさて。
しかしながら、今回一番の楽しみだったのは、久々のご登場、
黒田如水!
彼は秀吉の参謀だったから、頭のキレは最高ですよね。
しかも、家康にとっては一番油断ならない人物です。

まさに狐と狸との化かし合い状態。

嗚呼、会話が楽しくて仕方ない~。

どっちも譲らないし、どっちも引かないし。
しかもお互い物凄い笑顔です。(笑)

ごろりと仰向けになって、敵対心がないことを見せる如水。
しかし、「年をとった所為か、誰を見ても狸にしか見えない」
と返す家康。

うふふふ。

すっげー怒ってる怒ってる。

案の定、家康はめちゃめちゃお怒りのご様子でしたね!
自分が死んだら西に向けて葬れと言っていましたが、やはり
徳川幕府にとって最大の敵は薩摩方面だったのですねえ。

幕末時代、徳川幕府転覆に関する薩摩の陰謀は、すでにこの頃から
始まっていたんだろうなあ。
と思うと、非常に歴史の不思議さを感じてしまうんですけどね。


さて。
熟年離婚寸前の山内家ってな状態ですが、そこは出来た息子です。
千代に難しい言葉で諭す(←憶えていない)拾。
傍にいなくても、父親の苦悩をちゃーんと分ってあげているなんて、
本当に孝行息子だよなあ、と感心。

そんな時、「一豊が倒れた!」ってことで、慌てて駆けつける千代。
でも、やっぱりというべきか。
ウソついて来てもらったんだねー。

でも、こうでもしないと千代と話が出来なかった、と一豊さん。
そこで、一生懸命に事の顛末と、背後関係を話していましたね。

でも、この話の内容に私は非常に満足でした。

何故、始めからちゃんと話さなかったのかなー。
と思わないでもないですが、でも、千代も納得してくれて、
何か安心しました。

元々賢い女なんだから、やっぱこうでなくっちゃね。


その夜、仲直りでラブラブ状態復活の二人。

初夜を思い出す一豊さんですが、その時の映像がまた懐かしいなあ
って思わず思っちゃったよ。
手を繋ぐのも大騒ぎしてたんだねー。千代。

それから何年経っても、年をとっても、手を繋いで眠ってるシーンを
見ながら、この二人は安泰でいいなあ。
なーんて思っちゃったり。

っつーか、やっぱラブラブなんじゃん
この二人って。(苦笑)

あーあ。バカップルの喧嘩見た感じだったよ。今週は。



そして、あっという間に一年後……。
家康は征夷大将軍におなりあそばしたらしいですよ!
それを語る高台院様の嬉しそうな顔といったら。

淀様に一泡吹かせたって感じだね。
やっぱ、最後の最後まで淀を許さないつもりなんだろーなー。

そんな大阪城。
淀様の前で、家康の次の将軍は秀頼だと豪語する輩がいましたが、
それを聞いて笑う淀様。

でもなあ。
どうしてなんだろう。

永作淀様の笑いが、楽しそうでも嬉しそうでもなくて、乾いて
ひからびた色をしているように聞こえるのは。


ところで、後半にきて千代の女大名ぶり復活~!!
山内家嫡男との婚姻を家康に頼む、という荒業登場!

ははあ。
上手いねえ、こういう根回しって。
だって、家康の養女としてから、山内家と婚姻ってことは
強力なラインがここに出来上がるから、山内家は益々持って
万々歳。
ってところだよね。

それを「妻、千代のアイディアなんですよ~
とばかりに嬉しそうな顔をする一豊様。

うーむ。

アンタ、本当にそれでいいんだね……。

妻が聡いことを褒められる事、それが一豊さんの幸せなんだねえ。

まあ、或る意味バカ殿様状態なんだけど、幸せならそれでいいや。
(↑おいおい)


ところで高知城、遂に完成でしたね!
見栄えもとてもよいお城に見えるのですが、土佐の繁栄を願って
という願いが込められたこの城。
色々と風土に合った工夫がしてあるとのことで、一豊も中々
素晴らしい領主だったみたいですね。

やっぱ、何よりも土地の繁栄をもたらす統治の仕方は素晴らしいと
思うんだけどなー。

今までに死んでいった家来達の悲願を胸に、感慨深げに城下を
見下ろす山内夫婦。


って。

えーっ!!

一豊昏倒!!


いきなりここで倒れるのー!?


次回最終回、果たしてどんな展開が!? 


映像では、遂に、大阪冬の陣勃発らしいですが……。
大石さんはどんな風に纏めるのか。

是非とも楽しみですう。



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6 コメント

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Unknown (「感動創造」)
2006-12-04 23:53:46
こんばんは!

いつも大変お世話になります。


人生ゲーム戦国版!笑いました!!!

今年は一年間、本当にありがとうございました。

いよいよ最終回ですね。
最後までどうぞ宜しくお願い申し上げます。
返信する
こんにちはぁ☆ (bluestar1719)
2006-12-05 10:52:49
どもども。bluestar1719です。
TBありがとうございました。

今週は千代と一豊の立場が
逆転してる感じ。
かなりきついこと言ってまし
たねぇ・・。
信長みたいな夫だったら斬ら
れてるよ、千代さん。

来週でラストですが最後までよろしゅぅ☆

http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200612030001/4cd20/
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こんばんは! (くみ)
2006-12-05 22:14:26
一豊の、あの、倒れ方。
すげーヤバい感じがしましたね!!

ところで人生ゲームの話ですが、
「戦はゲームではない!!」
と言いたかったです。

うーん、戦場で命がけで戦ってきた旦那にいう言葉でしょうか??

ま、仲直りしたのはよかったです。
まったく最後まで迷惑な夫婦ですね。

「賢妻」として千代が歴史に残ったのは、一豊のおかげですよね。
というか、あの組み合わせでしか「歴史」に名は残らなかったと思います。

「山内家」って「嫁」の話には敏感なような気がします。
返信する
こんにちは! (もちきち)
2006-12-06 12:15:11
今週の千代は暴言はきまくってましたね。
原作でも口に出さなかったのに…
息子&康豊&家臣(考えたら全員男じゃないか)
のナイスフォローでなんとかなりましたが。

淀様、なんか壊れてましたねー。やはり三成が
いなくなったせいなのかしら?

来週の最終回、バタバタしそうで心配です。
返信する
鋭いですね! (『信長の野望』であがれないヤス)
2006-12-06 22:06:31
私も『あがり』の時、『!?』でしたね。まあより戻ってよかったよかった。
黒田官兵衛は、秀吉すら警戒した人物ですからね、策士同士腹が見えないですね。
一豊の卒倒ビックリです、演技でも痛そうです。
ラストどうなっちゃうの?って予告でしたね!
返信する
コメント有難うございますvv (リリコ)
2006-12-06 22:54:09
●「感動創造」様。

こんばんわvv
こちらこそ、毎度お世話様でございます。
いよいよ来週は最終回ですねー。

千代にとては、“人生ゲーム戦国版”だったんかよ。
と思うと、あの時代に幾つもの危機があったというのに大した余裕だなあ、と。(苦笑)

来週いよいよ最終回ですが、どうぞこちらこそ宜しくお願いいたしますね。



●bluestar1719様。

こんばんわvv
こちらこそ、毎度有難うございます。☆

千代もこの際言いたい放題、って感じでしたね。
信長相手だったら、いくら千代でもこんなことは正面切って言えないでしょうけど。

でもまあ、仲直りしてよかったです。

こちらこそ、最後までよろしゅうお願いいたしますわ。☆



●くみ様。

毎度有難うございます~。

ラストの一豊さん。
ゴンって……凄い倒れ方で私もびっくりでしたわ。
怪我されたんじゃないかと心配しちゃいますよね!

それから千代の暴言は酷すぎますよね。
いくら旦那の卑怯なやり方に我慢出来ないからって、あの言い草はないですよー。
と私も怒り心頭でしたわ。

まあ、仲直りしてよかったですけどね!(笑)

それはそうと、千代が有名になったのは一豊という旦那さんがいたからってのは納得です。
あのカップルだからこそ、なんでしょうね。

それよりも、二代目のお嫁さんはどんな人なんでしょうか。
ちょっと楽しみではありますが。



●もちきち様。

コメント有難うございます~。

おお、原作では「双六云々」の話は口に出さず、心の中での暴言だったのですね。
っつーか、原作の千代の方がもっといやらしい気がしましたよ。
↑口に出した分だけまだ可愛いというか……。

考えたら周りは全員男……て、そう言えば千代のお友達は高台院様だけですねー。
親戚やや乳母やらいないし。(汗)
あんな環境じゃあ千代が女大名を発揮するワケですよ。
なーんて思っちゃいました。

淀様、もう頼る人もいないんで壊れる一方なんでしょうねえ。
なんか本当に可哀想に思えてきちゃいましたよ。

それそうと、来週めちゃめちゃ詰め込んでどうするんでしょうねー。
去年の「義経」みたいに9時ギリギリまでやっちゃうんでしょうか。
ともかく、最終回を楽しみにしておきましょう!



●『信長の野望』であがれなかったヤス様。(←失礼)

こんばんわ~。
毎度お世話様です。

『あがり』発言はちょっと酷いですよねー。
一豊さんがああいう人物なんで、無事仲直りできてよかったですけど。(苦笑)

黒田さんは秀吉に随分買われていたみたいですからね。
どうせなら、関が原の合戦のドサクサ紛れに大阪城落として欲しかったですけどね!(爆)

一豊さんの倒れ方は衝撃的でした。
まさに“体当たり演技”ですよねー。
舞台出身の役者さんは根性座ってますね!めっちゃ感心いたしました。

それはそうと、気になるラスト。
楽しみに待ちましょう!
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