今朝は台風五号はまだ遠く離れていたのですが、昨日と同じく前線の影響などで風が強かったです。今日は南の風だったので、伊良部島方面に向かって出航したのですが、移動している途中で、激しいスコールを降らせる雲の下をぬけていきました。しかし、ポイントにつくと、さっきまでの大雨はウソのような、穏やかな空になりました。
白いカーテンのように見える所が、スコールが降っている境目(向こう側が雨雲の真下)です。船に乗って海に出ると、よく天気図にある前線の境目などを実際に見ることができます!
伊良部島のポイントにつくと、穏やかな雲になり、雨は降っていませんでした!伊良部島には雨が大量に降ったようで、崖には普段は見られない滝ができていました。
「ハナダイの根」 透明度20m
水中は少しだけうねりがありましたが、流れやにごりはそんなにありませんでした。エントリーして小さなトンネルをぬけると、くぼみの中にカノコイセエビがちょこんと隠れていました。
小さなトンネル越しに見るブルーも淡く美しかったです。
25cmくらいのカノコイセエビ
両側が10mくらいの壁になっている所を進んでいるとき、壁に二匹仲良くひっついていたユキヤマウミウシがいました。ハナダイの根の周りの潮のあたる場所には、美しい青色のハナゴイや小さなキンギョハナダイたちが、今日も優雅にカーテンのように舞い踊っていました。根のかげになっている所には、ぴしっと白い旗を立てているハタタテダイが、ゆったりと泳いでいました。
根の上のサンゴの隙間には、オオアカホシサンゴガニが隠れていましたよ。
「白鳥崎」 透明度20m
エントリーすると、まずはデンタルロックと呼ばれている、歯の形をした大きな根に向かって進みました。根の周りでは、鞭のようににょろっと生えているムチカラマツが何本も生えていて、その上をちょろちょろ素早く動き回るガラスハゼや、小さなムチカラマツエビなどがくっついていました。浅場に移動する途中のゴロ田の壁のくぼみには、青紫色のタマゴをお腹に抱えているオトヒメエビのペアが、ずっとピースサインをしながら、前後にちょこちょこ動き回っていました。
カメラが回っていなくても、いつもピースしてくれます(笑)
ゴロ田にはクマノミ、ミツボシクロスズメダイがたくさん共生しているイソギンチャクがあり、コホシカニダマシも端にちょこんと隠れていました。その側のくぼみの中には、大きなワモンダコが隠れていて、大きな目でこっちをじっと見ていましたよ。
クマノミ達と一緒に、ツユベラの幼魚もいます(左側の真ん中あたりに映っています)
~ランチ~
カレー、野菜スープ、コーヒーゼリー
今日のダイビングは二本だったので、お店に戻ってきてみんなで楽しくランチを食べました。パイカジのカレーはゴーヤも入っているので、ひと味ちがっておいしいですよ!
明日は台風五号の影響がどれだけでるかわかりませんが、宮古島を通るコースからはずれて、台湾の北端を九州にぬけていく進路、との予報になっています。勢力もあまり強くないようなので、風が強くならなければいいなぁ。。。
よっし~