2023年・第77回「読書週間」(10月27日~11月9日)が始まりましたね。
やっぱり秋の夜長は読書の秋!と言いたいところですが
私の読書傾向は恥ずかしながら小説・物語の類いをあまり読まないんですよ。
子供の頃から図鑑だとかブルーバックス文庫だとか集英社の情報・知識imidas(イミダス)とかがどちらかというと好みで全体的に雑学っぽいのが好きでしたね。
もし僕がZ世代に生まれていれば今頃少年期はwikipediaばっかり見ていたんじゃないでしょうか。
ネット環境がなじんだ以後も何かの解説本だとか漢字や日本語に関するウンチク本なんかをもっぱら読むのですがそればかりでは何か情動に欠けるというか
心象風景を耕すことも時には必要なんじゃないかなぁなんて、この年になるとふと我に返ります。
はっ!でも考えてみればウチの家庭では寝る前に読み聞かせをする習慣なんてなかった!
なんでも幼少期の頃に読み聞かせ原体験を通過していると大人になってからも物語に親しむという土壌が育まれるといいますし。
ちょっと、うらやましくなります。隣の芝生は青い、みたいな。
でもまあいいか。兄弟姉妹は多かったからまったく違う分野から吸収できたことも多かったし、
商売の関係上ゴシップ週刊誌とかビッグトゥモローとか鎌田敏夫の『新・里見八犬伝』なんてムフフな知識もひっそりと摂取できたのでそれはそれで良かったのかなーと思うことにします。
ノンフィクションと違って小説・物語のいいところは構成力の醍醐味が味わえるという事じゃないでしょうか。
解説本の構成は論旨や前提の展開の順序、重要なところは掘り下げて、っていう編集上の制約を受けるものでありますが
物語はディティールに緩急をつけることもできますしさして重要でなかったと思えたこともあえて掘り下げず伏線回収につなげるという展開的配置的自由度もあります。
あとは司馬遼太郎の時代小説などで登場人物による地の文での語りではなくて、作者視点、第三者視点による語りが適度に挿入されていて
時代背景や社会制度の描写が読者目線で理解しやすいように構成されていてえらく感心した覚えがあります。
語り手を自然な形でポジションチェンジしていく事も、読者-著者間の意思伝達のキャッチボールですから応酬として成り立てばどんな語り口でも良いのです。
展開を裏切れることもできる分、ストーリーのある小説はある意味読者との駆け引きに似た感覚に通じるものがあると思います。
やはり物語からでしか摂取できない栄養素というものが確かに存在するのでしょうね。
余談ですが読み聞かせと言えば「Amazon Audible」や「audiobook.jp」のように "音声で聴く本"のニーズが高まっています。
しばらく離れていたストーリーものの書籍もながら作業で聴くことができればスキマ時間を効率よく活用できるというものです。
むしろこういった小説・物語のように「音声の語り手」を通じて交わされるいとなみの方がオーディオブックの神髄を見せつけられると言った方が正しいのかもしれません。
すべての物語の原形はテキストではなく口承による伝承であったという事からもわかるように
やはり物語というものは音声に回帰するのが自然な帰結とも言えます。
さて話は変わって最近私はスマホいじりのルーティンに危機感を感じて電車の中では本を読むようになりました。
当記事執筆時ちょうど読み終わった本が
【ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IV シンデレラはどこに】 松岡圭祐
です。
今回のテーマ、「物語の類型」にちなんでいろいろウンチク・含蓄の多そうな本書を選んで
柄にもありませんがちょっとミーハーなチョイスでカジュアルに読めそうなの無いかなーということで格好の題材を見つけました。
軸になるストーリーは「多くの人が目にするであろう童話・シンデレラの原典を探れ」。
学術的には「シンデレラ譚」とも呼ばれるシンデレラの伝承は世界各地に広がっており(東洋のものもある!)
物語の構造がどれも、
1)継母のいじめによるヒロインの試練
2)援助者の出現(鳥、魚、妖精、かぼちゃの馬車)
3)舞踏会、宴会といった非日常的な舞台
4)花嫁テスト
5)結婚によるハッピーエンド
のプロセスを経ており、無数のバリエーションがあります。
主人公は謎の脅迫者から「シンデレラ」の原典を1週間以内に探せとのメールを送り付けられ、でなければ身近な人物に累が及ぶぞ…と切羽詰まった状況に陥ります。
実際に災難が襲ってきて息つく暇もなく展開し、それと同時進行で
女子中高生を中心に急激にファンを増やした新人作家RENの快進撃。次々とベストセラーを生み出し話題の渦中にあるがこれに絡んで
複数の作家からのパクリ疑惑が持ち上がり、本業よりもそこで推理の才能を買われて相談を持ち掛けられる売れないラノベ作家・杉浦李奈が
東奔西走、獅子奮迅、対立陣営との対峙を繰り広げるビブリオ・ミステリー。
肝心のシンデレラ伝承の究明アプローチとしてたどり着いた手法は「コンピューターによるテキストマイニング解析」を用いて世界各所のテキストのデータを落とし込む事。
…なんていう現代的な題材も採り入れて緊張感のあるストーリーとなっていて読後感もさわやかでおすすめですよ。
と、いうわけで、世界中の神話や物語にプロットの原形となる類型が脈々と受け継がれている…これってロマンがありますよね。
今回のYahooリアルタイム検索アプリの調査は、そんな世界に点在する代表的な説話類型のタイプについて定点観測でつぶやき数をカウントしてみたものです。
とりあえず有名どころや文化的に定番なもの、エンターテイメントからも紐解いてみると典型的な説話類型の影響を受けているのがわかると思います。
調査項目は、こちらです↓
全部で10項目、いわゆる神話学や民俗学などの学術的見地からに加えて「デウス・エクス・マキナ」(機械仕掛けの神という意味の演劇・文芸用語)なども視野に入れてリスト入りさせました。
後述の【物語類型とその作品の例】なども併せてそれらの驚くべきバリエーションの数々を再発見してみてくださるとうれしいです。
気になる調査結果はこちら↓
調査期間:2023年10月14日-10月28日(15日間)
1.貴種流離譚 79
2.見るなのタブー 8
3.変身譚 12
4.異類婚姻譚 213
5.行きて帰りし物語 18
6.来訪神 107
7.末子成功譚 3
8.呪的逃走 1
9.デウス・エクス・マキナ 794
10.動物報恩譚 1
【物語類型とその作品の例】
貴種流離譚:アーサー王伝説、王様戦隊キングオージャー、ドラゴンクエスト
見るなのタブー:パンドラの箱、千と千尋の神隠し
変身譚:山月記、カフカ「変身」
異類婚姻譚:豊玉姫とホオリノミコト(海彦山彦神話)、美女と野獣
行きて帰りし物語:浦島太郎、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ホビットの冒険
来訪神:ナマハゲ、サンタクロース、フーテンの寅さん
末子成功譚:三匹のこぶた、なら梨とり
呪的逃走:古事記のイザナギ、アイヌ伝承「パナンペとペナンペ」
デウス・エクス・マキナ:ちいかわの島二郎、水戸黄門
動物報恩譚:鶴の恩返し、ぶんぶく茶釜
(詳しい解説は割愛します)
特筆すべきは「貴種流離譚」。民俗学者の折口信夫によって見出された用語です。
現代でも時流の流れで台頭してきた「異世界モノ」や「悪役令嬢モノ」は貴種流離譚のテンプレを内包しているといわれており
異世界という事は異環境でもあり、元の世界や出自の源流にいたときの立場や能力が失われる局面を作り出すのにもってこいの設定です。
面白いことにカクヨムやアルファポリスなどでも作品検索に「貴種流離譚」などのタグが親切にも備わっておりこんなにも一般化している概念なのかと驚かされました。
また、冒頭の画像の片方のジョセフ・キャンベル(神話学の研究者)氏も、著書・「千の顔をもつ英雄」のなかで「ヒーローズ・ジャーニー」と呼ばれる世界の英雄伝説の共通概念を見出し
大いに感動したジョージ・ルーカスが1977年の映画スター・ウォーズの脚本・設定(3部作)にもまるまるそっくり適用して大ヒットを飛ばしたとの逸話もあります。
いやー、神話の力にはわれわれの心をつかんで離さない何か強烈な誘因力というのがあるのですね。
国家や社会や個人レベルの隅々にまで刷り込みが行き渡っている生得的な文化資源なのだなあとつくづく思います。
話は変わって、AIチャットで質問してみたのですけれど以下の回答が得られました。
「富豪が身分を隠して少ない所持金から再スタートして商才を発揮して這い上がっていくリアリティショー」には、いくつかの番組がありますが、おそらくあなたが探しているのは「Undercover Billionaire」でしょう。
この番組は、実在する富豪であるグレン・スターンズ氏が、自分の既存の資産やコネクションを使わずに、エリー市で100万ドルのビジネスを立ち上げることを目指すリアリティショーです。
グレン氏は、自分の名前やコネクションを使わずに、たった100ドルだけ持ってエリー市に向かいます。
そこで、彼はビジネスアイデアを考え、チームを結成し、90日以内に100万ドルのビジネスを立ち上げることを目指します。
これです、これ!
最初は日雇い労働者から始めて、小さな商売で転売したり節約に苦労したりして3ヶ月で億万長者になる…!
こんなセクセスストーリーも縁故主義や学歴偏重の不合理からくる反発を少なからず掬い取っているからなのでしょうか?
知恵ひとつで境遇を変えられるという公平さが現代の社会に失われつつあるのではないか?
それを確かめたいがために無一文とコネクションの断絶という"異世界"に放り込まれていやおうなしに奮闘する姿が見たい。
人々は新たに作り出された「現代の神話」に身をゆだねてみたくなる心の在り方ってものがいつの時代にもあるものなのですね。
これも間違いなく、「貴種流離譚の一種」だと思います。
興味の沸いた方はディスカバリーチャンネルの 「UNDERCOVER BILLIONAIRE」 で検索してみてください。
さて今回はいかがでしたか?
「歌は世につれ世は歌につれ」
「リアルタイムアプリも世の世相を映す鏡」
「今回は神話や物語の類型に迫ってみました」
「それでは歌っていただきましょう!」
・・・と昭和の歌番組の口上がなぜか聞こえてきました。
「ざーんこぉーくな天使のテーゼ♪」
「しょーぉーねーんよ神話になーれ♬」
ということで突如歌をぶっこんで「デウス・エクス・マキナ」でこの記事を締めたいと思います。
(特に落ちはナシ)
ハイハイちょいとそこいく奥さんっ!耳寄りな話がありますぜ~。
この間「ワークマン女子」っていうお店に行ったんですけどなかなかのめっけもんだったんですよ。
一昔前はいかついオッサン向けのワークウェアや現場作業・工場作業向けグッズの専門店だったと認知されていたワークマンなんですが
お手頃価格で機能性もいいということでファッション的に注目されているばかりではなく
近年は女性人気も高まってきており晴れて「ワークマン女子」として独立展開中なんですよ。
本体の「ワークマン」もついに国内1000店舗達成ということで積極出店を続けており、
国内店舗数ではアパレル最大手「ユニクロ」を上回っています…とのこと。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことですね。
看板の「女子」とはいってもメンズアイテムも豊富にあってなんか良さげな感じなのでこれからいろいろお世話になりそうです。
今回は着脱しやすい室内用のシューズを購入しましたよ。
かつてはメンズ御用達だと思われた大手チェーン店も時代の空気を敏感に感じ取って潜在的な女性顧客を掘り起こすべく
女性ユーザーへのリーチを抜かりなく展開する、目端の利く経営努力をなさっているのですね。
と、いうわけで今回は消費経済をけん引していってくれる目が離せない存在、「F1層」にフォーカスをあててみようかと思います。
「F1層」とは広告業界やマーケティング業界で使用される用語で、ターゲットの区分を表します。
具体的にはF1層は20〜34歳の女性を指します。
昔コンビニのバイトしていた時に、なんか会計時にお客さんの年齢性別ボタンを押していたなーっていう記憶があったのですがそれみたいな顧客情報の一種ですね。
(今ではポイントカードの普及などで廃止する方向に向かっているらしいです)
勘違いか正解かどうかはわからないけれど、「F1層」の消費動向を調査する軸としては、やはり食に関するところからのアプローチで攻めていくという結論に至りました。
ファッションだとかエンタメ・観劇とかはよくわからないですし男子にもシェアできる領分なら興味も沸くってもんです。
柄にもない列挙が続きますがみなさん生活・世間の話題の延長だと思ってどうぞお付き合いください。
なんかおまえ自身の実生活の色どりはどんなんだ?と試されているような気がしますがブログネタにかこつけて普段できないことをするのも一興だと思いますのでそこは気にせずに…All RIght!!
それでは今回の調査ワードはこちらです。
題して「F1層に刺さるグルメ」。まずは調査店舗一覧をご覧ください。
毎度おなじみのYahooリアルタイム検索アプリを駆使してのリサーチです。
こんな感じです。
女子会やデートなどで使われそうな話題のお店が並びますね。
twitterでの検索にある程度のボリュームで引っかかるように知名度の高いチェーン店を中心に構成しています。
ピンポイントでは最近のアフタヌーンティーブームの熱が高まっているのを受けて日本橋人形町の本格英国式ティールームである
「タイニートリア」
というお店がここへきてぐっと気になってきましたのでチェーン店ではない独立店舗ではあるものの特別にリスト入りさせ採り上げてみることにしました。
それとランチ外食ばかりでなくお持ち帰り・イートインや惣菜の店舗も押さえておきたいということでこちらも手広く揃えてみました。
みなさんも普段は行かないけれど機会があればわざわざ用事を作ってでも味わいたくなる、日常の中の「特別感」が感じられるチョイスだと思います。
気になる調査結果はこちら↓
調査期間:2023年9月28日-9月30日(3日間)
1.資生堂パーラー 83
2.つるとんたん 261
3.フレッシュネスバーガー 271
4.カプリチョーザ 125
5.ポムの樹 158
6.大戸屋 462
7.タイニートリア 8
8.星乃珈琲店 140
9.スープストック 172
10.RF1 44
【各キーワードの解説】
資生堂パーラー:伝統のミートクロケットや美しいオムライスのほか秋の味覚を堪能するデザートや無花果や栗、シャインマスカットのパフェなど限定メニューも登場
つるとんたん:大きな器で”おうどん”を提供するチェーン店。「明太餡かけ玉子とじのおうどん」や「カルボナーラのおうどん」など創作うどんの豊富さも特徴の一つ
フレッシュネスバーガー:ハンバーガーチェーン「総合満足度」のスコアも高評価。オーガニック意識が高く、メインのほかにも紅茶やコーヒーも有機栽培のものを使用
カプリチョーザ:「カプリチョーザ」とは、イタリア語で“気まぐれ”という意味。大皿を取り分けるパスタが名物でピッツァやライスコロッケなどもあり温かな食卓です
ポムの樹:創作オムライスの専門店。ふわっとろの食感と種類の豊富さ。深刻なタマゴ不足でLサイズの提供を休止していたが最近復活している!よかったね
大戸屋:お店は2Fや地下にあることが多く、ガラス張りの路面店みたいに外から見えない。女性がひとりで気にせず食べられる配慮がうれしい和定食のお店
タイニートリア:本場英国の紅茶が楽しめるほかスコーンや焼き菓子の提供はもちろん英国グッズやヴィンテージ食器を買うことができます
星乃珈琲店:フワフワの釜焼きスフレパンケーキとハンドドリップでじっくり丁寧に淹れるコーヒー。運営会社はあのドトールコーヒーの系列で新事業形態だそうです
スープストック:首都圏を中心に展開する「食べるスープの専門店」。イートインコーナーのほか一部店舗や通販では冷凍スープもありギフトや取り置きにも活躍
RF1:デパ地下や駅ナカに構える人気お惣菜店RF1は食卓彩るごちそうサラダだけでなく肉・揚げ物のお惣菜も充実。わが家がレストランに早変わり
…やっぱり、食欲の秋ですなぁ。眺めているだけでも食欲だけでなくキラキラ感も満たされてしまいそうなリストでありますが
なんのかんの気取ったりせずに焼肉が食べたいなぁ。シンプルに肉、肉、あと久しく味わっていない生のユッケがとても恋しい気分です。
一人焼肉ってあるでしょ、あれ、人生で2回くらいしかしてないんですよね。
どうしても合法ユッケが食べたいから近郊で食べられそうなところ、探してみようかな。
というわけで最後におまけ情報なんですが2023年夏アニメで百姓貴族っていうのを毎週楽しみに見ていたっていうのがあって
銀の匙は観ていないんですけれど荒川弘センセイは実家が酪農農家ということでユーモラス&過酷な農家の日常が大変面白くて
じゃあなんで突然この記事にそんな話題をぶっ込むのかというと
なんか農業高校とか農業大学の学園祭というのが毎年面白い!という評判をよく目にしていたので今回のグルメ記事にちなんで
東京農業大学世田谷キャンパス収穫祭(東京農大さんの学祭)が
2023年11月3日(金)~5日(日)に行われるらしいですよ!
っていうミニ情報をはさんで締めにしたいと思います。
なんか野菜の加工品やハチミツばかりだけでなく農大ブランドの味噌・しょうゆや日本酒なんかもあるらしいですよ。
詳しくはみなさんご自身で検索してみてください。
話がいろいろ飛んでしまいましたがキラキラ系グルメにアンテナ立てている人ならこういった外野の話題もきっと拾ってくれそうな親和性の高いトピックだと思いますので
この秋のグルメ活動の一助にぜひお役立てください。
読者の方も私F1層じゃないよってのは置いておいて老若男女問わずなんとかついていってくれるとうれしいです。
また面白そうなテーマがあったらYahooリアルタイム検索アプリでリストアップしていこうと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。
今回は以上です。
北海道の「雪の妖精」、野鳥・シマエナガの人気がここ数年うなぎ上りとなっていますね。
人気漫画「ゴールデンカムイ」でも主人公・杉元佐一とシマエナガのウパシちゃんとの交流シーンが描かれ話題になりました。
やっぱりアニメや漫画などのサブカルチャーで広く認知されるのかなぁ、とも思ったのですが
・「世界の果てまでイッテQ!」宮川探検隊 in 北海道(2022年2月20日放送)でシマエナガが現地ロケされる
・ラブライブ!スーパースター!!の桜小路きな子ちゃん(Liella!リエラメンバー)のマスコットキャラクターとして登場
・それよりもっと数年前からtwitterで「ぼく、シマエナガ」っていうアカウントがバズって一気に広まった
など複数方面からの相乗効果で爆発的人気が高まっていったみたいですね。
アニメといえば動物を題材にしたアニメって結構たくさんあるのですが名作も多いですよね。
今回の企画にあやかって、ここで独断と偏見でチョイスした
特に印象に残った4作品を一言コメントを添えて視聴時系列順に並べていきたいかと思います。
【個人的評価の高い動物アニメ4選】
・あにゃまる探偵 キルミンずぅ▶キッズ探偵団が動物に変身できるアイテム「キルミン」を手に入れてほのぼの・ドタバタ難事件を解決!
・けものフレンズ▶アニマルガールの暮らすジャパリパークの「さばんなちほー」で出会ったサーバルちゃんとかばんちゃんのロードムービー。
・オッドタクシー▶個人タクシー運転手・小戸川とその周辺人物が繰り広げる緻密なサスペンス。登場人物が全員動物。
・BEASTARS▶ハイイロオオカミの主人公・レゴシ。肉食獣と草食獣が共存する世界で本能と理性の間で揺れ動く葛藤と青春を描く。
さてこの中であまり知名度のない「キルミンずぅ」なんですが
人間形態→着ぐるみ形態→動物形態の三段階のメタモルフォーゼの設定やそれぞれの動物の生態や特性のきめ細やかな描写、
実況民にも大人気のシュールかつカオスのドタバタ風味が小気味良いのでありますが何といっても
敵役として立ちはだかる人間と動物の2つの姿を持つアニマリアンって種族の子:羽鳥カノンちゃん
のキャラクターがとても魅力的で、振り回したり/されたり、恋のさや当てあり、ツンデレなのにどこか抜けているところがある
などとっても見どころの多いアニメなんですよ。
当ブログの過去記事でも端々にちょっと採り上げていたりもします。
あにゃまる探偵キルミンずぅはバンダイチャンネルでみれますのでご興味のある方はチェックしてみてください。
(写真はダイソーで販売中のLittle Bird ことりクリップです)
というわけで最近のtwitterで話題となっているトレンドアニマル…陸海空そろい踏みでいろいろと収集してみました。
毎度おなじみのYahooリアルタイム検索アプリの機能を駆使しての調査となります。
調査項目はコチラ↓(諸事情で半端な計測期間になっております)
調査期間:2023年5月12日-5月14日(2.5日間)
1.チンチラ
2.メンダコ
3.シマエナガ
4.マヌルネコ
5.ウミウシ
6.ミニブタ
7.ユキヒョウ
8.チベットスナギツネ
9.エゾモモンガ
10.イイズナ
調査結果はこちらです↓
1.チンチラ 869
2.メンダコ 783
3.シマエナガ 950
4.マヌルネコ 234
5.ウミウシ 316
6.ミニブタ 56
7.ユキヒョウ 215
8.チベットスナギツネ 103
9.エゾモモンガ 21
10.イイズナ 6
以下に各動物のひとこと解説を列記していきます。
チンチラ:野生のチンチラは南アメリカのアンデス山脈に生息しています。ウサギのようなネズミのようなもふもふフワフワのげっ歯類。高温多湿が苦手。
メンダコ:タコはタコでもジュディ・オングの魅せられてみたいなドルマンスリーブさながらにつながった八本足と頭にちょこんと生えているひれがキュート。
シマエナガ:北海道では身近な野鳥だがまるで豆大福のようなフォルムともふもふの白い羽毛が愛らしい。つぶやき数調査でも堂々の首位。
マヌルネコ:世界最古の猫で絶滅の恐れがある希少動物。丸いボディに短い脚、そしてワイルドな風体と目力のイケメンっぷりがすごい。
ウミウシ:鮮やかな体色や奇抜な造形で神秘的な海の生物。フォト映えするのでネットで大人気。貝の仲間であるがその多様性は計り知れない。
ミニブタ:愛玩用として人気のペットだが、家畜衛生保健所への年1回の報告義務があるほか家畜伝染病や家庭での生肉の扱いにはデリケートに。
ユキヒョウ:ヒマラヤ山脈やアルタイ山脈などの山岳地帯に生息するネコ科の動物。長い尻尾で抜群の運動能力と耐寒地仕様の迷彩体毛をもつ。
チベットスナギツネ:2006年にイギリスのBBCが撮影成功、その後日本でも紹介され一躍有名に。FXで有り金すべて溶かした時みたいな顔してるわ。
エゾモモンガ:樹上で滑空する姿が華麗なリスの仲間。アイヌ語では「アツ・カムイ」:アツ=「群棲」・カムイ=「神」すなわち「群棲する神」の意味。
イイズナ:哺乳類で世界最小の肉食獣でイタチの一種。気性が荒くて自分より大きな獲物を狙って逆に捕食されることも。こんなにかわいいのに。
いかがでしたか?
国宝・鳥獣戯画にみられるように古来から日本人って動物モチーフ大好きですよね。
おぱんちゅうさぎ・ちいかわ・すみっコぐらしにPUI PUI モルカー 等々…
今回注目した動物たちも(すでに)というかそのうちにキャラクター化されていくのは避けられない…それは歴史が証明している事なのかもしれません。
記事冒頭の画像はHuman description(ヒトの説明文)のテキストです。
フィラデルフィア動物園の展示写真の文面を文字に起こして再画像化しました。
日本語訳は正確かどうかはわかりませんが、だいたいこんな感じですかね、これは
(あなたはまさに人間です。
人間は霊長類の中で最も複雑な行動をします。 私たちは、生態系全体や他の種を保存または破壊する可能性がある唯一の動物です。 何ができるでしょうか?)
21世紀の喧噪の世の中も人間と動物が仲良く暮らせる世界になってほしいな…
「トレンドアニマルけものみち」
今回はこのへんで。
マルチクッカー:1台で何役もこなせる調理家電
ナイキ・ゴーフライイーズ:手を使わなくても着脱できる夢のようなシューズ
お薬手帳カバー:おくすり手帳、保険証、診察券、領収書などをまとめて整理できる
ぴよログ:夫婦で共有できる育児記録アプリ
倍速視聴:すっかり定着…動画配信サービスの新消費スタイル
マジックティント:染めて目力!驚きのすっぴん美ロングまつげへ
ミールキット:カット済み食材と調味料がワンパックに集約
(以前の「セブンミール」ではミールキットを販売していましたが、2022年9月のリニューアル後は取り扱いがなくなりました。)
時短 洗車:洗車場やカー用品店などで各人の「洗車ベストプラン」が日夜練られている
自動文字起こし:学生・ビジネスマン・動画製作者の救世主!音声をテキストに変換
めんつゆ:言わずと知れた万能調味料。これ一本で味が決まる
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SNSって便利ですね~♪
手に入れるだけで日常の風景を激変させる、トレンドアイテムの数々…。
人間の"便利"に対する欲求というのはとどまるところを知りません。
狩猟時代に替わって人類の追い求める最高の獲得物(エモノ)は「効率」という名の果実かもしれません。
「あたしってこんなに得しちゃったの♡」
「俺はこんなに合理的だぜ!」
「浮いた時間でもいっちょネットショッピングの海へDIVEするのじゃ」
SNSの画面やテキストの向こうで微笑む猛者たちの表情は、どれも誇らしげです。
というわけで
今回の調査は「時短・マルチの便利アイテム」です。
おなじみの「Yahoo!リアルタイム検索アプリ」でも関心の高さが窺える結果となりました。
いやあ、このアプリにはすっかり助けられていますよ。便利そしてマルチに検索、検索♪
それでは早速いってみましょう
調査項目はコチラ↓
調査期間:2023年5月17日-5月22日(5日間)
1.マルチクッカー
2.ゴーフライイーズ
3.お薬手帳カバー
4.ぴよログ
5.倍速視聴
6.マジックティント
7.ミールキット
8.時短 洗車
9.自動文字起こし
10.めんつゆ
チョイとそこ行くせっかちな現代人、早く集計結果が見たいのをこらえて
ここで「元祖・時短テクノロジー」の大いなる利器について振り返ってみようかと思います。
今を遡る事70余年、ある偉大なエンジニアがクッキングの概念を再構築し、キュイジーヌの壁を突破しました。
電子レンジは偉大な発明です。
アメリカの軍事メーカーであるレイセオン社のレーダー技師パーシー・スペンサーが1945年から1947年にかけて
発熱現象の発見から最初の製品化に至るまでの工程を導きイノベーションが開花しました。
もともとは軍事技術の転用だったなんて驚きですね。
ここで名前の語源シリーズ♪まめ・ち・し・き!
Percy(パーシー) : 生垣に突っ込む 転じて 障害に立ち向かう人
ペルスヴァル(Perceval)の語源としては、 perce(貫く)+val(谷)、すなわち「谷を駆け抜ける者」が有力である。
ジャンジャン♬
週末深夜、おいしいお弁当が食べれられるのも(パーシー)・スペンサー博士のおかげです。ありがとう!
というわけで集計結果です。
1.マルチクッカー 5
2.ゴーフライイーズ 34
3.お薬手帳カバー 18
4.ぴよログ 171
5.倍速視聴 127
6.マジックティント 3
7.ミールキット 397
8.時短 洗車 14
9.自動文字起こし 74
10.めんつゆ 999+
数値にバラつきは出ましたが、興味深い結果となりましたね。
補足情報・一言コメントを添えてもう一度振り返ってみたいと思います。
マルチクッカー:ポトフやリゾット、ヨーグルトまで作れる、低温調理でじっくりローストビーフも。キッチン家電の進化が著しいですね。
ゴーフライイーズ:お腹の大きくなってきた妊婦さんや抱っこで手が空かないママたちにも話題沸騰。これは画期的。
お薬手帳カバー:まとめてスッキリすると気分もアガる。これで保険証や診察券をなくすこともない。探せばかわいいデザインのもあるよ。
ぴよログ:おしっこやうんちの回数から授乳タイマーなどUIが使いやすく記録やデータ確認がしやすい!アップルウォッチとのコンプリケーション機能も便利。
倍速視聴:コンテンツを「鑑賞」するスタイルから「消費」するスタイルへ。しかし逆に劇中で説明的セリフを多用するなど作り手側の演出手法にも変化が。
マジックティント:まつ毛は染める時代!お泊りのときのすっぴんメイクにも大活躍。時短&ナチュラルがうれしい。
ミールキット:食材が使いきりだからフードロス削減にも貢献できる。最近ではラインナップが充実しているので献立に迷うこともなく、選ぶのが楽しみ。
時短 洗車:効率的な洗車ライフハックの需要は高くネット動画や各種グッズも盛んに喧伝されている。コイン洗車場を活用するのも一手。
自動文字起こし:Youtubeの自動文字起こし機能からボイスレコーダーでの議事録作成、動画製作ソフトでのテロップ作成など引く手あまた。
めんつゆ:「めんつゆは日本の食文化を壊す」論争も起こったが、「手間暇かけるってのは手段であり目的ではありません」
「大丈夫、100年後には今の流行りの食事が伝統的な食文化になってますよ」と人気の料理研究家リュウジ氏が鮮やかに反論。
今や現代人のライフスタイルに欠かせない調味料となっています。つぶやき数も999+で圧倒的な結果でした。
(ここで耳よりの飯テロ情報)
まんがライフで連載していた瀬戸口みづきさんの原作コミックスがドラマ化!
(同誌の休刊に伴い、電子書籍配信サイト『エッセイささくれーる』に移籍し、2022年9月6日から連載中)
BS松竹東急 土曜ドラマ
『めんつゆひとり飯』
2023年4~6月期のおすすめドラマとなっております。
ズボラOL役を好演する鞘師里保さんのTシャツネタにも注目!
サブスクではDMM TVで独占配信中です。
今回はこんな感じとなりました。
ここで挙げたアイテムを2つ3つチェックしていただいて、SNSやWeb検索で深掘りしてみることをおすすめします。
あなたの街/お茶の間の風景がいつもと違って見えるかも。
今後もみなさんのQOLを高めてくれそうなトピックに注目してアンテナを張り巡らせていきたいと思います。
ありがとうございました。
※2023/10/12ミニ追記:
「めんつゆひとり飯」ドラマ:リリース当初はDMM TV独占配信でしたが
10月からAmazon Primeビデオ・U-NEXTでも配信がスタートしました。
いずれかご利用中の方はトライしてみてくださいね。ゆるウマでおすすめです!
※ちなみに読売新聞日曜版で連載されている「猫ピッチャー」(作:そにしけんじさん)のマンガは会員登録すれば読売新聞オンラインで読めます
初給料は何に使う?新卒社会人のみなさん、もう会社には慣れましたか?
春トクキャンペーン/春割キャンペーン/春のキャンペーン等々…新社会人やキャリアアップを目指すビジネスパーソンに向けて
有料ニュースメディア各社の売り込み勧誘活動の力の入れようが花盛りとなる季節になりましたね。
日本経済はこれからどうなっていくのか…先の見えない不確実性に加えて世界情勢の荒波も避けられない大変動期。
報道を安易に信じてはいけない、メディアリテラシーを身につけるべし、なんて言われますがそれは情報強者には前提条件であるかもしれないけれど
そもそもニュースを読み解く基礎事項とか政治経済の羅針盤さえ備わっていないのにどこがニュースバリューなのか正直ピンとこない
…そういった"基礎体力不足"に悩む若い方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。
体力と言えば筋肉は裏切らないし自己肯定感をあげてくれるものでありますが
ニュースにはいくら詳しくなってもエライと言ってくれるわけでもないしネット論争は散々だしかえって憂いが増えるだけのイバラの道かもしれません。
でもそんな頼りない身であってもフェイクニュースには振り回されたくないしメディアが角度をつけてバイアスのかかったのを投げてきているな…というのくらいは見抜ける眼力を身につけておきたい昨今
「ニュースの基礎体力」を高めていくために有料ニュースメディア界隈がにわかに気になってきました。
最近話題の街の「チョコザップ」はじめてみるかぁ、と同じノリで気に入ったのがあったらトライしてみるのもいいかもしれません。
忙しい現代人は昔ほどニュースに割けるリソースがありません。
トレンドは追いかけたい、コンテンツ消費や推し活にインスタキラキラ活動もあるしマッチングアプリや副業や創作活動に勤しみたいというのもあるでしょう。
可処分時間の奪い合いの中で、ニュースのサブスク:月額制有料メディアの価値が今問われています。
このインターネット隆盛の時代に、情報というものはタダで手に入れるのが常識となっておりました。
しかしネットの情報は玉石混交であり情報品質が安定しません。優先順位、基幹情報の区別も門外漢には区別がつきにくいというのも不安材料です。
思わぬ無駄な時間を浪費するリスクに気付いたユーザーは信頼性のある情報源を求め始めるようになってきています。
そこへ加えてやはり動画の情報量は冗長、文字媒体の方が情報量が断然多いということがわかってきました。(検索性、一覧性、語彙表記性)
ユーザーは信頼できる文字メディアに回帰するのではないか、再評価の機運が高まってきている趨勢というものを感じています。
というわけで今回もYahooリアルタイム検索アプリを使って目ぼしい有料ニュースメディアをピックアップしてツイート界での盛り上がりの様子を可視化してみました。
メディアが生き残りを賭けてデジタル戦略の構築にしのぎを削っている中で本リサーチは頼れる指標となるのではないでしょうか。
注目の調査項目はこちらです↓
ちょっと注意点を申し上げますと今回は各サービスの具体的な価格についてはあえて解説しておりません。
メディアのアピールの特性やプランのラインナップの組み立てなどいろいろ評価軸が多すぎて単純にこれはいくら!みたいに処断するのが適切でないからです。
それに価格やプランは時々刻々変動するものであります。ひとくち解説を添えてありますのでトータルのフィット感というのを評価して判断していただきたいです。
また各アプリやインターフェースについての評価は、実際に使ったことがないのでこれも言及しません。
草稿編集時点では後の祭りですが「毎日新聞デジタル」というワードは「信濃毎日新聞デジタル」というワードをノイズとして拾ってきてしまっているのであまり参考にならないかもしれません。
ただ大手のメディアでもありますし価格的にも特典的にも魅力的なプレゼンスを持っていると思いますので列挙候補に入れる要件は満たしていると思いますのでご容赦ください。
プレジデントオンラインはオンラインは無料登録でリーチ広く(PV重視)、物理雑誌の定期購読をデジタルバックナンバー閲覧をつけて縦の展開。ちょっとプラン展開が他と異なります。
そして日経新聞系については横展開もしているのでサブメディアについても採り上げました。
日経xTECH(にっけいクロステック):ITや製造業・土木・建築・インフラに至るまで技術領域を広くカバー
日経MJ(Nikkei Marketing Journal):消費と流通、マーケティング情報に特化したメディア
と2つくらい候補がありましたが当ブログは一応ペンタクラスタキーボードというテック系のジャンルにも関係してくると判断したので日経xTECHのほうを最終的に採り上げました。
それでは気になる集計結果はこちらです↓
調査期間:2023年4月8日-4月9日(2日間)
1.日経電子版 25
2.日経xTECH 2
3.幻冬舎ゴールドオンライン 327
4.朝日新聞デジタル 999+
5.毎日新聞デジタル 86
6.Business Insider Japan 92
7.東洋経済オンライン 245
8.プレジデントオンライン 489
9.ダイヤモンドオンライン 866
10.クーリエ・ジャポン 288
各項目のひとくちメモを列記します。
・日経電子版▶経済ニュースの決定版。朝刊・夕刊の新聞記事が過去3ヶ月分検索できる。
・日経xTECH▶日経クロステックは、テクノロジー×ビジネスの最前線でさまざまな産業分野の技術者とビジネスリーダーに向けたデジタルメディア
・幻冬舎ゴールドオンライン▶富裕層向け資産防衛メディア
・朝日新聞デジタル▶新聞記事は過去1年分(ベーシックコースは不可)、朝日新聞デジタル掲載記事は過去5年分をご覧いただけます
・毎日新聞デジタル▶プレミアムプランでは「サンデー毎日」「週刊エコノミスト」「ウォール・ストリート・ジャーナル」が読める
・Business Insider Japan▶若年層の人気を集める、米国で台頭するベンチャーキャピタル支援型の新興有力メディアのひとつ
・東洋経済オンライン▶上下硬軟カルチャー織り交ぜ。社会をよくする経済ニュース
・プレジデントオンライン▶ビジネス誌の雄がデジタルに展開。ヒキのあるタイトルで若者層の取り込みも狙う
・ダイヤモンドオンライン▶ダイヤモンド社発行の人気書籍が読めるほか、バックナンバー10年分以上、「ウォール・ストリート・ジャーナル」が読める
・クーリエ・ジャポン▶WSJはじめ海外の視点・日本がどう報じられているかがわかる。毎月5冊、知識人の勧める電子書籍が読める
意外な数字が叩き出されましたね。順を追って寸評しますと
日経系の数字があまり伸びない…不甲斐ないというか殿様商売というかSNS上での言及があまり芳しくないご様子。
調査期日が土日だったというのも関係してくるのでしょうか。それにしても意外な数値です。
それに代わって躍進しているのが朝日新聞デジタル…DX戦略に力を入れ開発体制の内製化でよりユーザーニーズをつかみSNSリーチも広いようです。
余談ですが朝日新聞デジタルは4月19日、言論サイト「Re:Ron」(リロン)をオープンしましたとのリリースが。
実質オピニオンサイト「論座」のリニューアルとなるところですがコンセプトは「立ち止まるためのメディア」とのことでデジタル展開とのシナジーやメッセージが気になるところであります。
東洋経済・プレジデント・ダイヤモンド(雑誌媒体)については楽天マガジンという灯台下暗しが急浮上。ネット記事目当てでなければ経済3誌だけでなく
月額418円(税込)で1000誌以上が読み放題というのも魅力的ですね。楽天経済圏の人は要チェックかも。
というわけで
最近は慣れてきてしまったのですがたしかに、「この記事の続きは会員登録で」みたいな文章を見るとゲンナリしてしまうんですが
なんなら複数サイトを束ねて横断的に一本化してくれよ、というのならぜひ見てみたい…そんなうっすらとした希望はありますね。
なんか聞く話によると
アメリカ人の20%がニュースに課金していて、その課金先の半分がNew York Timesとのこと。日本は8%で最下位グループだそう。ですって。
あらら日本人、情報への投資が少なすぎる…のか?…心配なところですが日本はかなり特殊で
Twitterの言論空間が異様に発達してきていますから瞬間湯沸かし器みたいなクソムーブがなければ本質情報はちゃんと埋蔵されていると思いたい…
…でも埋もれてしまうのが心配なんですよね、なんか最近の仕様変更なのかログインしないと検索できないようになっているのがちょっと心配です。これだとただのイナゴメディアになってしまう(厭)。
アメリカ発といえば2017年のローンチ以来、着実に成長を遂げているSubstack(サブスタック)の存在も目を離せません。
ニュースレターを個人で発信することができ、ブログみたいな使い方もPodcastとの連動もあり収益化も可能。
日本ではすでにnoteというプラットフォームが立ち位置を確立しておりますが日本での動向はまだ未知数です。
しかし大手メディアの林立する中、クリエイターエコノミーを掲げ独立性も高い、ジャーナリズムの展望を変える存在だと言われています。
個人の発信力が大手の発信力に肩を並べる…そんな時代がやってきているのですね。
このSubstackはつい先日Twitterと同様の新機能「Notes」を正式に公開したばかりでもあり
日本でもTwitterの地殻変動もありますし、個人ベースのニュースの狩場が「粒度変化」していくことも十分考えられます。
この記事では計測のまな板に乗っけられませんでしたが今後も注目していきたいです。