goo blog サービス終了のお知らせ 

P突堤2

「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

引っ越し着手しました。ご挨拶にうかがいます(はてなブログ)

P突堤が進化します!
ブログ引っ越し移転先はコチラ↓
新ブログURLをクリック
ブックマーク・コメント気軽にどうぞ

新顔野菜コン

2022-07-27 | Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査

夏は野菜のおいしい季節です。
最近ではインターネット直売や道の駅などで珍しい野菜を目にする機会が多くなってきました。
健康志向の高まりから有機野菜を売り物にするレストランなどでも新顔野菜に注目が集まっています。
2015年4月より食品の機能性表示制度が施行され、食品に対して「健康の維持・増進に役立つ」機能性が表示できるようになりました。
これには肉や加工食品のほか野菜にも適用されており、市場には特定の栄養素や病気・老化予防などの効果を謳った"機能性野菜"が登場するようになりました。
野菜ブームの盛り上がりはとどまるところを知らず、今年に入ってからは野菜の魅力を体験できる複合型施設
「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」(キユーピー株式会社)などもオープン。
このトレンドはどうやら一過性のものではなく根強いファンに支えられた"本物"のブームのようです。

そこで今回のTwitterつぶやき数調査は…

食卓のニューカマー、「新顔野菜」の頂上決戦であります。
あまりマニアックすぎるのも何なので初学者のニワカがはまりがちな衒いのワナに陥らないように
最大公約数的な、適度な無難さを心がけてあえて既視感の強そうなものもまな板にのっけて検討したチョイスになっております。
解説は以下に続きます。

1.ロマネスコはカリフラワーやブロッコリーの仲間で幾何学的フラクタルの構造を持つ花蕾が特徴的です。
2.ヤーコンは南米アンデスが原産の芋のような野菜です。シャキシャキした食感です。
3.モロヘイヤはエジプト原産でビタミン・ミネラルが豊富です。わずかに粘り気がありおひたしにピッタリ。
4.チャメは韓国を代表する夏の定番フルーツで、メロンのような甘さのマクワウリの一種です。
5.空芯菜は茎の中が空洞になっているのが特徴で中華の野菜炒めは絶品ですね。
6.四角豆は断面が四角形に見えるヒダがあり沖縄では「うりずん豆」として親しまれています。
7.スイスチャードは黄色や赤などのカラフルな茎が鮮やかで地中海地方が原産の葉野菜です。
8.アーティチョークはアザミの仲間の西洋ではポピュラーな野菜で、つぼみの部分を食用として用います。
9.キヌアは南米原産のヒユ科アカザ亜科の穀物でスーパーフードといわれる驚異的な栄養素を含みNASAも注目して一躍有名になりました。
10.ジュンサイは秋田県の名物のスイレン科の水草で幼葉や若芽の部分を食し、沼で小舟に乗って手摘みするところが初夏の風物詩となっています。

結果はこちら↓

調査期間:2022年7月19日-7月20日

1.ロマネスコ          24
2.ヤーコン           20
3.モロヘイヤ          473
4.チャメ            63
5.空芯菜            250
6.四角豆             6
7.スイスチャード        30
8.アーティチョーク       27
9.キヌア            66
10.ジュンサイ          73

1位に躍り出たのはモロヘイヤ。
新顔野菜というかエジプトで約5000年前から栽培されていて、どんな薬を飲んでも治らなかった王様の難病がモロヘイヤで治ったとの伝説から
アラビア語で“王様の野菜”という意味の「ムルキーヤ」が語源であると言われています。
大変、由緒のあるいにしえの野菜だったのですね。
大きなスーパーなどでは7月から9月の夏の時期に出回るらしいです。

新顔野菜全般については
最近では輸送技術・流通チャネルの進歩から調達環境も良くなりました。
あとは細かな嗜好に応えるようなマーケットの粒度変化もあって供給が成り立つようになったことも大きいです。
もしスーパーで目にするようなことがあったら迷わずGETして食卓の主役にしてみてはいかが?
インスタやSNS映えすること間違いなし!
ここに紹介したもの以外にも数多の変わり種野菜が出回っていますので興味のある方はリサーチしてみるのもいいかも知れませんね。

今回はベジタボーな話題でした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メイドインアビスの言語センスが素敵すぎるので

2022-07-02 | Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査

調べてみました。

スパラグモス:
ボンドルド卿のかっこいい技名その1なんですがこれも原典を探すとなかなか含蓄が深い絶妙のネーミング…作者のつくしあきひと氏は一体どこから紐解いたのか。
肘から発射される光の刀剣が鮮やかなこの名の由来は豊穣と酩酊の神デュオニュソスに生贄の牛や羊を八つ裂きにして捧げる儀式の事とのことなんですがここの語釈(ルビ)として振られる翻案フレーズが「枢機へ還す光」。
もうかっこいいですよね。常人には理解不能なボンドルド(or作者)の深層意識が現れているように思います。

ギャングウェイ:
これもボンドルド卿のかっこいい技名その2。ギャング(港湾労働者の一団)が陸から船へ渡るために用いる橋のことである。とのこと。これが転じて
「道をあけて」「どいたどいた」となるのが遺物命名のロマン。仮面から放たれる無数の屈折したレーザー光の語釈(ルビ)は「明星へ登る」。狙った対象に必ず当たる光線。なんと必中の属性をそなえているのです。

上昇負荷:
アビスの呪いの過酷なことの一つに上昇負荷があります。降りるにはいいけどいざ上がって戻ろうとすると体に不調・異変をもたらすアレであります。
この上昇負荷という言葉になぞらえて、twitterの闇や深層から戻るとき、あるいは投資や為替などの値動き、映画などを見終わって現実に帰るときなどに自嘲的に用いられる用法も一部でみられるのは興味深いところです。

成れ果て:
成れ果てというのは動詞の連用形が転じて転成名詞になったものと思われますがこれと同じように末尾タ行で転成名詞になれそうなものと言えば「2本立て」「さや当て」くらいのものでしょうかなかなか文法的にも面白い言葉だと思います。
しかし気になるのはアビス6層にある「イルぶる」、通称”成れ果て村”では村独自の言語・文字が使われており、表層の街・オースの言語とは大きく異なる文法が適用されている…このくだりを見つけたときには胸が躍りましたよ。
アニメ版・劇場版でしか見ていないので先の展開はわからないのですが言語スキーにとってもその詳細設定や語彙・語法の組み立てに刮目せずにはいられない要素でありそうです。展開が楽しみですね。

白笛:
〇〇の剣や△△の宝物みたいなものではなくてホイッスルは知覚用具でもあり警報・注意引きのツールでもあり、ハーメルンの笛吹き男みたいに扇動・教導のシンボルでも成り立つ、そしてさらには赤笛、蒼笛、月笛、黒笛、白笛のように探窟家の階級章としての呼称シンボルと同時に証としての物理的なレガリアとしての実体…
笛はこうしてみるといろいろ喚起イメージが広がっていてマルチなところがとてもいいですね。
物語としてもいろいろな色彩や魂の織り成すタペストリーとしてますますその意味合いが深化していくところが見どころでもあり、この作品の魅力でもあります。

地臥せり:
先ほどの動詞連用形からさらにひねりを加えて古典文法の「完了・存続」を意味する助動詞の味付けが名詞化された稀有な例だと思います。
「り」「たり」を使った文としては「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とか「自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」ぐらいのものしか挙げられませんがどれも用言止めなのに対し、
どんなメカニズムなのかはよくわかりませんがとにかくこれは体言・名詞使いされている「地臥せりによって発見された」などまぎれもなく名詞ということ。
一説には山野で落ち武者狩りなどを行う武装した民衆の呼び名、野武士/野臥または「野臥せり」と同じ類推によって生み出された造語だという説もありますが面白い言語現象であります。

度し難い:
形容詞で目新しい語彙というのはとても新鮮です。
「救いようがない」「どうしようもない」「道理を言い聞かせても分からせることができない」などの意味で使われている言葉なんですがよくこんなマイナーな語彙を一般化してしまいましたね。
優れた創作物っていうのは、このようなつい使いたくなるようなフックのある語彙を召喚する、あるいは再発見するスキルに長けているものだと思います。まったく度し難いアニメですね。

黎明:
この言葉はすっかり市民権を得ている言葉ですよね。最近じゃエンタメ作品に引っ張りだこな漢字であります。フェチ心をくすぐる漢字っていうのでしょうか。
火の鳥にはじまり、鬼滅の刃、薄桜鬼、アイドルマスター、サモンナイト、バトルスピリッツブレイヴ、アカシッククロニクル、Fate/Grand Order、十二国記、彩雲国物語、魔法使い黎明期、黎明のアルカナ、、少女病、陰陽座、SIX LOUNGE、ジャニーズWEST、そしてメイドインアビス 深き魂の黎明 と。
(個々の詳しい作品/章名/エピソード名、曲名、パッケージ名等の説明はここでは割愛)
うわっ、日本人、「黎明」っていう言葉が好きすぎる…。つぶやき数も609ポイントでもちろんトップでした。

パパ棒:
この言葉のくわしい意味についてはプルシュカちゃんに聞いてください。

そす:
通称「成れ果ての姫」という異名を持つ新キャラのファプタですが現時点で私はアニメ情報でしか情報を得ていないのでこのキャラクターの人となりがよくわかりません。
とにかく語尾に「…そす」というのをつけるのが特徴的なしゃべり方らしいのですがちょっと脱力感があってかわいいキャラ語尾ですね。
検索語としてはノイズも拾っちゃうのではないかと躊躇もありましたがそれほど気になるレベルというほどでもなかったので結果オーライですそす。
結果は堂々3位の413ポイントのつぶやき数でありました。
うーん、「メイドインアビス 烈日の黄金郷」ますます楽しみそす。

-------------

…以上で長ーい解説は終わりなんですが今回は肝心のYahoo!リアルタイム検索アプリのスクショをどこにもってくるかあれこれ試行錯誤した結果、中盤と最後にどーんと置いておくほうがデータを見る余韻が読者さんに残ると思ったのでちょっと変則的な構成でお届けしたいと思います。どうぞご容赦ください。
…まあ肝心の調査項目を発表しないと始まらないんでまずはこちらからドーン↓


改めまして、今回の調査はYahoo!リアルタイム検索アプリを用いてメイドインアビス作品でちょっとフックのある言葉の端々を解説しつつ、
それぞれピックアップされたワードの一日でつぶやかれたツイート数の推移・結果を一覧してみようという好評のシリーズ企画であります。

まずこの調査データは2022年6月30日から2022年7月1日の24時間で計測したツイート数であります。
第2期の放送開始を7月6日に控え、twitter界も新作の話題でもちきりになるのは目に見えておりますので、公正なつぶやきボリュームをサンプリングするのにあえて"嵐の前の静けさ"である放送前の話題状況を調査することといたしました。
それに歩みを合わせるように、劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」のオンエアも地上波とBSで直前に相次いで放送されるので影響は必至です。
読者の皆様も、放送前の話題性と放送後の話題性を合わせて比較出来たらより興味深いデータが得られるかと思いますのでまずはご注目ください。

さんざん煽っておいてナンですが、この作品をまだ見たことがないという方は心に準備というものが必要になりますがぜひ見ておかれることをお勧めします。
ネタばれなしで初見できたという方がいらっしゃればまさに幸せというよりほかありません。
昨今の情報化の弊害なのか、知りたくなくてもうっかりネタバレを食ってしまうことが往々にしてありますのでできればまだ情報があふれていない今のうちにお時間があればご検討をどうぞ。
作画もシナリオも音楽も声優陣もすべてがハイクオリティ、こんな良作に巡り合えることは10年スパンで考えてもそうそうない作品であります。
まあ、始まる前からあれこれ御託を並べるのも無粋というものですので今記事はそろそろ締めに入らさせていただきます。

それでは今回の調査結果です↓

調査期間:2022年6月30日-2022年7月1日

1.スパラグモス           6
2.ギャングウェイ          3
3.上昇負荷            64
4.成れ果て            95
5.白笛             539
6.地臥せり            3
7.度し難い           271
8.黎明             609
9.パパ棒             22
10.そす             413

調査は以上でした!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォークマンとiPodの一騎打ち:つぶやき数比較

2022-06-30 | Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査

この前、ユニクロでパーカーを購入しました。
そのパーカーを着て先日電車に乗った時、いつものようにウォークマンを
聞こうとイヤホンを耳にしたものの何も聞こえませんでした。
電池が切れたのかとしばらくそのままにしてると、前に座ってる女子高生達が
どうも俺の顔を見て笑ってるような気がしました。
「まぁいつものこと」と思いながら、ふとイヤホンを外すと、
俺がイヤホンだと思ってたものはパーカーのヒモでした。
パーカーのヒモの先っぽの丸結びした部分をずっと耳に入れていたのでした。
その時は何もなかったようにイヤホンに付け替えましたが、
家に帰ったあと、そのパーカーを脱ぎ、しんしんと泣きました。
(初出2005年7月25日/2chのとあるスレッド/vqbmxnTV0さん)

人間の科学力はとうに神の力を超えた だから信仰は失われていくの 神の力じゃ1000曲以上の曲を持ち歩くなんてできないもの ああ、iPodが欲しいわ
(初出2012年3月25日/twitter/諏訪子botさん)

・・・
私の好きな2大DAP(ウォークマン・iPod)ネタのお気に入りコピペを貼ってみました。心が和みますね。
さてまずはこちらをご覧ください↓

ご好評にお応えして、「どっちが多いの?ウォークマンとiPodのつぶやき数」をYahoo!リアルタイム検索アプリでまたまた調査してみました。
今回は「7月1日のウォークマンの日」を記念してシンプルにライバル対決、
ちょっとシンプル過ぎるので少し話が盛れるようにGoogle検索結果の比較もトッピングします。

<Google検索結果>
「ウォークマン」約 6,520,000 件   652万件
「WALKMAN」約 15,900,000 件     1590万件
「iPod」約 491,000,000 件   4億9100万件

はい、検索のほうはさすがのiPod、貫禄の数字でウォークマン(カナ文字/アルファベット表記)ともに大差をつけて存在感を誇示しましたね。
これを踏まえまして国内Yahoo!リアルタイム検索アプリにおける、1日のツイート数はというと
結果↓

調査期間:2022年6月19日-6月20日

1.ウォークマン         542
2.iPod             585

という結果でした。

43ポイントの僅差で勝利したのはiPod! おめでとうございます!
それにしてもソニーも健闘しましたね。両者の話題性は国内ではほぼ拮抗しているといってもいいでしょう。
音楽を身近にしてくれて、ライフスタイルや文化にまで革命を起こした歴史的ガジェット。
ウォークマンが誕生して43年、初代ipodが誕生して21年、時の流れは早いものですがお互い良きライバルとして切磋琢磨してここまで音楽文化というものを盛り上げてくれたことにはもう感謝しかないです。

5月10日にAppleから「iPod Touch」の販売を終了するとの衝撃的な発表がありました。
サブスクやスマホの普及などマーケットも目まぐるしく変化する中で、携帯オーディオ市場は今後どうやって活路を見出すのか行く末が大変気になります。
今回の調査はそれから1か月後の6月ではあるのですが思ったより販売終了のニュースはもう一巡していて、すっかり日常のつぶやきが大勢を占めておりました。
好きなアーティストや夏曲のことだったり、ランダム再生させたら驚きの選曲が飛び出してきてみたり、間違ってプレーヤーごと洗濯してしまったなんて失敗談も…。
中でも気がついた特徴というのは、さすが歴史が長いのか、「懐古エピソード」が多く見られたということであります。
中学の時姉のお古のウォークマンをもらって背伸びしてイケてる音楽を聴いていただとか、押入れを整理していたら出てきたiPodの選曲が高1のあの頃を思い出す…みたいなのとか。
肉親・友達・恋人そしてあの場所この場所、かけがえのないあの一時…それらをつなぐ思い出の結晶体としてまさにDAPが存在しているのです。
若い子はウォークマンなんて知らないなどと言われていますが「あの頃のライフスタイル」を知らないだけで、現代においてもやっぱり偉大なる音楽文化は認知・継承されている風な感じを受けましたよ。

とにかく、iPodやウォークマンに関して、みなさん思い思いの言葉がありましたし、熱量も感じました。
若い時は感性が豊かなのですから、もっともっといろんな音楽を聴いて審美眼を養って、さらにコミュニケーションツールとして共有できるすばらしい財産を育てていってほしいと思います。
それに音楽は「ながら作業」しながらでも聴けますからね。多忙な今の時代にぴったりだと思います。

今回の調査は以上でした。

これを機に新たに「Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査」というカテゴリを設定して過去記事、今回の記事等集約して独立カテゴリとして育てていこうと思います。
今後も、気になる言葉や話題がありましたら随時とりあげてみたいのでこのカテゴリの新規記事にご注目ください。
お付き合いありがとうございました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Yahoo!リアルタイム検索アプリを使ってまたまた調査!

2022-06-18 | Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査

…いや、twitter自体はやっていないんですけれどね。

気になるモヤワードのつぶやき数を比較してみました - P突堤2

にすっかり味を占めて、最近でもちょこちょこいろんな言葉を調べています。
複数のワードを登録、つぶやき数をよーいドンで経時変化を見るというものでありますが
これが意外と量れないボリューム感を比較できて新鮮なのです。
今回選びだしたワードはこれです↓

今回のは思い付きなので急ごしらえでワードのチョイスもムラがあって統一性も乏しいのですが
それはそれ、言葉への投資の気分でつぶやき数の推移を楽しんでいます。
もし好評なら次回はウォークマンとipodの一騎打ち:つぶやき数比較なんかもやってみたいと思いますのでご期待ください。
今回の調査はその露払い記事だと思って軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

リサーチ結果はこちら↓

調査期間:2022年6月17日-6月18日

1.iDeCo            462
2.OBS             999+
3.アービトラージ         24
4.フリップ芸           30
5.普請              29
6.片務的             1
7.ググラビリティ         2
8.マニ車             22
9.言語学            369
10.検索避け           740


iDeCoは貯蓄から投資への動きが加速する中で注目されている資産運用型の個人向け年金です。
ここ数年話題にもなっていますしインフルエンサーのひろゆき氏もたびたび取り上げていることで認知も高まっているトピックですね。
堂々の462ポイント獲得、納得の話題性です。

OBS(Open Broadcaster Softwareの略)とは、PCでライブ配信する際に使用するソフトです。
まさかのぶっちぎり999+ポイントでもちろんトップ。Youtuberの裾野はこんなにも広いのかライブ配信界隈がこんなにも盛り上がっているのには驚きました。

アービトラージ(裁定取引)の意味は、同じ価値を持つ商品の価格差を利用して、利鞘を稼ぐ取引のことをいいます。 
思ったよりつぶやき数が伸びませんでしたが投資専門用語というよりも比喩として一般化して
商圏や統御のゆがみに付け入って不当利益を得る風な構図に抽象的に使われる機会がもっと増えればいいなーという期待を込めて採り上げました。

フリップ芸はもうすっかり確立された芸のスタイルでありますが、議会や国会などでテレビ受けを狙ってやたらとフリップを使いたがる芸風の政治家を揶揄してこう呼ぶ用法もあります。
実はペンタクラスタキーボードではライブタイピング文字配信みたいな展開ができればいいなぁと密かに考えていたので前出のOBSやこのフリップ芸などのチョイスも全くこのブログに脈絡がないわけではないのです。

普請(ふしん)はこれもまた歴史を紐解く文脈だけでなく最近はソシャゲ・スマホゲームなどでのカジュアルな使用例もちらちら見るようになってきました。
手前味噌ですが「ご普請プレイリスト」みたいに全くのモダンな分野にも転用的に使えるようなポテンシャルを持った言葉だと思いますので今後ももっと推していきたいです。

片務的は最近やかましい政治トピックの用語で敬遠しがちなのではありますが「相互主義」に相対する言葉として今後この言葉のプレゼンスが増してくる気配を感じます。
我々は当然の前提として等価交換・相互主義が通じるものだと思ってきましたが実際の世界では一方的に片務的に非対称的にアンマッチ的に事が進む、「無理が通れば道理が引っ込む」事が常態になってきていることのほうが多いのではないでしょうか。
最近では「ロジハラ」という言葉もありますし、「何を言ったかではなく誰が言ったか」みたいな世情もあり、論理の力が軽んじられる昨今の風潮にはとても憂いています。

ググラビリティは最近曲目列挙記事を連発したせいでG様にスパムとみなされて急激にググラビリティが低下するというわが身にしみる頭の痛い言葉であります。
要するにグーグル検索のされやすさのことです。でもG様の検索結果は大手優遇・権威優遇になってしまい弱小ブログ民には肩身の狭いスフィアとなってしまいました。
それでも意外性を探す旅に出るためにこの言葉を検索します。

マニ車(まにぐるま)はチベット仏教のユニークな仏具で
でんでん太鼓みたいな筒状の持ち手にありがたいお経(マントラ)が刻まれており回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるというものであります。
この「自動的に功徳が積める」というのが楽チンでずるい気もしなくはないのですがそんなメカニカルな機構と信仰が融合しているのには近未来的なガジェットにすら感じてしまいます。
余談ですが「天駆せよ法勝寺」という仏教とSFが融合した小説にも出てくる宇宙ロケットと化した巨大な仏塔「法勝寺九重塔」の推進力も「交響摩尼車群の高速読経による佛理学エンジン」との設定でとてもぶっ飛んだ"マニ車SF"となっておりますので興味のある方はチェックしてみてください。

そして言語学ももちろん調査対象であります。これは言葉の動向を探る当ブログでは外せない分野でもありますしこの言葉をベンチマークとして定例メンバーとすることによって
前回の調査からの引き続きの変化を探れるので複数回の調査でもあえて外さずに残しておくものであります。
「ゆる言語学ラジオ」のヒットにより年々世間の関心も高まっているためか今回も高水準のつぶやき数がみられていて私もとてもうれしいです。

さいごの検索避けは急遽リスト入りさせた言葉なのですが当ブログでもたまに言及している「ブログ界のエコシステム」「コンテンツとユーザーを結ぶ導線」について考察していくうちに
検索避けという独特の文化が一定数存在する、また望ましくないユーザーからの流入接触をいかに軽減するかというのがその界隈の人たちにとっては切実な問題なのであるということを知ってハッとしたものであります。
自分自身まだ理解が浅いと感じておりますし今後定点観測的に情報を集めてユーザー動向に注視していきたいと思っております。


…さて、今回はこれら10個のワードについて調査しましたが、いかがでしたか?
YouTuberやTikTokのような動画文化圏のほうからの属人的ワード・強い言葉というのは避けて
テキスト文化圏、ビブリオ文化圏の親和性が強そうな言葉を意識して選んでみました。(まあ動画関連の言葉もありますけれど)
最近のネット流行語大賞なんかのノミネートされる言葉は泡沫的な言葉や時事問題的な言葉も多くて、それはそれでいいのですが、
もっと言説の論理構造や言い回しの素材として包括的に展開できる言葉、個別具体的な言葉よりも喚起力の強い"ひらけたワード"というのを自分なりに判断・収集していければいいなと思います。

今後もことばスフィアの玉石混交の中からアンテナを張り巡らして、

そして言葉自体の俯瞰をこころみる「メタことば」の視座への意識を常に持ち続けながら
インターネットの言葉の海へDIVEしていく所存であります。

今回は以上です。ありがとうございました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気になるモヤワードのつぶやき数を比較してみました

2022-01-01 | Yahoo!リアルタイム検索アプリで調査

2022年明けましておめでとうございます。
まずはこの画像をご覧ください。

Yahoo!リアルタイム検索というアプリがすごく便利で使っているんですけれど通勤時とか寝る前とかにちょこちょこ見ています。
PC版Yahoo!のトップページにもありますけれどあれのアプリ版です。
今話題になっているワードに加えて気になるワードを登録することもできて瞬時に言及ツイートが一覧でずらずら流れてくるさまは圧巻です。

私は定点観測としてU-NEXTだとか誤変換だとかを調べているのですが瞬間最大風速が伸びると自動的にプッシュ通知してくれる設定もできます。
時間をおいて見ると言及ボリュームはたとえばウォークマンとiPodではどちらが多いのかどうかを比較することもできますので
人気や話題の度合いを定量的に探ることができて新しい発見があったりもしますので皆さんにもおすすめです。
twitterのアカウントがなくても大丈夫!!…っていうか定番のアプリですのでこのブログの読者さんであればもうご存知ですよね。

今回はこの便利な機能を活用して一種のリサーチをおこなってみました。
ことばをテーマにするこのブログ、アンテナはいつも張り巡らせておきたいところです。
単にバズワードというのではなくて、なんとなく汎用性のありそうな、それでいてフックのある言葉を独自にピックアップして
IT系・マネー系・人事ビジネス系・文化娯楽系・トレンド系・アカデミック系・社会学系などさまざまな角度から10個のワードを登録して
カウントゼロからよーいドンで24時間寝かせてみて増加ツイート数の数値をくらべてみました。
結果は以下の画像です↓

調査期間:2021年12月7日-12月8日

1.クリシェ           52
2.モメンタム          58
3.粒度             71
4.Z世代            772
5.バッファ           490
6.エンゲージメント       178
7.邂逅             868
8.言語学            288
9.ブルーオーシャン       137
10.呪詛            530

 

…いかがでしょうか?
意外なキーワードが1位になりましたね。
「邂逅」とは思いがけず巡りあう事、偶然の出会いなどを意味する単語。とありますがなんか厨ニ心をくすぐられるカッコいい言葉ですよね。
艦これをはじめとするゲーム、その他スマホゲームやTRPGなどでのキャラクターとの遭遇やシナリオ名などで近年頻用されているようです。
小洒落た文芸作品などでしか見ないような古風な表現かと思っていたのがいつの間にかデジタル娯楽分野で市民権を得ていたのですね。
ユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に入った「Z世代」をおさえての1位ですからこれは価値があります。

その他のワードの意味・用法につきましては各自お調べください。
個人的には「粒度」がもう少し伸びてほしかったなー。
「呪詛」ってこんなに強いのか。でもこの言葉、確実にプレゼンスを増している空気を感じますね。
「クリシェ」はもともと音楽用語でしたけれども「ありきたりな決まり文句」として評論一般に使用場面が広がってすっかり定着しています。
「バッファ」にしても「粒度」にしてももともとIT用語/エンジニアリング用語だという例を考えると
専門的な用語が異分野適用や一般化適用を通してカジュアルに使われていく傾向というのがあるようです。

新しい言葉というのは、適度なモヤつきのあった方がポテンシャルがあって浸透しやすいのかもしれませんね。
意外な可能性を秘めた「モヤワード」。
これからも要注目、このブログでもつぶさにウォッチしていこうかと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする