池田秀一さんの声と、今週でお別れかー。
と、そっちだけが残念な、大河ドラマ「花燃ゆ」。
ナレーターが彼で良かったです。(色んな意味で)
肝心の内容はねー。。。
「めでたしめでたし」って感じで終わりかな?
まさに、小松江里子さん脚本の「どんと晴れ」みたいな感じ。
ある意味、“有終の美を飾れた”って事で良かったんでしょうけど。
先週では、再婚が一大事件でした。
みたいな展開で、それはもう、すでに大河ドラマじゃないだろ。
とは思ったんだけどさ。
オリジナル脚本のいいところは、散々こじらして、
主人公たちに反感持ってた人たちが次々と寝返って(?)
彼らに理解を示すようになったという事かな。
何を言っても聞いてすらもらえなかったのに、
急に物わかりが良くなるからびっくりぽん。
まさに ご都合主義 としか思えない所が何とも。。。
因みに、久坂家の養子になってた粂次郎さんって、
明治になって、秀次郎さんが出てきてから楫取家に戻ったんだって?
……だとすると、ドラマとは随分と展開が違うよねー。
なんて思ってたけど。
それはさておき。
先週で再婚というミッションを終えた二人には、すぐに、
次のミッションが与えられることに。
それは、鹿鳴館での舞踏会にご招待
という、当時の日本人には、かなりハードル高い難問です。
(……いや、ある意味、今の一般人でもハードル高いか……)
しかし、鉄道建設の資金調達の為には、出なければ!!!
という事で、鹿鳴館です。
つか、毛利夫人がドレスとか用意してくれたんだって?
それだけでも“主人公って恵まれてる感”凄いですね。
普通はないわー。
と思ったけど、そこはドラマ。
都合よく出来ているものです。
そんな今回の流れでは、王道の
「主人公・ミラクルを起こす編」(伝説バージョン)
みたいなー。
鹿鳴館にて。
●●伯爵・公爵ご婦人方と、歓談中の安子夫人は、明らかに退屈そう。
(ここ、前振り)
↓
美和さん、安子夫人へ挨拶にくる。
↓
同席していたご婦人方、「コイツ、誰?」みたいな雰囲気になり、
美和は群馬の県令夫人と安子夫人が説明。
↓
美和、鉄道建設の話&群馬の女性たちの教育問題を語る。
↓
当然、「田舎の女が教育なんて……」系の、上から目線の婦人方。
↓
美和、群馬の女性たちが作った生糸は、海外に輸出され、
欧米の貴婦人方のドレスに使われていると熱く主張。
↓
当然、頭から馬鹿にされて話にならない。
そこで、安子夫人は立ち上がった。
近くにいた外国の紳士に「群馬の生糸」について聞こうとするも、
日本語が分からない紳士には何の事やらさっぱり状態。
ところがここで、救世主登場。
津田梅子さんである。
彼女は海外に精通してて、英語も堪能な女性。
偶然、本日の鹿鳴館に招待されており、
偶然、この会話を聞いており、
美和の為に、群馬の生糸について聞いてあげる彼女。
つか、主人公の為だけに用意されたその登場の仕方、
本当に漫画みたいな展開ですね。
そして偶然にも、その紳士は生糸について知っていたので、
美和さんの主張が認められた、という展開に。
津田梅子女史が間に入ったことにより、婦人方による
見事な掌返し発動。
さっきまで馬鹿にしていた「群馬の女性への教育」について、
途端に理解を示すご婦人方。
って、展開早っ。
あー、こういうとこ、お約束だよねー。
最終回だから、展開自体、端折った感じが否めません。(苦笑)
そして案の定。
楫取さんが伯爵や子爵たちに鉄道建設の為の出資をお願いしている所に、
「群馬の生糸の為に、資金を出してあげて、あなた~」
と、ご婦人たちが来て、次々と旦那さんを籠絡する、というこの展開。
そんな見事な流れから、今週のオチを引き受ける、毛利安子さん。
「やはり、美和がいると面白いのぅ」(満足)
みたいなー。
あー、はいはい。
このセリフの為の流れだったワケですね。
(理解しました)
奥様方から勧められ、鉄道建設のための出資を言い出す旦那~ズ。
そんなミラクルな展開に楫取さん。
美和さんに、
「お前、また何かやったな?(嬉しそう)」
と語り掛け、それに笑って返す美和。
って、なんだこりゃ。
これ見よがしに出てきたご婦人方って、
まるで当て馬みたいじゃん?
相当に脚本が雑ですなー。
つか、この話自体、(大河ドラマとして)必要だったか?
って思っちゃうよ。
その後、(時間も無いので)話はさっくりと進みます。
無事に鉄道が建設され、それを見届けてから、県令を辞める楫取。
美和もそれに従い、あっという間に旅立ちの日。
「馬車で群馬に来て、鉄道で帰るんですねー。」
って、この当時、鉄道はどこまで敷かれてたんだっけ?
と思ったけど後で調べます。
美和の母親のタキさんは、例のごとく、
二人の為にお風呂を沸かしてました。
実家では、松下村塾が兄の手で行われていて、
兄嫁さんが美和さんと同じ事してました。
楫取夫妻は山口に帰り、余生を過ごしたらしい。
ラストはハッピーエンドで良かったねー。
って。
あれ?
久坂家を継いだ秀次郎とか、養子→義理の息子になった
粂次郎のその後については何も無しか?
あんだけ色々やらかしたというのに、一切無視ですか?
やっつけ仕事みたいな脚本書いてんじゃないよ。
と、ちょっと不満が残るなー。
でも、大河ドラマの今年分はこれで、見納め、という事で。
ここで締めておきます。
後はまた、まだ途中で書き残している総集編の感想書きます。
ちょっと毒舌気味になるかもしれないですが、
それだけちゃんと真面目に見てたんだよ。
って事で勘弁願いたいですね。
来年の「真田丸」はもう少し、感想を書けたらいいなー。
と思ったり。
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