レイアウトの変更にともなってできた空き未定義キーのさや当てをめぐって6種の別口入力について考察していき、導入と補足記事も入れると計11記事にわたって検討してきた新別口入力でしたが、
少し張り切りすぎたせいかどれも捨てがたく思えてきてしまい結局思い悩んでいては出口が見えないので思い切って入力キーを増やして空きを3つに増やすことにしました。
これで新別口入力の全てをカバーできるというわけではありませんがどれか一つだけを決めるというのは酷な話であったのでそれが3つに広がるということは状況打開に苦心していたところへ一筋の光明が差し込んできたかのような気持ちになりました。
今までの議論の手ごたえからして有力でありそうな別口入力・動詞連用形他便利キー[し]と[Ø文字マーカー]は自分の独断ではありますが採用することにして、これで3つのうち2つは使い道が決定していることになるので結局は残り1つの枠を巡って別口入力を選んでいくことになります。
[Ø文字マーカー]に関してはその機能上の特殊性からオプションで稼働させている状態とオプションで選択せず稼働させていない状態での挙動の違いがあまりにもありすぎているため、気軽にオプション選択で済ませられるような案件ではないと危惧しておりましたが、3つのうちの中に標準で入っているということになればあとは挙動の骨組みも決まっていきそうなのでまずは難題をクリアしたかと思います。
この措置によって[し]と[Ø文字マーカー]以外の残り、[た]、[れ]、[い]、([さ][み][げ]のアソート)の中からどれかを選んで残り1つの枠をユーザーに委ねて選択してもらうか、あるいは今後の検討で真に必要と思われる別口入力を決定していく…ということで一応解決の道筋はつけておきたいかなと思います。
新設の[し]と[Ø文字マーカー]を含む、新しいレイアウトはこちらのようになります。
(図:新別口入力を含む空き未定義キーは①②③の3つ)
[Ø文字マーカー]のØの字は製図ソフトでうまく表示できなかったので漢字の零に置き換えてありますのでご注意ください。
なお[し]の配置場所がキーボード左辺縁部にあるのは「着よう[と][し]」などの「と」と連接する例のときにベース部(手前下部)にごちゃつかせて近隣打鍵させてしまうリスクを避けるためとあとは左の果てということでAIUEOの段で言うと「し」はイ段ですから横にモーメントのある左端部であるほうが身体イメージとリンクしやすいのかな、との感覚でこちらに配置しました。
あとは消去法で[Ø]マーカー=零をベース部にもっていくという流れになりましたが、ユーザー選択の第3の新別口入力は[た]、[れ]、[い]、([さ][み][げ]のアソート)とこちらもイ段、エ段が多そうな見込みなので外側方向に押下する③の場所を先に確保しておこうとの腹積もりもあって[Ø文字マーカー]=零はこの位置になりました。
未定義キーはこれで仕切り直して①、②、③、とあらためて3つの空きキーが配置されることになりますが、これらには機能文字入力・別口入力といったタイピングとしての用途にとどまらず、
文書編集や辞書ツールなどのユーザーインターフェース要素の機能も確保しておきたいので空き3つのうち2つは既定の方針でいき、これによって残り枠が1つということも決まってくるというのが想定している配置用途です。
どのようなインターフェース要素になるのかはまだ決まってはおりませんが今後の検討でいろいろ分析してみたいかなと思います。
というわけで今回の提案では①、②はそのために使われるので残る③のキーでの機能を選んでいこうというものになりますので留意して頂きたいと思います。
特に①はその配置位置の近くにあるショートカットキー群について、カスタマイズの呼び出しや何のキーが充てられているかを確認するガイダンス表示をするといった常用動作にリソースを割きたいのでどれが担当のベスト配置なのかは決めてはおりませんがインターフェイスの便宜キーを左右に散らす判断が妥当そうなので自然と残る③の位置に焦点が移っていく結果となりました。
…新配置に関する説明は以上ですがここで今までの一連の議論の流れをわかりやすくするためにあらためて関連記事のまとめを記しておこうかと思います。
◆◇◆当初新別口入力キーの割り当てはキー1つであったがこれを検討ののち丸型四角形のキーにして新別口入力用途を3キーに増やすところまでの流れ◆◇◆
1.別口入力[て]キーを新設したついでにレイアウトを少しいじってみる - P突堤2
2.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その1…[た] - P突堤2
3.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その2…[れ] - P突堤2
4.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その3…[し] - P突堤2
5.別口入力キー候補[し]の補足追記 - P突堤2
6.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その4…[い] - P突堤2
7.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その5…[さ][み][げ] - P突堤2
8.別口入力キー候補[さ][み][げ]の補足追記 - P突堤2
9.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その6…[Ø文字マーカー] - P突堤2
10.別口入力キー候補[Ø文字マーカー]の補足追記その1 - P突堤2
11.別口入力キー候補[Ø文字マーカー]の補足追記その2 - P突堤2
12.新別口入力の空きを3つに増やしそのうち[し]と[Ø文字マーカー]は採用の方向で…レイアウトも変更 - P突堤2 ※当記事
各別口入力候補の考察については上記のリンクを見て頂いてそれぞれの特徴をお読みになって下さい。
なお、未定義キーの用途については今後も折に触れて検討・考察を重ねていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
少し張り切りすぎたせいかどれも捨てがたく思えてきてしまい結局思い悩んでいては出口が見えないので思い切って入力キーを増やして空きを3つに増やすことにしました。
これで新別口入力の全てをカバーできるというわけではありませんがどれか一つだけを決めるというのは酷な話であったのでそれが3つに広がるということは状況打開に苦心していたところへ一筋の光明が差し込んできたかのような気持ちになりました。
今までの議論の手ごたえからして有力でありそうな別口入力・動詞連用形他便利キー[し]と[Ø文字マーカー]は自分の独断ではありますが採用することにして、これで3つのうち2つは使い道が決定していることになるので結局は残り1つの枠を巡って別口入力を選んでいくことになります。
[Ø文字マーカー]に関してはその機能上の特殊性からオプションで稼働させている状態とオプションで選択せず稼働させていない状態での挙動の違いがあまりにもありすぎているため、気軽にオプション選択で済ませられるような案件ではないと危惧しておりましたが、3つのうちの中に標準で入っているということになればあとは挙動の骨組みも決まっていきそうなのでまずは難題をクリアしたかと思います。
この措置によって[し]と[Ø文字マーカー]以外の残り、[た]、[れ]、[い]、([さ][み][げ]のアソート)の中からどれかを選んで残り1つの枠をユーザーに委ねて選択してもらうか、あるいは今後の検討で真に必要と思われる別口入力を決定していく…ということで一応解決の道筋はつけておきたいかなと思います。
新設の[し]と[Ø文字マーカー]を含む、新しいレイアウトはこちらのようになります。
(図:新別口入力を含む空き未定義キーは①②③の3つ)
[Ø文字マーカー]のØの字は製図ソフトでうまく表示できなかったので漢字の零に置き換えてありますのでご注意ください。
なお[し]の配置場所がキーボード左辺縁部にあるのは「着よう[と][し]」などの「と」と連接する例のときにベース部(手前下部)にごちゃつかせて近隣打鍵させてしまうリスクを避けるためとあとは左の果てということでAIUEOの段で言うと「し」はイ段ですから横にモーメントのある左端部であるほうが身体イメージとリンクしやすいのかな、との感覚でこちらに配置しました。
あとは消去法で[Ø]マーカー=零をベース部にもっていくという流れになりましたが、ユーザー選択の第3の新別口入力は[た]、[れ]、[い]、([さ][み][げ]のアソート)とこちらもイ段、エ段が多そうな見込みなので外側方向に押下する③の場所を先に確保しておこうとの腹積もりもあって[Ø文字マーカー]=零はこの位置になりました。
未定義キーはこれで仕切り直して①、②、③、とあらためて3つの空きキーが配置されることになりますが、これらには機能文字入力・別口入力といったタイピングとしての用途にとどまらず、
文書編集や辞書ツールなどのユーザーインターフェース要素の機能も確保しておきたいので空き3つのうち2つは既定の方針でいき、これによって残り枠が1つということも決まってくるというのが想定している配置用途です。
どのようなインターフェース要素になるのかはまだ決まってはおりませんが今後の検討でいろいろ分析してみたいかなと思います。
というわけで今回の提案では①、②はそのために使われるので残る③のキーでの機能を選んでいこうというものになりますので留意して頂きたいと思います。
特に①はその配置位置の近くにあるショートカットキー群について、カスタマイズの呼び出しや何のキーが充てられているかを確認するガイダンス表示をするといった常用動作にリソースを割きたいのでどれが担当のベスト配置なのかは決めてはおりませんがインターフェイスの便宜キーを左右に散らす判断が妥当そうなので自然と残る③の位置に焦点が移っていく結果となりました。
…新配置に関する説明は以上ですがここで今までの一連の議論の流れをわかりやすくするためにあらためて関連記事のまとめを記しておこうかと思います。
◆◇◆当初新別口入力キーの割り当てはキー1つであったがこれを検討ののち丸型四角形のキーにして新別口入力用途を3キーに増やすところまでの流れ◆◇◆
1.別口入力[て]キーを新設したついでにレイアウトを少しいじってみる - P突堤2
2.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その1…[た] - P突堤2
3.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その2…[れ] - P突堤2
4.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その3…[し] - P突堤2
5.別口入力キー候補[し]の補足追記 - P突堤2
6.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その4…[い] - P突堤2
7.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その5…[さ][み][げ] - P突堤2
8.別口入力キー候補[さ][み][げ]の補足追記 - P突堤2
9.未定義③キーにあてる別口入力キー候補その6…[Ø文字マーカー] - P突堤2
10.別口入力キー候補[Ø文字マーカー]の補足追記その1 - P突堤2
11.別口入力キー候補[Ø文字マーカー]の補足追記その2 - P突堤2
12.新別口入力の空きを3つに増やしそのうち[し]と[Ø文字マーカー]は採用の方向で…レイアウトも変更 - P突堤2 ※当記事
各別口入力候補の考察については上記のリンクを見て頂いてそれぞれの特徴をお読みになって下さい。
なお、未定義キーの用途については今後も折に触れて検討・考察を重ねていきたいと思います。よろしくお願いいたします。